7月5日(水) 長刀鉾の稚児舞
本日は、長刀鉾で稚児舞が見られるとのこと。
「15時30分からかぁー。いけるな」
本日のお仕事等を確認しつつ、にやにや。
ふだんは平日は職場にこもりきりなので、平日のお昼にお祭りを見に行けるなんてないので、嬉しさ倍増です。
鉾の巡行は毎年くじ引きできまるのですが、長刀鉾は唯一「くじ取らず」の鉾として、先頭と決まっています。
現在では唯一、生稚児が乗る鉾でもあり、ちょっと特別感のある鉾です。
鉾の保存会の場所も、大通りに面していて、わかりやすい。
いまだにあんまり詳しくない私でも、地図なしでわかります。
というわけで、余裕ぶって15時15分ごろ四条に到着。
ちょっとはやめに着いたなーと思っていたら、もう始まってる……?
慌てて確認すると、吉符入りが15時から、稚児舞は15時15分からでした。
初めから見たかったけど、ぎりぎりセーフか……?
保存会の2階は大きく開かれ、窓が開くというよりも壁がなくなっている感じ。
その真ん中には、藤色の着物に若草色の裃をつけた白塗りの御稚児さん。
両脇には、うちわをもった禿の少年。
その横にずらりと控えるのは、保存会の男性陣。
音楽にあわせて、お稚児さんがゆったりと舞い、2階から身を乗り出すようにしてバチを鳴らすのが、この舞のハイライト。
まだ体も小さい少年のこと、がっつり身を乗り出しての舞は迫力があるというよりも、神聖なものに見えます。
お稚児さんが落ちないように脚を支えているのは、お父様なのかな。
ゆったりと左右に動くお稚児さんの動きを見ていると、受け継がれるもの、受け継ぐものの清廉な雰囲気を感じます。
お二階からご利益をいただく感じ。
ふと視線をそらすと、小雨の中、テレビや新聞のカメラに混ざって、和傘をさしたお着物の女性が誇らしげに二階を見守っていました。
お稚児さんたちのお母様方なのかな。
……いいなぁ。
私もはやく結婚して、子どもがほしいなぁとしみじみ。
そちらのほうも拝みたくなりますが、完全に不審者なのでぐっと我慢。
保存会のすぐ前の通路は混み始めたので、いったん離脱して、信号をわたり、反対側の道へ。
こちらも外国の方や、周囲で働く方々でいっぱいですが、近くで見るのとは別の趣があって楽しい。
高いビルの間に、古色然とした衣装を着けたお稚児さんが舞っているという不思議感は、道をへだてて見るときの楽しみです。
お稚児さんの舞は基本的にシンプルなものの繰り返しなので、目の前をバスが通って見えなくなっても、穏やかな気持ちで見られます。
なんとなく幸せな気分になりつつ、離脱です。