6月30日(金) 夏越の祓
7/6 読み直したら、わかりにくいところが多々あったので加筆。
この後の祇園祭の説明もわかりにくいところいっぱいありそうなので、順次なおしていきます。
これ以上、中に説明を組み込みにくかったので、後書きで補足しています。
夏越の祓だというのに、大雨。
と思ったら、終業時間にはさらっと雨があがってた。
わーい。
レインシューズに長傘もちというハンデはあるものの、大雨よりは千倍マシ。
2017年も、もう半年が過ぎ。
……あいかわらず結婚したい願望はやまやまなのに、まったく進展のない婚活とか、仕事とか、資格の勉強とか、その他もろもろでつもりにつもった厄とか、自家製の怨念とか祓いたい。
本気です。
ので、同僚たちと終業時間をずらし、会社の近くの神社で茅の輪くぐり。
日ごろから熱心に信仰している伏見稲荷でも茅の輪くぐり。
先日の休日には、八坂神社と粟田神社と平安神宮でも茅の輪くぐってきたし。
これで、厄はばっちり祓えてるはず!
こういう思考回路が気持ち悪いって知ってる……。
しかし最近、京都では観光の方々が増えていることもあり、有名な神社周辺のお店リサーチという重要な業務を兼ねているから、ギリギリセーフ……じゃねーな。
スピリチュアル好きな友人にすら、ひかれるレベルだよ。
でも神様って、思いがけず願い事叶えてくれるから、やめられません。
せっかくいただいたチャンスを、うまくいかせてなくて、ごめんなさい神様。
ところで、八坂神社と伏見稲荷といえば京都でも指折りの観光地です。
そのせいか、茅の輪のところで写真を撮っている人が多かった。
撮影スポットじゃないよ?
厄払いの行事だよ?
と、つっこみたくなる。
けど、まぁ、写真はね。いいですよ。
大人が立ったまま歩ける茅の輪、インパクトありますもん。
くぐっているところ、写真とりたいですよねー。
動画とってるらしいかわいい女子の集団が、茅の輪を連続ジャンプしてくぐっていたのもびっくりしましたが、かわいいのでよし。
目の保養です。
だが、しかし。
茅の輪を逆走してまで、いいポジション探しつつ、写真とってる方々は、ご本人的にいいのか?
本気で気になります。
くぐることで厄払いになる輪を逆走って。
他人の厄が払った厄をもらっちゃうことにならないのか?
それともあえて「他人の厄も、俺が引き受けてやるぜ!」っていう、ヒーロー的ななにかなのか?
それとも単に、茅の輪がなにか知らない人なのか?
でも、日本人っぽかったのですが……。
謎です。
ちなみに、伏見稲荷では、奥の院までお参りに行って戻ってきたら、社務所閉まってて、お家用茅の輪いただけませんでした。
「いいんだ……!私、いっぱい厄払いしたから!これは、もう、私には祓う厄などないっていう神様からのメッセージなんだ…!」
などと強がりつつ、
「なんで行きに買わなかったー……。あの時なら、社務所あいていたのに!まだミニ茅の輪、売っていたのに!……あぁ、こうやって、後ででもだいじょうぶと思って後回しにしたことが間に合わないっていうの、現実でもよくあるのねっていう示唆なの?結婚とか。結婚とか。結婚とか」
と本心では落ち込みつつ、帰宅したのですが。
帰宅したら、母が家用茅の輪を飾ってくれているではないですか……!
話を聞くと、今朝、私が猛プッシュした粟田神社にお参りに行き、いただいてきてくれていたとのこと。
やったー!!
東山にある粟田神社は、某刀剣擬人化ゲームとコラボされていた際に訪れて以来、大ファンになった神社です。
東山という平安神宮にほど近い行きやすいエリアにあるのに、そんなに観光地化されておらず、地元の方々の信仰はあつく、こういった行事も丁寧になさっていて素敵なのです。
夕方の5時にはしまってしまうので、私自身はこちらの夏越の祓には伺えなかったのですが、日曜日に茅の輪だけでもくぐらせていただこう…と訪れたところ、今まで見た中で一番丁寧な茅の輪くぐりのお作法が書いてあったので、さらに好感度アップしていたのです。
母は運がいい人なので、よくおすそわけをいただきます。
今回も、母は粟田神社は初のお参りだったにもかかわらず、偶然にも祓の儀式の開始時刻に到着し、儀式にも参加させていただいたとのこと。
「いやー、ああしてちゃんと儀式に参加したのは初めてだけど、よかったわ。神主さんについてまわれて、手順もよくわかったし!」と興奮気味に話す母の話をききながら、粟田神社さんでいただいたという水無月をいただきました。
……ここここれは、手遅れと思っても奇跡的に間に合うかもっていうお告げか?
だったら、いいのになー……。
明日からは、祇園祭。
今年は初日が土曜日で休日だし、きっちりフルで1か月観察する。予定。
【夏越の祓】…6月30日に半年分のケガレを祓って、後半半年の息災を願う儀式。
【茅の輪くぐり】…夏越の祓のひとつ。この日のために、神社では大人が立って歩ける大きいサイズの輪を茅でつくって設置してくださっています。これを決まった言葉を唱えつつ、3回8の字を描くように回ると厄払いになるといわれています。
手のひらサイズのお家用茅の輪は、神社によっては販売してくださっているところあり、茅の輪をいただいて自分でつくってねというところもあり、様々です。
【水無月】……6月30日に食べる定番お菓子。ういろうの上に小豆がびっしりあるものです。三角のういろうを氷にみたて、厄払いの小豆をのせた夏の祓にふさわしいお菓子。食べないと落ち着きません。