第7話「智を司る蛇」〈7〉不死者の行進曲(マーチ)
死者の荒野編。前編。その前に仲間を思い出しながら書いてみました(*´Д`*)
うろ覚えすぎて、それぞれの一人称に違和感が(汗)文章増量にてお送りしますw
第7話「智を司る蛇」〈人間の本当の価値は、すべてが上手くいって満足している時ではなく、試練に立ち向かい、困難と戦っているときにわかる〉The ultimate measure of a man is not where he stands in moments of comfort and convenience, but where he stands at times of challenge and controversy
草創歴0444年5月22日〈7〉
無性にハムコちゃん(赤毛の巻き毛さん)の肉団子が懐かしい。
とは言え、こちらは辺境。相も変わらずジュウジュウと脂を落としながら目の前で焼けるのは「毒蛇」の切り身。
いや、大好きですけど?毒蛇。今夜の主食は串刺し肉です。
しかし、モクモクと上がる紫色の煙を恐れながら見詰めるのは、ようやく「太陽王の巫女」としての洗礼が終わったばかりのカリアである。あと、やつれた若き技術士官君だ。
よせよ。そんなに見詰めると照れるぜ。
《別に、君の事を見詰めてないと思うけど。…約1名はそれっぽいけど(小声)。》
ベネめ。とても良い突っ込みだ(笑)本家とえらい違いだよ。
揺光。約してベネ。
我が愛剣に宿る擬似アムドゥシアス…と言う、ややこしい相棒だ。
さて、俺達は「祭祀の里」から遅々とした足取りで火蜥蜴爺さんの「太陽の祠」に戻って来たわけだが。
『悪かったのう。儂の脚が遅くて。』
火蜥蜴爺さんが不貞腐れて言った。さすがに歳のせいか、頭上の枝にもたれかってグッタリしている。火蜥蜴爺さんの炎は物質化してないんで、燃え移らないが、微妙に周囲を暖かくさせる。即席の暖房だな。
いや、まあ、それは置いておいて、火蜥蜴爺さんも頑張ったとは思うけどな。そこは大嵐に比べたら二桁ぐらいは下がっちまう。
『そんなに差があるんかいっ!?』
まあ、気にするな。気にしたら負けだぞ?
それに、火蜥蜴に騎乗して空を飛ぶってのも良い体験にはなったしな(笑)。
《普通、火蜥蜴ってそんなに大きくないし、飛ばないけどねぇ。》
実際、「祭祀の里」でのゴタゴタも1日で片付いた事だし、ここに戻って来るのに半日だ。多少、時間的にはロスしたが、当初の目的(カリアの洗礼)も済んだ事だし、全員が集合出来た事に俺はささやかな満足感を得ていた。
全員とは言っても、若き技術士官君には見えてないけどな(笑)。
首都ジュライを出るときには、俺と大嵐、彗星しか居なかったのだが…そう言いながら、俺は傍らで行儀正しく正座をする彗星に焼き串を一本、提供をする。
『メェェェ(嬉)。』
ああ、癒される。
黄金色のモコモコの毛玉感の羊手触りは相変わらずだ。
嬉しそうに肉を頬張っている。肉はまだまだあるぞ〜。
大嵐は草を食べに行っている。放牧中。
実際は、周囲の警戒を買って出ていてくれてるのだが、そこは大嵐の威圧感。そこにいるだけで魔物は恐れを抱いて出て来ないわけである。
大嵐様様だな。
さて、ここで我が隊を振り返ってみよう。なんせ、新顔が多すぎる(笑)。
1番手は、我が隊イチの常識派にてツッコミ役…「金魚ちゃん」!
…は、俺達の遥か頭上で周回中。
って言うか、もはや金魚とは名ばかりの大型魚にて、虹色の鱗輝く元 水生獣。今では高位水霊族の聖魚種?らしい。
「…どこらへんが常識派なのかもはや分からんな。」
《と言うか、唯一の常識派が水生獣って言うのもどうなの?》
そう、それそれ。
『…悪口、聴こえてますっ。』
頭上からの念話ツッコミ。恐れ入ります。
いや、悪口じゃないんだけどね。
2番手は、我が隊の隠れ女王様たる「お花ちゃん」だ。
『呼びましたですのぉ?』
このおっとりした口調に騙されそうになるが、もはや鞭をも似合う高位花霊族と成り果てている。
階級的には天王花・皇族種(薔薇科)とやらに進化。
大きさ的には小精霊並みに大きくなった。とは言え、身長1メートル弱だ。お人形さんみたいに可愛いけどな?
『可愛いですのぉ?ポッ。』
…いやあ、これが元 天人花だったとは信じられん。
いわば道端に生える草も同然のやつだ。ゴミみたいなヤツだ。
《ひどい言い草だけど、まあ、異常進化ではあるよね。…原因は分かってるけど。》
「世界樹を丸々一本、吸収しちまってるからなぁ。」
…なんだ、その白い目で俺を見るんじゃない。全員で!?
ゴホンっ。3番手に移るが、見た目は可愛い子狐にして、中身も可愛い子狐の「天使ちゃん」だ。
《それ、ただの子狐じゃない?》
「そうとも言うし、今や彗星に並ぶ、俺の癒し系2番手だからな。」
まあ、天使ちゃんだけは、若き技術士官君にも実体として見えてはいるが、よく見ると2本尻尾だし、霊体の翼が生えているという変わり種。
その名もズバリ、高位土霊族の仙狐種。
でも見た目は白銀色の美しい子狐ちゃんだ。
「ほら、天使ちゃん。お前にもお肉をあげよう。」
『…コンっ(プイ)。』
そっと差し出した毒蛇の肉串を、俺の肉を…顔を背けて拒否だとっ!?
…そんな仕草も可愛いな!
《ダメな飼い主っぽいねぇ。》
「ほっとけ。」
お次の4番手なのだが、こちらは現在、俺の腰の一刀たる「妖刀・鵺」に納まってはいるものの、コラっ(怒)勝手に出ようとするんじゃない!
『ニャあああ。』
さすがに若き技術士官君の前では出せない、馬鹿デカい猫である。
《あながち間違ってもいないけど、それでも妖怪神 だし、合成獣だし、並みの魔獣を大きく上回る存在なんだけどねぇ。》
「ただの猫だし、それ以上でもないしそれ以下でもないな。」
何かと言うと、すぐに爪を研ぎたがる。柱はボロボロにするし…ヤバイな、コイツ。
ジュライは元より、地底都市で飼えるのか?
『ニャあっ!?』
《まあまあ。亜人の森で、闘種君達に面倒を見て貰えば?》
おう、その手があったか。
あっちには我が忠実なる息子(?)、赤道もいることだし、躾けには丁度良いか。あれも化け物だしな。
言うこと聞かないと丸焼きの猫焼きだな。
『ニャあああああぁぁぁぁー!?』
…いや、冗談だし。
何しろ、コイツには念願の「猫に小判」と言う「隠り世空間」があるのだ。
あの「歩く荷台」こと勝利者と同様の固有能力であり、どんな物でも無制限に異空間保存及び収納できると言う優れもの。
ようやく、俺の個人用収納空間が入手出来たわけで、これはもう秘密結社様様の大感謝だな。悪くはない結果だ。
《例の秘密結社さんからしたら、大迷惑だろうねぇ?》
「こんだけ迷惑掛けられてんだ。逆にもっと奉仕してもらいたいぐらいだな?」
我が前に立ち塞がる「偶像乃巫女」なる秘密結社。
まあ、俺個人として派手に暴れて注目を引きつけるってのが、本来の計画(アムの計画)だったんだが、大聖母を潰した時点で、ほぼ壊滅と見るべきか?
《それはどうだろう?あくまで表面部分と見ていいんじゃない?リムルブルグ以降も、どうも動きがあるようだし。》
確かにベネの言う通り、海岸の村…まあ、もう俺のモノだが(笑)。
あそこでも「腐敗の王」とやらを解き放った奴…間違いなく秘密結社の残党だろう。
『のう。その秘密結社とやら…儂が潰して構わんじゃろう?』
おいおい、火蜥蜴爺さん。いい歳して熱くなるんじゃないよ。
少し温度が上がったようだ。
若き技術士官君がキョロキョロと周囲を見渡している。
んな訳で、4番手がこの火蜥蜴爺さん。
こんなんでも高位火霊族の「裁きの王 (ワジール)」とやらで、この「太陽の祠」の主であるとかないとか?
『いや、儂、ここの主じゃぞ?』
まあ、そんな話はどうでもいいか。どっちにせよ、俺の眷属となったからには、火蜥蜴爺さんも俺のもの。この祠も俺のもの。
ここは避暑地開発してみるか?
《辺境過ぎて集客が望めるかなぁ?あの海岸の村の開発次第だね?》
赤字は覚悟だが、安全さえ確保出来れば魅力的な環境だろう。最終的に利益を回収できれば御の字だ。
それと商業ルートの独占と通信網だな。通信網の確保には、住処を失った小精霊が役立ちそうだ(笑)。交渉役も入手したからな。
《末恐ろしい男だねぇ、君は。そこまで計算尽くで?》
ただの偶然だがな。
『う〜ん。むにゃむにゃ〜〜。』
って言うか、こいつ寝過ぎじゃねえか?ビックリするほど寝てんだが、これが噂の交渉役…え、コイツ、交渉役とか出来んのかな?
元、祭祀の里の小精霊、蝶々ちゃんである。
甲斐甲斐しくお花ちゃんがお姉さん気分で世話をしているようだが。
『あらあら、そろそろ起きるのですのぉ。』
無駄だ。我が隊の5番手は、多少の天変地異では目覚めないだろう。お姉さん気分も空回りだな。
これでも高位風霊族に進化して、虹色の蝶の羽が生えた美少女。それがムニャムニャと無防備に寝ているわけである。鼻ちょうちんである。
おいおい、無防備過ぎんだろ。
何かあったらどうするつもりだ?
《固有能力・自立型防衛術式「宵月」、発動》
なっなっなっ…なんだぁ!?
眠り続ける蝶々ちゃんの全面に浮かび上がる、闇色の盾…というか、これ、仮面?
「おいおい、どうなってんの?お前さん、消滅したんじゃなかったっけ?」
それは明らかに、あの「宵月の仮面」で、本体である「夜の王」の消滅と共に消え去った筈…なのだが。
《自立型防衛術式「宵月」とは、忘却の固有能力〈胡蝶の統合核〈10%〉〉に内蔵された「宵月」の残留思念を基に再構成された結界であり、自我を有せず、自動防衛本能に特化した機能です。》
その解説、ホントかあ〜?
《………。》
ともあれ、本人が寝てても完全防衛してくれるってんなら有り難い。
戦場では放置決定だな。
◆ ◆ ◆
夜が明けた。
グッスリ寝たんで気分は上々だ。
腰が痛いだのなんだのと、弱っちい若き技術士官君にカリアを任せ、その軍装馬車で「海岸の村」まで送り届けさせる手筈だ。
無論、道中に何があるか分かったもんじゃないんで、自分の巫女が心配性の火蜥蜴爺さんについて行かせる事にしたわけだが。
「火蜥蜴爺さんよ、ちゃんと合流できんのか?」
戦闘力に関しては、祭祀の里で見た通り可もなく不可もないんだがなあ。
ずっと祠に引き篭もってたし、何しろ歳だからなあ。
『酷い言われようじゃぞっ!?』
となると、もう任せられるのは金魚ちゃんぐらいのものだ。
「すまんが、金魚ちゃん。頼めるか?」
『仕方ありませんねっ。合流地点は死者の荒野方面。定時捕捉として、水面のある場所で声を掛けてくださいねっ。私の聖流操作で感知しますわっ。』
何て出来た子だろうか。どっかの「じゃ〜じゃ〜姫」とはえらい違いだ。
《あの子はあの子で、水鏡の祭壇を造るので大変だとは思うけどねぇ。》
「その水鏡の門が予定通りに完成してれば、行ったり来たりでこんな苦労しなくても良いんだがな(怒)。それで主としての管理も滞るとか(怒)。」
まったく、机上の計画ってのは上手いかないもんだな。
ともあれ、俺は大嵐の背に跨り、発進する軍装馬車を見送る。
その軍装馬車に護衛として寄り添い進む火蜥蜴爺さんと金魚ちゃんを送り出し、進路を北へ。
無論、俺の頭の上には彗星。
大嵐の頭の上には天使ちゃんだ。
これはもう定位置と言えなくもない(笑)。
更に、俺の右肩にお花ちゃん、左肩には蝶々ちゃんが腰掛ける。
『もう起きるですのぉ〜。』
『あら〜?あたし、まだ眠いの〜。寝ても良いかしら〜?ムニャムニャ。』
おいおい、落ちるなよ!
なんと言っても、大嵐の速度は音速を超える。しかも飛翔する。
優に先行している筈の「羅刹」の隊員を追い抜ける目算である。
「お花ちゃん、蔦で縛っておけ。んじゃ、大嵐、任せるぞ!」
俺の一言に呼応して、逞しき黒馬は嘶きを上げる。
「ヒヒヒィィィーーーーン!!!」
《固有能力・疾雷の蹄、発動》
フワリと地面から浮き上がると、その蹄から紫電を発しながら上空へと駆け上がっていく。
『………ん〜〜!?なっ、なにごとなの〜〜〜〜!?』
そりゃまあ、火蜥蜴爺さんの背中とは訳が違う。
吹き飛ばされそうになり白眼を剥いた蝶々ちゃんの身体は、お花ちゃんの「世界樹の棘蔦」でグルグル巻き。
今や大嵐に引き摺られる感じにもかかわらず、奇妙にも白眼を剥いて熟睡中(気絶中?)。
《逆に恐れ入る大胆不敵さだねぇ。》
確かにこりゃ、大物かも知れんな。
数分進むと眼下では景色が変わり、草原を抜けた先に赤茶けた砂地の丘砂が広がり始める。
枝分かれした河川もこちら側には流れ込んでおらず、じきに乾燥地帯に突入した。
《地理的には、そろそろ「死者の荒野」の渓口に到達するねぇ。》
火蜥蜴爺さんにはああ言ったものの、地理などトンと把握してない俺だ。地図などベネの本体であるアムに任せて久しい。
「適任適所ってやつだな。」
《上手い言葉を知ってるねぇ。ところで〈竜顕現〉を発動してるんだけど、北西2000メートルの地点でナユタ君とその直轄兵50名を捕捉したよ。どうやら足止めを受けてるみたい。》
はあ?「死者の荒野」とやらにまだ入ってもいないし、予測していたよりも進んでないな。
ナユタ少年どうした?評価点が急降下だぞ?赤点だ。
「まあ、足止めってのが気になるな。一旦、降りてから接触するか。」
っと、その前に、後方に引き摺られたままの蝶々ちゃんを回収する。
蔦でグルグル巻きのまま小脇に抱え、大嵐にも急降下を指示。
『もう朝なのかしら〜?ムニャムニャ。』
「まったく、コイツは。」
「メェェェェ〜♪」
え?急いだ方が良いって?
彗星がそう言うなら急ごうか(笑)。
一方その頃、孤立しつつある「羅刹」のナタク・ゴブジョウであったが、後方にて隊員に防御陣形を敷かせている故に、早々と引くわけにもゆかず、手傷を負い初めていた。
それでもこの多対一を凌いでいるのは、ひとえにナユタ少年の剣の技量とまた、乗馬技術の為せる業であろう。
だが、愛馬である「獄炎馬」の疲労も蓄積されている。動きに機敏さが無くなっていた。
「隊長っ!!」
部下の不安げな声が心を奮い立たせる。
我が羅刹刀に曇りはない。
しかし、ここで全力を示すわけにもいかない。
自分の使命は、彼という存在を見極める為にあるのだから。
それが主、ラシャ・コウヤショウから与えられた密命。
ここは局地戦を続けながら戦線を維持しつつ、退路を確保すべきだろう。道は被害を最小限に抑えつつの撤退の一択だ。
「…しかし、この死人の量は…どこから湧いた?」
未だ「死者の荒野」にさえ足を踏み込んでいないと言うのに、この事態は近年稀に見る事態である。前例がない。
単に死人が大量発生しているのか?それとも死者の群れを指揮する異質な存在が誕生したものか?
「…死者を統括出来る死者など、それこそ死役者や黄衣の魔術士ぐらいでしょうね。」
ナユタ少年の額に薄っすらと汗が浮かんだ。
少なくとも、国家存続の危機にも等しい事態だ。
こんな時に、その件の人物が行方を眩ましていると言う事態も拍車を掛けている。
東方風の車輪の轍は、確かに消された痕跡はあるものの、この先に通ずる「死者の荒野」に立ち寄っているのは間違いない。
陽動の可能性もあるが、そこを襲撃した死者の群れとの相関関係は?
キィ…ン!
また一体、骸骨兵の腕骨を錆びた剣と共に跳ね飛ばし、胴体を寸断した。
しかし、焼け石に水とはこの事だろう。
眼前には数百を超える死者の群れが蠢く。何より腐臭が酷い。
とは言え、前述の骸骨兵や屍者が大半なので、ナユタ少年にとっては大した敵ではないものの、ある意味消耗戦に等しい。疲労と言う消耗だ。
しかも、更に上位の塚人や死霊になると、そう言った魔物は実体を持たない。
ナユタ少年の「反射呪言」ならば、幽体もろとも切り裂くことが可能であるが、部下である隊員になると手も足も出ないだろう。
「…そうなる前に、撤退をしたいが…。」
厄介にも、彼等が保護した傭兵グループが「足止め」となっていた。
あえて防御陣形を成して戦線を築いているのは、その背後に負傷著しい彼等を匿っている為である。
その人数、3名。
元は4名による傭兵グループで、階級はB。上位階級のグループと言える。
グループ名を「聖威団」。
女性3名。男性1名の構成であるが、男性1名は退避時に死亡したらしい。
恐らく、今頃は死者の群れの仲間入りだろう。
「ああっっ。助けてぇええええ。助けなさいよっっ!!私を誰だと思ってんのよっっ!!」
「聖威団」の隊長であると思しき「キノ・シックザール嬢」が喚き散らしている。
たちが悪いことに、確かに彼女はお嬢様でもあり、しかも「聖ラムサ王国」からの亡命貴族であり、サイレント侯爵家預かりの男爵家である。
亡命貴族と言えども、まごう事無き煌王國貴族であり、であるならば傭兵大隊に所属するナユタ少年には否も応もない。
「早くゼノを助けなさいよっ!!この役立たずどもがっ!!」
放り出したい気分だ。
現に、隊員の何人かの額に血管が浮き出ている。
そもそも、傭兵ギルドに所属する彼等が、この死者の荒野を狩場にする事は珍しくない。
ならばこそ生死は自己責任であるし、たまたまこの渓口で保護して感謝される事はあっても、標的となって魔物を釣る行為は組織内でも忌避される行動だ。
「キノ・シックザール殿、下がりなさい!!」
「私に命令するんじゃないわよっ!私は男爵家の長女よっ!!」
だからどうした、である。
そう言う意味で、あの人が羨ましい。あの人なら、平気で殴り飛ばしてくれただろうか?
「僕はナユタ・ゴブジョウ士爵である。爵位を継いでいない長子風情が、戦術に口を挟まないで頂こう。不服があるならば、帰都後、傭兵大隊ラシャ・コウヤショウ男爵を通じて、意見を上げて頂いて構いませんが。」
そこまで言って、ようやくキノ・シックザール嬢は歯ぎしりをしながら口をつむぐ。
と言うのも、ナユタ少年自身、隊員達が築く戦線にまで下がらずにはいられない状況であったからだ。
悪い予感と言うのは当たるものだ。
隊員達に動揺が広がる。
死者の群れが二つ割れ、そこに新たな群れが浮かび上がる。
実体を持たない幽体の亡霊。死霊がおおよそ100体。それらが放つ魔素が大気を歪め、威圧を伴って吹き付けてくる。
「これは…どうしたものでしょうか。」
そして、その先頭で指揮を執る「黄衣の魔術士」…5体。
この「黄衣の魔術士」と言うやつは、一体でS級に分類される魔物である。
本来、神代級の深層迷宮の最下層、支配者として記録され、たった一体で一都市を滅ぼせる災害級の魔物と認知されている。
しかも、配下の死者を無条件に存在強化する「屍の傀儡」なる固有技能を持ち合わせているのだ。
凶悪この上ない。
それが5体?
「ありえない。しかし、現実ですか…仕方ありませんね。」
ナユタ少年の中でカチリと何かが噛み合う。
逃走が成功する確率は五分五分。
総てを見殺しにして、総てを盾にして脱出する。勿論、たった1人で。
だが、その時、死者の群れの後方で異音が炸裂した。
死者が絶叫?いや、この獣の唸り声は何だ?ともあれ…。
「死者の群れの陣形が崩れた!!この隙を突いて撤退します!!」
ナユタ少年の指示にハッとし、戦線を維持する隊員達が動き始める。
彼自身も、魔素を受けて硬直したキノ・シックザール嬢を馬上に引き上げ、騎首を翻す。
もはや、後は追い縋る死者達を斬って斬って斬りまくり、南方面に突き抜けるしかない。
はたして、50人中、何人の部下が生き残れるものやら?
ナユタ少年は心の中で溜め息をつくのだった。
しかして、散り散りに駆け抜けていく隊員達の誰1人として欠損することなく生還した理由は…無論、奇跡なんかでは勿論無い。そんな偶然がある筈もない。
死者の荒野の渓口にほど近い丘陵にて、仁王立ちにて戦場を眺めやる「赤き竜人」…そう、ステリアス・シーヴァは戦場の後方に向けて、己が腰の小太刀を全力で投げつける。
『ニャニャヤヤヤャャャーーーーーーーーーーー!?』
小太刀から悲鳴も飛んでいく。
《そりゃそうだねぇ。何しろ「妖刀・鵺」だし。》
「聞こえてるな。哀歌は実体化したら、その死体共の半分ぐらいは蹴散らせ。何?幽体のは喰ってもいいかだと?勝手にしろ。囮にする半分は逃がせよ。」
『ニャっ!!』
「大嵐を筆頭に、各自、配置に着いたか?自己判断にて退却する傭兵大隊の隊員共を援護しろ。ただし姿は見られるなよ。では開始。」
匙は投げられた。なんてな。
先に大嵐&天使ちゃんの師弟コンビ(?)と、我が癒しの彗星、天然だが反則技満載のお花ちゃんは三方向から配置済み。
ん?蝶々ちゃん?
こいつは未だに蔦でグルグル巻きのまま、俺が背負っているが何か?
『ムニャムニャ…グ〜。』
「まあ、コイツのことは置いておいて、どうもその凶星とやらだが…胡散臭いな?その災いが死者を増やしたにしろ、ここまで死者の群れが統制されてるってのは、人為的にしか思えん。」
まあ、それを炙り出す為の囮作戦なのだが。やってみなけりゃ結果は分からんがな。
《僕もそれには同意だねぇ。さすがに広範囲過ぎて〈竜顕現〉の照射が追いつかないけど、気になる数値は幾つか捕捉したよ。》
さすがはベネ。やる事にソツがない(笑)。
俺達の俯瞰と憶測を、理解不能とばかりに立ち尽くす霊体。
そいつは俺達がこれから駆逐しようとしている死者の群れに属するモノではない。
どちらかと言えば、死者の群れを駆逐せんと俺達にキッカケを作った存在である。
何と呼べばいいだろうか?
幽霊に近い見た目だが、触れると冷んやりと冷たい。
水色の衣に、はっきりしない顔が浮かび上がっている。表情は…う〜ん、よく分からん。
《種族的には氷霊族の〈霜男〉だねぇ。》
…らしい。
「アレか…東方大陸的には雪ん子とか、雪小僧だな?」
《まあ、近い種族じゃないかなぁ?》
『…むう、これでも齢80年の氷霊族なのだがな…。』
あっ、思ってたより年寄りだった(笑)。
《あっ、僕って言うか、僕の本体は400歳!》
「って言うか、火蜥蜴爺さんの方が更に歳上だろ?」
化け物揃いだった。
『………。』
だから、表情がよく分からん。
で、この霜男のヒラヒラが俺達に接触した目的なのだが、そもそもは「祭祀の里」に向かっていたんだそうな。
そうそう、もはや滅びに向かって一直線の、あの小精霊が住まう「夜の王」が支配していた場所である。
《誰のせい?》
知らん。
数分前、空から大嵐による急降下によって、この地点に降り立った俺達の前に偶然にも、コイツと遭遇したわけだ。
『偶然ではない。私の「霜の末裔」としての超感覚が…ここに「夜の王」が存在していると指し示したのだがな…。』
「夜の王ねぇ。」
思い当たることはある。俺の背中にな!!
こんなんでも蝶々ちゃんは一応、「夜の王」の後継者…だったっけ?
ちなみに、「祭祀の里」の生命線であった「世界樹」はお花ちゃんの中である。
お腹いっぱいだ(笑)。
『むう…未だに信じられぬが…本来であれば「夜の王」と小精霊達の助力を得る筈であったのがな…。』
いちいち辛気臭い喋り方をする奴だな。
で、その目論見は木っ端微塵となっていた訳だ。時すでに遅し。
どうしても信じようとしなかった訳だが、そんな時こそアレだ。とばかりに、眠ったままの蝶々ちゃんの固有能力を強制執行である。
「おい!出ろ、宵月っ。」
《………固有能力・自立型防衛術式「宵月」、発動》
ちょっと躊躇いが感じられる出方だが、現われ出た「自立型防衛術式「宵月」
こそがその証し。
「出るのが遅いぞ。」
《…自立型とは言え、無闇に何度も呼び出されては困るのだが。》
「宵月の仮面」の奴、しまいには喋りやがった。
「んな事より、コイツの言う「凶星」とやらだが、どう思う?」
《…過去の記録を鑑みても記憶にはありませんな。そもそも、死者の群れを増やし、災いをもたらす隕石とやらですが、それが墜ちた痕跡を含め、その隕石が実在する可能性について…。》
『宵月様…それは、雪ウサギの集落の預言者…丁殿の予言なのですが…。』
オイ、ちょっと待て!
「今なんてった?」
『むう…?預言者の丁殿…ですかな?』
違うっ!!
「そうじゃない!雪ウサギがどうしたっ!?」
『…何を興奮しているのやらだがな…そもそも、凶星の災いが死者の群れを起こし、それが雪ウサギの絶滅に繋がると…そう丁殿が予言したのだがな…。』
雪ウサギの絶滅だとっ(怒)
そんな事を俺が許すと思ってんのかっ!!
《確かに、この数の死者の群れが各地で発生しているとなると、〈死者の荒野〉の北に隣接している〈北の雪原迷宮〉に生息する〈雪ウサギ〉の脅威となる可能性は高いが…。》
宵月の奴、冷静に分析してる場合じゃないだろが!
「雪ウサギの螺旋は俺が守るっ!速やかに攻撃開始だ!」
いや、とっくに「哀歌」による虐殺は始まっていた。そうじゃなく、本気でやれよって意味だ。
『ニャヤヤヤ!!』
巨大な猫ならぬ「妖怪神 ・鵺」となって遅い掛かる鋼の爪。
《戦技・隠者の爪、発動》
それは不可避の斬撃。致死率120%。その他諸々、負属性要素満載の爪。
グシャっ!!
数体まとめて千切れ飛ぶ「腐肉者」。その下位 魔物である屍者や骸骨兵などは物の数ではない。
もはや紙切れ同然。
哀歌は必死に頑張る。餌の前の腹ごなしである。
それにご主人様がとても怒っているからだ。
何となく分かる。食べ物の恨みは恐ろしいのだニャ。
とりあえず、臭いのはあらかた片付けたニャ。
後で叙事詩姉さんに洗ってもらうニャ。
そこにフワリと上空から襲い掛かってくる「死霊」達。
『ニャヤヤヤヤーーーッ(いただきますニャ)!』
《戦技・瘴気の咆哮、発動》
哀歌の雄叫びが、赤紫色の波動となって上空に突き刺さる。
その波動範囲はグングンと広がっていき、一纏めに死霊達を飲み込むや、その霊体をいとも容易く分解。
バラバラに砕き、溶かし、存在を失い、紫の雨となって降りそそぐ。
残ったのは死霊達の幽体核のみ。
その幽体核100個も、勢いよく哀歌の口に吸い込まれ、ボリボリと砕かれ咀嚼される。
『ニャ〜(おかわり)?』
別の空に停滞する幽体は…あれは「塚人」の一団だ。伏兵としての50体である。
その眼光に怯え、逃げ始める塚人。
しかし哀歌の本命(主食)は他にいる。
5匹もいるから、数で勝てると思ってるニャ?
考えが甘いニャ。
死者の群れの中央にて、骨の玉座に鎮座する余裕の表情…顔はミイラだからよく分からないニャ。
でも、自分達が負けるとは一切、思っていない雰囲気。
それがぬらりと立ち上がり、浮かび上がり、哀歌を目指して進軍し始める。
黄色き衣の屍体。
『…我等は偉大なる黄衣の魔術士なる。汚れし獣よ、我等に服従せよ。』
些細な抵抗感が哀歌の身体を捉える。
偉大なる黄衣の魔術士が発した「固有能力
・屍の傀儡〈闇〉」の効果である。
『…服従せよ。』
『…我等が下僕となれ。』
輪を描くように哀歌を囲む黄衣の魔術士達。
5人が輪を縮めながら迫ってくる。
それにしても、不味そうでカサカサの手足だニャ。
カサカサのシワシワのミイラが黄色い衣を着てるだけで、大して強そうでもないニャ。
そう言えば、ご主人様が半分しか食べちゃダメって言ってたニャ?残念。
《固有戦技・雷身、発動》
ビシッ!!!
『!?』
何が起きたのか?理解せぬ顔のまま固まり、5人の黄衣の魔術士はその場にひっくり返っていた。
『…何?』
伸ばした手が、ビリビリと痺れて麻痺している。
幽体である筈の、その高位体である黄衣の魔術士の全身が痺れて動かぬなどと、あってはならない事だ。肉体を持たぬ故の麻痺耐性である。
『…この肉体の痺れは…まさか我が霊体核を直接攻撃??』
そのまさかだニャ。
だが、見上げたその場に、もはや哀歌の姿は居ない。
刹那、西の空に閃めく雷光。
哀歌の身体は雷と化し、神速を以って、遠く「塚人」の一群を喰らい尽くし、取って返したその脚で、地に伏したままの黄衣の魔術士の頭を踏み潰す。
『ギャわっ!?』
と同時に、哀歌が帯びる帯電〈200%〉が黄衣の魔術士の肉体に浸透し、瞬時に爆発させる。
呆気ない消滅…ランクSに数えられる古き強い魔物が、こうも簡単に?
そうして転がり落ちた幽体核を…哀歌が咥えて、ゴリゴリと噛み砕き飲み込んだ。
《哀歌の闇属性が+2強化されました。》
《哀歌の魔力値が+2強化されました。》
それなりに旨いニャ。
さて、次の生け贄に目をやると…驚愕の顔で固まっている。
ミイラもそんな顔ができるのニャ?
一歩、一歩と忍び寄る哀歌から逃れる術はない。
何故なら、哀歌の固有戦技「雷身」は身体強化のみならず、幾重にも張られた「黄衣の魔術士」の厳重な守護結界を軽々と透過し、幽体核の機能に重篤な障害を与えるのだ。
しかも掠った程度で。
『ニャヤヤャャ〜(頭からいただきますニャ)!』
頭からガブッと踊り食い。
ボリボリと噛み砕き、ゴクンと飲み込む。
《哀歌の闇属性が+2強化されました。》
《哀歌の魔力値が+2強化されました。》
3匹目も丸噛り。ボリボリ。
《哀歌の闇属性が+2強化されました。》
《哀歌の魔力値が+2強化されました。》
ゲプぅ〜〜。
残りは3匹。きっちり半分。
地べたを這いながら逃げようともがく様は、さきほどまでの威厳さは皆無だ。
何しろ、喰べられてられて終わりなどと、そんな青天の霹靂があってたまるものかと。
『や…止めよ、近付くな!』『…この駄獣めっ!』
どこら辺が駄獣なのかニャ?とりあえず、頭を潰さない程度に踏んでおくニャ。
『ぎゃっっ!』
もはや、死者の群れは半壊。
残存戦力は「死者の荒野」に引き返している。
なるほど、引き際に意図を感じるが、死者の群れの指揮官はこの「黄衣の魔術士」に非ず…と言う結果か。
「とりあえず、そこまでだな。動かないように押さえておけ。」
当然のように割り込んできた存在に、哀歌は頭を下げて従う。
どう見ても…人間か?異形の朱色の甲冑と黒衣の艶やかなマント、目を惹くのは朱色の竜を模した仮面。
その傍らには、あれは氷霊族の一種であろうか。大した存在ではないと認知する。
『…人間よ、これは貴様の召喚獣か?』
なれば…駄獣は無理でも、その召喚主を支配すれば勝機はあろう。
『…人間よ…契機をやろう…我の下僕となれば永遠の命を与えてやらんこともないぞ。』
《固有能力・屍の傀儡、発動》
「はあ?」
生者の魂をも束縛し、支配する闇属性の波動が朱色の人間を包み込む。
傍らの氷霊族が驚愕に目を見開く。
『…さあ、この駄獣を下げよ。』
だが、朱色の人間は動かない。微動たりもしない。
『人間ごときが、図が高いわ。さっさと命じよ!』
と言った「黄衣の魔術士」の顎を、朱色の人間の踵が蹴り上げる。
幽体をも粉砕する一撃が、その顎を吹き飛ばし、頭蓋を分解したのだ。
そして、ヒビ割れた幽体核が転がり落ちたと同時に消滅。
空気が凍ったとはこの事である。
「おいおい、勘違いしてんじゃねえぞ。死人の分際で、どの口で永遠の命とか言ってんだ?」
傍らの氷霊族は震えている。
「で、お前らの指揮官は誰だ?どこにいる?何が目的だ?」
哀歌に踏まれたままの「黄衣の魔術士」を見下ろし、ステリアス・シーヴァは問い詰める。
『…し…知らん…我等は偉大なる深層迷宮の支配者なるぞ。誰の命にも従わぬわ。』
「ほう。その何者にも従わぬ支配者とやらが、5人も寄り集まって何やってんだ?おかしいだろう?」
『………。』
口を塞ぎやがった。まあ、まだ残りは1匹残ってるから良いかな?
「哀歌、そいつは答える気がないから潰していいぞ。」
『ま、待てっ…ギャッ!!?』
ペッチャンコ。哀歌は幽体核を喰いたそうに見つめている。
まあ、大したもんじゃなさそうだから喰っていいぞ。
『ニャっ!』
《哀歌の闇属性が+4強化されました。》
《哀歌の魔力値が+4強化されました。》
哀歌の奴、2つ分、喰いやがったな。
「まあ、喰った分はきっちり働いてもらうけどな(笑)。」
残った1匹の「黄衣の魔術士」に視線を向けると、そのミイラ顔は恐怖に歪んでいる。
ちなみに、傍らの霜男も驚愕に顔を歪ませている。
『むう…私は何を見ているのだ…黄衣の魔術士を…こうも簡単に…そんな馬鹿な…これは夢なのであろうか…?』
霜男よ、夢じゃねえし、心の声がダダ漏れだぞ?しっかりしろ。
「さて、最後の1匹になっちまったが、素直に答えてくれると嬉しいな。アムの奴なら竜界繋でちゃっちゃと洗脳、支配で情報を引き出せるんだがなあ。」
しかして、今の竜刀はアムの分体である「揺光」である。使える「竜言術式」は第1位階のみだ。
《そう言うことだけど、哀歌君の〈真・侵食解放〉で代用は可能だと思うよ。》
まあ、待て。それは最後の手段だな。
「答えろ。どうやって、こんだけの数の死者を増やした?何の力を使った?」
『…そ、それは…隕石だ。あの凶星から力を引き出し…うぐ…駄目だ。我には言えん。』
霜男の言う「凶星」とやらが現実味を帯びてきたな。しかし、ここで一つ分かったことがある。
「ってことは、お前自身が強制召喚されて口を割らないように契約されてるって証拠だろう?」
『クっ…言えぬ。』
《そうでもなきゃ、一度に5体の〈黄衣の魔術士〉を集められるわけないよねぇ。屍者の国から召喚されたんでしょ?》
でだ、問題は誰がソレを呼び出したか?だ。
「答えなくてもいいが、大体の見当は付いてる。どうせ秘密結社の生き残りが手当たり次第に、あの何とかの書とやらを使って召喚してんだろ?」
そう言えば、俺自身も何冊か、ぶん取って「猫に小判 (隠り世空間)」に保管してあったよな?
試しに、その中の一冊を取り出してみる。
黒革の装丁で「再誕の書」と言うやつだ。
『そ!それはっ、我らが混沌なる神の書っ!?何故、己ごとき人間めがっ!?罰当たりめっ!!』
「再誕の書」から噴き出す漆黒の気。
混沌なる神ねぇ?
黄衣の魔術士も恐れ慄く事態に、いや待て。その前に何て言った?
手が滑った。
揺光で真っ二つ。
《気が短いねぇ。》
「余計なお世話だ。そんな事より、捕捉できてるのか?」
《勿論だよ…第1位階・竜顕現、発動中。逃走する死者の群れ、その前方130メートル位置に生体反応を捕捉。個体数〈1〉カテゴリー〈2.0+〉を検知。検知対象に遭遇前例あり。対象〈大神官ゼン・チャン〉と判明だよ。》
ああ、あの何とかチャンか。それが今回の黒幕かどうかは置いておいて、さっそく潰しに行くぞ。何より、俺の「雪ウサギ」を保護せねば!元凶を叩く。
「いつまで喰ってんだ、哀歌!」
『ニャっ!?』
《哀歌の闇属性が+2強化されました。》
《哀歌の魔力値が+2強化されました。》
そんな哀歌に騎乗(?)して、目指すは死者の群れの追跡である。
あとは戦力半減に驚いた何とかチャンが戦力集中してくれれば、一網打尽にすることができる。いや、むしろしてくれ。
それにしても背中の蝶々ちゃんは未だに起きないし、傍らの霜男はブツブツ言いながら呆然自失だし、どうしたもんかな?
そして駆け出す哀歌であった。
口には霜男を咥えてだが。
◆ ◆ ◆
こちらは首都ジュライ。トーパチオ士爵邸。
日を跨いでの捕り物帳が終わりを迎え、クロちゃんは椅子に腰掛けていた。
食卓の上には麦粥。
クロちゃんの笑顔は引き攣っている。
今、彼女はまるでお人形さんのような、フリフリの繊細なレースで飾られた長袖舞踏衣を着せられていた。
無論、幼女用の、とても可愛い純白である。
クロちゃんの黒髮にとても映える色合いで、髪は緑銀色のリボンで纏められている。
「ごめんなさいね〜。まさか、本当にクロちゃんだったなんて…。」
それは致し方ない。謝りっぱなしの煌王女だが、彼女はクロちゃんの「幼鳥」時代しか知らないのだから。
そもそも、あの人と出会った時、私は卵だった…。
それは許そう。許してもいいが、何故に取っ替え引っ替え、服を着せ替えされなければならないのか?
既に数十着…着せ替え人形に堪忍袋の緒が切れて爆発。
そして今現在である。
「申し訳ありませんでした。あまりにも可愛いくて止まりませんでした〜。」
「そう、昔のお嬢様のようですわ!昔のお嬢様の服ですわ!」
この女中2人は本当に反省しているのかしら?
メアリとアンリだった筈。
「ところで、クロちゃん可愛くなったのは嬉しいけど、何処に行こうとしていたの?」
「うっ…それは。」
煌王女に、あの人を連れ戻しに行くって言ったら、反対されるならまだしも、一緒に行くって言われる可能性は…ダメよ。彼女は敵だわ。女の勘がそう告げている。
クロちゃんは足元で退屈そうに丸まっていたミドリを持ち上げ、ギュッと抱えた。
「…ちょっと、買い物に。」
「あら、そんな可愛い姿で1人で?ダメよ、ダメよ!誘拐されちゃいます。私も付いて行きますね。」
え?
「お嬢様!ズルいですわ!!」
「わたくしが女中として同行いたします。お嬢様はお待ちを。」
「何を言っているの?私はこの屋敷の主人よ。仕事の発散ぐらいさせてよ!」
何やら喧嘩を始めた隙に、クロちゃんは差し足忍び足で逃走を心掛ける。
あっ、フリルのレースの裾に脚を取られて転んだ。
『大丈夫かワン?』
「ありがとう、ミドリ。あなたがクッションになってくれたおかげね。ミドリは大丈夫?」
『へっちゃらだワン。』
慣れないものを着たせいね。
早くこんな服を脱ぎ捨て、雨様から頂いた錦の長袖舞踏衣と背負い袋を回収しなきゃ。前途多難ね。
よろよろと立ち上がってみると、クロちゃんを見下ろす3つの影。
「「「逃がしませんわっ!!!」」」
ギャヤヤヤーーーーーーーー(悲鳴)!!!
何とかして脱出をしなければ…うまく言いくるめて…しかし実力行使は、さすがのクロちゃんでも躊躇いがある。
何故なら、それは煌王女、つまりアスラシアの心象を悪くし、回り回ってあの人の耳に入りかねない。
それは私達、亜人種の為に色々と計画を進行してくれている、あの人に迷惑を掛けかねない事だ。
ここは慎重に行かなければ…ああ、私を引っ張り合いっこしないで。痛いっ。
それに女って恐い生き物なのだ。
それが同じ人を好きとなったら一筋縄ではいかない。
ともあれ、1人で出られないなら、女中のどちらかと一緒に馬車で外出できれば…そこはやめてっ!脚を引っ張らないでっ!
はぁ、はぁ。
馬車をぶん取って逃げてやるわ!!
そう心に決めたクロちゃんなのであった。
◇ ◇ ◇
ステリアス・シーヴァ【竜絶壁発動中】
種族〈シーヴァ族〉
階級〈傭兵〉
所属国〈傭兵大隊預かり(特措法)〉
カテゴリー〈8.7+〉
戦闘力 66
防御力 58
生命力 91
回避値 58
知能値 47
器用値 51
魔力値 62
相生相剋〈火気〉属性 55
相生相剋〈木気〉属性 35
相生相剋〈金気〉属性 25
相生相剋〈土気〉属性 44
相生相剋〈水気〉属性 46
竜技
九十九式(下位)見えざる(ブリトマルティス)赫炎〈火気〉
九十九式(下位)束縛 (カリュプソ)の静謐〈水気〉
九十九式(下位)復讐 (エイレイテュア)の逆鱗〈土気〉
九十九式(下位)開闢 (アイオロス)の威風〈木気〉
九十九式(上位)森羅 (カリオペ)の皇緋〈火気〉
九十九式(上位)喜劇 (タレイア)の蓋世〈土気〉
九十九式(上位)叙事詩 (テルプシコラ)の泡沫〈水気〉
戦技
一刀両断
十文字斬り
固有能力
竜の血眼(竜眼第1位階)
轟炎の気
水精の女王の加護〈50%〉付与
能力編纂技能−〈全知全能霊〉
能力
大剣 剣 手斧 槍 投槍 棍棒 小盾 軽装 隠蔽 偽装 物理抵抗 精神抵抗
魅了 脚力 嗅覚 命名 馭者 連携 大工 腕力 投擲 二刀流 統治 潜伏
鑑定 願い 破壊 暗躍 異常耐性 咆哮 感応 精製 共鳴 打撃 同調 天耳
魔力系術式
下位(基本三原理)火属性付加
下位(基本三原理)火属性魔道弾
下位(基本三原理)火属性誘導波動
下位(基本三原理)水属性付加
下位(基本三原理)光属性付加
眷属
相生相剋の五人衆
クロちゃん
闘種四天王
クエビコ〈地底都市の守護者〉
ハナコ〈地底都市の守護者〉
イワメ〈地底都市の守護者〉
ナヨタケ〈地底都市の守護者〉
フミ〈地底都市の守護者〉
ナオヒ〈地底都市の守護者〉
スオウ〈地底都市の守護者〉
セイラン〈地底都市の守護者〉
彗星
販売上手〈擬似生命体(金気)〉
刀鬼王の甲冑(弐式)〈擬似生命体(土気)〉
黒字
竃神〈擬似生命体(火気)〉
電撃
叙事詩
不滅〈相生相剋の十下衆〉
定理
哀歌〈相生相剋の十下衆〉
原初
忘却
称号
赤き竜人
傾国の貴公子
闘種の王
調和者
装備
揺光ベネトナーシュ〈第1位階〉分体〈大剣〉【竜絶壁発動中】
属性:暴君LV410〈聖遺物級〉
付与効果:ガーネット碑(七大元素)〈ゲニトル・ルミナス〉〈第1位階〉
剣撃物理破壊力増幅
竜技増幅
竜顕現
竜絶壁
意識の転移
擬似人格〈補助機能〉
耐久値:490
妖刀「鵺」〈小太刀〉
属性:妖怪神LV350〈聖遺物級〉
付与効果:耐久値強化(隕石鋼)
竜技補正〈50%強化〉
哀歌の魂〈妖刀制御+〉
喰われし者〈自己再生・防衛本能・殺傷過剰〉
雷身〈雷属性帯電(120%)〉
耐久値:400+α
竜面〈仮面〉
属性:竜面の者LV250〈聖痕武器級〉
付与効果:竜因子封印
自己再生
耐久値:200/∞
ジャガノート(畏怖なる護り手)〈重鎧〉
属性:付喪神(低位)LV150〈秘跡武具級〉
付与効果:有卦の鬼棘〈攻撃判定+〉
無卦の反魂〈防御判定−〉
代赭の竜堅〈障壁〉
耐久値:220
黒衣(黒色)〈外衣〉
属性:結界種LV300〈聖痕武器級〉
付与効果:結界生成〈守護遮断(反射率)〉
物理特性〈闇・土〉30%増幅
防寒〈永続化〉
耐久値:350
所持金
煌皇金貨11枚
煌白銀貨282枚
煌赤銅貨70枚
【〈神宝の洞庫〉煌皇金貨総額693,681枚】
【隠り世空間〈猫に小判〉】
賢者の核石〈「火気」術式刻印〉
賢者の核石×1
岩塩
獣油
下着〈服〉×4
魔鉱石×4
ギルドカード〈階級「F」〉
携帯水筒
再誕の書
原始回帰の書
神毒解毒丹×5
光の魂(ロザリオ)
不老の書
権利書〈海岸の村〉
水属性多頭蛇の生体核×106
◇ ◇ ◇
大嵐
種族〈雷霆馬〉
階級〈雷霆馬神種+〉
所属国〈ジ・ハド煌王國 (ジ・ハド・トゥインコル・キングダム)〉
カテゴリー〈4.5+〉
戦闘力 44
防御力 49
生命力 46
回避値 49
知能値 40
器用値 23
魔力値 33
相生相剋〈金気〉属性 44
相生相剋〈土気〉属性 1
固有戦技
神撃・星霜雷鼓〈雷霆槍〉
戦技
百雷
固有能力
運命補正効果(眷属)
疾雷の蹄
雷霆槍化〈神級〉
【因果律限界値突破〈限定解除〉】
能力
脚力 聴覚 嗅覚 積載 牽引 疾駆 咆哮 雷君
圧殺 炎耐性 魔眼耐性 察知 冷静沈着 仲裁
原子分解 障壁 飛翔 神気 怒号 紫電 統治
忠誠 重装
称号
相生相剋の五人衆〈金気〉
装備
重装甲冑鞍アインヘーア(黒色)〈重装〉
魔鉱石LV200〈秘蹟武具級〉
鋼鉄〈物理抵抗+〉
強固なる軍勢〈守護膜+〉
一軍の残影〈幻覚−〉
耐久値:380
◇ ◇ ◇
彗星
種族〈北欧山羊〉
階級〈星座の生物種〉
所属国〈ジ・ハド煌王國 (ジ・ハド・トゥインコル・キングダム)〉
カテゴリー〈2.4+〉
戦闘力 21
防御力 24
生命力 31
回避値 21
知能値 15
器用値 16
魔力値 25
土属性20
光属性15
戦技
大地の嘆き(突撃効果倍(+100%)〈土属性〉)
光の体毛(守護幕〈光属性〉)
固有能力
星気の美徳
運命補正効果(眷属)
能力
角 霊子 自己再生 自己回復 幻覚耐性 癒し 忠義 大器晩成
健脚 突撃 咆哮 応援 巨大化 大胆不敵 視覚 魅了 穴掘り
眷属
北欧山羊・星気体
卯花羊・星気体
トルマリン鳥・星気体
称号
ステリアス・シーヴァの眷属
竜面屋牧場の守り主
星気体の王子
◇ ◇ ◇
叙事詩
種族〈水生獣〉
階級〈高位水霊族・聖魚種〉
所属国〈流星の巣〉
カテゴリー〈3.5-〉
戦闘力 30
防御力 37
生命力 33
回避値 30
知能値 30
器用値 26
魔力値 31
水属性30
光属性10
戦技
聖なる水流
固有能力
水界の統合核〈30%〉
運命補正効果(眷属)
聖流操作
能力
投擲 慈愛 精霊体 自己再生 暑耐性 魅了 癒し 感応
盗聴 巨大化 即死耐性 硬化 浮遊 呪詛返し 聖者
魔力系術式
下位(基本三原理)水属性付加
下位(基本三原理)水属性魔道弾
下位(基本三原理)水属性誘導波動
下位(基本三原理)光属性付加
下位(基本三原理)光属性魔道弾
下位(基本三原理)光属性誘導波動
中位(戦略級)水属性波動
中位(戦略級)水属性障壁
精霊系術式
水精の鎧鱗(障壁)
水精の息吹(治癒・浄化)
称号
金魚ちゃん
流星の巣の主候補
◇ ◇ ◇
不滅
種族〈高位花霊族〉
階級〈天王花・皇族種(薔薇科)〉
所属国〈花霊族の園〉
カテゴリー〈4.3+〉
戦闘力 40
防御力 43
生命力 43
回避値 40
知能値 45
器用値 41
魔力値 44
木属性45
光属性30
戦技
天命の歌声
世界樹の棘蔦
薔薇の香気
天命の輝華〈光輝・念動〉
固有能力
香気の統合核〈50%〉
運命補正効果(眷属)
世界樹の神性〈開花・不滅〉
能力
投擲 鞭 偽装 歌唱 家族愛 自己再生 自己回復
睡眠耐性 毒耐性 麻痺耐性 幻覚耐性 即死耐性
魔眼耐性 洗脳 予感 世界樹 精霊体 浮遊 窃盗
覇気 癒し 地殻操作 心眼
精霊系術式
花精の接吻(魂縛・隷属化)
花精の運命操作(幸運・不運)
花精の樹霊昇華(拘束・輪廻)
称号
ステリアス・シーヴァの眷属
お花ちゃん
相生相剋の十下衆〈花〉
装備
薔薇の正式上衣〈服〉
属性:木属性LV400〈聖遺物級〉
付属効果:物理特性〈木属性〉200%障壁
魔道特性〈風属性〉200%障壁
香気の幻惑〈魅了〉
自己再生・自己修復・自己進化
耐久値:600/∞(+∞)
◇ ◇ ◇
定理
種族〈高位土霊族〉
階級〈仙狐種〉
所属国〈銀の霊峰〉
カテゴリー〈2.4+〉
戦闘力 20
防御力 18
生命力 25
回避値 20
知能値 20
器用値 20
魔力値 26
火属性21
土属性25
戦技
天火
妖銀鉱の霊槍
仙気〈土属性〉
固有能力
鎮守の統合核〈2本尾〉
銀霊翼〈妖銀鉱〉
運命補正効果(眷属)
能力
投擲 爪 家族愛 寒耐性 炎耐性 予感 天耳 嗅覚
心眼 疾駆 礼節 浮遊地殻操作 精霊体 自己再生
火焔 癒し
称号
ステリアス・シーヴァの眷属
天使ちゃん
銀の霊峰の主代理
◇ ◇ ◇
哀歌
種族〈妖怪神 〉
階級〈合成獣「鵺」〉
所属国〈不明〉
カテゴリー〈5.5+〉(↑0.5)
戦闘力 59
防御力 48
生命力 55
回避値 46
知能値 30
器用値 20
魔力値 68 (↑10)
闇属性70 (↑10)
相生相剋〈金気〉属性50
戦技
隠者の爪
瘴気の咆哮
固有戦技
真・侵食解放〈混沌・腐食〉
雷身〈雷属性帯電(200%)〉
固有能力
喰われし者〈狂気〉
不老の書
原始回帰の書
再誕の書
巫女の真像
運命補正効果(眷属)
妖刀化
猫に小判〈隠り世空間〉
能力
爪 奇襲 咆哮 疾走 精神抵抗 捕食吸収 雷君 人工生命
自己再生 自己増殖 毒耐性 闇耐性 麻痺耐性 睡眠耐性
石化耐性 狂気耐性 邪眼耐性 炎耐性 吸収 踏付け 天駆
巨大化 妖刀 神気
称号
ステリアス・シーヴァの眷属
相生相剋の十下衆〈雷〉
◇ ◇ ◇
原初
種族〈裁きの王 (ワジール)〉
階級〈高位火霊族〉
所属国〈太陽の祠〉
カテゴリー〈3.2-〉
戦闘力 33
防御力 30
生命力 30
回避値 30
知能値 42
器用値 28
魔力値 35
火属性20
光属性22
戦技
裁きの炎
火の結界〈障壁〉
固有戦技
オウタ〈ホルスの眼〉
固有能力
密儀王〈不滅体〉
太陽王の統合核〈20%〉
運命補正効果(眷属)
能力
投擲 爪 杖 博識 統治 洞察 精霊体 自己再生 石化耐性
寒耐性 炎耐性 即死耐性 結界 陽光 飛翔 覚者 熱崩壊
精霊体 正義
精霊系術式
火精の息吹(劫火・焼却)
火精の天秤(断罪・滅却)
称号
司書の眷属〈破棄〉
輝ける太陽王
ステリアス・シーヴァの眷属
火蜥蜴爺さん
◇ ◇ ◇
忘却
種族〈高位風霊族〉
階級〈蝶の舞姫〉
所属国〈祭祀の里〉
カテゴリー〈3.0-〉
戦闘力 28
防御力 28
生命力 29
回避値 35
知能値 32
器用値 26
魔力値 30
風属性30
木属性32
戦技
蝶の羽〈鱗粉〉
固有戦技
宵月の天弓
固有能力
胡蝶の統合核〈10%〉
宵月の眠り〈蛹化・結界〉
運命補正効果(眷属)
自立型防衛術式「宵月」(NEW)
能力
小剣 弓 杖 軽業 舞踊 嫉妬 不器用 精霊体 予感
聴覚 飛翔 夢種 再生 闇耐性 硬化 結界
精霊系術式
風精の舞踊(旋風・守護膜)
風精の遠吠(鼓舞・竜巻)
樹精の密儀(覚醒・調律)
樹神神託
称号
小姫
ステリアス・シーヴァの眷属
蝶々ちゃん
装備
宵月の長袖舞踏衣〈服〉
属性:闇属性LV70〈特殊兵装級〉
付属効果:物理特性〈夜の王の加護〉30%付与
自己再生・自己修復
耐久値:250
◇ ◇ ◇
カリア・サイーシャ
種族〈人間種・煌王家〉
階級〈村娘→太陽王の巫女「見習い」〉(NEW)
所属国〈海岸の村〉
カテゴリー〈1.0+〉(↑0.2)
戦闘力 4
防御力 7(↑2)
生命力 10(↑2)
回避値 10
知能値 20
器用値 15
魔力値 19(↑10)
水属性10
火属性10(NEW)
戦技
固有能力
聖者の血統〈未覚醒〉
煌王家の加護〈死を与える鷹〉
同祖神の護り〈50%〉付与(20%↑)
能力
小剣 作成 家族愛 忍耐 結界耐性 熱耐性 予感 聴覚 巫女(NEW)
精霊系術式
ハイヨト・ハ・コデシュ(摂理の声)神託
精霊の加護「全知全能霊」
称号
花売り娘
太陽王の巫女「見習い」(NEW)
装備
袖無上衣〈服〉
属性:麻製LV8〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
耐久値:5
◇ ◇ ◇
ナユタ・ゴブジョウ
種族〈人間種・羅刹〉
階級〈傭兵大隊・大隊隊長〉
所属国〈ジ・ハド煌王國 (ジ・ハド・トゥインコル・キングダム)〉
カテゴリー〈4.1+〉
戦闘力 43
防御力 30
生命力 40
回避値 55
知能値 28
器用値 38
魔力値 35
水属性8
風属性9
光属性22
戦技
反射呪言
切り払えの太刀
固有能力
羅刹因子
呪詛耐性〈因果応報〉
能力
剣 大刀 刀 軽装 連携 俊足 礼節 乗馬 天才 冷静沈着
幻覚耐性 邪眼耐性 魅了 直感 障壁 反射 聴覚 呪い
呪詛返し 妖刀 覇気
称号
羅刹
士爵
装備
羅刹刀〈刀〉
属性:妖銀鉱LV100〈特殊兵装級〉
付与効果:霊力構築〈妖銀鉱〉
耐久値:55
白光の釵〈道具〉
属性:魔鉱石LV75〈特殊兵装級〉
魔力伝達〈戦技増幅〉
耐久値:40
着流し(赤紫色模様)〈着物〉
属性:絹LV90〈特殊兵装級〉
付与効果:守護膜〈火属性〉
豪華絢爛(幻惑・魅了)
耐久値:100
白衣の小袖〈着物〉
属性:絹LV50〈特殊兵装級〉
付与効果:状態異常耐性( 毒耐性・闇耐性・睡眠耐性・幻覚耐性・石化耐性 )
耐久値:50
◇ ◇ ◇
霜男〈固有名称なし〉
種族〈氷霊族〉
階級〈霜男〉
所属国〈北の雪原迷宮〉
カテゴリー〈1.5-〉
戦闘力 14
防御力 15
生命力 10
回避値 20
知能値 25
器用値 18
魔力値 15
氷属性14
戦技
吹雪
固有戦技
氷の矢
固有能力
霜の末裔(超感覚同調)
能力
投擲 奇襲 暗視 占い 秀才 精神抵抗 調査 仲裁 説教
精霊体 自己回復 冷静沈着 即死耐性 毒耐性 闇耐性
幻覚耐性 石化耐性 狂気耐性 寒耐性 熱耐性 直感
障壁 呪い 凍結 浮遊
精霊系術式
氷精の柩(凍結・封印)
氷精の凝結(停止・氷結)
称号
雪ウサギの相談役
装備
霧の霊衣〈服〉
属性:氷属性LV30〈特殊兵装級〉
付属効果:物理無効〈水属性〉10%守護膜
自己再生・自己修復
耐久値:150
◇ ◇ ◇
クロちゃん
種族〈鳥天種〉
階級〈幼体〉
所属国〈卵の世界〉
カテゴリー〈2.5+〉
戦闘力 20
防御力 15
生命力 25
回避値 15
知能値 34
器用値 15
魔力値 11
風属性26
光属性25
固有戦技
刹那の光輝〈補正値250%向上〉
孔雀刀「アンドレアルフェス」〈具現化〉
翼の加護「セラフィック・フェザー」〈具現化〉
固有能力
鬨の声〈術式4.5倍 増幅〉
運命補正効果(眷属)
結界種回帰〈死を与える鷹〉
卵の理から離れし者〈常時精霊力具現化因子〉
能力
刀 軽装 結界耐性 即死耐性 魅了 天耳 直感 覚者 脅迫
応援 偏食 嫉妬 抗議 慈愛 覇気 結界 飛翔 癒し 歌唱
健脚 天舞 空間把握 加速粒子 命名
精霊系術式
讃歌の翼〈補正値300%向上〉
摂理系術式
我ハ主人ヲ讃エル〈精神高揚効果150%〉
唯一ツノ貫ク槍ト成ラン〈一点貫通効果200%〉
愛シキ者ノ盾ト成ラン〈対防御効果200%〉
称号
漆黒の剣姫
ステリアス・シーヴァの眷属
卵の理から離れし者
装備
幼女用・長袖舞踏衣(純白)〈服〉(NEW)
属性:羊毛LV18〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
保温
耐久値:10
◇ ◇ ◇
アスラシア・トーパチオ(アスラシア・ジ・ハド・プージャ)
種族〈人間種・煌王家〉
階級〈士爵〉
所属国〈ジ・ハド煌王國 (ジ・ハド・トゥインコル・キングダム)〉
カテゴリー〈1.7+〉
戦闘力 15
防御力 13
生命力 28
回避値 18
知能値 20
器用値 21
魔力値 12
火属性2
水属性6
風属性10
土属性5
光属性5
戦技
重撃波
固有能力
能力
剣 槍 投槍 投擲 騎士槍 小盾 軽装 甲冑 隠蔽 偽装 男装 礼節 乗馬
釣り 不器用
魔力系術式
下位(基本三原理)風属性付加
下位(基本三原理)風属性魔道弾
下位(基本三原理)風属性誘導波動
下位(基本三原理)水属性付加
下位(基本三原理)水属性魔道弾
下位(基本三原理)水属性誘導波動
下位(基本三原理)光属性付加
下位(基本三原理)水属性魔道弾
下位(基本三原理)水属性誘導波動
称号
元煌王女
亜人種擁護派
士爵
装備
社交衣装(褐色)〈服〉(NEW)
属性:絹LV30〈特殊兵装級〉
付与効果:耐熱耐寒〈月蛾〉
物理耐性+
耐久値:22
ーーーー魔物情報ーーーー
黄衣の魔術士〈固有名称なし〉
種族〈死霊族〉
階級〈黄衣の魔術士〉
所属国〈屍者の国〉
カテゴリー〈4.2-〉
戦闘力 20
防御力 45
生命力 -50
回避値 30
知能値 50
器用値 20
魔力値 48
闇属性52
戦技
固有能力
屍者の魂〈屍王〉
屍の傀儡〈闇〉
能力
小剣 杖 奇襲 暗視 博識 天才 精神制御 精神抵抗 策謀 幽体
自己回復 自己再生 即死耐性 闇耐性 麻痺耐性 睡眠耐性 幻覚耐性
石化耐性 狂気耐性 呪い 浮遊
精霊系術式
闇精の触手(捕縛・石化)
闇精の狂乱(混沌・支配)
魔力系術式
下位(基本三原理)火属性付加
下位(基本三原理)火属性魔道弾
下位(基本三原理)火属性誘導波動
下位(基本三原理)闇属性付加
下位(基本三原理)闇属性魔道弾
下位(基本三原理)闇属性誘導波動
中位(戦略級)闇属性波動
中位(戦略級)闇属性障壁
称号
深層迷宮の支配者
S級
装備
魔呪の触媒杖〈杖〉
属性:魔鉱石LV480〈特殊兵装級〉
付与効果:精神感応〈術式増幅〉
闇属性展開補足〈弾道結界〉
耐久値:300
屍者の霊衣〈服〉
属性:闇属性LV500〈特殊兵装級〉
付属効果:物理無効〈闇属性〉80%守護膜+
自己再生(超)・自己修復(超)
闇属性増幅50% ・魔力ダメージ反射50%
耐久値:450
(*´∀`*)次回は後編。
死者に祝福を(笑)




