第7話「智を司る蛇」〈5〉胡蝶の目覚め…宵月に照らされて
(`_´)ゞリアルが忙しくなって来ましたが(汗)小精霊編…後編ですw
文章量ちょっと多め?でお送りいたします。
第7話「智を司る蛇」〈人間の本当の価値は、すべてが上手くいって満足している時ではなく、試練に立ち向かい、困難と戦っているときにわかる〉The ultimate measure of a man is not where he stands in moments of comfort and convenience, but where he stands at times of challenge and controversy
草創歴0444年5月20日〈5〉
この展開に関して言うのならば、果たしてこれは何回目であろうか?
そう言えば、つい最近あったばかりのような気がする(笑)。
そのせいか、妙に落ち着いているのは気のせいじゃない。
前回、俺をこんな目に合わせた城塞都市の連中は、ほぼ再起不能になってしまったがな?
さてさて、今回の連中はどうなってしまう事やら?だ。
それにしても、この俺が抑え役に回るとは、全くもって想定外である。
と言うのも、俺よりもまず頑強に抵抗をする火蜥蜴爺さんの存在のせいだろうな。
『無礼じゃぞいっ。儂を誰だと思っておるんじゃいっ!?』
噛み付かんばかりの火蜥蜴爺さん。誰だよ、あんた(笑)。
しかし、俺達を取り囲む小精霊とやらは、まさに小人ってやつで、お花ちゃんをちょっと小さくした感じだ。
天人花から「花霊族」になったばかりの頃のお花ちゃんを思い出してしまうな。懐かしい。
『ふあぁぁぁ〜〜〜。』
あっ。もっと分かりやすい相手がいたぞ。この大あくびは蛹から孵化したばかり(?)の「忘却」だ。
この「蝶々ちゃん」から羽根だけを取った存在と言えば分かりやすいだろう。
そんな奴等が男女、それぞれ銀色の甲冑と槍で完全武装し、槍先を向けてツンツンと威嚇してくるわけだ。
『小僧ども、燃やし尽くしてやろうかっ!』
まあまあ、待て待て。火蜥蜴爺さんよ。大人気ないぞ。
『そんな事を言っとる場合かっ!?』
そう。この小精霊共は、俺達を拘束しようと取り囲んでいるのだ。
『姫様の誘拐者だ!』『逮捕だっ!』『極悪人めっ!』『極刑だっ!』
羽虫の如くブンブンと、全く煩わしい限りだ。
しかし、聞き捨てならない台詞が出たぞ?何処の姫様だ(笑)。
見れば、眠気まなこでコックリコックリやってる蝶々ちゃんを数人で担ぎ上げ、丁重(?)に何処かへ運び去ろうとしているでは無いか?
まあ、それはそれで良いんだけどね。
ちょっとばっかり納得いかないのは、奴等、お花ちゃんを前にハハァ〜ってひれ伏している件だ。
《まあ、今のお花ちゃんって〈高位花霊族〉の中でも更に高位の存在になっちゃったからじゃない?》
例の世界樹から香気を吸収したせいだろう。
見た目はあんまり変化が…ちょっとだけ肌がピチピチ色艶が良いけどな?同じ精霊族同士、感じる所があるのだろうが…。
にしても、格的には「太陽の王」だって言う火蜥蜴爺さん(笑)の方が上の気がするがな?名前負けしている感はあるが?
『余計なお世話じゃ。そもそも、そなた達は「祭祀の里」の小精霊じゃろう?儂は太陽の王じゃぞ。儂を知らんのか?』
『知らないぞっ!』『熱いの嫌いっ!』『森を燃やす奴は悪っ!』『悪は逮捕っ!』
滅茶苦茶な理論もそうだが、火蜥蜴爺さんよ…あんた、その「祭祀の里」ってやつに行ったのいつ以来だ?
『…そうさなあ。かれこれ、100年は経っているかのう。』
メェ〜(溜息)
彗星にすら溜息を吐かせるとは、これだから年寄りは…。
《小精霊って、そんなに寿命は長くない筈だからねぇ。》
とは言え、倒れ伏したままのカリアや若き技術士官君の身体を突つき始める小精霊達に、火蜥蜴爺さんが怒鳴り散らす。火に油とやらだ。
「落ち着け、爺さん。」
『これが落ち着いていられるか!カリアは大事な儂の巫女候補じゃぞ。』
忘れ去られた存在の火蜥蜴爺さんが何を言ったところでだ、こんな時こそお花ちゃんの出番だぞ。
「頼んだぞ、お花ちゃん。」
『はいですのぉ。人間に危害は与えないで欲しいですのぉ。』
するとこいつ等、一斉に潮が引いたかの如く手出しをやめやがった。そしてヒソヒソと輪を組んで相談をし始める。
『お願い聞いてもらえますのぉ?』
再度、お花ちゃんが声を掛けるや、ハハハァ〜〜〜!とばかりにひれ伏す。
何なんだ、こいつ等は?
しかしまあ、カリア達は疲労で眠っているだけだから、ここ(太陽の祠)に放置しても害はあるまい。
それに、遠からず金魚ちゃんや大嵐も合流してくれる筈。特に不安は無い。
あるのは、的確なツッコミ役が皆無と言ったところか(笑)。
◆ ◆ ◆
噂(?)の「祭祀の里」である。
だが俺達と言えば、何故か植物の蔦によって作られた監獄に放り込まれ、それは里の外れにある巨木の枝から吊るされ、衆人監視の只中にあった。
この蔦だが、ウネウネ動いていても頑丈だ。衝動的にひねり潰したくなる(?)が、どうやら火蜥蜴爺さんの祠を覆っていたものと同じ物のようだ。
となれば、更に疑惑は深まるばかりである。
しかし見下ろして見れば、一口に小精霊とは言っても多種多様。
1番多いのは人間種型だな。そしてお花ちゃんのような植物系の「花霊族」や「風霊族」も多い。
確かに…火霊族は人っ子ひとりいない。嫌われ者だな(笑)。
『ひと言多いのじゃ。』
そんな訳で、監獄に閉じ込められているのは俺と、俺の頭の上の彗星並びに火蜥蜴爺さんである。
武装はそのまま放置はどうかと思うが、火蜥蜴爺さんの炎でも燃えないだけの耐久力はあるようだ(笑)。逃げられないと思ってんだろう。
《本気になったら瞬時に消し炭になっちゃうけどねぇ。》
だがしかし、それじゃ何も解決せん。
力尽くで解決するのは馬鹿のする事だぞ、火蜥蜴爺さんよ。
『クッ…。』
フフフっ。俺は優越感に浸ってみる。
《どの口で言っているのやら、だねぇ。》
勿論、最後の最後には強行突破するつもりだが(笑)。
しかしまあ、今はその時ではない。今はただ、潜伏して機会を待つのみ。
期待しているのはお花ちゃんだが、天然だからなあ。
どうしたわけか、お花ちゃんだけが特別扱いで「祭祀の里」の中心部、中央湖の城にご案内されたわけだ。
しかし、何とも奇妙な場所で、水に浮かんだ花の花弁とでも言おうか?この超巨大な花の上に、彼等は里を形成しているのだ。
里とは言っても、規模的には「海岸の村」と大差ないがな?
とは言え、小精霊がこうやって村を営んでいるってのも驚きである。
『で、いつまで待つつもりなのじゃ?』
「…そうだな。火蜥蜴爺さんが目星が付いているであろう、あの「奇妙な仮面」の正体を話してくれたら…かな?」
『ぬう。』
俺達を「虚数空間」に閉じ込めようとした敵の正体だ。
そして火蜥蜴爺さん、またダンマリか?と思いきや、突如に俺達の足元からヌボッと何かが姿を現わす。
メェっっ!?
さすがの彗星も転がり落ちそうになる。おっと危ない。
何しろ、今現在、俺達の話題に上がっていた当の本人…敵である「奇妙な仮面」が堂々と姿を見せやがったのだ。しかも唐突にな。
ジタバタと妖刀が俺の腰で暴れる。
お前はジッとしてろ、哀歌よ。
『ニャぁぁぁ!?』
しかし、ここまで気配を悟らせることなく接近を許してしまったのは、こいつの特性か?
《恐らく、虚数空間を介して転移をしているからじゃない?》
まあ、いいか。ともあれ、この張本人をふん縛ってしまえば即解決だ…ん?だが土下座だ。気持ちが良いほどの土下座である。
何故か、この「奇妙な仮面」だが、俺達の足元で土下座を披露しているのだ。
「…おいおい、こりゃなんだ?」
『大変申し訳ありませぬ。私は「宵月の仮面」と申します。この度は「宵闇の仮面」が御迷惑をお掛けし、まことに相すみません。』
…そう言えば、仮面の模様がちょっと違うな?蒼き月の紋様だ。別人か?
『ニャあ??』
にしては、哀歌の反応が強かったが?
こいつの鼻は馬鹿に出来んのだがな。
『うむ。久しいな、宵月の?』
『はっ。太陽の王も御壮健で何よりです。しかし今は一刻も早く、お逃げ下され。宵闇の妨害が入らぬうちに…。』
火蜥蜴爺さんにそう言うと、「宵月の仮面」とやらは外套を広げて虚数空間の穴を構築する。
中は…例の闇だ(笑)。脱出経路の確保、すまんな。だが。
「…ちょっと待て。俺達を脱出させて、はい、終わり…って、それで済むと思ってんのか?」
そもそも、それじゃ何の解決にもならんし、お花ちゃんを残して行くわけにもいかんだろうが(怒)。
『彼女の身の安全は、この宵月が保証を…。』
知った事か(怒)。それに、蝶々ちゃんの件もある。信用できん。
「その宵闇ってのを出せ。直接、何が目的なのかを吐かせてやる。」
『…さすがですね。気付いておられるのですね…宵闇が、この宵月と一心同体の存在であると?しかし、私と奴は別人格…そして私は「夜の王」の表の人格なのです。』
また訳のわからない事を言い出しやがった。って言うか、一心同体だったんだ?
《君も天然が酷いねぇ。》
うるさいっ(怒)。
『落ち着くのじゃ。夜の王とは…この「祭祀の里」を束ねる者であり、小精霊達の王なのじゃ。』
火蜥蜴爺さんめ、どの口で落ち着けなんぞ言いやがる?
そもそも、アンタがちゃんと説明しておけば、こんな面倒な事態に…巻き込まれ体質だからどうしょうもないけどな(笑)。
第一、「太陽の王」「腐敗の王」に続いての「夜の王」だと?
「王が多いな(怒)。いったい何人いるんだよ?」
『…面目無いのじゃが、儂らは元々、司書様に仕えておった「四精の王」なのじゃ。』
何だよ。じゃあ、あともう1匹いるんじゃないか?もう一回、巻き込まれなきゃならんわけだな(怒)。
《巻き込まれるのは確定なわけねぇ?》
逆に巻き込まれなかった試しが無いわけだが?誰か、俺に巻き込まれ回避の術を教えてくれ?
『その話はおいおいするが…宵闇が活力を集めておったのは?』
『…もはや、隠し立ては無用ですね。』
年貢の納め時って口調で、宵月は渋々、口を開く。
『我等の王…「夜の王」の寿命が尽きようとしています。ゆえに「夜の王」は安らかな死を前に、その後継者を選ぼうとしていたのですが、事もあろうに宵闇は、その後継者達を拐かし、活力を吸い取り、王の延命に捧げようと…。』
で、蝶々ちゃんはその後継者の1人だったって訳か。とんだ悪どい王様だな?
『我等が王は公正中立な御方…これは全て、宵闇1人の独断先行なのです。』
「だが…それもまた「夜の王」って奴の一面って事だろうが?」
宵闇と、この宵月が一心同体であり、その本体が「夜の王」だってんなら、己の弱い心が具現化しただけの事。それは弱い心が生み出した願望だ。
「王として…自身の弱い心を認めぬ者に、王としての資格は無い。」
それは「闘種の王 」として生きる俺自身の心に問い掛ける自問自答でもあった。
しかしまあ、状況は概ね理解したわけである。ならば、やる事は一つだ。
宵月の言う「安らかな死」の力添えってやつだ。
ホラ。火蜥蜴爺さん、出番だぞ。しっかり宵月を説得しろよ(笑)。
『分かっておるわい。人をこき使いおって…ブツブツ。』
◆ ◆ ◆
夢現のままに目覚めれば、我が花の城は色を失い、ボロボロに朽ち折れんがばかりの有様であった…。
それもこれも、死を間近に控え、この世界樹を支える活力が自身に無い事の現れである事は明白だった。
玉座に座する我…「夜の王」の黒衣が夜の闇を吸い取り、力無げに輝いている。
『我に苦痛無き安らかな死を…。』
そう口にしても尚、もはや存在せぬ我が主君…「司書様」に御目通り叶わぬまま死すことへの「後悔」ばかりが募る。
それでも自分は、この「祭祀の里」を治める王なのだ。王として、この里を後継者に託さねばならぬのだ。
『…まだ我が後継者は集まらぬのか?何をやっている?』
返事が返って来ない。
そう言えば、衛兵達はどうした?門番の善霊達は?
いつも聞こえる「木魂」達の騒がしい声も無い。
「夜の王」は首を傾げる。視界がぼやける。
そして、じきに見えて来たのは、我が玉座の周囲に捧げられし世界樹の蔦が巻き付いた「後継者」達の姿であった。
『これは…一体?』
思考が定まらない。見れば、小妖精達は蔦に活力を奪われ、次々に消滅してゆく。
何が起きていると言うのか?
『もっとだ…もっと我に活力を…我はまだ死ねぬ。』
何を私は言っている?守るべき民から、私が命を集めていると?そんな馬鹿な。
小妖精達の苦鳴を背に無言で立ち上がる「夜の王」。
美しく気高きその顔は今、まるで凍り付いたかのように表情が喪われていた。
『もっと集めるのだ。我を永遠に存在させる為に。』
そんな彼女の前に、忽然と現われしは花霊族か?この「祭祀の里」では見た事も無い程の、とても強い精霊力を宿した個体に見える。
『何者か?…まあ良い。その活力…素晴らしいではないか?我に捧げるがよい。』
それだけの活力があれば、我を数年は生き長らえさせよう。
私が支配する世界樹の蔦が、幾筋も伸び、その花霊族に巻き付く。
姿を覆い隠すほどの蔦に、瞬時に身動きを封じられる花霊族。
『我が宵闇の蔦よ…かの者の命を我に捧げよ。』
凍り付いた微笑みが、だが瞬時に凍り付く。おかしい?
『無駄ですのぉ。今の私と「夜の王」さんは同等の存在ですのぉ。一方的に私の「香気」は奪えませんのぉ。』
間延びした声が届くと共に、蔦は枯れ果て崩れ落ちた。
そう。お花ちゃんこと「不滅 」である。
当のお花ちゃん、相変わらずの呑気な顏で「夜の王」と対峙する。
とは言え、お花ちゃん自身が言うように、今の彼女は「高位花霊族・天王花」。
僅か1週間程前までは、ホンのそこらに生えていた「天人花」とは思えぬ成長ぶりである。
『とりあえず、忘却さんは解放させていただきますのぉ。』
お花ちゃんがそう言うと、忘却こと「蝶々ちゃん」の身を縛っていた蔦が千切れ落ちた。そしてドサリと床に落ちる蝶々ちゃん。
『ふあぁぁぁあ。おやすみ…。』
大物である。時刻は深夜とは言え、また寝始めたではないか。
そして次々に解き放たれる小妖精達。
『やっ、止めよっ。何ということをっ??』
解き放たれると同時に、ゴッソリ奪われる我が活力。
立っていられずに、フラフラと膝をつく「夜の王」。
『この子達に返しましたのぉ。』
ニコリと微笑むお花ちゃんだが、やっている事は凶悪この上無い。
「夜の王」から逆吸収した活力を小妖精達に戻したと言う荒技だ。
『おのれ…許さんぞ。』
「夜の王」の顔が仮面に変わり、漆黒の衣が翻り広がってゆく。
それは「宵闇の仮面」。正体見たり、である。
ドゴォォォーーーンンン!!!
吹き飛ぶ城門。これぞ「夜の王」の怒りか?と小妖精達は騒ぎ立てるが、何のことは無い、ただの侵入者(?)である。
「夜の王」もとい「宵闇の仮面」が唖然と立ち尽くす。
「にしても、どんだけ眠いんだよ、コイツは?」
蝶々ちゃん、この爆音でも目を覚まさず熟睡中だ。
結果、殴り込んでみたわけだが、こんだけ証人が居れば大騒動を起こす必要も無かった気がするな。
解放された小妖精共は、右往左往しているだけだが、騒ぎを聞きつけて集まってくる精霊もチラホラだ。
にしても、お花ちゃん、上手くやってくれたようだ。
あんまり期待していなかったのだが(笑)。
『やればできる子なのぉ。』
「はいはい。偉いぞ。」
適当に褒めてみたが、満足気なお花ちゃん。
『観念するのです…宵闇よ。』
「宵闇の仮面」と相対するは「宵月の仮面」。
元来、「夜の王」を構成する同一体の2人である。
『…裏切るつもりか、宵月よ?』
『宵闇よ、その行為は我等が王の本意に非ず。裏切っているのは、お前の方よ。』
仮面の異なる黒衣の外套が対立する。紛らわしい奴等だ。
しかし、どうしたものか?俺の中では「夜の王」排除は確定事項なのだがな。
『いや、少し待って欲しいのじゃ。儂に任せてはくれんかのう…。』
火蜥蜴爺さん、何を思ったか?同郷のよしみか。俺はそんなに甘くないぞ。
『分かっておるわい。こうなれば奴には逃げ場は無いのじゃ…ならばせめて、安らかな死を…な。』
世界樹の蔦もお花ちゃんが居れば通じないし、虚数空間も火蜥蜴爺さんが居れば無効化できる。
確かに為す術なしで、宵闇は悔しげに棒立ちの状態だ。
まあ、なら火蜥蜴爺さんに任せてもやぶさかでは無いが…。
『感謝するぞい。』
言うなり火蜥蜴爺さん、ヌラリと進み出す。
メラメラと燃える身体を走らせ、宵月の仮面と並び立つ。
『…久し振りじゃのう。宵闇…いや、「夜の王」よ。儂じゃ。こんなナリじゃが「太陽の王」じゃ。』
『まさか…太陽の?』
見た目、ただの火蜥蜴爺さんだ。
宵闇の仮面の、その中の「夜の王」の困惑も分からなくは無い(笑)。
『もはや観念せい。これだけの事を仕出かしてしまったのじゃ…もはや「夜の王」として静かに消えてゆくのが定めじゃろう。お主も司書様に合わせる顔が無かろうて?』
説得と言って良いのだろうか?「司書様」の名前を出された事で、どうやら観念した模様。
『「太陽の王」よ。御助力、感謝いたします。』
それは宵月の仮面の感謝の言葉。それと同時にスッ〜と宵月の仮面が消え去る。
『…ああ、太陽の。久し振りですね…。』
宵闇の仮面が落ち、「夜の王」が再び素顔をさらけ出す。
《〈宵闇の仮面〉と〈宵月の仮面〉が再統合されたんだろうねぇ。美人さんだねぇ。》
なら一件落着か?積もる話もあるようで、火蜥蜴爺さんと「夜の王」はヒソヒソと会話を交わしているんで、そそくさと足をテラスに向ける俺達。
遠目からも分かるが、いや、確かに美人だがな(笑)。
余命いくばくも無いって雰囲気である。
『助けないですのぉ?』
言いたい事は分かる。お花ちゃんは熟睡中の蝶々ちゃんをぶら下げて、俺達と共にテラスに顔を出す。
《火蜥蜴お爺さんみたいに、助けられる可能性は…あると思うけどねぇ。》
可能性の問題じゃない。火蜥蜴爺さんの場合は、ある種、止む終えない状況だっただけだ。
その他の場合も、同様だぞ?
そもそも、あたり構わず、この俺が名前を付けて回ってると思ってんのか?
《え…。そりゃそうだろうけどねぇ。》
なんだ、ベネ。その微妙な同意は?
「ふぅ。ともあれ、今回はパスだな。」
メェ〜♪
元気な声で同意してくれたのは彗星だけだ(笑)。
何にせよ、湿っぽいのは苦手だ。とっととオサラバするのが良いだろう。
「にしても…不思議な風景だよな?」
テラスから見上げる空は、まるで水の中にいるかのような錯覚を覚えさせる。
いや、その表現もあながち間違いではあるまい?何しろ、この巨大な花(祭祀の里)自体が水に浮かび、その水面が頭上にまで至っているのだ。
水面に閉ざされた世界である。
《これぞ〈夜の王〉の虚数空間〈魂の牢獄〉の応用技だねぇ。おそらく、元々は彼女、〈水霊族〉だったんじゃないかなぁ?》
なるほど。だが一体、ここはどこなんだ?どうやって帰るかが問題だ。
『その心配には及びませぬ。』
ひょっこりと出てきた宵月の仮面。
あれ?あんた、消えたんじゃないのか?
『私は「夜の王」の分身。王が存在し続ける限り、消える事はありません。》
「何だよ。納得いかないな。」
『そう言わず。さて、地上にお送り致しますよ。』
虚数空間を使えばひとっ飛びって事か。そりゃ便利だよな。
しかしまあ、ここはお言葉に甘えておこう。二度と来ることもあるまい(笑)。
「よし、彗星。よく見ておけよ。二度と見れないぞ(笑)。」
メェ〜〜〜……メッ!?
どうしたっ?俺の頭の上の彗星が警戒の声を上げる。
目が良いな(笑)。
《あ〜。何か近付いて来るねぇ。》
「言ってる場合か。探知を頼むぞ、ベネ。」
《はいはい。第1位階・竜顕現、発動。〈祭祀の里〉を構成する〈宵の牢獄〉を中心に半径2000m内に侵入中の敵性個体を検出。個体名〈水属性多頭蛇〉と確定。個体数〈120〉接触まであと150秒。カテゴリー〈2.3+〉〈1.8−〉〈2.0+〉〈2.1+〉〈2.2+〉〈2.4−〉……以下略です。わんさかいるねぇ。》
おいおい、120匹だと?数だけは居るじゃないか(笑)。
「って事は?」
『この「祭祀の里」は水中にあるのじゃよ。』
おっと。火蜥蜴爺さん、もう良いのか?
『ああ。十分じゃ。で、儂だけで始末して良いのかのう?』
「 やる気だねえ。まあ、年寄りは死なない程度に程々な(笑)。」
だが皆んなにまず、言っておく事がある。それは「生命核は破壊するなよ?確保するんだぞ。」って事だ。
『た、戦うつもりですか?あの数ですよ。一刻も早く、お逃げください。』
宵月の仮面は既に諦め口調。それもこれも「夜の王」の死期が近付いているからこその、「宵の牢獄」の弱体化が引き起こした事態なのだと言う。
『これは我々の運命。あなた方は私の命に代えても、必ずや、お逃がしします。』
こいつも人の話を聞かん奴だな。こんな儲け話を逃す手は無い。
「水属性多頭蛇の生体核大量入手でギルドカードの階級大幅アップと同時に、資金を大量入手するぞ!」
メェ〜♪
こちらの戦力は火蜥蜴爺さんを筆頭に、妖刀の哀歌、お花ちゃん、彗星だ。
蝶々ちゃんは…まだ寝てるな。大丈夫か、コイツ?
指の骨をポキポキと鳴らしながら、頭上を見上げる俺達に宵月が驚愕の眼差しを向ける。
そんなに見詰めるなよ。照れるじゃないか(笑)。
《誰も褒めてないからねぇ?》
そうか?まあ、蝶々ちゃんはこいつに任せておけば良いだろう。
「いっちょ、派手に暴れてやるか。」
そして、ここなら十二分に暴れられる筈だ。そう。今度こそは、だ。
《竜技・森羅の皇緋、発動》
漲る「火気」が俺の全身を駆け巡る。
「よーし、1人、ノルマは10匹だぞ。あっ、でも彗星は無理するなよ〜。」
『えこ贔屓ですのぉ。』
お花ちゃん、呑気に顔を膨らませやがって。そんな事より、俺は妖刀から哀歌を解き放ってやる。
ニャあああぁぁぁーーー!!!
そうして始まる俺達の暴虐なのであった…。
◆ ◆ ◆
《原初の戦闘力が+1強化されました。》
火蜥蜴爺さん、老体に鞭打って頑張ってるねえ(笑)。
逆に俺の獲物を奪う勢いで暴れている。その「裁きの炎」がこっちまで飛んで来るぞ。
危ねえじゃねえか(怒)。
そう言う俺も寄って来る多頭蛇を端から殴り飛ばし、もはや「祭祀の里」の居住区は廃墟の有り様である。
小精霊の大半は城に避難中とは言え、酷いもんだ。
《君がやったんだけどねぇ?》
遅かれ早かれ、もうこの里は終わりが近い。
この里を構成する世界樹から生命力が抜け出し、枯れ始めてんだ。
《そうは言うけど、お花ちゃん階級なら余裕で引き継げるでしょ?》
お前は馬鹿か?それは俺の利益にならん。
ガコンっ!!
出会い頭の多頭蛇の胴体を弾き飛ばし、地面に陥没させて俺はひと心地をつく。
ちゃんと生体核をズラして瞬殺してみた。器用だろ?
《ステリアス・シーヴァの器用値が+1強化されました。》
…最近、俺の攻撃力とか、防御力だとかの数値の上がりが悪いな。
こんだけ倒して器用値が1だけだと?既に10匹以上は仕留めているぞ。
《君は底打しちゃってんじゃないの?って言っても、対象が多頭蛇ってのも、経験値的に微妙だと思うけどねぇ。》
確かに、あんだけ暴れ回っている火蜥蜴爺さんでさえ、攻撃力が1つ上がっただけだし、同様に狩りまくっている哀歌なんか言うまでもない(笑)。
鎖から解き放たれた何とやらで、ニャ〜ニャ〜言いながら空を駆け回ってやがる。
「あいつ、生体核喰ったら許さんぞ…。」
空を走っていた哀歌の身体がビクっと震えたのは…俺の見間違いだろう(笑)。
一方、城の方でも大袈裟に土煙が巻き上がっている。多頭蛇の襲撃が激しいのだろう。
あっちは彗星とお花ちゃんに任せてあるのだが、大丈夫だろうか?
しっかり者の大嵐とツッコミ役の金魚ちゃんがいれば、また話は違ったのだがなあ。
《彗星の戦闘力が+1強化されました。》
おっ?彗星も頑張ってるな(笑)。
姿が見えなくても、これで分かると言うのも面白い。
《彗星の回避値が+1強化されました。》
む。順調だな。その調子だ。
《彗星の器用値が+1強化されました。》
何だとっ!?何をやっているんだ、彗星よ!
急に心配になってきたぞっ。様子を見に行くか?
《ちょと過保護すぎじゃないの?彗星君も、あれでカテゴリー〈2.4+〉もあるんだから、平気でしょ?》
そうか?納得して諦める俺。
だがこの土煙、巨大化した黄金色の巨獣…彗星が多頭蛇に追突したまま、「大地の嘆き」で壁をぶち壊し、城を半壊させ続ける為に起こる現象であった。
それを見守る小精霊達は、どっちが敵やらと右往左往して逃げ惑う。
そんな事を俺が知る由もなく、お花ちゃんの微笑み(薔薇の香気)が情報規制(洗脳)を成し遂げる。『皆さん、落ち着いて一列で並んで逃げてなのぉ。』と言う具合だ。
《不滅の魔力値が+1強化されました。》
そして僅かに10分後、俺は哀歌を回収して城に戻る事にする。
妖刀に戻った哀歌も満足げに『ゴロゴロ』言ってる。
俺の懐には集められるだけの生体核がたんまり貯まり、俺も満足である(笑)。
「残りは後でみんなで回収作業だぞ。忘れんな。」
『業突く張りじゃのう。』
「その業突く張りのお陰で、炎霊の生体核があった事を忘れてるな?」
さあ、火蜥蜴爺さん、俺を引っ張っていけ(笑)。俺はその尻尾をむんずと掴む。
『むう、仕方ないのう…。』
そんな事をやってたら、逆に帰還が遅くなった件は内緒だ。
「ん?お前ら、何をやってんだ?」
見ると、玉座の周囲に咽び泣く小精霊達の列。
どいつもこいつも世界の終わりって顔をしている。
『…客人よ、こちらへ。』
宵月の仮面が俺達を招き入れる。だがその宵月自身、若干、姿が薄れつつあるぞ。
「お前、大丈夫か?」
『元より、私は「夜の王」の分身。王が死す時、共に消え去るが定め。お気に病む必要はありません。』
そんな「夜の王」だが、玉座に座したまま俯いている。
辛うじて息がある?そんな感じだ。
俺は飛び込んで来た彗星を見事にキャチ。
小さくてフワフワ感は変わらずだ(笑)。一安心して頭に乗せる。
『おお。夜の…最期かのう?』
『ええ…太陽の。』
か細い声で火蜥蜴爺さんに応える「夜の王」。
『皆さん…多頭蛇から我等を救って戴き、有り難うございます…現在、この「祭祀の里」は水面に向け浮上中です。』
そう言えば、僅かに振動する足元。頭上も明るくなって来た気がする。
『…私は最期の力を使い、この世界樹を地上に解放します。その後、この世界樹は徐々に衰退してゆく事でしょう…しかしそれもまた、我等の運命。』
そして「夜の王」は宵月に命じて、その腕の中に蝶々ちゃんを迎い入れる。
「何をするつもりだ?」
『…もはや後継者に霊位を託すだけの余力はありませんが…私の、ほんの欠片程度なら託す事は可能でしょう。』
それをこの者…その名も「忘却」に託すのだと言う。
しかしだな、当の蝶々ちゃん、幸せそうな寝顔でウトウトしている。って言うか、これって本人の承諾無しで良いのか?
だが周辺の空気は静まり返っている。
小精霊逹にしてみれば、それは栄誉な事なんだろう。平伏している連中もチラホラだ。
《霊位は継承できないけど、実質、これで蝶々ちゃんが〈夜の王〉の後継者って意味を持つんじゃないかなぁ?》
こんな継承者で良いのか?俺の眷属なのだが、寝っぱなしで、まだ1度もまともに会話もしてないぞ(笑)。
そんな蝶々ちゃんに宵月が手を重ねる。そして視線を俺逹に向けた。
『皆さんにお逢い出来たこと、これこそ司書様の御導きでしょう。感謝いたします。そしてその行く先に祝福を…。』
そう言うと、宵月は笑って消えた。
《報告。ステリアス・シーヴァの眷属、忘却は風属性〈高位風霊族・蝶の舞姫〉に進化しました。固有能力〈霊位「舞姫」〉は〈胡蝶の統合核〉に強化されました。また固有能力〈休眠〉が〈宵月の眠り(NEW)〉に進化しました。》
《忘却の戦闘力が+10強化されました。》
《忘却の防御力が+10強化されました。》
《忘却の生命力が+10強化されました。》
《忘却の回避値が+10強化されました。》
《忘却の知能値が+10強化されました。》
《忘却の器用値が+10強化されました。》
《忘却の魔力値が+10強化されました。》
《忘却の風属性が+10強化されました。》
《忘却の木属性が+10強化されました。》
蝶々ちゃんの羽根が虹色に輝き、眩しいぐらいだ。
《忘却は固有戦技〈宵月の天弓〉(NEW)を獲得しました。》
《忘却は精霊系術式〈風精の遠吠〉(NEW)を獲得しました。》
と同時にガタガタと足元が揺れ始めた。小精霊逹の悲鳴が相次ぐ。
頭上の水面が爆音と共に割れた瞬間、夜の王は露に消えた。
辛気臭い顔をした火蜥蜴爺さんの背中をひと撫でし、俺は「夜の王」に御苦労さんと声を投げ掛け、青空を見上げる。
それは清々しいほどの青色であった。
一方、その頃、首都「ジュライ」の地下、地底都市での一件である。
「ここは…何処なのです?」
意気揚々と旅立った筈のクロちゃんであったが、行けども行けども道に果ては無し。
勢い込んで「荷物搬入倉庫」から飛び出した以上、幼女の見た目とは言え、雨殿の元に戻るわけにはいかない。そんな恥ずかしい真似ができる筈も無し。
そもそも、ここは地上か?私の知る限り、上り階段は「トーパチオ士爵」邸の地下倉庫に通じていた筈である。
それが今や、紫色の空の下、行けども行けども代わり映えせぬ雑木林の中。
「誰か…居ませんか?」
急激に不安に襲われるクロちゃん。
しかし、私はここで立ち止まるわけにはいかないのです。
あの方の古参の眷属としての意地…いえ、あの人は放っておくと、見境なく眷属を増やして、それも可愛い女の子ばっかり。ああ、イライラしてきました。
「いっそのこと、この周辺の木々を斬り倒して、見通しを良くしてみましょうか?」
この「八握の黄金太刀」の試し斬りにも丁度良いでしょう。
カチリと鞘に手を伸ばす。
すると何やら、白い毛玉(?)が空から落ちて来たではないか?
ドシーーーン
「これが噂に聞く…雪ですか?」
『そんなわけ無いじゃん。この林を荒らすやつは、ぼくが許さないわん。』
何処から聞こえる声であろうか?クロちゃんはキョロキョロと見渡すが、何も無い。
「む…気のせいね?」
素通りしようとしたクロちゃんの真横で、両手で抱えられるほどの大きさの…あの白い毛玉がモゾモゾと動く。
『無視しないでわん。』
あら?
『おねえちゃん、何者だわん?』
毛玉だと思われたのは、これまた丸っこい仔犬大の大きさの「狼形」である。
まん丸の瞳が興奮気味にクロちゃんを捉えている。
「私はクロと申します。よろしくです。」
仔犬を相手に礼儀正しくお辞儀をするクロちゃん。
目線的には仔犬と同等である。何しろ幼女である。
『ぼくは…まだ名前が無いだわん。お父さんとお母さんは、なんて言ったかな?その…ごしゅじんさま?って人が帰って来たら名前を付けてもらうって言うんだけど。』
「なるほど…良く分かりませんが、名前が無いのは呼ぶのに不都合ですね。では私が仮の名を付けてあげましょう。」
『やっただわん!』
大喜びで尻尾を振り回す仔犬。期待の眼差しでキラキラしている。
ちょっと思案顔のクロちゃんだったが、良い名前が閃いたのか?ポンと手の平を打つ。
「…良い名を思いつきました。あなたは林を護ると言うなら、「翠」と言う名は如何でしょう?」
「ぼく、ミドリだわん!!」
すると翠の体毛が見る間に緑銀色に染まったではないか。なんと不思議な現象であろうかとクロちゃんは首をかしげる。
《クロちゃんは能力〈命名〉(NEW)を獲得しました。》
そんな自分の変化を知る由もなく、翠は『ハッハッ!』と興奮して走り回る。
『ねえねえ、おねえちゃん。僕と遊んでわん!』
「いや…私はそんな暇は…。」
と言いつつ、幼女としての肉体年齢がクロちゃんを激しく誘惑する。
そうして小一時間…どころではなく、ここ「逢魔の亜空間」の陽が落ちる頃合いになって「はっ!?」と我に帰るクロちゃんなのであった。
旅立ち…失敗なのである。
◇ ◇ ◇
ステリアス・シーヴァ【竜絶壁発動中】
種族〈シーヴァ族〉
階級〈傭兵〉
所属国〈傭兵大隊預かり(特措法)〉
カテゴリー〈8.7+〉
戦闘力 66
防御力 58
生命力 91
回避値 58
知能値 47
器用値 51(↑1)
魔力値 62
相生相剋〈火気〉属性 55
相生相剋〈木気〉属性 35
相生相剋〈金気〉属性 25
相生相剋〈土気〉属性 44
相生相剋〈水気〉属性 46
竜技
九十九式(下位)見えざる(ブリトマルティス)赫炎〈火気〉
九十九式(下位)束縛 (カリュプソ)の静謐〈水気〉
九十九式(下位)復讐 (エイレイテュア)の逆鱗〈土気〉
九十九式(下位)開闢 (アイオロス)の威風〈木気〉
九十九式(上位)森羅 (カリオペ)の皇緋〈火気〉
九十九式(上位)喜劇 (タレイア)の蓋世〈土気〉
九十九式(上位)叙事詩 (テルプシコラ)の泡沫〈水気〉
戦技
一刀両断
十文字斬り
固有能力
竜の血眼(竜眼第1位階)
轟炎の気
水精の女王の加護〈50%〉付与
能力編纂技能−〈全知全能霊〉
能力
大剣 剣 手斧 槍 投槍 棍棒 小盾 軽装 隠蔽 偽装 物理抵抗 精神抵抗
魅了 脚力 嗅覚 命名 馭者 連携 大工 腕力 投擲 二刀流 統治 潜伏
鑑定 願い 破壊 暗躍 異常耐性 咆哮 感応 精製 共鳴 打撃 同調 天耳
魔力系術式
下位(基本三原理)火属性付加
下位(基本三原理)火属性魔道弾
下位(基本三原理)火属性誘導波動
下位(基本三原理)水属性付加
下位(基本三原理)光属性付加
眷属
相生相剋の五人衆
クロちゃん
闘種四天王
クエビコ〈地底都市の守護者〉
ハナコ〈地底都市の守護者〉
イワメ〈地底都市の守護者〉
ナヨタケ〈地底都市の守護者〉
フミ〈地底都市の守護者〉
ナオヒ〈地底都市の守護者〉
スオウ〈地底都市の守護者〉
セイラン〈地底都市の守護者〉
彗星
販売上手〈擬似生命体(金気)〉
刀鬼王の甲冑(弐式)〈擬似生命体(土気)〉
黒字
竃神〈擬似生命体(火気)〉
電撃
叙事詩
不滅〈相生相剋の十下衆〉
定理
哀歌〈相生相剋の十下衆〉
原初
忘却
称号
赤き竜人
傾国の貴公子
闘種の王
調和者
装備
揺光ベネトナーシュ〈第1位階〉分体〈大剣〉【竜絶壁発動中】
属性:暴君LV410〈聖遺物級〉
付与効果:ガーネット碑(七大元素)〈ゲニトル・ルミナス〉〈第1位階〉
剣撃物理破壊力増幅
竜技増幅
竜顕現
竜絶壁
意識の転移
擬似人格〈補助機能〉
耐久値:490
妖刀「鵺」〈小太刀〉
属性:妖怪神LV350〈聖遺物級〉
付与効果:耐久値強化(隕石鋼)
竜技補正〈50%強化〉
哀歌の魂〈妖刀制御+〉
喰われし者〈自己再生・防衛本能・殺傷過剰〉
雷身〈雷属性帯電(120%)〉
耐久値:400+α
竜面〈仮面〉
属性:竜面の者LV250〈聖痕武器級〉
付与効果:竜因子封印
自己再生
耐久値:200/∞
ジャガノート(畏怖なる護り手)〈重鎧〉
属性:付喪神(低位)LV150〈秘跡武具級〉
付与効果:有卦の鬼棘〈攻撃判定+〉
無卦の反魂〈防御判定−〉
代赭の竜堅〈障壁〉
耐久値:220
黒衣(黒色)〈外衣〉
属性:結界種LV300〈聖痕武器級〉
付与効果:結界生成〈守護遮断(反射率)〉
物理特性〈闇・土〉30%増幅
防寒〈永続化〉
耐久値:350
所持金
煌皇金貨11枚
煌白銀貨282枚
煌赤銅貨70枚
【〈神宝の洞庫〉煌皇金貨総額693,681枚】
【〈猫に小判〉0枚】
所持品
賢者の核石〈「火気」術式刻印〉
賢者の核石×1
岩塩
獣油
下着〈服〉×4
魔鉱石×4
ギルドカード〈階級「F」〉
携帯水筒
再誕の書
原始回帰の書
神毒解毒丹×5
光の魂(ロザリオ)
不老の書
権利書〈海岸の村〉
水属性多頭蛇の生体核×16(NEW)
◇ ◇ ◇
彗星
種族〈北欧山羊〉
階級〈星座の生物種〉
所属国〈ジ・ハド煌王國 (ジ・ハド・トゥインコル・キングダム)〉
カテゴリー〈2.4+〉
戦闘力 21(↑1)
防御力 24
生命力 31
回避値 21 (↑1)
知能値 15
器用値 16(↑1)
魔力値 25
土属性20
光属性15
戦技
大地の嘆き(突撃効果倍(+100%)〈土属性〉)
光の体毛(守護幕〈光属性〉)
固有能力
星気の美徳
運命補正効果(眷属)
能力
角 霊子 自己再生 自己回復 幻覚耐性 癒し 忠義 大器晩成
健脚 突撃 咆哮 応援 巨大化 大胆不敵 視覚 魅了 穴掘り
眷属
北欧山羊・星気体
卯花羊・星気体
トルマリン鳥・星気体
称号
ステリアス・シーヴァの眷属
竜面屋牧場の守り主
星気体の王子
◇ ◇ ◇
不滅
種族〈高位花霊族〉
階級〈天王花・皇族種(薔薇科)〉
所属国〈花霊族の園〉
カテゴリー〈4.3+〉
戦闘力 40
防御力 43
生命力 43
回避値 40
知能値 45
器用値 41
魔力値 44(↑1)
木属性45
光属性30
戦技
天命の歌声
世界樹の棘蔦
薔薇の香気
天命の輝華〈光輝・念動〉
固有能力
香気の統合核〈50%〉
運命補正効果(眷属)
世界樹の神性〈開花・不滅〉
能力
投擲 鞭 偽装 歌唱 家族愛 自己再生 自己回復
睡眠耐性 毒耐性 麻痺耐性 幻覚耐性 即死耐性
魔眼耐性 洗脳 予感 世界樹 精霊体 浮遊 窃盗
覇気 癒し 地殻操作 心眼
精霊系術式
花精の接吻(魂縛・隷属化)
花精の運命操作(幸運・不運)
花精の樹霊昇華(拘束・輪廻)
称号
ステリアス・シーヴァの眷属
お花ちゃん
相生相剋の十下衆〈花〉
装備
薔薇の正式上衣〈服〉
属性:木属性LV400〈聖遺物級〉
付属効果:物理特性〈木属性〉200%障壁
魔道特性〈風属性〉200%障壁
香気の幻惑〈魅了〉
自己再生・自己修復・自己進化
耐久値:600/∞(+∞)
◇ ◇ ◇
哀歌
種族〈妖怪神 〉
階級〈合成獣「鵺」〉
所属国〈不明〉
カテゴリー〈5.0+〉
戦闘力 59
防御力 48
生命力 55
回避値 46
知能値 30
器用値 20
魔力値 58
闇属性60
相生相剋〈金気〉属性50
戦技
隠者の爪
瘴気の咆哮
固有戦技
真・侵食解放〈混沌・腐食〉
雷身〈雷属性帯電(200%)〉
固有能力
喰われし者〈狂気〉
不老の書
原始回帰の書
再誕の書
巫女の真像
運命補正効果(眷属)
妖刀化
猫に小判〈隠り世空間〉
能力
爪 奇襲 咆哮 疾走 精神抵抗 捕食吸収 雷君 人工生命
自己再生 自己増殖 毒耐性 闇耐性 麻痺耐性 睡眠耐性
石化耐性 狂気耐性 邪眼耐性 炎耐性 吸収 踏付け 天駆
巨大化 妖刀 神気
称号
ステリアス・シーヴァの眷属
相生相剋の十下衆〈雷〉
◇ ◇ ◇
原初
種族〈裁きの王 (ワジール)〉
階級〈高位火霊族〉
所属国〈太陽の祠〉
カテゴリー〈3.2-〉
戦闘力 33(↑1)
防御力 30
生命力 30
回避値 30
知能値 42
器用値 28
魔力値 35
火属性20
光属性22
戦技
裁きの炎
火の結界〈障壁〉
固有戦技
オウタ〈ホルスの眼〉
固有能力
密儀王〈不滅体〉
太陽王の統合核〈20%〉
運命補正効果(眷属)
能力
投擲 爪 杖 博識 統治 洞察 精霊体 自己再生 石化耐性
寒耐性 炎耐性 即死耐性 結界 陽光 飛翔 覚者 熱崩壊
精霊体 正義
精霊系術式
火精の息吹(劫火・焼却)
火精の天秤(断罪・滅却)
称号
司書の眷属〈破棄〉
輝ける太陽王
ステリアス・シーヴァの眷属
火蜥蜴爺さん
◇ ◇ ◇
忘却
種族〈小妖精→高位風霊族(NEW)〉
階級〈小姫→蝶の舞姫(NEW)〉
所属国〈祭祀の里〉
カテゴリー〈3.0-〉
戦闘力 28(↑10)
防御力 28(↑10)
生命力 29(↑10)
回避値 35(↑10)
知能値 32(↑10)
器用値 26(↑10)
魔力値 30(↑10)
風属性30(↑10)
木属性32(↑10)
戦技
蝶の羽〈鱗粉〉
固有戦技
宵月の天弓(NEW)
固有能力
霊位「舞姫」→胡蝶の統合核〈10%〉(NEW)
休眠〈蛹化〉→宵月の眠り〈蛹化・結界〉(NEW)
運命補正効果(眷属)
能力
小剣 弓 杖 軽業 舞踊 嫉妬 不器用 精霊体 予感
聴覚 浮遊→飛翔(NEW)睡眠→夢種(NEW)再生
闇耐性(NEW)硬化(NEW)結界(NEW)
精霊系術式
風精の舞踊(旋風・守護膜)
風精の遠吠(鼓舞・竜巻)(NEW)
樹精の密儀(覚醒・調律)
樹神神託
称号
小姫
ステリアス・シーヴァの眷属
蝶々ちゃん(NEW)
装備
宵月の長袖舞踏衣〈服〉(NEW)
属性:闇属性LV70〈特殊兵装級〉
付属効果:物理特性〈夜の王の加護〉30%付与
自己再生・自己修復
耐久値:250
◇ ◇ ◇
クロちゃん
種族〈鳥天種〉
階級〈幼体〉
所属国〈卵の世界〉
カテゴリー〈2.5+〉
戦闘力 20
防御力 15
生命力 25
回避値 15
知能値 34
器用値 15
魔力値 11
風属性26
光属性25
固有戦技
刹那の光輝〈補正値250%向上〉
孔雀刀「アンドレアルフェス」〈具現化〉
翼の加護「セラフィック・フェザー」〈具現化〉
固有能力
鬨の声〈術式4.5倍 増幅〉
運命補正効果(眷属)
結界種回帰〈死を与える鷹〉
卵の理から離れし者〈常時精霊力具現化因子〉
能力
刀 軽装 結界耐性 即死耐性 魅了 天耳 直感 覚者 脅迫
応援 偏食 嫉妬 抗議 慈愛 覇気 結界 飛翔 癒し 歌唱
健脚 天舞 空間把握 加速粒子 命名(NEW)
精霊系術式
讃歌の翼〈補正値300%向上〉
摂理系術式
我ハ主人ヲ讃エル〈精神高揚効果150%〉
唯一ツノ貫ク槍ト成ラン〈一点貫通効果200%〉
愛シキ者ノ盾ト成ラン〈対防御効果200%〉
称号
漆黒の剣姫
ステリアス・シーヴァの眷属
卵の理から離れし者
装備
八握の黄金太刀〈太刀〉
属性:金剛石LV150〈特殊兵装級〉
付与効果:硬度調率〈霊子結合〉硬度再生50%
耐久値強化(聖霊鉱)+α補正
鞘(火鼠模様)〈火属性耐性50%〉
耐久値:180+α
白瑠璃の釵(小)〈道具〉
属性:聖霊鉱LV70〈特殊兵装級〉
付与効果:霊性増幅器〈補助機能〉
共鳴効果〈意識の同調小→大〉
耐久値:45
長袖舞踏衣錦柄〈服〉
属性:絹LV50〈特殊兵装級〉
付与効果:耐熱耐寒〈月蛾〉
呪詛返し〈反射〉
麻痺耐性(無効)
耐久値:70
所持品
背負い袋(超特大)
◇ ◇ ◇
翠(NEW)
種族〈狼人種〉
階級〈狼形〉
所属国〈地底都市(逢魔の亜空間)〉
カテゴリー〈1.5+〉
戦闘力 18
防御力 15
生命力 20
回避値 8
知能値 14
器用値 10
魔力値 10
木属性10(NEW)
戦技
狼の爪
固有能力
逢魔の亜空間〈木属性〉
運命補正効果(仮)(NEW)
能力
爪 咆哮 俊足 追跡 大器晩成 寒耐性 暑耐性
直感 嗅覚 野生 樹生(NEW)
称号
逢魔の子供達
(`_´)ゞ作者も想定外の、結局、蝶々ちゃんずっと寝っぱなし現象です(笑)ありえないっです(笑)
次回はステリアス激怒。多頭蛇殲滅編っですw




