第7話「智を司る蛇」〈4〉蛹の見る夢…宵闇に誘われて
(=゜ω゜)ノ村を旅立ち…小精霊編、前編です。
第7話「智を司る蛇」〈人間の本当の価値は、すべてが上手くいって満足している時ではなく、試練に立ち向かい、困難と戦っているときにわかる〉The ultimate measure of a man is not where he stands in moments of comfort and convenience, but where he stands at times of challenge and controversy
草創歴0444年5月20日〈4〉
ただいま「海岸の村」は戒厳令が発令中。
正気を取り戻した村の住民達だが、村の惨状に茫然自失。
住処を失った者も多く、慈悲深い俺は村長宅に保護してやると共に、私財を投じて村の再建を行う事と、この俺が村の権利を買い取った事実を宣言した。
並びに、有耶無耶のまま犯人は元村長であり、奴は現在逃亡中の身である事を周知する。
村民の大半は不満気なものの、村は傭兵大隊「羅刹」によって占拠中。
配備されていた「国境警備隊」は武装解除させられており、下級兵士はその日のうちに城塞都市「リムルブルグ」送り。
指揮官級は現在、元宿舎で取り調べ中である。その責任者は無論、ナユタ少年だ(笑)。
残念ながら、花摘み少女のカリアの母、ナリアの説得もあり、海岸の村は俺を無条件で受け容れる事と相成った。
《抵抗勢力が出てくれば、その中の秘密結社やらフト家の間者やらを、一気に一網打尽に出来たのにねぇ〜。》
それだな。まあ、それだけ「火の祠」の巫女さんであるカリアの母親が求心力を持っているって事だ。決して、火蜥蜴爺さんの功績では無いぞ(笑)。
『分かっておるわいっ。』
不貞腐れて丸くなる火蜥蜴爺さんこと「原初」。
昨日よりもまた一回り大きくなったな(笑)。これじゃもう尻尾を持って歩けんぞ。
『儂の尻尾は持つ所では無いのじゃ。』
話は変わるが、早朝から俺達が「海岸の村」の門前(の残骸)に待機しているのにはれっきとした理由がある。
だがちょっと待て。いい加減、海岸の…村?そんな適当な名前は如何なものか?ちゃんとした名前があって然るべきだろう。
そして村の権利者は俺だ。命名する権利がある筈だ。
《え〜。今すぐ決める必要は無いんじゃないのぉ?建て直しが済んでからでも良いでしょ。》
むう。それもそうか。ベネの言うことも間違っちゃいないな。
《ふぅ…危ない。危ない。ここで命名とかしたら、土地神とか産まれかねないよねぇ。》
「ん?何か言ったか?」
《…何でもないよっ。》
何はともあれ、事後処理はナユタ少年に任せておけば間違いは無いだろう。
そして、そのナユタ少年は止む無く事後調査や「国境警備隊」の人員護送の件で人手が足らず、応援を要請するべくリムルブルグへとんぼ返り。
そうして、お鉢が俺に回って来た訳だ…つまりは「明珠の仙姫」の探索である。
すっかり忘れていたが、どうやら彼女の上陸後の痕跡を隠蔽した疑いが上がってきたのだ。それも、ここ「海岸の村」付近で、である。
隠蔽したのはこの村に駐屯していた「国境警備隊」だ。
これも混乱のうちに宿舎を制圧出来た事の賜物であろう。そこは俺に感謝してもらいたい(笑)。
で、書類を精査する中で、ナユタ少年が発見したわけだ。
「…しかし、何故、奴等は情報の隠蔽をする?何の得があるんだ?」
《う〜ん。有り体に考えればフト伯爵家が…更にはその上のレグ侯爵家が情報を秘匿しておいて、いざとなれば高く売ろうとか?もしくは、ここぞと言うときに恩を売ろうと隠していたとか?》
それは貴族の連中が考えそうなことだ。
奴等は「貴族派」だから、その情報を「煌王家派」か「煌王家」のどちらに売るかでも政況が傾くのを分かっているのだろう。
全くもって面倒な奴等である。現在はすこぶる勢力低下中だがな(笑)。
「…で、俺に痕跡を辿って北上しろって命令(?)…か?」
ジロリと俺は、澄ました顔で待機している傭兵大隊所属の技術部「一級管轄官」を見やる。
「仕事ですから。」と有無を言わさぬ口調の若き技術士官君である。
既に彼は軍装馬車に獄炎馬を繋いで待機済み。しかも今回は2頭の獄炎馬の両並べ。本気である(笑)。目も本気っぽい。
「絶対、付いて行きますからね。」
…まあ。止めんがね。と言うよりも、俺的には屈辱でしかないのだが、今回ばかりはお前に感謝しておこう。ありがとう。
それは何故か?
何故か、花摘みの少女のカリアを「太陽の祠」まで連れて行かねばならなくなった為である。
直線にして北の山脈、つまりは「北の雪原迷宮」…もっとも、俺達の最終目的地はその先の「刀鬼王の宝物庫」であるのだが、その途上にあるって訳だ。
姫探索?正直、それはどうでもいい(笑)。
距離的には「死者の荒野」の手前。海岸の村からは1日半程度の道程である。
正直、面倒な…。
『そう言うでない。次代の巫女は祠で洗礼をする習わし。その巫女は儂を奉るのが役目。そして今や儂の主人じゃろう、そなたは?』
「……。」
『眷属の為にひと肌脱いだところでバチは当たらんぞ。それにな、「刀鬼王の宝物庫」の封印を解く為にも必要じゃぞ?』
くっ。火蜥蜴爺さんめ。伊達に爺さんじゃないぞ。ツッコミ役としては金魚ちゃんには及ばんがな(笑)。
つまり、俺達がここで待機しているのはカリアを待っての事である。
だが、良い御身分だな。この村の所有者である俺を待たせるとは…。
「あの…お待たせしました?」
おずおずと身支度を整え、俺の顔色を伺うようにひょっこりと顔を出す少女。
まさに村娘って雰囲気のありふれた姿形。何度見ても地味な娘だ。
顔は愛想笑いだが目は笑ってないぞ。
相変わらずの信頼関係ゼロって感じだが、彼女の母親「ナリア」の懇願と、火蜥蜴爺さんの腹芸の御礼に引き受けたようなもんだ(笑)。
『腹芸言うでないっ。全く、寝ている間に落書きしおってからに…。』
昨夜は楽しかったな(笑)。村の所有者だが、俺は村の外でみんな(眷属)と焚火を囲んで野宿。
毒蛇のフルコースも堪能したぞ。
「よし、揃ったな?なら、お前はその馬車に乗れ。技術士官君よ、頼んだぞ。」
「了解ですっ!!」
何がそんなに嬉しいのやら?若き技術士官君はそそくさとカリアを御案内。後部座席に乗せると満面の笑みで戻ってきやがった。
「何かするなよ?そんなんでも未来の巫女だからなあ。」
「なっ、何もしませんよっ!!失礼ですねっ!僕はあなた…がっ…。」
ん?口ごもって御者席に就くと、若き技術士官君はダンマリである。
何を考えているのか分からん奴だ。
それはともかく、道案内は頼んだぞ、火蜥蜴爺さんよ。
◆ ◆ ◆
いつものメンバーで独走中…という訳にはいかない。
とは言え、 俺は大嵐に騎乗して低速進行中。続く軍装馬車を引き離さない程度の速度を維持。例えれば亀だなあ。
先行する火蜥蜴爺さんを目視で確認するのは天使ちゃん。大嵐の頭上に鎮座する2本尾の銀狐だ。
並んで空中を泳ぐ金魚ちゃん。
黄金色のデッカい「聖魚種」だ。
大きさ的には火蜥蜴爺さんに並ぶな(笑)。
残りの連中は定位置。俺の頭の上に彗星。更にその上にお花ちゃん。
背中には竜刀の揺光に、腰には妖刀の哀歌だ。
《戦力的には一個師団に匹敵するねぇ。この国、滅ぼせるんじゃない?》
そこまでじゃないだろ(笑)
潮風から遠ざかり、一路、北上するが狩りたい…狩りたい欲望が頭をもたげる。
良さげな雑木林、森林を渋々見送りつつ、陽は中天に昇る。
「思ったより進まんな。欲求不満になりそうだ…。」
道半ばで後続の軍装馬車が急停車。何事かと振り返れば、いそいそとカリアが下車して雑木林へ走って行く。少しばかり顔が赤い。
コラコラ、どこへ行く気だ(怒)?
「…ステリアス様。彼女は水浴びに。」
「はあ?」
したり顔の若き技術士官君の言葉に、意味が分からぬとばかりに俺は睨み付ける。
「嫌だなあ。女性が水浴びと言えば…あれ…でしょ?」
そう言えば、女という奴は面倒この上ない生き物だった。
男はそこらの草むらで済ませるのだが、女とやらは水浴びと称して…いや、ホントに水浴びして大量に飲料水を消費してた馬鹿どもがいたなっ(怒)。
貴族って奴は、これだからいかん。懐かしい話だ……で済むかっ!
「まあ。カリアに限っては間違いはなかろうが、悪いがお花ちゃん、ついて行ってやってくれ。」
『分かりましたのぉ。』
フワリと飛んで行くお花ちゃん。さすがに火蜥蜴爺さんに頼む訳にもいかんからな(笑)。
『失礼じゃぞ。儂もそのぐらいは、わきまえておるわい。』
ほほう。予想外に常識的だ。俺が今まで出会って来た精霊が天然過ぎたからなあ。
『聞き捨てならないのですっ!』
例外中の例外、金魚ちゃんが抗議の声を上げる。
《それに案外、お花ちゃんは武闘派だもんねぇ。》
そう言うことだ。と言う事で、俺達も行くか?
「えっ?なっ。何ですかっ!?やっ、やめて下さいっ!」
コイツ、何をそんなに恥ずかしがっているのやら?俺は若き技術士官君の首に腕を回し、連れ立って草むらへ…ズリズリ引き摺って行く。
《これぞ連れションだねぇ。》
「その言葉、良いな(笑)。」
それにしても、小便をするだけなのに、ギャーギャーうるさい奴だ。
もっとも、そのおかげで二角獣が雑木林から飛び出して来てくれたぞ(笑)。
ポーン。ポーンと跳ねながら急接近中だ。今日の昼飯だな。
「わわわわっっっ!?」
「そっちに行くと危ないだろうがっ。こっちに下がってろ。」
俺は若き技術士官君の首根っこを引っ掴むと、後ろに投げ飛ばす。
「うわぁーーーーっっっ!!」
悲鳴を背中に聞きつつ、ウズウズと震える妖刀を…いや、お前の活躍は今回は無しだ。
『ニャぁー!?』
哀歌で斬ると瘴気まみれになっちまう。さすがの俺も喰えたもんじゃない(笑)。
それに標的の二角獣は小振りだ。ベネを使っても力加減が難しい。
《じゃあ、どうするの?》
こうするのだっ!!
黄金色の弾丸が閃めく。
メェーーー!!
《彗星の戦闘力が+1強化されました。》
地道に戦闘力を稼ぐ彗星である(笑)。
さて、獲物も狩れた事だし、とっととズラかるとしよう。
腹に大穴を開けて、大の字で草むらの上、絶命している二角獣。
片や、後方で大の字になって草むらの上、伸びている若き技術士官君。
「とっとと起きろっ!!」
「ふしゃいっっ!?」
寝ている暇があったら運ぶの手伝え。そして金魚ちゃん、彗星の水洗いをヨロシクな。
『私の「聖流操作」って、こういう使い方じゃないんですけどっ。』
そこはそれ、主候補の定めってやつだ(笑)。諦めろ。
◆ ◆ ◆
二角獣の肉は旨い。
筋肉がコリコリとした舌触りなのだ。調味料は岩塩と数種の香草のみ。
それを鍋にブチ込みコトコトと煮込み、灰汁を取り、主食のジャガイモを加える。
水は金魚ちゃん自前の「聖水(?)」であるから、瘴気や毒も今回ばかりは霧散する筈。誰が喰っても害は無いぞ(笑)。
《君って悪意があるよねぇ。》
「悪意って言うな。俺的には、多少は毒気があった方が、ピリッとして後味が旨いんだよ。」
そんなわけで、控え目ながらも天使ちゃんも御相伴。小食だなあ。どっちかって言うとジャガイモの方が好きみたいだ(笑)。
しかも器用にフォークで刺して口に運ぶ。天才かよっ。
彗星?…モリモリ喰ってます。皿に頭をブチ込んでモリモリ喰ってます。
金魚ちゃんに洗ってもらったばかりなのになあ(笑)。
だが、俺も負けじとモリモリ喰うぞ。
金魚ちゃんは興味無さげに空をフラフラと哨戒中。
火蜥蜴爺さんだが、焚火の炎を旨そうに吸い上げている。奇妙なもんを喰うんだな?
『焼いた魔物の炎からも、儂は活力を得られるのじゃ。まあ、微々たるものじゃがのう。』
お得だな?
一方、恐る恐る若き技術士官君がスープに口をつける。
散々、傭兵大隊の隊員達を下痢地獄に叩き落として来た俺だ(笑)。恐怖を覚えるのも仕方ない。
って言うか、久しぶりにまともな食事にありつけたな。スープだが(笑)。
何しろ、今まで調理器具が無かったし、直火焼きだけだったし、そこが唯一、若き技術士官君が付いて来た…いや、この軍装馬車の利点。
若き技術士官君にそこまでの調理技術が無かったのは致し方ないが、今思えば、女中さん番号1、そして女中さん番号2を引き連れたあの旅は、非常に生産的(?)だったな。感慨深い。
《哀歌君の「隠り世空間」があるんだから、幾らでも持ち運びできるんじゃないの?》
「……なっ!?」
何故、それを早く言わん!こんな事なら、リムルブルグで調味料やら鍋やら、色々と買い溜めしておくべきだった(怒)。
《君が土地買収だとか、奴隷の回収に夢中で時間が無かったからじゃない?》
「……くっ!?」
返す言葉もない。後の祭りだ。
「…それにしても、ちょっと遅くないですか?」
あ?んな事より、スープの味はどうなんだ?
俺の無言の圧力を受けて、皿を落としそうになる若き技術士官君。おっとっと。
「いやっ!美味しいですよっ!美味しいですけど…遅すぎやしませんかっ!?」
…言われてみれば、である。
どうなってんだ、火蜥蜴爺さん?
『いや…儂とて何も感じんぞ?』
『私もですっ。この周辺で魔物の動きも感知していませんっ。』
金魚ちゃんにすら感知させず、お花ちゃんも付けて…だぞ?どんだけ小便してるんだ?大きい方か?
《…かれこれ1時間は経過しているねぇ。》
…小便じゃないにしてもだ、それから更に1時間が経過し、遂に俺も重い腰を上げざるをえなかった。
え?遅い?そんな事を言われても、俺にも都合と言うものがあってだな…。
腹も満杯になり、再び若き技術士官君の肩に手を回して「連れション」に誘ったところ、こいつが強硬に抵抗しやがって、挙句、雑木林の中に逃げ込みやがったのだ(怒)。
「コラっ!待てーーーっ!!」
「嫌ですーーーう!恥ずかしいですーーーう!!」
はあ?恥ずかしいって何だ?そう言っている間にズンズン進み、この俺の視界から消えちまったのだ。どこ行きやがった、あの野郎?
《あれ?おかしいねぇ?》
そう。おかしいだろう?こんな小さな雑木林で、この俺の視覚、聴覚から逃れられる奴など居る筈が無い。
しかも、相手はあの若き技術士官君だぞ?
だが、逆に気付かせてくれてありがとう、だ。お前の犠牲は無駄にせんぞ(笑)。
《まだ死んでないでしょ。そして、カリアちゃんとお花ちゃんの気配も消えてるねぇ?》
「やられたな。おい、火蜥蜴爺さん!金魚ちゃん!この雑木林を上から探れ。」
上空からこの2人に異変を探らせ、地上からはコイツの出番だな。
「行け、哀歌。怪しい場所を探し出せ。」
妖刀「鵺」を解き放ち、ビューン!と大きな猫が飛び出す。体は猫で尻尾は毒蛇の合成獣である。
ニャぁぁぁ〜♪
嬉しそうに走って行った。大丈夫か?ちょっと不安だな。
「彗星はこのまま待機な。」
メェ〜♪
彗星を頭に乗せたまま、俺は一旦、雑木林の外に出る。
大嵐はともあれ、普通の獄炎馬を2頭繋げた軍装馬車を放置する訳にもいかないからな(笑)。
そこで大嵐と天使ちゃんにお願いだ。
「俺達が戻らず1時間が経ったら、この獄炎馬と軍装馬車を引き連れて北上して「太陽の祠」を目指してくれ。そこで合流だ。」
天使ちゃんを軍装馬車の馭者席に座らせ、手綱を持たせる。ちっちゃい手が可愛いぞ。
コンっ♪
なかなか様になってるぞ。こりゃもう、若き技術士官君は要らないな(笑)。
《悪い人だねぇ。かわいそうな事を言わないであげなよぉ。》
冗談はこのぐらいにしておくか。…冗談だって。
「では頼んだぞ、大嵐よ。こんな面倒な仕事を任せられるのは、付き合いが1番長いお前ぐらいだからな。」
ヒヒヒィィィーーーィィィンンン!!
大嵐の雄叫びに、獄炎馬達がビクっと震える。心なしか、表情が卑屈だ。かわいそうに(笑)。
さて、雑木林の方はどうかな?ベネの「竜顕現」で探知をしても良かったのだが、恐らく、魔物でもない、雑木林自体にも問題が無いとすれば…答えは1つか?
『ニャぁあ!』
おっ。どうやら哀歌が何かを察知したようだ。これは追い掛けているっぽい。
「聞こえるか、火蜥蜴爺さん。金魚ちゃん。哀歌と連携して、ソイツを追い詰めろ。」
三方から追い詰め、標的を捕まえる作戦だ。
おっと、こうしちゃいられん。追い詰められて、何をするか分かったもんじゃないからな。
《固有能力・轟炎の気、発動》
気を纏い、俺は一気に駆け始める。蹴った草むらが陥没し、俺を頭上へと押しやり、弧を描いて雑木林の中央へと降下させた。ちゃんと彗星もくっ付いている。
「おう、火蜥蜴爺さん。アレは何だ?」
『…恐らく…アレは…小精霊の集う「祭祀の里」の…むう。』
降下しつつ、並走する火蜥蜴爺さんに尋ねてみたものの、何だ?その生返事は?
またこの爺さん、何か隠してやがるな。
俺の目線の先には、哀歌と金魚ちゃんに挟まれ、頭上に逃げようとするも、そこに急襲する俺達に面喰らい、呆然とする「奇妙な仮面」の外套姿があった。
《奇妙な仮面だねぇ…って、君が言うなだよねぇ。》
うるさい(怒)。俺の竜面とあんなのを一緒にするな。
だが、まあ、あの黒色の外套はなかなか趣味が良いじゃないか?
「そのままひっ捕まえろ、哀歌!」
上に逃れても俺達が居る。と、思いきや、その「奇妙な仮面」がニタリと笑う。
仮面が…笑った?
仮面の周辺がグニャリと曲がり、外套がまるで底のない穴となり沈みゆくかの如く、仮面が埋没を開始…そうはさせるか!
『あっ!?こりゃっ!尻尾を持つでないっ!!』
火蜥蜴爺さんの尻尾を持ったまま、急降下で俺は穴に滑り込む。金魚ちゃんは間に合わない。デカいしな(笑)。
「来いっ。哀歌!」
瞬時に妖刀と化し、俺の手に収まる哀歌。
「金魚ちゃん。太陽の祠で待て!」
そう言うのが精一杯で、その穴は頭上で閉じた。そして訪れる闇。
「何も見えんぞ?」
《と言うか、酸素も無くない?君、大丈夫なの?》
…そう言われると困るのだが、まあ数時間は大丈夫じゃないか?
しかし弱ったな。全くの真っ暗闇。真の黒だ。
個人的には嫌いじゃないがなあ(笑)。
《君って人は、やれやれ。第1位階・竜顕現、発動。全天周1000mに及ぶ虚数空間を把握。周辺に生体反応は検知されず。虚数空間により密閉された脱出不可の〈魂の牢獄〉と推測。構成因子は〈宵闇〉です。》
魂の牢獄とかっ(笑)。なかなかに仰々しい名前だな。
で、脱出方法は?
《脱出不可って言ったよね、僕?まあ、構成因子〈宵闇〉に相反する要素で…例えば太陽の光とかで中和すれば簡単に崩壊するけどねぇ。》
相反する要素…だと?視線は知らずと火蜥蜴爺さんを向く。
ココに居ました「太陽の王」がっ(笑)。
『ええいっ。分かっておるわい。儂が何とかするわい。しかし…宵闇の仮面じゃと…。』
ブツブツ言いながら不貞腐れる火蜥蜴爺さんだが、巻き込んで置いて良かったな(笑)。
『儂の炎で焼き切る。ちと熱いが我慢するのじゃ。』
それは良いのだが、火蜥蜴爺さん。後できっかり、白状してもらうぞ。
『……。』
《戦技・裁きの炎、発動》
無視か?無視しつつ、火蜥蜴爺さんの口から輝く炎が一直線に走り、虚数空間の果てを貫き通す。
ガシャャャ………ンンン!!!
硝子がヒビ割れるように、亀裂が全天を走り抜け、次の瞬間には破裂して砕け散った。
「おっ?」
気付けば、俺達は雑木林の中に立っていた。脱出成功。
ん?だがちょっと雰囲気が違うな?金魚ちゃんも居ないし、闇が深い。
『この雑木林は…まさか?』
「おい、火蜥蜴爺さん?」
振り返ると、そこには蔦に覆われ埋れた石造りの祠が佇んでいる。
しかしこの寂れ具合はただ事じゃないな。
「もしかして、これって火蜥蜴爺さんの祠か?」
『…じゃが、よもや、数ヶ月開けただけで、ここまで?』
火蜥蜴爺さんの様子がおかしい。
俺は踏み入って蔦を一房、ブチブチと引き千切ってみたが、なんだこれは?ウネウネと動く蔦を見ると…ああ、無性に踏みにじりたい。既視感だ(笑)。
『これは世界樹の蔦ですのぉ。』
「ん?お花ちゃんじゃないか。無事だったのか。」
《これが無事と言えるならねぇ。》
引き千切った蔦の中から、お花ちゃんが張り付け状態で上半身を現したのだ。だがお花ちゃん、どうにも呑気である。いつものペースだ。
「って事は、カリアは?」
『あの子も世界樹の蔦に取り込まれてますのぉ。それに、後から運ばれた技術士官さんもですのぉ。』
ああ、それはどうでも良い。ともあれ、無事なことが分かってホッとしたぜ。
「なあ、火蜥蜴爺さん?」
『…そうじゃのう。礼は言っておくぞい。』
そして、この世界樹の蔦とやらから感じるのは、あの虚数空間から感じた「宵闇」と同質のモノだ。
この黒幕は…あの「奇妙な仮面」の奴って事に間違いはないが…。
『だが、奴の目的は何じゃ…?』
これは予想外(笑)。そこは火蜥蜴爺さん、分かってて欲しいところだった。
「…使えん爺さんだな。」
『この蔦は、私たちから活力を吸い取り、どこかへと輸送していますのぉ。』
でかした!さすがはお花ちゃんだ。
「じゃあ、ちゃっちゃと助け出すぞ。火蜥蜴爺さん、同じ方法でよろしく。」
『ふーむ。良いのかのう?』
『待ってですのぉ。この程度なら、逆に活力を吸収して、枯渇させられますのぉ。燃やしたらダメですのぉ。』
やばいやばい。燃やし尽くしてしまう所だった…。
《報告。不滅は世界樹から〈香気〉を逆吸収する事で〈香気の統合核〉が50%に達して〈天王花・皇族種(薔薇科)〉に進化し、〈薔薇の社交衣裳〉は〈薔薇の正式上衣〉に進化しました。》
あっ…見る見る蔦が枯れてゆく。そして見る見るお花ちゃんの顔艶がピチピチになってゆく(笑)。でも大きさは変わらん。
《不滅の戦闘力が+10強化されました。》
《不滅の防御力が+10強化されました。》
《不滅の生命力が+10強化されました。》
《不滅の回避値が+10強化されました。》
《不滅の知能値が+10強化されました。》
《不滅の器用値が+10強化されました。》
《不滅の魔力値が+10強化されました。》
《不滅の木属性が+10強化されました。》
《不滅の光属性が+10強化されました。》
《不滅は固有能力〈世界樹の神性〉(NEW)を獲得しました。》
まあ。ここまではいつも通りだな。不測の事態ではあったが…金魚ちゃんに続いて順当ではある。
《不滅は称号〈相生相剋の十下衆(花)〉(NEW)を獲得しました。》
やはりな。それは哀歌に続いて2人目の「相生相剋の十下衆」ってやつだが、これは恐らく大嵐逹「相生相剋の五人衆」の下部 組織ってところなのだろう?
さて、すっかり姿を露わにした祠に突っ込んでゆく火蜥蜴爺さん。
そんなに慌てなくても良いだろうに。
で、祠の内部は埃臭い。それにカビ臭い。
蔦が無くなっても、あんまり居住環境的に宜しくないぞ、これは?それに狭い。
『そうは言ってもな…儂も百年周期で冬眠に使っておっただけじゃしのう…。』
薄暗い祠の中で、お花ちゃんが照らす暖かい光…「天命の輝華」が有難い。
お花ちゃんの進化は止まらん(笑)。
『お役に立てて幸いですのぉ。』
口調は変わらんけどな。
そして火蜥蜴爺さんはと言えば、静かに寝息を立てるカリアと、その側に横たわる若き技術士官君の身体を暖め始めていた。御苦労さんである。
「見た限り、問題なさそうだな?」
『私の「花精の接吻」で仮死状態になっていましたのぉ。大丈夫ですのぉ。』
今更だけどお花ちゃん、その服装が更に嬢王様チックに豪華になってるな(笑)。
それは置いておいてだが、祠の奥にあるその…何だ?何やら蛹のような、三日月状のその物体は何だ?
『むう?儂は知らんぞっ。』
いや、お前の祠じゃないのかよ?
見れば祠の石の台座の上に、デン!と置かれた瘦せ細り、カピカピに乾いた昆虫の蛹のような…だが大きいぞ。全長1mはあるだろう。
蝶か?いや、俺の感が、これは蛾だと告げている。蛾と言えば、闘種の郷の「月蛾」を思い出す。ちょっと気持ち悪くなってきた。
『ちょっと活力を余計に吸い取り過ぎちゃったみたいですのぉ。その小精霊さん、休眠状態ですけど、ちょっと大変ですのぉ。』
どのくらい大変なのか、お花ちゃんの口調だと実感が湧かんな。
しかしコレ、ホントに小精霊なのか?
『むう…確かに心音が微弱じゃ。これは今にも消えてしまいそうじゃぞ!一刻の猶予もあるまいっ。』
火蜥蜴爺さんが言うと、なんか緊急性が出てきたぞ(笑)。え?笑い事じゃないって?
メェ!
彗星がそこまで言うなら仕方がない。コラコラ、そんなに俺の頭をポコポコ叩くんじゃない。
「…むう。仕方あるまい。俺の目の前で死なれるのも後味が悪いしなあ…んじゃ、名前を付けるぞ?」
しかし問題はだ、この蛹の中身が蝶か?はたまた蛾なのか?
分からん。これは悩むぞ…むむむ。
『何をしておるのじゃ!早くせねば、死ぬぞいっ!!』
火蜥蜴爺さん、俺を急かしやがる(怒)。
ええいっ。どっちだ?蝶か?蛾か?もう訳わからん。そもそも、何で俺はこんなに悩んでいるんだ?忘れたい。全てを忘れ去りたい気分だぜ!!
《命名の儀、了承》
《命名、忘却はステリアス・シーヴァの運命補正効果により、大幅な成長補正を受けます。》
いや、それを名前にするつもりは…まあ、良いか。いつも結局、こんな感じだし(笑)。
ピシっ…ピシっピシっ!!
蛹の背に亀裂が入り、それが縦に裂けて行く。
『産まれるぞいっ!』
火蜥蜴爺さんが言うように、蛹から成虫が孵化するかの如く、折り畳まれた煌びやかな羽根が姿を現わす…あっ、虹色の水晶体で出来た羽根で、想像していたのとちょっと違う(笑)。
『ふあああぁぁぁ。よく寝たわぁぁぁ。』
大あくびとは、これまた呑気な奴が登場だ。
眠気まなこをゴシゴシと擦りながら、おっとっと。と言いながら蛹の殻から手を出し、足を出す。コックリ、コックリと半分まだ寝ながらである。コイツ、危ないぞ?
『まあ、珍しいですのぉ。小妖精さんですのぉ。』
そうコイツ、姿形、大きさ的にはお花ちゃんと大差ないが、特徴的なのはその背中の大きな羽根だな。
巨大な蝶の羽がくっ付いており、顔は中性的な雰囲気で目鼻立ちは整っている。髪型は短めのざんばら頭で髪色は白色だ。
「しかし、小精霊と小妖精って何が違うんだ?」
いまいち、俺にはよく分からんな。
『小妖精はのう…小精霊の中でも、貴族階級に属する精霊じゃよ。』
伊達に歳くってないな、火蜥蜴爺さん。物知りである。
しかしながら…そんなもん、勝手に眷属にしちまって良かったのか?
フと疑問を抱く全員なのであった。
メェ♪
あっ。うちにも王子様が居た。北欧山羊の王子様だが(笑)。
場所は移って、首都「ジュライ」の地下に存在する地底都市の一画にて、今現在、慌ただしく作業に追われる者達がいた。
それはある1人の人物の号令により「地底都市の守護者」達は元より、「亜人の森」の闘種達までをも動員する大騒動と化していたのだ。
『ほれ!さっさと作業を急がぬか!刻は待ってはくれぬぞっ!』
そう、それがこの人物…「雨ちゃん」である。
「って言うか、師匠?何で師匠が偉そうに命令してんの?本来は僕の役目じゃないの、ソレ?」
その異議申し立ては却下された。振り下ろされた厚手の段ボールで作られた「ハリセン」によって…。
『黙れ、小僧。そもそも、こうなったのは貴様の責任でもあろうがっ!』
いや、それを言われると申し開きも御座いませんが?
開き直って罵詈雑言を喚き散らす「アムドゥシアス・ゲニトル・ルミナス」。
竜種としての威厳は地に堕ちていた。
「ふんっ。僕の知ったこっちゃないですっ。そんな事より、ナヨタケさ〜ん。何か食べるものあるかなぁ?」
気を取り直して食堂に駆け込むが、そこも既に戦場と化している。そしてモクモクと充満する煙。
うわっ?何だこれ?前も見えないよ。
見れば「女嬬種・内膳狼」のナヨタケさんは、助っ人のフミと共にガッチャンガッチャンやっていた。
「あっ。すみません、アム様。今、とても忙しいのです。保存可能な燻製物を中心に生産している最中なので。」
そんな訳で、計1時間、高位風霊族のお姉さんを呼び出して換気のお手伝いである。
…何でそうなった!?僕は忙しい身なんだよっ!
と愚痴を言ってみたところで致し方なし。
続いて居間に向かえば、裁縫活動に勤しむ狐姉妹の姿が。
「巫女種・九天狐」のハナコと「香具師種・夭桃狐」のイワメである。
「あの〜?」
「……。」「……。」
熱中し過ぎてこちらに気付く様子が無い。
黙々と「背負い袋」の作成に勤しむ2人。納期が迫っているのだろう。
なんかつまらないな…。
奥の「錬金術工房」では、闘種のメナカと「主典種・冥漠」のナオヒが、あ〜でも無い、こ〜でも無いと言い合いしつつ、議論を重ね、ようやくにして一本の太刀を造り上げていた。
こいつはヤバい代物だ。値段度外視で「金剛石」を玉鋼として加工し、錬金術工房の「調整槽」で生成した聖霊鉱で装飾した太刀で、見た目は黄金色のように輝いている。
「派手すぎない?」
丸一日徹夜明けの目尻にクマを作った2人にジロリと睨まれ、まさかのこの僕が退散する事になろうとはっ!?
これもそれも、あれもこれも、全て馬鹿師匠のせいだよっ!
そして逆戻りの荷物搬入倉庫にて、ギロリと睨む黒髪の幼女の姿が…。
「ちょっ。僕、まだ何も言って無いじゃないの〜?」
「あなたは私の天敵なのです!」
何?この天敵認定は?
僕ってクロちゃんに何かしたっけ?はて?でも怒ったクロちゃんの顔も良いねぇ。ふふふ。
その態度が更にクロちゃんを激昂させるのだった…。
そんなクロちゃん、見送り一同の目の前で、身の丈以上の「背負い袋」を背に担いでグン!と立ち上がる。
その中には沢山の食料品や着替え用の衣類、日用品、クエビコ剪定の茶葉、プンジェ謹製の薬丹など、大量に詰め込まれてパンパンだ。
普通の幼女なら無理。荷物に押し潰される重量である。
そして腰には身長以上に大きな黄金色の太刀。鞘は「火鼠模様」だ。
…これは見た目、普通にヤバい。みんな、正気なのっ!?アムは驚愕だ。
『では気を付けて行くのじゃぞ。クロよ。』
「雨殿、この御恩は決して忘れませぬ。では、これにて御免。」
凜とした顔で一礼し、クロちゃんは颯爽と翻り、走り去って行った。
背中の巨大な背負い袋に姿は掻き消される。
「…ところで師匠、クロちゃんって行き先分かってるの?」
『……はて?』
見送る一同、盛大にズッコケるのであった。
◇ ◇ ◇
ステリアス・シーヴァ【竜絶壁発動中】
種族〈シーヴァ族〉
階級〈傭兵〉
所属国〈傭兵大隊預かり(特措法)〉
カテゴリー〈8.7+〉
戦闘力 66
防御力 58
生命力 91
回避値 58
知能値 47
器用値 50
魔力値 62
相生相剋〈火気〉属性 55
相生相剋〈木気〉属性 35
相生相剋〈金気〉属性 25
相生相剋〈土気〉属性 44
相生相剋〈水気〉属性 46
竜技
九十九式(下位)見えざる(ブリトマルティス)赫炎〈火気〉
九十九式(下位)束縛 (カリュプソ)の静謐〈水気〉
九十九式(下位)復讐 (エイレイテュア)の逆鱗〈土気〉
九十九式(下位)開闢 (アイオロス)の威風〈木気〉
九十九式(上位)森羅 (カリオペ)の皇緋〈火気〉
九十九式(上位)喜劇 (タレイア)の蓋世〈土気〉
九十九式(上位)叙事詩 (テルプシコラ)の泡沫〈水気〉
戦技
一刀両断
十文字斬り
固有能力
竜の血眼(竜眼第1位階)
轟炎の気
水精の女王の加護〈50%〉付与
能力編纂技能−〈全知全能霊〉
能力
大剣 剣 手斧 槍 投槍 棍棒 小盾 軽装 隠蔽 偽装 物理抵抗 精神抵抗
魅了 脚力 嗅覚 命名 馭者 連携 大工 腕力 投擲 二刀流 統治 潜伏
鑑定 願い 破壊 暗躍 異常耐性 咆哮 感応 精製 共鳴 打撃 同調 天耳
魔力系術式
下位(基本三原理)火属性付加
下位(基本三原理)火属性魔道弾
下位(基本三原理)火属性誘導波動
下位(基本三原理)水属性付加
下位(基本三原理)光属性付加
眷属
相生相剋の五人衆
クロちゃん
闘種四天王
クエビコ〈地底都市の守護者〉
ハナコ〈地底都市の守護者〉
イワメ〈地底都市の守護者〉
ナヨタケ〈地底都市の守護者〉
フミ〈地底都市の守護者〉
ナオヒ〈地底都市の守護者〉
スオウ〈地底都市の守護者〉
セイラン〈地底都市の守護者〉
彗星
販売上手〈擬似生命体(金気)〉
刀鬼王の甲冑(弐式)〈擬似生命体(土気)〉
黒字
竃神〈擬似生命体(火気)〉
電撃
叙事詩
不滅〈相生相剋の十下衆〉
定理
哀歌〈相生相剋の十下衆〉
原初
忘却(NEW)
称号
赤き竜人
傾国の貴公子
闘種の王
調和者
装備
揺光ベネトナーシュ〈第1位階〉分体〈大剣〉【竜絶壁発動中】
属性:暴君LV410〈聖遺物級〉
付与効果:ガーネット碑(七大元素)〈ゲニトル・ルミナス〉〈第1位階〉
剣撃物理破壊力増幅
竜技増幅
竜顕現
竜絶壁
意識の転移
擬似人格〈補助機能〉
耐久値:490
妖刀「鵺」〈小太刀〉
属性:妖怪神LV350〈聖遺物級〉
付与効果:耐久値強化(隕石鋼)
竜技補正〈50%強化〉
哀歌の魂〈妖刀制御+〉
喰われし者〈自己再生・防衛本能・殺傷過剰〉
雷身〈雷属性帯電(120%)〉
耐久値:400+α
竜面〈仮面〉
属性:竜面の者LV250〈聖痕武器級〉
付与効果:竜因子封印
自己再生
耐久値:200/∞
ジャガノート(畏怖なる護り手)〈重鎧〉
属性:付喪神(低位)LV150〈秘跡武具級〉
付与効果:有卦の鬼棘〈攻撃判定+〉
無卦の反魂〈防御判定−〉
代赭の竜堅〈障壁〉
耐久値:220
黒衣(黒色)〈外衣〉
属性:結界種LV300〈聖痕武器級〉
付与効果:結界生成〈守護遮断(反射率)〉
物理特性〈闇・土〉30%増幅
防寒〈永続化〉
耐久値:350
所持金
煌皇金貨11枚
煌白銀貨282枚
煌赤銅貨70枚
【〈神宝の洞庫〉煌皇金貨総額693,681枚】
【〈猫に小判〉0枚】
所持品
賢者の核石〈「火気」術式刻印〉
賢者の核石×1
岩塩
獣油
下着〈服〉×4
魔鉱石×4
ギルドカード〈階級「F」〉
携帯水筒
再誕の書
原始回帰の書
神毒解毒丹×5
光の魂(ロザリオ)
不老の書
権利書〈海岸の村〉
◇ ◇ ◇
大嵐
種族〈雷霆馬〉
階級〈雷霆馬神種+〉
所属国〈ジ・ハド煌王國 (ジ・ハド・トゥインコル・キングダム)〉
カテゴリー〈4.5+〉
戦闘力 44
防御力 49
生命力 46
回避値 49
知能値 40
器用値 23
魔力値 33
相生相剋〈金気〉属性 44
相生相剋〈土気〉属性 1
固有戦技
神撃・星霜雷鼓〈雷霆槍〉
戦技
百雷
固有能力
運命補正効果(眷属)
疾雷の蹄
雷霆槍化〈神級〉
【因果律限界値突破〈限定解除〉】
能力
脚力 聴覚 嗅覚 積載 牽引 疾駆 咆哮 雷君
圧殺 炎耐性 魔眼耐性 察知 冷静沈着 仲裁
原子分解 障壁 飛翔 神気 怒号 紫電 統治
忠誠 重装
称号
相生相剋の五人衆〈金気〉
装備
重装甲冑鞍アインヘーア(黒色)〈重装〉
魔鉱石LV200〈秘蹟武具級〉
鋼鉄〈物理抵抗+〉
強固なる軍勢〈守護膜+〉
一軍の残影〈幻覚−〉
耐久値:380
◇ ◇ ◇
彗星
種族〈北欧山羊〉
階級〈星座の生物種〉
所属国〈ジ・ハド煌王國 (ジ・ハド・トゥインコル・キングダム)〉
カテゴリー〈2.4+〉
戦闘力 20(↑1)
防御力 24
生命力 31
回避値 20
知能値 15
器用値 15
魔力値 25
土属性20
光属性15
戦技
大地の嘆き(突撃効果倍(+100%)〈土属性〉)
光の体毛(守護幕〈光属性〉)
固有能力
星気の美徳
運命補正効果(眷属)
能力
角 霊子 自己再生 自己回復 幻覚耐性 癒し 忠義 大器晩成
健脚 突撃 咆哮 応援 巨大化 大胆不敵 視覚 魅了 穴掘り
眷属
北欧山羊・星気体
卯花羊・星気体
トルマリン鳥・星気体
称号
ステリアス・シーヴァの眷属
竜面屋牧場の守り主
星気体の王子
◇ ◇ ◇
叙事詩
種族〈水生獣〉
階級〈高位水霊族・聖魚種〉
所属国〈流星の巣〉
カテゴリー〈3.5-〉
戦闘力 30
防御力 37
生命力 33
回避値 30
知能値 30
器用値 26
魔力値 31
水属性30
光属性10
戦技
聖なる水流
固有能力
水界の統合核〈30%〉
運命補正効果(眷属)
聖流操作
能力
投擲 慈愛 精霊体 自己再生 暑耐性 魅了 癒し 感応
盗聴 巨大化 即死耐性 硬化 浮遊 呪詛返し 聖者
魔力系術式
下位(基本三原理)水属性付加
下位(基本三原理)水属性魔道弾
下位(基本三原理)水属性誘導波動
下位(基本三原理)光属性付加
下位(基本三原理)光属性魔道弾
下位(基本三原理)光属性誘導波動
中位(戦略級)水属性波動
中位(戦略級)水属性障壁
精霊系術式
水精の鎧鱗(障壁)
水精の息吹(治癒・浄化)
称号
金魚ちゃん
流星の巣の主候補
◇ ◇ ◇
不滅
種族〈高位花霊族〉
階級〈覇王花・貴族種(薔薇科)→天王花・皇族種(薔薇科)(NEW)〉
所属国〈花霊族の園〉
カテゴリー〈4.3+〉
戦闘力 40(↑10)
防御力 43(↑10)
生命力 43(↑10)
回避値 40(↑10)
知能値 45(↑10)
器用値 41(↑10)
魔力値 43(↑10)
木属性45(↑10)
光属性30(↑10)
戦技
悲鳴→天命の歌声(NEW)
荊の鞭→世界樹の棘蔦(NEW)
薔薇の香気
大輪の花〈念動力〉→天命の輝華〈光輝・念動〉(NEW)
固有能力
香気の統合核〈50%〉(↑10%)
運命補正効果(眷属)
世界樹の神性〈開花・不滅〉(NEW)
能力
投擲 鞭 偽装 歌唱 家族愛 自己再生 自己回復
睡眠耐性 毒耐性 麻痺耐性 幻覚耐性 洗脳 予感
樹生→世界樹(NEW)精霊体 浮遊 窃盗 覇気 癒し
地殻操作(NEW)即死耐性(NEW)魔眼耐性(NEW)
心眼(NEW)
精霊系術式
花精の接吻(魂縛・隷属化)
花精の運命操作(幸運・不運)
花精の樹霊昇華(拘束・輪廻)(NEW)
称号
ステリアス・シーヴァの眷属
お花ちゃん
相生相剋の十下衆〈花〉(NEW)
装備
薔薇の社交衣裳→薔薇の正式上衣〈服〉(NEW)
属性:木属性LV400〈聖遺物級〉
付属効果:物理特性〈木属性〉200%障壁(↑100%)
魔道特性〈風属性〉200%障壁(↑100%)
香気の幻惑〈魅了〉
自己再生・自己修復・自己進化
耐久値:600/∞(+∞)
◇ ◇ ◇
定理
種族〈高位土霊族〉
階級〈仙狐種〉
所属国〈銀の霊峰〉
カテゴリー〈2.4+〉
戦闘力 20
防御力 18
生命力 25
回避値 20
知能値 20
器用値 20
魔力値 26
火属性21
土属性25
戦技
天火
妖銀鉱の霊槍
仙気〈土属性〉
固有能力
鎮守の統合核〈2本尾〉
銀霊翼〈妖銀鉱〉
運命補正効果(眷属)
能力
投擲 爪 家族愛 寒耐性 炎耐性 予感 天耳 嗅覚
心眼 疾駆 礼節 浮遊地殻操作 精霊体 自己再生
火焔 癒し
称号
ステリアス・シーヴァの眷属
天使ちゃん
銀の霊峰の主代理
◇ ◇ ◇
哀歌
種族〈妖怪神 〉
階級〈合成獣「鵺」〉
所属国〈不明〉
カテゴリー〈5.0+〉
戦闘力 59
防御力 48
生命力 55
回避値 46
知能値 30
器用値 20
魔力値 58
闇属性60
相生相剋〈金気〉属性50
戦技
隠者の爪
瘴気の咆哮
固有戦技
真・侵食解放〈混沌・腐食〉
雷身〈雷属性帯電(200%)〉
固有能力
喰われし者〈狂気〉
不老の書
原始回帰の書
再誕の書
巫女の真像
運命補正効果(眷属)
妖刀化
猫に小判〈隠り世空間〉
能力
爪 奇襲 咆哮 疾走 精神抵抗 捕食吸収 雷君 人工生命
自己再生 自己増殖 毒耐性 闇耐性 麻痺耐性 睡眠耐性
石化耐性 狂気耐性 邪眼耐性 炎耐性 吸収 踏付け 天駆
巨大化 妖刀 神気
称号
ステリアス・シーヴァの眷属
相生相剋の十下衆〈雷〉
◇ ◇ ◇
原初
種族〈裁きの王 (ワジール)〉
階級〈高位火霊族〉
所属国〈太陽の祠〉
カテゴリー〈3.2-〉
戦闘力 32
防御力 30
生命力 30
回避値 30
知能値 42
器用値 28
魔力値 35
火属性20
光属性22
戦技
裁きの炎
火の結界〈障壁〉
固有戦技
オウタ〈ホルスの眼〉
固有能力
密儀王〈不滅体〉
太陽王の統合核〈20%〉
運命補正効果(眷属)
能力
投擲 爪 杖 博識 統治 洞察 精霊体 自己再生 石化耐性
寒耐性 炎耐性 即死耐性 結界 陽光 飛翔 覚者 熱崩壊
精霊体 正義
精霊系術式
火精の息吹(劫火・焼却)
火精の天秤(断罪・滅却)
称号
司書の眷属〈破棄〉
輝ける太陽王
ステリアス・シーヴァの眷属
火蜥蜴爺さん
◇ ◇ ◇
忘却(NEW)
種族〈小妖精〉
階級〈小姫〉
所属国〈祭祀の里〉
カテゴリー〈2.0-〉
戦闘力 18
防御力 18
生命力 19
回避値 25
知能値 22
器用値 16
魔力値 20
風属性20
木属性22
戦技
蝶の羽〈鱗粉〉
固有能力
霊位「舞姫」
休眠〈蛹化〉
運命補正効果(眷属)(NEW)
能力
小剣 弓 杖 軽業 舞踊 嫉妬 不器用 精霊体 予感
聴覚 浮遊 睡眠 再生(NEW)
精霊系術式
風精の舞踊(旋風・守護膜)
樹精の密儀(覚醒・調律)
樹神神託
称号
小姫
ステリアス・シーヴァの眷属(NEW)
◇ ◇ ◇
ノーヴル・パンデロー
種族〈人間種〉
階級〈傭兵大隊・技術部一級管轄官〉
所属国〈ジ・ハド煌王國 (ジ・ハド・トゥインコル・キングダム)〉
カテゴリー〈1.3+〉
戦闘力 12
防御力 15
生命力 8
回避値 15(↑1)
知能値 25
器用値 32
魔力値 5
火属性5
土属性5
戦技
狙撃妙技
固有能力
一途な想い〈貫通〉
能力
小剣 銃剣 小盾 軽装 調理 調整 精製 計算 機械操作
博識 馭者 精密操作 慈愛 努力 大器晩成 冷静沈着
錬金術式
〈反応炉〉調整技能+
〈魔鉱石〉精製技能−
〈稼働躯体〉調整技能+
称号
若き技術士官君
装備
稼働刃モーターブレイド〈銃剣〉
属性:稼働躯体LV150〈特殊兵装級〉
付与効果:魔力伝達〈魔鉱石〉
魔弾〈火属性〉
耐久値:160
士官服(一級管轄仕様)〈服〉
属性:羊毛LV20〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
保温
耐久値:30
◇ ◇ ◇
カリア・サイーシャ
種族〈人間種・煌王家〉
階級〈村娘〉
所属国〈海岸の村〉
カテゴリー〈0.8+〉
戦闘力 4
防御力 5
生命力 8
回避値 10
知能値 20
器用値 15
魔力値 9
水属性10
戦技
固有能力
聖者の血統〈未覚醒〉
煌王家の加護〈死を与える鷹〉
同祖神の護り〈30%〉付与
能力
小剣 作成 家族愛 忍耐 結界耐性 熱耐性 予感 聴覚
精霊系術式
ハイヨト・ハ・コデシュ(摂理の声)神託
精霊の加護「全知全能霊」
称号
花売り娘
装備
袖無上衣〈服〉
属性:麻製LV8〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
耐久値:5
◇ ◇ ◇
クロちゃん
種族〈鳥天種〉
階級〈幼体〉
所属国〈卵の世界〉
カテゴリー〈2.5+〉
戦闘力 20
防御力 15
生命力 25
回避値 15
知能値 34
器用値 15
魔力値 11
風属性26
光属性25
固有戦技
刹那の光輝〈補正値250%向上〉
孔雀刀「アンドレアルフェス」〈具現化〉
翼の加護「セラフィック・フェザー」〈具現化〉
固有能力
鬨の声〈術式4.5倍 増幅〉
運命補正効果(眷属)
結界種回帰〈死を与える鷹〉
卵の理から離れし者〈常時精霊力具現化因子〉
能力
刀 軽装 結界耐性 即死耐性 魅了 天耳 直感 覚者 脅迫
応援 偏食 嫉妬 抗議 慈愛 覇気 結界 飛翔 癒し 歌唱
健脚 天舞 空間把握 加速粒子
精霊系術式
讃歌の翼〈補正値300%向上〉
摂理系術式
我ハ主人ヲ讃エル〈精神高揚効果150%〉
唯一ツノ貫ク槍ト成ラン〈一点貫通効果200%〉
愛シキ者ノ盾ト成ラン〈対防御効果200%〉
称号
漆黒の剣姫
ステリアス・シーヴァの眷属
卵の理から離れし者
装備
八握の黄金太刀〈太刀〉(NEW)
属性:金剛石LV150〈特殊兵装級〉
付与効果:硬度調率〈霊子結合〉硬度再生50%
耐久値強化(聖霊鉱)+α補正
鞘(火鼠模様)〈火属性耐性50%〉
耐久値:180+α
白瑠璃の釵(小)〈道具〉
属性:聖霊鉱LV70〈特殊兵装級〉
付与効果:霊性増幅器〈補助機能〉
共鳴効果〈意識の同調小→大〉
耐久値:45
長袖舞踏衣錦柄〈服〉
属性:絹LV50〈特殊兵装級〉
付与効果:耐熱耐寒〈月蛾〉
呪詛返し〈反射〉
麻痺耐性(無効)
耐久値:70
所持品
背負い袋(超特大)(NEW)
(=゜ω゜)ノ作者も想定外のお花ちゃんパワーアップw
そして新たな眷属…その名は「蝶々ちゃん?」
次回は小精霊編、後編「祭祀の里」で大騒ぎ!の巻




