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第6話「刀鬼王の宝物庫」〈11〉策謀都市・暗雲火中に挑む

(´・Д・)」リムルブルグ編(前編)ようやく辿り着いた城塞都市で渦巻く暗雲に挑む?

第6話「刀鬼王の宝物庫」〈幸運とは女性のようなものだ。もし今日彼女を蔑ろにするならば、明日彼女が戻ってくると思うな〉Fortune is a women, if you neglect her today, don’t expect to regain her tomorrow


草創歴0444年5月16日〈11〉


傭兵大隊、東へ行く。第4日目である。


定位置を維持したまま進む俺達。無論、いつものペースで乱れは無い。


大嵐テンペストを駆る俺の頭の上には、金色の巻毛の彗星コメットがポフンと乗っかり、その肌触りをお花ちゃんが楽しんでいる。お花ちゃんはまるっきり、小ちゃい小精霊シーリーコートにしか見えない。

そして懐の水筒には金魚ちゃんが待機。こちらも見た目はただの小魚だ(笑)。


さて、新参者の「天使ちゃん」。こちらの定位置は何と、大嵐テンペストの頭の上。黄金色タイチンルチルたてがみの中に隠れるようにして、銀色メタリックに輝く小狐が顔を覗かせる。

しかしこの天使ちゃん、ただの小狐に非ず。半透明の霊翼に2本の尾を持つ「仙狐種フーシエン」だ。


コンっ?


いや、どうしてこんな成り行きになったのか?逆に驚きなのは、こっちの方だぞ。

振り返った天使ちゃんのつぶらな瞳。それは可愛い。

しかしながら、この天使ちゃん、正式名称「定理シーオルム」は高位土霊族アヌンナキなのである。驚きだ。3体目の高位精霊族だ。


そもそも、銀の霊峰アソマトゥスぬしである「九尾の天狐種フーティエン」からぬしの後継者を任じられた天使ちゃんであるのだが、後継者となったからには、一族の試練として「見聞を広めよ。」と放逐されてしまったわけである。

それはもう、山を離れる際には後ろ髪引かれるようで、さめざめと泣き散らしていたわけだ。コンっ!コ〜ンとね。


《そりゃそうだよねぇ。何しろ天使ちゃん、銀霊狐シルバーフォックスの中では1番に年若いらしいよ。つまりはお母さん甘えたい盛りの末娘が、いきなり後継者に指名されちゃった訳だからねぇ。》


「っうか、天使ちゃん…女の子なのか?」


コンっ!?


《えっ?》


『それは酷いですのぉ。』


え?何が?お花ちゃんは何を言っているのやら?だ。第一、精霊スピリトゥースに女も男も関係ないだろうに?


『そんな事ないですのぉ。それは大事ですのぉ。』


まあ、確かにお花ちゃんに関して言えば、小ちゃい淑女レディに…見えなくもないがな?

と考えると…俺の懐の金魚ちゃんは?ピチャンと跳ねた。


水生獣ケルピーは基本、淑女レディですっ。』


基本って何だよ?


そんな俺達だが、いつもの通り先行部隊の先行状態である。

今朝方、「黒線」の精鋭50名の隊員ナンバーズは案の定のグロッキー状態。昨夜から、総員が腹痛にのたうち回っていたようだ。

無論、その中に例の中途半端イケメンのサイガ・リューインも含まれている(笑)。


これはやはり、黒獣バーゲストの肉が原因か?


《十中八九、間違いないだろうねぇ。》


そうは言ってもだな…あの肉は後味引く旨さだったぞ?出来れば、また狩りたい。保存食用にな。


メェ〜♪


ほら見ろ。彗星コメットもまた喰いたいって言ってるぞ。

それに毒なんざ、俺の竜技ドラゴニックアーツ叙事詩テルプシコラ泡沫うたかた」で1発除去出来る事も判明済みだ。


《なら、何で隊員ナンバーズ君達を放置しているのさぁ?非道だねぇ。》


非道とか言うな。何よりも、俺は平等主義者だからな。

金光グローリアス」「羅刹ラセツ」に続いて平等に下痢の試練を与えてやった訳だ。そこから立ち直るかどうかは…まあ、本人達の努力次第ではあるがな?


しかし順位付けをせざるをえまい。まず、「黒線」に関して言えば、コイツらはダメだ。不合格の烙印をラシャの奴に投げつけてやった(笑)。

及第点は「金光グローリアス」。甘く見積もってギリギリ合格点をやれるのは「羅刹ラセツ」ぐらいだ。


と言う訳で、4日目の先行部隊はナユタ少年の「羅刹ラセツ」に決定。

もっとも、既に若き技術士官君を含めて、遥かに後方に引き離してしまってはいるが…。


だが本日の目的地である「リムルブルグ」までは約半日の距離。先行部隊の意味はあるのか?ともあれ、海岸沿いの荒れ地を左折して進めば、公道に行き当たる筈だ。


「おい、ベネ。進路方向に間違いないか?」


《大丈夫みたいよっ。でも、その名前には慣れないねぇ。》


それはそうだろ。さっき命名したばっかりだしな(笑)。


アムドゥシアス・ゲニトル・ルミナスの「分体ラディウス」である竜刀であるが、別人格って主張するからには名前を付けて然るべきだろう?

そこで名付けたのが「揺光ベネトナーシュ」。呼びやすく「ベネ」と呼ぶ事にする。


◆ ◆ ◆


公道のわき雑木林コピスが広がっていた。

ならば狩らねばならぬだろう?もはやこれは義務のようなものだ。


とは言え、「リムルブルグ」は目と鼻の先。そうそう時間は無い。

そこで二角獣バイコーン1匹と毒蛇バジリスク1匹で手打ちとしておこう。


その最中、リムルブルグを活動拠点としている傭兵であろうか?草むらから飛び出した俺達を目の当たりにして、ギョっと後退する。


何だよ?逃げる事はないだろうに。見れば若手の組織グループのようで、俺が引きって運ぶ二角獣バイコーンに視線が集まっている。コレはやらんぞっ(怒)。


続いて俺に従い進む大嵐テンペストの荷台には、超巨大な毒蛇バジリスクが。

そう、4日目にして1番の大物だ(笑)。

しかし所詮は毒蛇バジリスク。どうと言う事は無い。出会い頭に頭部を寸断してやった。


「あ、あんた…たった1人で…平気だったのか?」


「はあ?」


1人じゃ無いぞ。お前達には、この可愛い彗星コメットが見えないのか?このフワフワモコモコの金毛はいずれ、この国の市場を席巻する事になるだろう(笑)。よく覚えておくがいいっ。


《何を馬鹿な事を言ってるのさぁ。確かにその毒蛇バジリスクって…個体名〈緑の顎〉カテゴリー〈2.0+〉の進化一歩手前の個体だねぇ。ここら辺一帯のぬし級だと思うよぉ。》


さすがは良い仕事をするな、ベネ。

本家本物のアムより能力高め?常時、「竜顕現テンペラメントニック」を発動しているようなもんだ。

しかしだ…。


「はあ?これがぬし?」


そんな事より、俺はさっさと二角獣バイコーンの解体をしたい頃合い。

毒蛇バジリスクなんざ、どうでも良い。二角獣バイコーンの肉が重要だ。


「ちょっ、ちょと待ってくれ!その毒蛇バイコーンは名持ちの魔物で、ギルドの討伐依頼の標的ターゲットなんだ。あんたも討伐依頼に参加したクチか?」


不審がるのも当然だろう。片手間で狩ってしまったが、コレ(毒蛇バジリスク)は彼等の獲物だったらしい。少し悪い事をしてしまったな。


「すまんな。行きがけの駄賃で狩っちまった。ソレ、持って行っていいぞ。」


ビリビリと二角獣バイコーンの毛皮を裂き始めた俺を囲み、彼等は意味深な目で俺の作業を見詰めている。

何だ?俺を取り囲んで襲おうってか?良い度胸じゃないか。


「…あ、あの。」


「あ?早く持って行けよ。だが二角獣バイコーンの肉はやらんぞっ(怒)。」


俺の怒りを感じ取ったのか?ジリっと後ずさる。


ん?よく見たら、こいつら若手と言うより、まだ少年って言う印象だ。装備も貧弱で、剣なんざ中古品にも見える。


《正直、彼等の組織グループではこの〈緑の顎〉を狩るのは力不足じゃないかなぁ。精々、〈1.0−〉から〈1.3+〉程度の実力だからねぇ。》


ほほう。よく分からんが、ベネが言うなら間違いないんだろうな(笑)。

だがまあ、一度やると言ったからには、二言は無い。


「いえ、タダと言うわけにはいきません!俺たち「月桂樹ローリエソーズ」は、そんな泥棒みたいな真似はしませんっ!!」


「「「隊長リーダーっ!!」」」


勇ましいねえ。若干、歳上といった感の青年が一歩前に出る。

この組織グループのリーダー格なのだろう。まあ、あくまで若干だ(笑)。少年の域は出ていないし、ソバカスだらけで田舎臭い。朴訥ぼくとつとも言うが、信頼はされているようだ。


「まあ、それならお前達、代わりに何が出せるんだ?」


「そ、それは…。」


隊長リーダー君、口ごもる。志しは立派だが、それとこれとは釣り合わないって事だ。

人の親切は大人しく貰っておけば良いのだよ。


「お前ら、暇なのか?だったら、ちょっと手伝え。火を起こせ。」


「「「…えっ?」」」


俺は肉の切り分けと血抜きで忙しい。枯れ枝を集めて、焚火キャンプファイアを作るぐらいなら出来るだろう?


「あと、ちょっと離れた場所に穴を掘れ。」


「…穴…ですか?」「穴?」「あなー?」


二角獣バイコーンの内臓とか骨とか燃やすんだよ!急げよっ!」


蜘蛛の子を散らすように、俺は彼等を追い立てる。働かざる者、喰うべからずだぞ。


そこからは順調スムーズに事は運んだ。


俺はプリプリの肉塊を枝木に突き刺し火にくべる。後はコッテリと焼き上がるのを待つだけだ。砂肝のような食感に期待大。


少し離れた場所で紫色の煙が上がる。あっちも順調のようだ(笑)。


当初は困惑気味で、警戒気味に接していた少年達だったが、数十分後には、これこの通り。

もはや和気わき藹々(あいあい)と焚火キャンプファイアを俺と共に囲む。

焼肉パーティですが、何か?


そんな中でも大人気なのが、肉を旨そうに食べる彗星コメットと天使ちゃんの2匹。彼等のアイドル並みの扱いで、次々に肉を御相伴に預かっている。


「って言うかな、それを焼いてるのは俺だぞ。お前らも焼けよ!」


「焼きます!」「焼くっす!」「天使ちゃん欲しいっ!」


コラっ(怒)。誰か、俺の天使ちゃんに手を出そうとしているな!許さんぞっ。


コンっ?


「…しかしまあ、そのつぶらな瞳が文句なしに可愛いのは同意するがなあ。」


定理シーオルム能力スキル〈癒し〉(NEW)を獲得しました。》


「可愛いっすねー。」「可愛いねっ。」「結婚したいっす!」


コラっ(怒)。良い加減にしろ!

その癒しは俺のものだ。お花ちゃんも金魚ちゃんも許さないぞ。


『そうなのぉ。』


『え?私は別にっ。』


無論、少年達には空を浮遊するお花ちゃんの姿は見えないし、天使ちゃんの翼も見えないようだ。

だが隊長リーダー格の少年だけは何かを感じるようだな?キョロキョロしている(笑)。


「…そう言えば、月桂樹ローリエソーズって言ったか、お前らの組織グループは?」


「え?…あっ、はい!」


「リムルブルグが活動拠点か?」


「はい。俺たちは弱小の傭兵組織グループですが、若さとやる気だけは負けません!」


聞けば、リムルブルグの孤児出身者だけで構成された組織グループだと言う。


この熱さに関して言えば、まあ嫌いじゃないがな?しかし空回り感は否めまい(笑)。お堅い傭兵組織グループには忌避感を持たれていそうで危ういな。大丈夫か?


「…で、エンドゥの奴が、その生意気な女なんですよっ!隊長リーダーの俺を差し置いて、いつもデカい顏をするんですよっ!」


隊長リーダー、それはしょうがないっすねー。」「エンドゥ・ビーンの姉貴には三食のメシで世話になってるっす。」「彗星コメット君、お婿にしたい!」


コラっ(怒)。ところどころで許容出来ない発言をする奴がいるな?しかしまあ、こうして出会って同じ釜の飯…いや、二角獣バイコーンの肉を喰った仲だ。多少は親密に…こら、いい加減に彗星コメットから離れろ(怒)。


彗星コメット能力スキル〈魅了〉(NEW)を獲得しました。恐るべし。》


「それで、「緑の顎」を狩猟して隊長リーダーとしての威厳を取り戻して…取り戻すつもりだったのですが…。」


それは悪い事をしたな。謝っても遅いか(笑)。


さて、彗星コメットを奪い返し、頭の上の定位置に置く頃合い、ゾロゾロと奴等が現れ始める。

完全武装の戦慣れした男共。厳つい顔相に呆れまなこ。新たな生け贄と言わんがばかりに少年達を睨め付ける。


「な、何だよ、あんた達っ!?」


「「「隊長リーダー!?」」」


こらこら、怖がらせるんじゃないよ?無駄にニヤニヤしやがって。お前ら、自分の顏を見た事があるのか?少年達は戦々恐々の顏だ。


「…ステリアス様。またこんな所で魔物の肉を食べさせて…知りませんよ?彼等がどうなっても。」


「おや?ナユタ少年、人聞き悪い事を言うんじゃない。たまたま、あの毒蛇バジリスクを仕留めた彼等に遭遇してな。それを褒めてた所さっ。」


そう。こいつらは俺の目印の煙に気付き、ようやく追い着いたばかりの「羅刹ラセツ」の先行部隊である。指揮官は言わずもがなのナユタ・ゴブジョウ少年だ。


そんな彼等も、「緑の顎」を見て感心しきり。これを仕留めたと聞いて、「月桂樹ローリエソーズ」の少年達を褒め始める。荒っぽい褒め方だけどな?


「やるじゃねえか、小僧共!」「あの赤き竜人に認められるとはなっ!?」「見所あるぜ。」「お前ら、俺たち傭兵大隊に入らねえか?」「待ってるぜ!」


むさい隊員ナンバーズ共に囲まれて、少々困惑気な少年達。しかしな、確かに見所はあるんだぜ?俺の勘を舐めるなよ。


《あの隊長リーダー君、特殊な固有能力パーソナルスキルがあるねぇ。覚醒条件を満たしてないけど、〈獣相ファウナー〉ってレアな血筋だと思うよぉ。》


…やっぱりな。俺の勘は正しかったか(笑)。頑張れ、若人よ。


◆ ◆ ◆


傭兵大隊の本隊と合流した俺は、少年達「月桂樹ローリエソーズ」を先に送り出し、若き技術士官君の小言を聞き流す。


遠慮気味に「緑の顎」を引き取って行く際、「この恩は忘れません!」と隊長リーダー君達は歯にかんで行った。若々しいな。

良い事をした後は気分が良い。


《雨が降らなきゃ良いねぇ。》


どう言う意味だよ?それはさて置き、俺は俺で行かねばならない場所があるんで、ここはひとまず大人しくラシャの奴に同行する事にした。

ラシャの獄炎馬ガミジンに並び進む大嵐テンペストの背で、俺は公道の先を覗き見る。


「お前さん、大人しいねえ?なんか企んでないかい?」


「は?別に…。」


別に…初めて来た地方都市だから心ゆくまで観光しようとか、とにかく豪華な宿で休みたいとか、まずは奴隷市場区画に乗り込みたいだとか、そんな事は考えてないぞ。


ジロッとラシャが俺を白い目で見る。

チッ。感が良い野郎だぜ(怒)。


「まあいいさ。我々、傭兵大隊は国境警備隊タウロマキアーの宿舎を借受ける予定だが…良ければ、お前さんの分の士官室も借りるぞ?」


「…断る。」


そんな狭苦しい場所でマズい飯は喰いたくない。


「別に止めないけどね…問題は起こさないで欲しいのさ。」


「別に起こさないぞ?」


こちらからは起こさない。起こされたら、完膚なきまでに叩き潰すがな?

そもそも、俺は「特措法スペシャルケース」だぞ。喧嘩をふっかけて来た方がお縄になるって寸法だろ。


「お前さん、あんまり信用出来ないんだがなあ。俺は亡国の姫の件で「レグ侯爵マークィス家」から事情聴取せにゃならんのさ。ホント、頼むぞ?」


「しつこいぞ。」


俺はラシャの奴を突き放し、無言を貫く。


そんな俺達の前に石造りの遮断壁カーテンウォールが迫って来た。これぞ「リムルブルグ」が城塞都市としての栄華と威容を堂々と見せつける。

国内外の流通を一手に牛耳る「レグ侯爵マークィス家」が、余りに余った金をふんだんに使用して建設しただけあり、無骨さが売りの「アムルブルグ」とは違い、派手な城壁装飾マシクーリが連なり、紋章旗が幾重にも連なっている。そして等間隔に設置された看視小塔パルティザンの造りも見事だ。


「こいつは、首都の外壁よりも豪華に見えなくもないな?」


《そうねぇ。外周100㎞。区画四方18㎞と推測。居住区画的には首都ジュライと同等の大きさじゃないかな?構造的には、より守りやすく攻めにくい城塞外壁だけど、ここには結界種セフィラーの守護が無いのがワンランク下がるってところかなぁ?》


そいつは解説ありがとう、ベネ(笑)。となれば、好きな時に空を飛んで逃げれるってわけだ。ある意味、便利だな。張り子の虎ってわけだ。


しかしこれ、首都よりも豪華ってなると、煌王家派の反感とかあるんじゃないのか?


『凄い大きいですのぉ。』


コンっ!?


心配するな。彗星コメットも天使ちゃんも必ず俺が守るぞ。何しろ俺は「特措法スペシャルケース」だ(笑)。お花ちゃんは見えないから大丈夫だろ?


メェ♪


『扱いが酷いですのぉ。』


俺達は中央門の「落し扉門マルボルク」を潜り抜け、都市内部に足を踏み入れる。

とは言っても、傭兵大隊の大部隊は総勢1000名。一度に入り切れる数じゃ無い。大隊隊長マーセナリーキャプテンが率いる精鋭部隊のみが無申請で許されたのみだ。

大多数の隊員ナンバーズは足止め状態であるが、不満を言うわけにはいかない。


俺か?俺が待てる人間(?)だとでも?


そして入ったは良いが、無論、歓迎ムードなんかじゃ無い。

警備の「国境警備隊タウロマキアー」は憮然とした表情で迎え入れる。俺の知った事では無いが、リムルブルグは貴族派が支配する辺境の大都市だ。


ほぼ煌王家派(?)の傭兵大隊であるから、一悶着あってもおかしくは無いわけである。

だが、ラシャが率いて来た総数は1000名越え。しかも脱落者無し(笑)。いざとなれば、その練度の違いでもリムルブルグが擁する「国境警備隊タウロマキアー」総数1500名とも互角にぶつかれる数だろう。

それにイマイチではあるが、3名の大隊隊長マーセナリーキャプテンも居るしな。


《脅威数的には、君も十分に数に含まれていると思うよ?例の秘密結社さん的にはねぇ?》


俺は無関係だ。そりゃ、攻撃されれば反撃するがな?


ラシャ達だが、このままレグ侯爵マークィス家の本拠地たる「居城アルカサル」に出向する予定らしい。

国内の金融機関を牛耳り、流通組織の管理と外務管轄を兼任する魔窟である。


リムルブルグ内部の構造は既に把握している。それは「月桂樹ローリエソーズ」の少年達から根掘り葉掘り聞き出してあるし、ベネがちゃんと把握しているだろう。


《あくまで僕は、補助機能だからねぇ。あんまり期待しないでねぇ。》


目指す方向は南南西。中央通路メインロードを逸れて切石アシュラー城門棟ゲートハウスから脱出(笑)。

若き技術士官君が「あっ!何処へ行くんですかっ!?」と目敏く発見するも、酒場ビストロの角を折れたところで、そこは狭き道。その馬車では追って来れまい。


それでも大柄な体格の大嵐テンペストでギリギリの裏道を突き進んで行く。


大まかな場所は分かっているのだが、俺が探すのは奴隷市場の商館である。それも狼人種コボルトを扱う特殊(?)な商館だ。

無論、管轄は「奇抜サイコ医師ドクター」が取り仕切る奴隷取り扱い商工組合「ガイエオコス」であるが、郷に入りては郷に従え、で「リムルブルグ」独自の規制ルールがあるのかも知れんが、こっちは先払い(前金)している身だ。


このアムルブルグだけでも狼頭ウルフヘッドが20名。狼形ハウンドウルフ1匹。半狼人ハーフコボルト4名だぞ。

ともかく乗り込んで、大暴れしたい気分だ。何がどうして、どう言う理由で輸送差し止めにしているのかって?そんな事は知った事では無い(怒)。


俺は道行く人に尋ね(尋問)て回り、ようやく辿り着いた一際大きな丸屋根ドラムタワーの商館に乗り込んで行く。


すまんが大嵐テンペストよ、ここで待っててくれ。手を出す奴がいたら、容赦無く潰せ(笑)。


ブフンッ!!


鼻息荒く、大嵐テンペストの睨みが周囲を圧倒する。

何しろ、例のごとく人だかりの山。奇妙な物を見るかのように、俺達を取り囲む。


「見世物じゃないぞ。退け。」


ワラワラと逃げ出す衆目を背に、俺はズンズンと階段を登って行く。


頭に彗星コメットを乗せ、異様な仮面を付けた鎧甲冑姿の男である。背には黒い外衣マントをはためかせ、使いこなし難き幅広の重剣バスターソードを苦もなく背負う。魔物も逃げ出す威容である。よくよく考えれば、よくも「月桂樹ローリエソーズ」の少年達は逃げ出さなかったものだ。


さながら、守衛の兵隊は良く耐えた方である。普段は奴隷スレイヴを相手にいばり散らしているばかりだが、格の違いを今日と言う日ばかりは思い知る。


「とっとと開けろ。」


「は、はひっー!!」


ちょっと振り返ってみたら…あれ?天使ちゃん、どこ行った?


コーンっ!


天使ちゃん、大嵐テンペストの頭の上で返事した。


何?そこで大嵐テンペストと一緒に待つつもりか?いやいや、危ないでしょ!?こんなところに置いて行ったら攫われちゃうじゃないの?ただでさえ、可愛いんだからっ!


《ちょっと過保護過ぎない?大嵐テンペスト君が居れば大丈夫でしょ?何なら、お花ちゃんにも付いていてもらえば?》


いや、そうは言うがな…俺はイラっとして店舗門エルスを殴り付ける。


バキャーーン!!


店舗門エルスが弾け飛んだ…。


《ステリアス・シーヴァは能力スキル〈打撃〉(NEW)を獲得しました。これはひどい。》


開けようとしていた守衛の兵隊の顔は凍り付いている。のみならず、それを見ていた物見遊山の連中も鼻白む。少々、やっちまった(笑)。


《言っておくけど、僕の竜絶壁オーバーマインドは本家よりも、幾分、性能は落ちるからねぇ。》


ベネ、言うのが遅いだろ(怒)。しかしまあ、これはこれで良い脅迫にはなったんじゃないか?

商館の内部もシ〜ンと静まり返っている。


「責任者を出せ。俺は首都ジュライで「竜面屋」って名前で商売をしている者だが…。」


「め、面会の御予約…は…。」と口にした使用人サーヴァントを睨み付け、有無を言わさず応接間ラウンジに乗り込む。

そもそも「竜面屋」って名前を聞いて、ハッ!と事務員達の多くが目を逸らしたのだ。来るべきものが来たぞって顔だ。分かり易いな。


「お、お待ち下さい!支配人は只今…その…所用で…。」


コイツ、なかなか諦めの悪い奴だ(笑)。俺の胴にしがみ付いたところで、俺はズンズンと引き摺って進むばかりだがな。


『馬鹿力ですねっ!』


そうそう、それな。コラっ、金魚ちゃん(怒)。最近、口が悪いぞ。そんな子に育てた覚えはない。


《なるほどぉ…支配人〈オレアド・グリンスリーブズ〉は現在、支配人室から商談室に移動中だねぇ。廊下の突き当たりを左だよっ。》


了解。ベネの竜顕現テンペラメントニックの案内に従い、俺はその部屋を探し当てる。そして取っ手に手をかけた。


「おやめ下さい!これは…不法侵入ですっ。」


聞こえんなあ。


ガチャリ。


《あっ…これは僕とした事が、ちょっとマズいタイミングかなぁ。》


「はあ?」


それは何だ?床の絨毯に大の字になって倒れた人影。今しがた倒れたようで、ピクンピクンと痙攣を繰り返している。

誰だ、コイツ?禿げ上がった顔に生気は無い。それどころか、徐々に肌色が毒々しい青に染まって行く。


「オ、オレアド支配人っ!?」


あれ?予想外の展開だな。これは。


《う〜む。〈オレアド・グリンスリーブズ〉の遺体から致死量の〈神毒アノイア〉を検出したよっ。》


◆ ◆ ◆


時間は夕刻。

門前払いと言うわけでは無い。申し訳ありませんが、心苦しいのですが、と言った程度の宿泊拒否である。


ここは中央通路メインロードに面した宿泊街だ。まずは、いの一番に老舗のリムルブルグ支店「黒山羊の宿亭」に顔を出したのだが、上記の対応で宿泊拒否。

本店の女将さんの名前を出しても良かったのだが、逆に迷惑がかかりそうなんで止めた。


それから入る宿、入る宿、どこもかしこも宿泊拒否である。

さすがに頭にきたんで、優しく(?)問い詰めてみたところ、フト伯爵カウント家から極秘の指示が出回っているそうで、「この対象者に売り買い及び宿泊施設の利用を禁止する。」旨の文言が4日前から発令されたそうだ。

権力者には逆らえないって事だろう。しかも、そのお膝元の都市である。


《ステリアス・シーヴァは能力スキル〈調査〉(NEW)を獲得しました。調査って…。》


…にしても、4日前だと?そりゃ、俺が傭兵大隊と共に旅立った日じゃないか?

それに、フト伯爵カウント家と言えば、国境警備隊タウロマキアーを管理する奴だろう?何だか胡散臭いな。ある意味、調査のしがいがある(笑)。


《それは置いておいても、今日は何処で寝るのさぁ?僕は野ざらしは嫌だよぉ。》


そう。それが問題だっ!せっかく大都市に来たって言うのに、この有り様だ(怒)。

このままじゃ、ラシャ達と同じ宿舎に泊まらにゃならなくなる。ああ、嫌だ嫌だ。啖呵を切って出て来たのに、格好悪いだろがっ。


『草むらの方が落ち着くですのぉ。』


メェ〜♪


コンっ♪


慰めてくれているんだか?天然なんだか?しかし、確かに彗星コメットと天使ちゃんに挟まれると暖かいのは間違いない。フワフワでモコモコだぞ。


『そうとも言ってられないみたいですよっ!』


あん?最近、ツッコミ役が金魚ちゃん1人だと気付いた(笑)。ベネって、本家のアムと違って天然の割合が高いようだ。ある意味、天然しかいない。


見れば、周囲が騒つく。響き渡る軍靴の足音。既に包囲完了って寸法か?


「なんだ、お前ら?」


「告。ステリアス・シーヴァ氏に逮捕状が請求されている。逮捕容疑は「オレアド・グリンスリーブズ氏殺害」の容疑と「月桂樹ローリエソーズ毒物飲食の強要」の容疑だ。」


はあ?そう言うと、俺達を囲んだ「国境警備隊タウロマキアー」が包囲の輪を縮めるのだった…。


何とも予想外の展開である(笑)。


◇ ◇ ◇


ステリアス・シーヴァ【竜絶壁オーバーマインド発動中】

種族〈シーヴァ族〉

階級〈傭兵〉

所属国〈傭兵大隊預かり(特措法スペシャルケース)〉


カテゴリー〈8.7+〉

戦闘力 66

防御力 58

生命力 91

回避値 58

知能値 47

器用値 50

魔力値 62


相生相剋〈火気〉属性 55

相生相剋〈木気〉属性 35

相生相剋〈金気〉属性 25

相生相剋〈土気〉属性 44

相生相剋〈水気〉属性 46


竜技ドラゴニックアーツ

九十九式(下位)見えざる(ブリトマルティス)赫炎かくえん〈火気〉

九十九式(下位)束縛 (カリュプソ)の静謐せいひつ〈水気〉

九十九式(下位)復讐 (エイレイテュア)の逆鱗〈土気〉

九十九式(下位)開闢 (アイオロス)の威風〈木気〉

九十九式(上位)森羅 (カリオペ)の皇緋こうひ〈火気〉

九十九式(上位)喜劇 (タレイア)の蓋世がいせい〈土気〉

九十九式(上位)叙事詩 (テルプシコラ)の泡沫うたかた〈水気〉


戦技バトルアーツ

一刀両断

十文字斬り


固有能力パーソナルスキル

竜の血眼(竜眼第1位階)

轟炎ピュラリスフィールド

水精リクィッド女王クィーンの加護〈50%〉付与ギフト

能力スキル編纂技能−〈全知全能霊アイン・ソフ


能力スキル

大剣 剣 手斧 槍 投槍 棍棒 小盾 軽装 隠蔽 偽装 物理抵抗 精神抵抗

魅了 脚力 嗅覚 命名 馭者 連携 加工 大工 腕力 投擲 調理 二刀流

演技 統治 潜伏 商才 設計 鑑定 説教 願い 破壊 暗躍 異常耐性 咆哮

感応 精製 共鳴 打撃(NEW)調査(NEW)


魔力系マグス術式

下位(基本三原理)火属性イグニス付加ギフト

下位(基本三原理)火属性イグニス魔道弾ブリッド

下位(基本三原理)火属性イグニス誘導波動ソリュード

下位(基本三原理)水属性アクア付加ギフト

下位(基本三原理)光属性ルーメン付加ギフト


眷属ファミリア

相生相剋の五人衆

クロちゃん

闘種アスラ四天王

クエビコ〈地底都市の守護者メスケイル

ハナコ〈地底都市の守護者メスケイル

イワメ〈地底都市の守護者メスケイル

ナヨタケ〈地底都市の守護者メスケイル

フミ〈地底都市の守護者メスケイル

ナオヒ〈地底都市の守護者メスケイル

スオウ〈地底都市の守護者メスケイル

セイラン〈地底都市の守護者メスケイル

彗星コメット

販売上手アントレプレナー擬似生命体エンティア(金気)〉

刀鬼王の甲冑(弐式)〈擬似生命体エンティア(土気)〉

黒字サープラス

竃神ファナス擬似生命体エンティア(火気)〉

電撃ブリッツ

叙事詩リリック

不滅パペチュアル

定理シーオルム


称号

赤き竜人

傾国の貴公子

闘種アルカェウス

調和者シジコス


装備

竜刀アムドゥシアス「分体ラディウス」→揺光ベネトナーシュ〈第1位階〉分体ラディウス〈大剣〉(NEW)【竜絶壁オーバーマインド発動中】

属性:暴君LV410〈聖遺物レリクス級〉

付与効果:ガーネット碑(七大元素)〈ゲニトル・ルミナス〉〈第1位階〉

剣撃物理破壊力ソードアーツ増幅

竜技ドラゴニックアーツ増幅

竜顕現テンペラメントニック

竜絶壁オーバーマインド

意識の転移

擬似人格〈補助機能〉

耐久値:490


乙女座之刃ヴィルゴメッシュ重剣バスターソード

属性:付喪神ツクモガミ(低位)LV200〈秘跡武具サクラメント級〉

付与効果:乙女ブライド邁進アドヴァンス

折れぬパペチュアルハート

耐久値強化〈合金マテリアル

耐久値:360+α


竜面マルティコラス〈仮面〉

属性:竜面の者LV250〈聖痕武器スティグマ級〉

付与効果:竜因子アデック封印

自己再生

耐久値:200/∞


ジャガノート(畏怖なる護り手)〈重鎧〉

属性:付喪神ツクモガミ(低位)LV150〈秘跡武具サクラメント級〉

付与効果:有卦ラック鬼棘エンプロイダリー〈攻撃判定+〉

無卦ミス反魂ブレイクスルー〈防御判定−〉

代赭パーティクル竜堅エリプス障壁シールド

耐久値:220


携帯用小刀フォールディングナイフ〈小剣〉


属性:雷鉱石ブロンティアLV30〈特殊兵装ユニーク級〉

付与効果:物理特化

雷属性トニトルス付加ギフト

耐久値:150


黒衣(黒色ジェット)〈外衣マント

属性:結界種セフィラーLV300〈聖痕武器スティグマ級〉

付与効果:結界生成〈守護遮断(反射率リフレクト)〉

物理特性〈闇・土〉30%増幅ブースト

防寒〈永続化〉

耐久値:350


所持金

煌皇金貨11枚

煌白銀貨432枚

煌赤銅貨70枚

【〈神宝の洞庫〉煌皇金貨総額693,681枚】


所持品

賢者の核石タリスマン〈「火気」術式ニダーナ刻印〉

賢者の核石タリスマン×1

岩塩

獣油オイル

下着チャスズ〈服〉×4

魔鉱石アガメムノン×4

ギルドカード〈階級「F」〉

携帯水筒

再誕の書

炎霊ファイアガイスト生体核コア×9

原始回帰の書


◇ ◇ ◇


大嵐テンペスト

種族〈雷霆馬グングニル

階級〈雷霆馬グングニル神種+〉

所属国〈ジ・ハド煌王國 (ジ・ハド・トゥインコル・キングダム)〉


カテゴリー〈4.5+〉

戦闘力 44

防御力 49

生命力 46

回避値 49

知能値 39

器用値 22

魔力値 33


相生相剋〈金気〉属性 44

相生相剋〈土気〉属性 1


固有戦技パーソナルアーツ

神撃ゴットヴレス星霜雷鼓エクスーシアイ雷霆槍グングニル


戦技バトルアーツ

百雷


固有能力パーソナルスキル

運命補正効果(眷属ファミリア

疾雷の蹄

雷霆槍グングニル化〈神級〉

因果律限界値突破ルミナリエス〈限定解除〉】


能力スキル

脚力 聴覚 嗅覚 積載 牽引 疾駆 咆哮 雷君

圧殺 炎耐性 魔眼耐性 察知 冷静沈着 仲裁

原子分解 障壁 飛翔 神気 怒号 紫電 統治

忠誠 重装


称号

相生相剋の五人衆〈金気〉


装備

重装甲冑鞍アインヘーア(黒色ジェット)〈重装〉

魔鉱石アガメムノンLV200〈秘蹟武具サクラメント級〉

鋼鉄スチール〈物理抵抗+〉

強固なる軍勢〈守護膜シェル+〉

一軍の残影〈幻覚ハルシネイション−〉

収納鞘〈竜刀アムドゥシアス「分体ラディウス」〉

耐久値:380


◇ ◇ ◇


彗星コメット

種族〈北欧山羊ノースゴウト

階級〈星座キオー・生物ハ・コデシュ種〉

所属国〈ジ・ハド煌王國 (ジ・ハド・トゥインコル・キングダム)〉


カテゴリー〈2.4+〉

戦闘力 19

防御力 24

生命力 31

回避値 20

知能値 15

器用値 14

魔力値 25


土属性テラ20

光属性ルーメン15


戦技バトルアーツ

大地の嘆き(突撃効果倍(+100%)〈土属性テラ〉)

光の体毛(守護幕シェル光属性ルーメン〉)


固有能力パーソナルスキル

星気ツェレム美徳・アニダ

運命補正効果(眷属ファミリア


能力スキル

角 霊子 自己再生 自己回復 幻覚耐性 癒し 忠義 大器晩成

健脚 突撃 咆哮 応援 巨大化 大胆不敵 視覚 魅了(NEW)


眷属ファミリア

北欧山羊ノースゴウト星気体ツェレム

卯花羊ウノハナシープ星気体ツェレム

トルマリン鳥・星気体ツェレム


称号

ステリアス・シーヴァの眷属ファミリア

竜面屋牧場の守り主

星気体ツェレムの王子


◇ ◇ ◇


叙事詩リリック

種族〈水生獣ケルピー

階級〈高位水霊族アクワステル・黄金魚〉

所属国〈流星ミーティアネスト


カテゴリー〈2.5-〉

戦闘力 20

防御力 26

生命力 23

回避値 20

知能値 20

器用値 15

魔力値 21


水属性アクア20


戦技バトルアーツ

水鉄砲ウォーターボール


固有能力パーソナルスキル

水界アクワ・統合核ペルマネンス〈20%〉

運命補正効果(眷属ファミリア


能力スキル

投擲 慈愛 精霊体 自己再生 暑耐性 魅了 癒し 感応


魔力系マグス術式

下位(基本三原理)水属性アクア付加ギフト

下位(基本三原理)水属性アクア魔道弾ブリッド

下位(基本三原理)水属性アクア誘導波動ソリュード


精霊系スピリトイド術式

水精リクィッド黄金色タイチンルチル守護膜シェル


称号

金魚ちゃん

流星ミーティアネストの主候補


◇ ◇ ◇


不滅パペチュアル

種族〈高位花霊族アニマ・ムンディ

階級〈曼陀羅華マンドラゴラ・希少種(薔薇科)+〉

所属国〈花霊族フローラの園〉


カテゴリー〈2.3+〉

戦闘力 19

防御力 23

生命力 23

回避値 20

知能値 25

器用値 21

魔力値 23


木属性アルボル25

光属性ルーメン10


戦技バトルアーツ

悲鳴ヴォイス

いばらの鞭

薔薇の香気


固有能力パーソナルスキル

香気ルーヴァ・統合核シード〈30%〉

運命補正効果(眷属ファミリア


能力スキル

投擲 鞭 偽装 歌唱 家族愛 自己再生 睡眠耐性

毒耐性 魅了 予感 樹生 精霊体 浮遊


精霊系スピリトイド術式

花精フラワー接吻キッス(魂縛・隷属化)


称号

ステリアス・シーヴァの眷属ファミリア

お花ちゃん


装備

薔薇ローズ正式上衣フロックコート〈服〉

属性:木属性アルボルLV150〈秘跡武具サクラメント級〉

付属効果:物理特性〈木属性アルボル〉50%障壁シールド

香気ルーヴァの幻惑〈魅了〉

自己再生・自己修復

耐久値:550


◇ ◇ ◇


定理シーオルム

種族〈高位土霊族アヌンナキ

階級〈仙狐種フーシエン

所属国〈銀の霊峰アソマトゥス


カテゴリー〈2.4+〉

戦闘力 20

防御力 18

生命力 25

回避値 20

知能値 20

器用値 20

魔力値 26


火属性イグニス20

土属性テラ25


戦技バトルアーツ

天火ホイアン

妖銀鉱ミスリルの霊槍

仙気〈土属性テラ


固有能力パーソナルスキル

鎮守シンズアン・統合核ヴァオシー〈2本尾〉

銀霊翼〈妖銀鉱ミスリル

運命補正効果(眷属ファミリア


能力スキル

投擲 爪 家族愛 寒耐性 炎耐性 予感 天耳 嗅覚

心眼 疾駆 礼節 浮遊地殻操作 精霊体 自己再生

火焔 癒し(NEW)



称号

ステリアス・シーヴァの眷属ファミリア

天使ちゃん

銀の霊峰アソマトゥスぬし代理


◇ ◇ ◇


レクレス・ティミド(NEW)

種族〈人間種ヒューマン

階級〈傭兵(月桂樹ローリエソーズ)〉

所属国〈ジ・ハド煌王國 (ジ・ハド・トゥインコル・キングダム)〉


カテゴリー〈1.3+〉

戦闘力 15

防御力 13

生命力 15

回避値 12

知能値 18

器用値 15

魔力値 5


土属性テラ3


戦技バトルアーツ

自己流斬撃(重撃波ブレイクダウン

猪突猛進(蛮勇ラッシュ


固有能力パーソナルスキル

獣相ファウナー〈未覚醒〉


能力スキル

剣 小剣 盾 軽装 不器用 忍耐 友情 努力 直感


称号

月桂樹ローリエソーズ隊長リーダー


装備

鋼鉄の剣(月桂樹ローリエ)〈剣〉

属性:鋼LV12〈通常ノーマル級〉

付与効果:物理特化

耐久値:55


革鎧レザーアーマー〈軽装〉

属性:獣皮LV12〈通常ノーマル級〉

付与効果:物理抵抗

耐久値:52


◇ ◇ ◇


ラシャ・コウヤショウ

種族〈人間種ヒューマン羅刹カルティケーヤ

階級〈傭兵大隊・隊長コマンダー

所属国〈ジ・ハド煌王國 (ジ・ハド・トゥインコル・キングダム)〉


カテゴリー〈5.2−〉

戦闘力 56

防御力 43

生命力 53

回避値 62

知能値 35

器用値 40

魔力値 38


火属性イグニス15

水属性アクア6

風属性エア8

土属性テラ10

闇属性テネブライ12


固有戦技パーソナルーアーツ

抜刀術「一の太刀」


戦技バトルアーツ

反射呪言ラクシャーサ

切り払えの太刀


固有能力パーソナルスキル

羅刹ラセツ因子


能力スキル

大剣 大刀 刀 槍 軽装 隠蔽 偽装 奇襲 疾走 俊足 礼節

乗馬 知者 統治 洞察 仲裁 策謀 演技 鉄面皮 寒耐性

暑耐性 酩酊耐性 看破 直感 波動 反射 天耳 心眼 呪詛返し

妖刀 覇気 神気


称号

守護塞杜の総主

傭兵大隊 隊長コマンダー

男爵バロン


装備

法雨ほうう〈妖刀〉

属性:付喪神ツクモガミ(封入処置)LV200〈秘跡武具サクラメント級〉

付与効果:北落師門〈天誅殺(ガード不可)〉

鞘(夜叉桜文様)

耐久値:260


かんざし〈道具〉

属性:魔鉱石アガメムノンLV80〈特殊兵装レア級〉

魔力伝達〈戦技バトルアーツ増幅ブースト

耐久値:45


着流し(枝垂しだれ模様)〈着物〉

属性:シルクLV100〈特殊兵装レア級〉

付与効果:自浄作用 付与エンチャント木属性アルボル

豪華絢爛(幻惑・魅了)

耐久値:90


強化外装パワーアーム(左側腕甲)〈軽装〉

属性:妖銀鉱ミスリルLV100〈特殊兵装レア級〉

付与効果:霊力構築〈妖銀鉱ミスリル

守護膜シェル

耐久値:55

(´・Д・)」タイーホwステリアス逮捕されるの巻w

次回、中編。潜伏から反撃へ?

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