第4話「春祭り(死祭)の霊都」〈13〉魔窟の暗闘〈了〉
(^ー^)ノRPG要素の追加で魔窟へ…w
第4話「春祭り(死祭)の霊都」〈如才のなさとは敵を作らずに自分を主張することである〉Tact is the knack of making a point without making an enemy
草創歴0444年5月6日〈13〉
白昼の沿道を走り始めた勝利者は、僕達を乗せて一路、まさに禁断の領域へと足を踏み入れようとしていた。
ああ、想像するだに恐ろしい…そこはまさに魔窟。
目的の場所は首都「ジュライ」の北西区に位置しており、硬い遮断壁に取り囲まれている。
通行口以外からの進入は固く禁じられており、違反した者は禁固刑となる。
僕等に立ちはだかる最大の障害…それは検問と言う名の悪意。
勝利者の中で息を潜めていた僕を、突如に襲う非難の声。
覗き込まれたから、絶妙な笑顔と共に手を振ってみたのがマズかったのか?
え?僕には何のことか分かりません…ただ、買いたい屋敷が見つかったということで。
「まあ、なんて非常識なんでしょう!?ステリアスさん…未成年を連れ込む事は罰則に値しますわ。」
「いや、女将さん、しかしだな…。」
「しかしもかかしもありませんっ!!」
僕の相棒がガミガミ頭ごなしに怒られている声が聞こえる。
御者席に同席するもう1人も御同様か?
「あなたもあなたです、アミュ。久しぶりに帰って来たと思ったら、屋敷を売るだなんてっ!?亡きお父上が悲しまれるでしょうに。」
「そんなこと言ったって、コンスタンスさん。こんなとこに実家がある、あたしの身にもなってよ〜?」
「こんなとことは何ですかっ!?」
僕の相棒の隣に座るのは、「スタボンネス工房」で働く槌女こと、「アミュ・スムマヌス」である。
彼女とて、その顔見知りと思われる女性には頭が上がらないようだ。
は〜。やれやれと車窓から眺めてみると、鼻息荒く立ち塞がるのは、毛織胴衣が良く似合う、普段ならば「たおやかな淑女」と言うべきか。
でもどこかで聞いた覚えのある声だな?って思ったら、この人、「黒山羊の宿亭」の女将さんだよねぇ?
どうりで、あの相棒が大人しく説教されているわけだよ。
それに衛兵も女性陣で固められている。ざっと見、見目麗しいねぇ。
一部、女性とは思えないガタイの衛兵もいるけどさ。
だからこそ、強硬策にも出られないって感じかな?
ああ見えても女性には奥手なんだよ、僕の相棒はねぇ。
「…それにしても、女将さん、あんたこんな所で何をやってんだ?」
「わたくしは黒山羊の宿亭を経営しつつも、この区画の管理組合「コンコルディア」の管理長を任されている身なのです。」
「……。」
我が相棒、無理に話題を変えようとして撃沈の様子。
「ちょっとちょっと(ヒソヒソ)。コンスタンスさんは娼婦街を取り仕切るギルドの幹部でもあるのよ(ヒソヒソ)。怒らせちゃダメよ(ヒソヒソ)。」
「いや、お前も十分、怒らせてたよな(ヒソヒソ)。」
「ヒソヒソ話をするんじゃありませんっ!!」
雷が落ちた。
そう。ここは娼婦街の入り口。
しかし男たるもの、娼婦街と聞くと何故か異様に心がときめくものがある。
不思議だなぁ。
だが、とにもかくにも取りつくしまが無いとはこの事だ。
そして女将さん、ギルドの最高幹部の1人である事も判明した。
この空気では、正攻法で僕が入り込める一縷の望みも無い。
くそぉぉぉ。
「…分かった、分かったよ。アムの奴は馬車で留守番させるからさ。」
「…ステリアスさん、本当でしょうね?」
女将さん、疑り深い。
しかし、やっぱりこうなっちゃったかぁ〜。
まあ、想定の範囲内ではあるがね。
では計画はBに変更で。
「…ちなみにステリアスさん、武器一式はここで預からせて頂きますわ。そういう決まりですの。」
「……。」
ガァーーーン。
急遽、計画Cに変更だ。
ともあれ、ここに来るまでに喋る花(勝利者)に僕の声真似を練習させておいたのだよっ。
頼んだよっ!!
「はいですぅ〜。今、着替えをしている途中ですぅ〜。開けないでぇ〜。ちゃんと居ますよぉ〜。」
…なんか腹たつ。許すまじ。
「くっ、苦しいですワ!?アム様っ!」
あっ。ゴメン、ゴメン。つい、千切りそうになっちゃったよ…。
◆ ◆ ◆
やむなく俺は相棒を女将さんに預けることにした。
…いや、アムの方じゃなくて黒き重剣の「乙女座乃刃」の方だ(笑)。
それでも俺のトレードマークである朱鎧と竜面は断固拒否したがな。
「あの子、ちゃんと馬車でお留守番しているんでしょうね?」
女将さんの目が俺を疑っている。
その瞳は褐色で、相変わらず吸い込まれそうな美しさだ。うっかり喋りそうだ(笑)。
いや、いかんいかん。しっかりしろ、俺。
「大丈夫だって。心配ならノックしてやってくれ?ちゃんと返事を返すからさっ。」
勝利者の声真似がどこまで通用するか?だがな(笑)。
それにしても、検問はかなり物々しい雰囲気だ。
「以前、色恋沙汰で色々とありまして。」と女将さんは言うものの、探知の術者まで完備とは恐れ入る。
槌女の方も肌身離さぬ金属槌を泣く泣く預けていた。
相変わらずの金糸雀色のツナギ姿で、色気もなくボサボサの茶褐色の髪で野生的。
まあ、娼婦街には似合わぬ同行者2名である。
名目上、購入予定の屋敷の見学と、その案内役であるからして何も問題はないだろう?
勝利者は元より区画外に待機の為、徒歩となってしまったが、目的地は歩いても1時間とかからない距離にある。
とある理由につき、急ぐ必要も無いから物見遊山で行きたい気分だ。
にしても、金の落とし所が違うせいか、歩道はとてもよく整備されているし小綺麗だった。
朱色の切石を使った赤レンガ敷きで、まるで別世界を体感しているようなワクワク感を生み出している。
心憎い演出だ(笑)。
それに奥の店舗はどうなっているか分からないが、主道に面した娼婦宿は、どれも高級旅籠屋と言った佇まい。
客引きの安っぽい娼婦はひとっこ一人いない。
もっとも、まだまだ昼過ぎのお天道さんが顔を見せている時間だがな?やっぱ本命は夜だろ。
「ちょっとぉ…キョロキョロしないでよねっ。みっともないわね。」
槌女め、そうは言うが、ちょっと珍しいくらいに整備された娼婦街となると、そうそうお目に掛かれるものじゃないんだぞ。
「… しかし、どの店も高そうだな?」
やはり行き着く先はそれだ(笑)。
「そりゃ、そうでしょ?コンコルディアは貴族階級の利用者優遇を謳い文句にしているんだもの。最低でも一晩、煌白銀貨20枚はかかるわよ。」
ほほぅ。そりゃ高級も高級、大高級だ。お国の方針ってやつか?
「そんな中に実家があるせいで、どれだけ学校であたしが馬鹿にされたか分かる?いや、分からないでしょうさ。傭兵のあんたなんかにっ!」
ここにきて不満をブチ漏らす槌女。
そりゃ、さすがの俺も同情ぐらいしちゃうけどさ、何気なく傭兵稼業を馬鹿にしているのは何だ?
その屋敷を買い取ってやろうと言う俺に何たる暴言だ(怒)。
横道に逸れると、歩道沿いの並木が色鮮やかな金糸雀色に包まれていた。
ちょっと見ない形の葉の色だ。
東方辺境原産の銀杏の木とは、また洒落ている。
と、感慨に耽って立ち止まる槌女。
「…おい?」
「あっ、ゴメンね…なんか、父さんを思い出しちゃって。」
スタボンネス工房の親方のお師匠さんか。
親方が言うには、かなりの頑固者だったらしいが、娼婦街に屋敷を建ててしまうあたり、だいぶお茶目な人物だったに違いない(笑)。
そして父親としては、子供に慕われる立派な人だったのだろう…。
「なんか勘違いしているようだから言っておくけど、あたしの父さんは馬鹿で阿呆で能天気で、取っ替え引っ替え女を連れ込むような…そんな死んで当然の男だったのよ!!事故じゃなくても、いつか刺されて死んでいたわねっ!!」
おいおい…ここにきての爆弾発言だ。
そんなイノシシみたいな形相で罵詈雑言を並べ立てたせいで、俺達は今、衆目の注目の的だぞ?
「あれっ!?アミュちゃん?」
「えっ?…もしかして、マンダリンちゃん?」
まさにバッタリという顔色で、通り掛かった女性が声を上げた。
槌女も驚きが喜びに変わるのにさほどの時間もかからず、キャッキャと声を上げてジャレ合う。
「アミュちゃん、工房に住み込みしてるって本当なの?女の子なんだから、無理しちゃダメよ?」
「マンダリンちゃんこそ、孤児院で住み込みしてるって話なのに、どうしてこんなところにいるのよ??」
何だか、仲の良い同級生って感じだ。
そしてお互いに、やむにやまれぬ事情ってのがある顔だ。
結果、俺は置き去りだ(笑)。
「あら?一緒にいるのは、ステリアスさん?」
マンダリンちゃんとやら、ハタと気付いて俺を見詰めた。
娼婦街には似合わない清楚な女の子だ。
化粧っ気のない純朴そうな長髪が好印象である。だが俺に見覚えは無いなあ。
「ん?俺を知ってるのか?」
「はいっ。院母様とご一緒に、トーパチオ士爵邸にお邪魔させて頂きました。ステリアスさんは昏睡状態でおられまして、その治癒のお手伝いに。」
その微笑みに心打たれた(笑)。
近年稀に見る癒やし(心)の持ち主だ。
そう言えば、女中さん共が言ってたような記憶が…?
「マンダリンちゃんは孤児院のシスターなんだから、色目を使うんじゃないわよっ!」
「ちょっと、アミュちゃん!」
しかし、そのシスターが副業で娼婦街で働くのは良いのだろうか?
ちょっとした素朴な疑問だ。
ともあれ、久し振りの親友との再会で槌女も心を鎮めてくれたようだ。
ああ、シスターありがたや、ありがたや(笑)。
「じゃっ、マンダリンちゃん。また連絡するからねっ!」
「うん。絶対よ。」
手を振り合って、心惜しくも分かれる両者。
俺はやっぱりこう思う。
「胸よりも顔よりも、やっぱり心だよね。」と。
「ん?あんた、なんか言った?」
無論、槌女は除外である…。
◆ ◆ ◆
一方の僕はと言えば、アリバイ工作をした後、計画Cでひとっ飛び。
ただ一つだけ残念至極は、娼婦街を見学出来ないことだけさっ。ふんっ。
竜絶壁で気配を殺したまま、相棒の手によって放物線を描いて目標地点に到達。
今回、飛距離はそれほど必要ではないから気楽だね。
そして計画Cとは言えども、実質3回目になる多用作戦は、ちょっとだけ目標地点が逸れて、屋根にストンッ!と突き刺さる。
下手くそめぇぇえ。
竜界繁から人化を選択し、僕は落ちない様に気を付けながら、屋根伝いで小窓に手を掛ける。
お洒落な破風窓である。
勿論、下ろし鍵が掛かっているわけだけど、指の先の霊子をチョチョイのチョイって伸ばして鍵を開ける。カチリっ。
いやぁ、便利なものだねぇ。この体も段々、慣れてきたよ。
《アムドゥシアス・ゲニトル・ルミナスの器用値が+1強化されました。》
室内に窓から忍び込むと、すぐに薄暗闇にも目が馴染んできた。
3階には典型的な貴族の個室がズラリと並んでいる。
家具類はどの部屋も一通り揃えられており、どれもこれもいたって変哲のない木目調の調度品で固められている。
なかなか良いんじゃないかなぁ?
そのままアパートメント風に地下区画に移設して、闘種君達に使わせよう。
ああ、想像が膨らむばかりだねぇ。
さて、2階も大差ない。
1階に降りる前に、ほぼ予想がつくのだけど探知するのも、やぶさかでは無いのだ。
さあ、始めようじゃないか。
《第2位階・竜界繋、発動。〈情報の実在化〉から動体反応の検出が選択されました。滞在中の屋敷内部、地下1階位置に個体反応〈16〉あり。
個体名〈イソノ・アヴェンヌ〉人間種 男 秘密結社構成員 洗礼名〈海王〉カテゴリー〈1.9−〉感情〈思案中〉。
個体名〈ドーン・ギムレット〉人間種 男 秘密結社準構成員 カテゴリー〈1.3+〉感情〈休憩中〉。
個体名〈カプリース・リシーヴァ〉人間種 男 秘密結社準構成員 カテゴリー〈1.2−〉感情〈食事中〉。
個体名〈ユース・リシピアント〉人間種 男 秘密結社準構成員 カテゴリー〈1.2−〉感情〈活動中〉。
個体名〈メイン・インタレスト〉人間種 男 秘密結社準構成員 カテゴリー〈1.1+〉感情〈策謀中〉………。》
「準構成員の有象無象は位置表示のみでっ。」
それにしても、1番強いのでも「1.9−」かぁ…。
ここはハズレかな?
僕の相棒が来る前にちゃっちゃと片付けておくのが吉だ。
彼等はまだ、僕の存在に気付いていないのである。そして突然の失踪を遂げてもらうのである。
「軒並み、地下に蔓延ってくれているのも好都合だよねぇ?」
そこで試してみたい事がある。
取り敢えず、現在の霊子結晶内部の情報一覧を開示希望する。
《報告。霊子結晶内部の情報一覧を表示します。
〈運命指揮者(直刀)〉(武器)
〈多頭蛇縛改(波刃刀)〉(武器)
〈正式上衣(白色)〉(衣類)
〈貴族服(白色)〉(衣類)
〈貴族服(紺色)〉(衣類)
〈防寒衣裳(炎銀色)〉(衣類)
〈飾内服(濃緑色)〉(衣類)
〈巫女の真像〉秘密結社所有物
〈再誕の書〉1冊 秘密結社所有物
〈土〉4600t
〈特性濃厚エキス〉(食品)
〈握り飯〉(食品)2個
〈ジンジャーブレッドクッキー〉(食品)30個
〈遺骨(タイドランド・ストーク子爵) 〉(骨)
〈ストーク家の紋章指輪(魔鉱石製)〉(指輪)
〈煌皇金貨〉貨幣 4600枚
〈煌白銀貨〉貨幣 29000枚
〈煌赤銅貨〉貨幣 999000枚
以上です。》
その中から「多頭蛇縛改」を僕は選択。
《〈多頭蛇縛改〉特殊兵装級を実像化しますか?》
「多頭蛇縛改の再 霊子化と再 適合化を要求するっ!」
《…報告。〈多頭蛇縛改〉特殊兵装級は〈暴君〉アムドゥシアス・ゲニトル・ルミナスの固有戦技〈多頭蛇縛の雷鋼糸〉として登録。再 適合化が完了し統合されました。》
…あっ。予想の斜め上を行く結果が提示されたよ。
ご苦労様です、ハイヨト・ハ・クォデシュ(摂理の声)さん。
と言うことで、この固有戦技…どれだけの効果範囲か試してみるとしよう。
《固有戦技・多頭蛇縛の雷鋼糸(標的は竜界繋と連動して自動選定します。範囲〈スムマヌス邸全域〉)、発動》
霊子化した「雷鋼糸」がスムマヌス邸を駆け抜ける。
柱に紛れ、床に広がり、配管を伝って行く。
全然余裕で、あっという間に屋敷を網の目状に覆い尽くす。
しかも僕の霊子と同化しているせいか、伝わってくる情報も膨大かつ具体的ときたものだ。
例えば、秘密結社の準構成員の1人1人の動向の視覚化であるとか、屋敷自体の構造も同時に頭に入ってきた。
この固有戦技って、応用性がとんでもなく高いとみた。
そうこうしている内に、地下室に繋がる書斎に辿り着く。
書斎室は1階の鍛冶工房の横に位置していた。
これまた良い趣味の書斎で、蔵書の品目も申し分ないねぇ。
そしてこの書斎から繋がる地下室、そもそも持ち主である故スムマヌスさんは、娘さんにも内緒で設計したモノっぽい。
そんな事も「多頭蛇縛の雷鋼糸」のおかげで分かったって事だよ。残留思念的な視覚化はちょっと頭がクラクラするけどねぇ。
でも貴族って好きだよねぇ、こういう隠し通路とかさぁ。
で、そんな隠し地下室を秘密結社さん達に悪用されているわけだから、まさかの故人も浮かばれないよねぇ。
「はぁ〜い。お邪魔しま〜〜〜すっ。」
ガタンっ…カタカタカタ…バタンっ。
カラクリ扉が音を立てて開く。
この時点で秘密結社の人達に〈警戒中〉の表示が点灯する。
おや?隠し通路から逃げ出そうとしているのが1人いるね?
先に、それを雁字搦めに「雷鋼糸」で縛り上げておく。
表示が〈気絶中〉に変わった。
以降、逃げ出そうとする個体反応には、「雷鋼糸」による自動束縛を設定。1匹も逃さないよ。
では、安心して出迎えを受けましょう。
躊躇う事なく地下室への階段を下る僕。
その先には個室が5つと、広間が2つある。どれも手の込んだ造りのものだ。
全部そっくりそのまま戴くつもりだが、僕の「多頭蛇縛の雷鋼糸」を以ってしても探れない不可侵領域がある。
これは思った通りの的中。
槌女さんを連れて来て正解だったよねぇ。
「その前に、邪魔者には消えてもらうけどねぇ〜。」
そんな邪魔者さん達は大広間に勢揃いして、僕を待ち伏せする気らしい。
逆に手っ取り早い。
扉を開け放ち、「こんにちは、皆さんっ。」と僕はペコリとお辞儀をしてみせる。
この突然の少年登場に辺りは騒然だ。
「はい、そこ。勝手に動かないでねぇ。」
十数名の準構成員さん達、瞬時に縛り上げられ、簀巻きになって床に転がった。
バタンッ!ドサッ!バタンッ!!
そして洗礼名を持つ1人を除いて、キュっと仲良く〈気絶中〉になってもらいました。
「なっ!?なんだとおぅぅぅ??」
尋問用は1人いれば十分だよねぇ。
この「海王」とかいう洗礼名を持つ人物は、どんな情報をお持ちなのであろうか?
糸で縛られてはいるが、立派な鼻髭を蓄えている。モサモサだ。
「くっっ…怪しげな小僧めがっ!!儂を侮るなよっ!」
ピキッ…ピキッピキッ…ビシッ!
あら?僕の「雷鋼糸」が押し上げられ、鱗状の鰭が肌を突き破って出現する。
ちょっとヤバいかなって思ったけど、僕の糸は千切れない。しかし…。
にゅるんっっ。
分泌物というか、粘液を鱗の隙間から噴き出して、それはヌルりと束縛から抜け出した。
「あらら?半魚人さんみたいになっちゃったねぇ?」
海王の名前に相応しく、ぬらぬらと光る液体を纏った魚体の異貌。
ちょっと生臭い。
「これぞ、原始回帰の書による先祖還りの御業…そして我が鋼の鱗はいかなる刃も通さぬのじゃっ!!」
ああ、生臭いなぁ…それ以上、近付かないでねぇ。
そしてどこから持ち出したのやら、三又の槍…というか銛を片手に踏ん反り返る半魚人さん。
「そして見よっ!!大聖母様より授かりし、我が三叉槍を!!」
はいはい。もう結構です。
ビッ…ビッ…ビッ…バチッ!!
「ギャっ!?」
ちょっと電力が強過ぎたかな?
触るのも嫌だったんで、半魚人さんの足元にコッソリと這わせておいた「雷鋼糸」に雷属性を流してみたのだ。
「…パクパク…パクパク…。」
真っ黒焦げになって口をパクパクしている半魚人さん…。
表示が海王〈瀕死〉になっちゃった。
ヤバい。情報源が死の間際になってしまったよぉ〜。
《アムドゥシアス・ゲニトル・ルミナスの相生相剋〈金気〉属性が+1強化されました。》
そこでピコーーン♪と閃く僕。
僕の僕2号を誕生させるにしよう。
さて、今度は何色の「使役の無定形」が出来るのだろうか?と。
◆ ◆ ◆
片付いたであろう事を見計らい、俺はスムマヌス邸に足を踏み入れていた。
案内役の槌女に連れられて、目玉であるという個人用の鍛冶場設備を見学するのだ。
確かに、個人所有と言うには十分過ぎる以上の設備が備えられていた。
刀剣類を打つ為の金床も金剛石製であり、火入れの炉も特注品。所々で改良の跡が見受けられる。
水の配管が通った立方体型の水甕も完備。
資材運搬用の器具や、吊り下げ用のリフトも固定式。
まさに個人依頼品用の小型工房である。
「どおっ!?これが僅かに煌皇金貨600枚よっ!?このお屋敷、お買い得でしょっ??」
「う〜むっ、ちょっと高くないか?」
「今なら家具一式、丸ごと付けて煌皇金貨590枚よっ!!買わなきゃ後悔するわよっ!」
無論、言われるまでもなく問答無用に買いの物件だ。
「…分かった。分かった。ちょっと安くなったし、この鍛冶場の設備だけでもそれだけの価値はある。買うぞ。」
利便性が悪く(娼婦街と言う立地条件)、住環境の悪さ(中央に鍛冶場がある)により買い手がつかず、値下がりし続けていた物件である。
まあ、俺達ぐらいの物好きしか買い手はいないだろうな(笑)。
槌女の気が変わらない内に、ちゃっちゃっと売買契約の書類に署名してしまおう。
奇妙な配置であるが、屋敷の再奥に位置する居間にて談合する俺と槌女。
お互いにニタリ顔。ふふふ。
だが、真に勝ったのは俺達(俺とアムの2人)の方だがな(笑)。
「その通りでーすっ。」
そんな現場に踏み込んで来やがったのは、朗らかな笑顔で登場のアム少年だ。
馬車の中でお留守番をしている筈のアムの登場に、驚愕の槌女。
「あッ…あんたっ…どうやって!?」
だが、その驚愕も長くは続かない。
アムの「竜阿摩羅」によって強制停止だ。
さすがはアム、容赦の無い男である(笑)。
「あのねぇ…もう契約の署名はしちゃったんでしょ?」
「ああ、準備万端だぜ。」
「なら、長居は無用でしょ。さっさっと回収しちゃおうよ。」
《第2位階・竜阿摩羅、発動。対象者〈1〉名。個体名〈アミュ・スムマヌス〉人間種 女 スタボンネス工房・弟子頭(鍛冶士) カテゴリー〈1.9+〉》
「…記憶操作と同時に一時的な強制執行を書き込み。僕の言葉に従うことぉ。」
《報告。個体名〈アミュ・スムマヌス〉は〈暴君〉アムドゥシアス・ゲニトル・ルミナスの命令を遵守します。解除と同時にその間の記憶の消去処理を行います。》
「うん…成功。じゃあ、地下室に行ってみようかぁ〜。」
「ハイ…了解デス…。」
槌女、人形みたいな口調と動きでアムの背後に続いていく…。
これ大丈夫か?
後遺症とか残るんじゃないか?
「大丈夫、大丈夫。君は相変わらず心配性だねぇ。ちゃんと実験済みだよ?」
お前が軽すぎんだろ?いつどこで実験やった?
「はい、そこっ!足元に気を付けてねぇ〜。」
「気ヲ付ケマス…。」
書斎に開いた階段を降りつつ、気を付けながら(?)俺達は問題の広間に辿り着いた。
何の変哲もない白壁を前にして並び立つ。
モガモガ…呻き声が何処からか響いてくる。
どっかの個室に、ひとまとめになって詰め込まれているんだろうな…。
モガモガが心なしか人形的だが…さては、そいつらで実験しやがったのか?
「まあまあ、いいじゃないのぉ?そんなことよりアミュお姉さん、ここで例の遺伝子鍵をよろしくです。」
「了解イタシマシタ…少シオ下ガリクダサイ…隔離型 障壁ヲ認識…スムマヌス家ノ遺伝子鍵ニテ接触ヲ開始シマス…。」
槌女、両手を壁に押し当てると、彼女の遺伝子を読み込んで障壁が消滅を始める。
術式扉が姿を忽然と現していた。
これは「スタボンネス工房」地下展示室の術式扉と寸分違わぬ同型だ。
まさしく的中(笑)。
「解除ガ終了シマシタ…。」
「さあさあ、拝見させてもらいましょうよぉ。何が待っているのやら、ワクワクするねぇ。」
そしてその先に広がる驚きの光景…。
こいつは凄い…見れば見るほど高度な錬金術精製の研究施設である。
上の鍛冶場も凄いと思ったが、もうコレとソレでは月にスッポン…圧倒的な投資レベルの違いだ。
無論、鍛冶用の設備も置かれているが、全ての機材の起動制御は錬金術の機械仕掛け。火属性供給型の補助動力機関だ。
更に、魔鉱石精製が可能な「反応炉」だけじゃなく、「魔道兵」用の調整槽や「人造兵」の製造設備まで揃っている。
他にも利用方法の分からない機材がゴチャゴチャ。
奥の倉庫には各種の希少鉱石のみならず、高額な「賢者の核石」までもが十数個と保管済み…ちょっと待て、これは鍛冶屋の範疇を超えて、錬金術士レベルじゃないか?
「…どうやら親方さんのお師匠、やっぱり訳ありっぽいねぇ〜?」
そう言ってアムは、研究資材が放置された机の上から1冊の書籍を取り上げてみせる。
「何だ、それ?」
「これは…再誕の書だね。つまり、コレがここにあるって事は、故スムマヌスさんは秘密結社さんの一員だった…と言う可能性がグーンと出てきたねぇ。」
なるほどな…なら、秘密結社の奴等がこの「錬金術工房」を狙っていたって事か?だが、それが何処にあるのかまでは分からない…娘が鍵って事にも気付かなかった?
「その可能性は高いねぇ。なんで、この施設は人目につかない場所に移動した方が無難だと思うよぉ。」
と言うことで、このスムマヌス邸の「錬金術工房」はトーパチオ士爵邸の地下区画に丸ごと移築する事となった。
「その代わり、1階の鍛冶工房は僕のストーク邸に持って行くからねぇ?」
好きにしろ(笑)。大体、この「錬金術工房」だけでも煌皇金貨5000枚は降らないだろう。
「ざっと見て、保管されてる鉱石とかも含めると資産価値は10000枚くらいかなぁ?円にすると10億円って…わおっ。ビックリだねっ。」
これでまた一歩、俺の野望に近付いたな。
槌女には大損させちまったが、身の安全を考えると感謝してもらいたいぐらいだ(笑)。
「じゃあ、さっさっと霊子結晶で取り込んじゃうから、君達は屋敷の外で待機しててねぇ。」
「了解デス…外デ待機イタシマス…。」
そしてものの数分後、スムマヌス邸は中はスッカラカンの外側ハリボテと化した。
現在、アムの霊子結晶内部の情報一覧はこんな感じ。
〈運命指揮者〉特殊兵装級(武器)
〈三叉槍〉秘跡武具級 (武器)(NEW)
〈正式上衣(白色)〉(衣類)
〈貴族服(白色)〉(衣類)
〈貴族服(紺色)〉(衣類)
〈防寒衣裳(炎銀色)〉(衣類)
〈飾内服(濃緑色)〉(衣類)(NEW)
〈巫女の真像〉秘密結社所有物
〈再誕の書〉2冊 秘密結社所有物
〈原始回帰の書〉1冊 秘密結社所有物 (NEW)
〈土〉4600t
〈特性濃厚エキス〉(食品)
〈握り飯〉(食品)2個
〈ジンジャーブレッドクッキー〉(食品)30個
〈遺骨(タイドランド・ストーク子爵) 〉(骨)
〈ストーク家の紋章指輪(魔鉱石製)〉(指輪)
〈イソノ・アヴェンヌ〉(人間種 〈海王〉) (変質中)(NEW)
〈スムマヌス邸 屋根裏部屋倉庫 1〉内部保存物あり (NEW)
〈スムマヌス邸3階 個室 10〉内部保存物あり (NEW)
〈スムマヌス邸3階 便所 2〉(NEW)
〈スムマヌス邸2階 個室 10〉内部保存物あり (NEW)
〈スムマヌス邸2階 大広間 1〉内部保存物あり (NEW)
〈スムマヌス邸2階 便所 3〉(NEW)
〈スムマヌス邸1階 個室 3〉内部保存物あり (NEW)
〈スムマヌス邸1階 大広間 2〉内部保存物あり (NEW)
〈スムマヌス邸1階 厨房 1〉内部保存物あり (NEW)
〈スムマヌス邸1階 居間 1〉内部保存物あり (NEW)
〈スムマヌス邸1階 書斎 1〉内部保存物あり (NEW)
〈スムマヌス邸1階 鍛冶工房 1〉内部保存物あり (NEW)
〈スムマヌス邸1階 浴室 1〉内部保存物あり (NEW)
〈スムマヌス邸1階 便所 3〉(NEW)
〈スムマヌス邸地下室 個室 4〉内部保存物あり (NEW)
〈スムマヌス邸地下室 大広間2〉内部保存物あり (NEW)
〈スムマヌス邸地下室 錬金術工房 1〉内部保存物あり (NEW)
〈スムマヌス邸地下室 便所 1 〉(NEW)
〈煌皇金貨〉貨幣 4600枚
〈煌白銀貨〉貨幣 29000枚
〈煌赤銅貨〉貨幣 999000枚
ちゃんと豪華な厨房も入手だ(笑)。
俺は槌女の覚醒を確認してから、ビューーーンと竜刀状態のアムを投げ飛ばす。
《ステリアス・シーヴァの器用値が+1強化されました。》
無事に娼婦街の遮断壁を超えて行ったのを目視で確認。
娼婦街を出たら、勝利者の「満善車王の神庫」から煌皇金貨を590枚を取り出し、槌女の手にズシリと載せる。
「えええぇぇぇ!?金貨即金なのぉぉぉ!?凄ぉぉぉいいい!」
嬉しい悲鳴が槌女の口から溢れ出す。
うんうん、俺も嬉しいぞ(笑)。
さあ、後は帰るだけだ…さっさと帰って今夜は「鳥居」完成のお祝い。
泡盛もバンバン開けるつもりだ。
それに新入りの狼人種達(奴隷として買い取った)も合流してる筈だし、歓迎会の意味も込めてである。
そっちは犬耳少年に任せてあるんで大丈夫だろう。
忘れているかもしれんが、犬耳少年は狼人種の族長であるランオウ爺さんの孫なのだ。
「こらあぁぁぁ!!僕を置いて行くなあぁぁぁ!!」
あっ、途中回収するのを忘れていた奴がいた。どうしよう(笑)。
「僕はポテトフライを作るぞぉぉぉって、コラっ!!止まれぇぇぇ!」
第4話 了
◇ ◇ ◇
ステリアス・シーヴァ【竜絶壁発動中】
種族〈シーヴァ族〉
階級〈傭兵〉
所属国〈傭兵大隊預かり(特措法)〉
カテゴリー〈8.7+〉
戦闘力 63
防御力 57
生命力 90
回避値 57
知能値 47
器用値 49(↑1)
魔力値 62
相生相剋〈火気〉属性 54
相生相剋〈木気〉属性 35
相生相剋〈金気〉属性 25
相生相剋〈土気〉属性 44
相生相剋〈水気〉属性 40
竜技
九十九式(下位)見えざる(ブリトマルティス)赫炎〈火気〉
九十九式(下位)束縛 (カリュプソ)の静謐〈水気〉
九十九式(下位)復讐 (エイレイテュア)の逆鱗〈土気〉
九十九式(下位)開闢 (アイオロス)の威風〈木気〉
九十九式(上位)森羅の皇緋〈火気〉
九十九式(上位)喜劇の蓋世〈土気〉
九十九式(上位)叙事詩の泡沫〈水気〉
戦技
一刀両断
十文字斬り
固有能力
竜の血眼(竜眼第1位階)
轟炎の気
水精の女王の加護〈35%〉付与
能力
大剣 剣 手斧 槍 棍棒 小盾 軽装 隠蔽 偽装 物理抵抗 精神抵抗 魅了
毒耐性 寒耐性 虚言耐性 邪眼耐性 敵意耐性 幻視耐性 暑耐性 睡眠耐性
酩酊耐性 拘束耐性 脚力 看破 打撃 軽業 殺気 嗅覚 聴覚 追跡 鑑定
察知 聴き流し 威圧 命名 馭者 疾走 解体 連携 釣り 加工 応援 大工
恫喝 腕力 投擲 調理 予感 警告 二刀流 洞察 策謀 警告 演技 統治
潜伏 滑空 商才
魔力系術式
下位(基本三原理)火属性付加
下位(基本三原理)火属性魔道弾
下位(基本三原理)火属性誘導波動
下位(基本三原理)水属性付加
下位(基本三原理)光属性付加
眷属
大嵐〈相生相剋の五人衆〈金気〉〉
喜劇〈相生相剋の五人衆〈土気〉〉
勝利者〈相生相剋の五人衆〈木気〉〉
クロちゃん
赤道〈相生相剋の五人衆〈火気〉〉
流星〈相生相剋の五人衆〈水気〉〉
ラムバ〈闘種四天王〉
ティロ〈闘種四天王〉
クラトゥ〈闘種四天王〉
プンジェ〈闘種四天王〉
称号
赤き竜人
傾国の貴公子
闘種の王
調和者
装備
乙女座之刃〈重剣〉
属性:付喪神(低位)LV200〈秘跡武具級〉
付与効果:乙女の邁進
折れぬ心
耐久値強化〈合金〉
耐久値:360+α
竜面〈仮面〉
属性:竜面の者LV250〈聖痕武器級〉
付与効果:竜因子封印
自己再生
耐久値:200/∞
朱鎧〈皮鎧〉
属性:朱虎の皮LV15〈通常級〉
付与効果:物理抵抗〈皮〉
耐久値:85
携帯用小刀〈小剣〉
属性:雷鉱石LV30〈特殊兵装級〉
付与効果:物理特化
雷属性付加
耐久値:150
黒衣(黒色)〈外衣〉
属性:結界種LV300〈聖痕武器級〉
付与効果:結界生成〈守護遮断(反射率)〉
物理特性〈闇・土〉30%増幅
防寒〈永続化〉
耐久値:350
所持金
煌皇金貨12枚
煌白銀貨281枚
煌赤銅貨70枚
【〈神宝の洞庫〉煌皇金貨総額694,002枚】
所持品
賢者の核石〈「火気」術式刻印〉
賢者の核石×1
岩塩
獣油
下着〈服〉×4
◇ ◇ ◇
アムドゥシアス・ゲニトル・ルミナス【竜絶壁発動中】
種族〈竜種・第2位階〉
階級〈暴君〉
所属国〈無し〉
カテゴリー〈16.6+〉
戦闘力 82
防御力 43
生命力 98
回避値 44
知能値 52
器用値 37(↑1)
魔力値 120
相生相剋〈火気〉属性 87
相生相剋〈木気〉属性 56
相生相剋〈金気〉属性 44(↑1)
相生相剋〈土気〉属性 58
相生相剋〈水気〉属性 67
固有戦技
獅子の破光
多頭蛇縛の雷鋼糸(NEW)
固有能力
暴君の加護
所持者固定契約〈魂〉
因果律限界値突破
情報の実在化(人体化・竜刀化・霊子結晶)〈竜界繋〉
分体作成
竜刀〈第2位階〉人面獅子
能力
爪 隠蔽 偽装 咆哮 蒸留 調合 精製 計算 機械操作 精密操作
知者 自己回復 即死耐性 毒耐性 闇耐性 睡眠耐性 幻視耐性
石化耐性 結界耐性 魔眼耐性 寒耐性 炎耐性 障壁 竜眼 竜刀
覇気 転生者 霊子 幽体 改竄 礼節 胃袋 演技 咆哮 奸計
洞察 看破 連携 粉砕
竜言術式
〈第1位階〉 竜顕現
〈第1位階〉 竜絶壁
〈第2位階〉 竜界繋
〈第2位階〉 竜阿摩羅
称号
暴君
調和者
ショー・ストーク
装備
正式上衣(白色)〈服〉
属性:羊毛LV20〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
保温
耐久値:30
飾内服(濃緑色)〈服〉
属性:羊毛LV25〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
保温
耐久値:32
襟布(水色)〈衣類〉
属性:羊毛LV10〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
保温
耐久値:15
【霊子結晶】
運命指揮者〈直刀〉
属性:魔鉱石LV150〈特殊兵装)級〉
付与効果:魔力伝達〈戦技増幅〉
鸛鶴の紋章〈遺産の証〉
耐久値:200
〈三叉槍〉秘跡武具級 (武器)(NEW)
〈正式上衣(白色)〉(衣類)
〈貴族服(白色)〉(衣類)
〈貴族服(紺色)〉(衣類)
〈防寒衣裳(炎銀色)〉(衣類)
〈飾内服(濃緑色)〉(衣類)(NEW)
〈巫女の真像〉秘密結社所有物
〈再誕の書〉2冊 秘密結社所有物
〈原始回帰の書〉1冊 秘密結社所有物 (NEW)
〈土〉4600t
〈特性濃厚エキス〉(食品)
〈握り飯〉(食品)2個
〈ジンジャーブレッドクッキー〉(食品)30個
〈遺骨(タイドランド・ストーク子爵) 〉(骨)
〈ストーク家の紋章指輪(魔鉱石製)〉(指輪)
〈イソノ・アヴェンヌ〉(人間種 〈海王〉) (変質中)(NEW)
〈スムマヌス邸 屋根裏部屋倉庫 1〉内部保存物あり (NEW)
〈スムマヌス邸3階 個室 10〉内部保存物あり (NEW)
〈スムマヌス邸3階 便所 2〉(NEW)
〈スムマヌス邸2階 個室 10〉内部保存物あり (NEW)
〈スムマヌス邸2階 大広間 1〉内部保存物あり (NEW)
〈スムマヌス邸2階 便所 3〉(NEW)
〈スムマヌス邸1階 個室 3〉内部保存物あり (NEW)
〈スムマヌス邸1階 大広間 2〉内部保存物あり (NEW)
〈スムマヌス邸1階 厨房 1〉内部保存物あり (NEW)
〈スムマヌス邸1階 居間 1〉内部保存物あり (NEW)
〈スムマヌス邸1階 書斎 1〉内部保存物あり (NEW)
〈スムマヌス邸1階 鍛冶工房 1〉内部保存物あり (NEW)
〈スムマヌス邸1階 浴室 1〉内部保存物あり (NEW)
〈スムマヌス邸1階 便所 3〉(NEW)
〈スムマヌス邸地下室 個室 4〉内部保存物あり (NEW)
〈スムマヌス邸地下室 大広間2〉内部保存物あり (NEW)
〈スムマヌス邸地下室 錬金術工房 1〉内部保存物あり (NEW)
〈スムマヌス邸地下室 便所 1 〉(NEW)
ストーク家の遺産
〈煌皇金貨〉貨幣 4600枚
〈煌白銀貨〉貨幣 29000枚
〈煌赤銅貨〉貨幣 999000枚
◇ ◇ ◇
大嵐
種族〈雷霆馬〉
階級〈雷霆馬神種+〉
所属国〈ジ・ハド煌王國 (ジ・ハド・トゥインコル・キングダム)〉
カテゴリー〈4.5+〉
戦闘力 44
防御力 49
生命力 46
回避値 47
知能値 39
器用値 22
魔力値 33
相生相剋〈金気〉属性 44
相生相剋〈土気〉属性 1
固有戦技
神撃・星霜雷鼓〈雷霆槍〉
戦技
百雷
固有能力
運命補正効果(眷属)
疾雷の蹄
雷霆槍化〈神級〉
【因果律限界値突破〈限定解除〉】
能力
脚力 聴覚 嗅覚 積載 牽引 疾駆 咆哮 雷君
圧殺 炎耐性 魔眼耐性 察知 冷静沈着 仲裁
原子分解 障壁 飛翔 神気 怒号 紫電 統治
称号
相生相剋の五人衆〈金気〉
装備
馬鞍〈軽装〉
属性:獣皮LV8〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
耐久値:60
◇ ◇ ◇
勝利者
種族〈妖怪神 樹蛇種〉
階級〈馬車(黒檀)〉
所属国〈ジ・ハド煌王國 (ジ・ハド・トゥインコル・キングダム)〉
カテゴリー〈4.8−〉
戦闘力 10
防御力 80
生命力 76
回避値 50
知能値 31
器用値 26
魔力値 35
水属性2
風属性5
木属性15
相生相剋〈木気〉属性 30
戦技
大祓の帯刀
固有能力
運命補正効果(眷属)
自我
癒しの花籠〈搭乗者治癒能力80%上昇〉
閻浮樹の無窮〈自己再生〉
天華の曙光〈光合成〉
満善車王の神庫〈隠り世空間〉
御阿礼木の召霊〈木気の祝福〉
無垢なる垂迹〈化生〉
【因果律限界値突破〈限定解除〉】
能力
盾 物理抵抗 自己再生 即死耐性 睡眠耐性 幻覚耐性 石化耐性
狂気耐性 熱耐性 魔眼耐性 積載 格納 管理 偏食 捕食吸収
自己増殖 硬化 障壁 踏付け 怒気
称号
相生相剋の五人衆〈木気〉
歩く荷台
装備
薄地衣裳〈服〉
属性:霊体LV200〈聖痕武器級〉
付与効果:精神抵抗(自己再生)〈永続化〉
ジゴ袖(美的感覚 上昇)〈魅了〉
耐久値:300∞
麦わら帽子〈帽子〉
属性:霊体LV200〈聖痕武器級〉
付与効果:相生相剋〈木気〉属性
精神抵抗(自己再生)〈永続化〉
日避け〈耐暑・耐熱・耐火〉減退
耐久値:250∞
◇ ◇ ◇
アミュ・スムマヌス
種族〈人間種〉
階級〈鍛治士〉
所属国〈ジ・ハド煌王國 (ジ・ハド・トゥインコル・キングダム)〉
カテゴリー〈1.9+〉
戦闘力 20
防御力 21
生命力 25
回避値 15
知能値 30
器用値 45
魔力値 9
火属性8
風属性4
土属性3
戦技
固有能力
火の因子
能力
槌 棍棒 腕力 両手武器 鍛冶 加工 生産 量産 販売
精密操作 天才 忍耐 身体強化 暑耐性 熱耐性 炎耐性
聴き流し 直感
魔力系術式
下位(基本三原理)火属性付加
称号
スタボンネス工房・弟子頭
槌女
装備
妖鉱石大槌改(鍛冶用)〈槌〉
属性:火属性LV100〈特殊兵装級〉
付与効果:霊力構築〈妖銀鉱〉
物理特化
耐久値:120
鍛冶用ツナギ(金糸雀色)〈服〉
属性:羊毛LV20〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
炎耐性 付与
耐久値:25
◇ ◇ ◇
コンスタンス・プル二コス(NEW)
種族〈人間種・魔女の血族〉
階級〈管理組合「コンコルディア」管理長〉
所属国〈ジ・ハド煌王國 (ジ・ハド・トゥインコル・キングダム)〉
カテゴリー〈2.8+〉
戦闘力 18
防御力 25
生命力 33
回避値 28
知能値 36
器用値 48
魔力値 30
水属性8
風属性10
土属性22
闇属性25
木属性20
戦技
固有能力
大妖山羊の血因
邪眼
能力
小剣 杖 爪 鞭 暗視 接客 管理 礼節 接待 商才 統治
仲裁 冷静沈着 闇耐性 幻覚耐性 邪眼耐性 魅了 直感
視覚
魔力系術式
下位(基本三原理)風属性付加
下位(基本三原理)風属性魔道弾
下位(基本三原理)土属性付加
下位(基本三原理)土属性魔道弾
下位(基本三原理)水属性付加
下位(基本三原理)水属性魔道弾
下位(基本三原理)闇属性付加
下位(基本三原理)闇属性魔道弾
下位(基本三原理)闇属性誘導波動
下位(基本三原理)木属性付加
下位(基本三原理)木属性魔道弾
中位(戦略級)土属性障壁
中位(戦略級)闇属性波動
中位(戦略級)闇属性障壁
中位(戦略級)木属性障壁
称号
「黒山羊の宿亭」女将
準男爵
装備
毛織胴衣〈服〉
属性:羊毛LV30〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
保温
耐久値:20
◇ ◇ ◇
ジュリア・マンダリン(シスター・マンダリン)(NEW)
種族〈人間種〉
階級〈孤児院「エウプロシュネ」シスター〉
所属国〈ジ・ハド煌王國 (ジ・ハド・トゥインコル・キングダム)〉
カテゴリー〈1.9+〉
戦闘力 23
防御力 25
生命力 18
回避値 15
知能値 30
器用値 28
魔力値 8
水属性6
風属性4
土属性2
戦技
重撃波
打ち返す壁 (クラッシュガード)
固有能力
能力
剣 槍 騎士槍 騎士楯 軽装 偽装 管理 計算 騎乗
秀才 慈愛 忍耐 魅了 予感
魔力系術式
下位(基本三原理)水属性付加
下位(基本三原理)水属性魔道弾
下位(基本三原理)水属性誘導波動
下位(基本三原理)風属性付加
下位(基本三原理)風属性魔道弾
下位(基本三原理)風属性誘導波動
中位(戦略級)水属性障壁
信仰系術式
〈低位級〉治癒
称号
対衝撃封鎖級騎士 鶴の紋章
礼拝者
装備
礼拝服〈服〉
属性:麻製LV10〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
耐久値:8




