第4話「春祭り(死祭)の霊都」〈8〉代理闘争
(^ー^)ノRPG要素の追加です。だんだん、文章量が多くなってきました(汗)
第4話「春祭り(死祭)の霊都」〈如才のなさとは敵を作らずに自分を主張することである〉Tact is the knack of making a point without making an enemy
草創歴0444年5月4日〈8〉
昼食は肉団子である。
ぶっちゃけ、3日連続である。
もうこれは習慣であると言えよう(笑)。
俺達(俺とアムの2人と1匹)は奴隷取り扱い商工組合「ガイエオコス」で失意のドン底を味わった犬耳少年を励ますべく、大盤振る舞いで肉団子をハムコちゃんに注文する。
そう、ここはハムコちゃんが営む「好奇なる知己」亭である。
「あらっ!?もしかして狼人さん?すごく珍しいわねー!」
赤い巻き毛のハムコちゃん、目をパチクリさせるも大喜びだ。
やっぱ、狼人種の中でも、狼人はかなり珍しい部類のようだな。
「そんな事よりお姉さん、肉団子まだぁ〜?」
アムめ、相当に腹が空いているらしく、話の腰を折った。
「あらまっ、ごめんなさいねっ。今、大急ぎで作ってくるわねっ!」
厨房にひっ飛んで行ったハムコちゃんを尻目に、俺達は机を挟んで顔を突き付ける。
「いいか?まだ半狼人のウタメちゃんとやらの行方は分からんが…手が無いわけじゃない。あの奇抜医師から連絡が来るかもしれんしな…。」
これはあえて、厨房の壁越しに聞き耳を立てているハムコちゃんにも聞こえるようにと、多少、大きめの声で言ってみた。
「そうだねぇ。貴族が個人的に確保している可能性もあるけど、キーワードは銀色の鷹騎士団かなぁ。」
アムの言う通り、ウタメを連れ去ったのはタイミング的にみて、先に亜人の森に侵入した銀色の鷹騎士団の可能性が高い。
彼らが小遣い稼ぎに誘拐した…ってのが濃厚な線だ。
「闇市場に流れたとしたら、あのネズミ面の奴隷商人に探させる手が良いんじゃないか?」
商館の御用係の骨野郎の方も、そういう流通に手を出していないとは限らん。
「それも手の一つだねぇ。別の手段なら、座敷童ちゃんの占術とか、流星を呼んで水鏡を使わせる手もあるよ?」
そりゃ最後の手段だろ?
「ともかく、最後まで諦めるなってことだ。分かったか、ランマル?」
「…せっ、拙者…。」
おっ、なんだ?犬耳少年のやつ、嬉し涙か?
「…拙者の首輪を外してくだされ〜。息苦しいでござるっ〜。」
思わずズッコケる一同。
ピイッ(笑)♪
ああ、しかしこの黒鉄色の首環…あれ?こんなに漆黒で艶やかな色だったっけ?もっと安っぽい銀色だったような?
ともかく、この首環には奴隷契約による「服従の術式」が刻まれており、その耐久力は見た目以上。
尚且つ、外そうとすればする程に締まってゆくという代物だ。
しかも、煌白銀貨が5枚となかなかのお値段。
「おい、無茶すんな。それを着けるのが規則なんだから、しょうがないだろ?」
名目だけだから、書類上だけだからと宥めて、奇抜医師こと「ドクターミラビリス」のところで処置をしてもらったのだが、書類にサインして首環に数滴、血を垂らすだけで終了と呆気なかったがな。
《報告。奴隷の首環がステリアス・シーヴァの血液を受けて聖痕武器級〈覇王の首環〉に変質が完了しました。強制 同期〈門弟〉が完了しました。固有能力は〈竜人の加護〉〈覇王の霊壁〉〈服従の眷属器〉です。》
どうやら、やらかしてしまったようだ(笑)。
ともあれ、これで犬耳少年に防具は必要なさそうな予感。
しかも奴隷としての補正効果で成長も期待できるときたものだ。
「気にするな、じきに慣れるさっ。そんな事より、とっととお前も喰えよ。アムに全部喰われちまうぞ?」
「はっ、はいでござるっ!」
そんなこんなで2皿分の大盛り肉団子は、見事に俺達の胃袋の中に消え去った。
トルマリン鳥と北欧山羊の合挽き肉は、香草のさっぱり岩塩ソースで。
雪ウサギの肉団子はナツメヤシと大麦酒の甘辛いソースだ。
どちらも、とにかく旨いっ!
「ご、ご馳走様でござるっ!」
犬耳少年も堪能したようで、よかったよかった(笑)。
あっ、見るとハムコちゃんが待ち構えている。
今日こそは見逃さないわよ?って顔だ。
ああ、その期待には応えなきゃな。
「ハムコちゃん、幾らだ?」
「ありがとうございまーす。本日は煌白銀貨5枚と銅貨50枚を頂きますねっ。」
付け合せの漬物を食べてお腹一杯のクロちゃんですが、よろしくお願いしますっ!!
ピイッ(了)♪
《固有能力・刹那の光輝、発動》
今日はアムに加えて、犬耳少年の襟首をむんずと掴み、ズルズルと引き摺ってゆく。一気にいくぞ。
「ご馳走さん、ハムコちゃん。」
赤い巻き毛のハムコちゃん、刻の止まった世界で微動だにしない(笑)。
ちゃんと食卓の上には、お代を置いてある。無銭飲食禁止だ。
そして、今回もまた霞のごとく消え去る俺達に、精一杯目を凝らして構えていたものの…の無残な結果なのであった。
◆ ◆ ◆
商業市場広間の賑わいは相変わらずだ。
然るにそれは、大元締めたる商業ギルド「エノシクトン」の市場掌握を意味していた。
「エノシクトン」は「ジ・ハド煌王國」内に於ける全ての商業 流通を管理しており、国家からも一線を画す相互自営幇助団体と言える。
これを敵には回したくないものだ。
しかしながらも敵が多い俺(笑)。
先行きは不安この上ない。
とは言え、今回の主役はアムである。
俺は俺で傭兵登録をしておくつもりではあるが…。
さて、大嵐に引かれた勝利者はもはや、どこに行っても注目の的であった。
興味本位の人垣の渦中に、犬耳少年を1人残すのは気がかりである。
「大嵐がいれば十分だろう。お前もついて来い。」
「せっ、拙者もでござるかっ!?」
そんなにビクつくな。腰の木蓮の太刀が泣くぞ?
「心配をするな。喧嘩をしに行くわけじゃないんだからな?」
「はぁ…。」
一際巨大な城壁建築物が視界を覆うように立ち塞がり、犬耳少年を気弱にさせているようだ。
「まあまあ、僕に任せておいてよねぇ〜。」
お前はお前で軽過ぎるのも気がかりだがな?
あっ、俺の苦言を無視してアムの奴、さっさとギルドの内部へと入ってしまった。
全くもって、自由な奴だ。
しかも守衛っぽい男はいるが、アムみたいな未成年でも止める気はないみたいだな。
もっとも、依頼を受けに雑多な傭兵達が訪れる場所だけあって、出入りはほぼ自由っていうのは、どこの国でも一緒だろう。
「すまんが、馬車の置き場所はどこでもいいのか?そこで構わんか?」
俺は例の、ずっと門の前で腕組みをし、出入りする者達を値踏みするかのように睥睨し続ける男にそう声をかける。
ぱっと見、ギルドの守衛と思われる大柄な男だ。
特徴は、無愛想で表情に乏しい顔つきで、やけに長い紺色のストールで口元を隠している。怪しい。
「……。」
聞こえているのか、いないのか?
無愛想にも、こちらに目を移動させた。
ん?って気付いた顔をした。
「…そこに停めていいか?」
「…コクン(頷き)。」
あっ、なんか分かった。
無愛想って言うよりも、無口で喋るのが苦手って性格だな。
簡易ながらも、部分装甲鎧が傭兵っぽい武骨さを醸し出している。
しかしまあ、肯定されたので壁正面の空き空間に勝利者を移動させる俺達。
「すまんが頼んだぞ。大嵐。」
ヒヒヒィィィーーーン ブフンッ
《大嵐の知能値が+1強化されました。》
大嵐は相変わらずの従順さ。そして、こうしてどんどん知能値が上昇してゆくのだろう。さすがは俺の眷族番号1だ(笑)。
そして俺は犬耳少年を伴い入り口に戻ってきたのだが、その時にはあの無口な守衛さんの姿は無かった。
ピイッ(腹)?
そうだなあ。昼飯を喰いにいったのかもしれん。
さすがクロちゃん、よく気付いたね。
ヨシヨシと撫でる俺を、犬耳少年が呆れ顔で見上げる。
「早く行くでござる。アム殿が何をするか分からぬでござるよ!」
あっ。そっちの心配をしてたのか(笑)。
「心配するなって。あいつが先に行ったのは、そうする理由があったからだろ。俺が遅れて行くことに意味があるのさ…多分な。」
えっ〜?って顔をするんじゃない。俺の予感は当たるのだ。
そんなこんなでフロアを覗いてみる。
部署ごとに受け付け事務が違い、俺は前回同様に中央の広報受付に顔を出してみた。
しかしながら受付に、あの黒髪眼鏡嬢の姿はない。空席だ。
立札に【所用の為休止中】の文字が。
やれやれ、どうしたものか。
周りを見渡せば、ほぼ全ての受付が空席で、受付け可の席も長蛇の列が出来ている。
そんなものに並ぶつもりは毛頭ない。
さて、少し受付から離れてみると、この時間、どうやら新人の傭兵希望者がもっとも多くたむろしているようで、壁に貼り出されている依頼書を穴が空くほど凝視していた。
犬耳少年よりも、いくらか歳上っぽい顔立ちだ。
頑張れ、若者よ。
【生息地・灰色の土地。二角獣成体1頭につき煌白銀貨8枚。角の部位で煌白銀貨5枚。】
【生息地・蜃気楼の谷。海獣成体1頭につき煌白銀貨10枚。鱗及び牙1枚につき煌赤銅貨30枚。】
【生息地・妖銀鉱鉱山。夢魔1頭(生体核)につき煌白銀貨10枚。】
【生息地・死者の荒野沿岸。炎霊1頭(生体核)につき煌白銀貨15枚。】
「なるほど…なかなか高額で取り引きされてるじゃないか?」
若者達が俺に気付いてギョッとする。
「あっ、赤き竜人さんですよねっ!?」
うおっ!?そんなキラキラした目で見るんじゃない(笑)。
「俺、あなたのファンなんです!握手して下さい!!」
「僕もっ!!」
「俺達、傭兵大隊の新兵補充の公募面接に来たんです!よろしくお願いしますっ!!」
…は?すっかり取り囲まれちまったが、どうにも話が噛み合わないな?って思ったら、犬耳少年がとある掲示物を指差した。
「あれって…?」
ピイッ(謎)?
…あ。
【あなたも傭兵大隊に所属してみませんか?】
【高額年収制度。有給確保。高位装備一式支給。隊員寮完備。適材適所で素敵な上司があなたをお待ちしております。
※あの「赤き竜人」も待ってるよ。
責任者・傭兵大隊 隊長ラシャ・コウヤショウ。】
「…あの野郎、やりやがった(怒)。」
デカデカと俺の写真を使ってやがる。
この怒りをどこに持って行けば良いものか?
トントン…ん?誰だ、俺の肩を叩くのは?
振り向くと、そこにはあの首に紺色のストールを巻いた守衛さんが立っていた。
「あれ?あんたか。何だ?」
「コクン(頷き)…クイッ(横向き)。」
って、絶対喋らない気か?
そして俺達から離れ、テクテクと個室が並ぶ区画へと歩いて行く。
「あっ…おっ、おいっ?」
クルッと振り向くと、ピコピコと手招きをしてみせる男。
「あれって、ついて来いって意味ではござらんか?」
えっ、そうなのか?そんなの言わなきゃ分からんだろうがっ。
やばい、既に遠目に角を曲がって消えかかっているぞ。
急ぎ後を追う俺と、それに続く犬耳少年。
誘いに乗ってみたわけだが、あの男はどこか昔懐かしい感じがした。
昔の知り合い(?)にちょっとだけ似てるって言うかさ(笑)。でも思い出せん。
「クンカクンカ…こっちでござるっ!!」
《ランマルは能力〈追跡〉(NEW)を獲得しました。》
すごいぞ、犬耳少年!犬っぽいだけあって、嗅覚が半端ない。そして能力入手と成長が始まった(笑)。
個室が並ぶ区画を抜けると、いつの間にかギルド職員専用の通路に進入。
なんせ一方通行である。
しかし誰も止めないのは何故だ?
ここでも俺の特措法が適用されているって事だろうか?
しかも、通り過ぎる職員達に挨拶までされる始末。お仕事ご苦労さん。
それもかなり友好っぽい。
「すまんが、アムって言う、ちっさい奴を探しているのだが?」
「はあ…それなら恐らく、第1審査室ですね。」
皆、そう言うわけである。
そして方向も間違っていなかった事も証明されたが、あの守衛っぽい男の姿は見当たらない。
まっ…まさかっ。
「いえ、匂いが残っているのでござる…生きている人物でござるよ。」
そっ…そうだよな(笑)。
で、問題の第1審査室ってやつの周りには人だかりが出来ており、妙に殺伐とした雰囲気なのである。
「なんだこりゃ?」
受け付け嬢達が居ないわけだ。
彼女達が怒りの表情で、その室内の進行を手に汗を握って見詰めているのだから。
お前ら、仕事はどうした?って言ってやりたいところだが、おや?その室内で矢面に立たされている少年は見知った顔だ。
あれはアム少年ではないか(笑)。
ピイッ(汗)。
クロちゃん、心配ないぞ。
困惑顔(演技だな)のアム少年の横には、あの黒髪眼鏡の受付嬢が冷淡な表情を崩さずに付き添っているのが見て取れた。
「お姉さまっ(ヒソヒソ)。頑張って(ヒソヒソ)。」
受付嬢達よ…何の声援だそれは?
対する、高額そうな応接間の対面席には、さも偉そうに高慢ちきな態度の貴族と、その秘書官らしき女が付き従い、アム達を見下ろしている。
受付嬢達のイライラ感は彼等に注がれているようだ。
「なあ、おいっ?あいつら何者なんだ?」
「ちょっと、邪魔しないでよっ(ヒソヒソ)。あいつはサイ伯爵家の監視官のサーヴァル・ウィットネス準男爵よ(ヒソヒソ)。それで女の方は秘書官のヴァンカ・フィーラー女史よっ(ヒソヒソ)。」
ヒソヒソ話しの割りに、きっちり説明してくれた(笑)。
監視官って言うと、この商業ギルド「エノシクトン」を国家の代表として後見総括管理するとかいう、サイ伯爵家から派遣される役職だった筈だ。
となると、面倒くさい状況になっているようだな。いや、面白いとも言う。
ちょっと小耳を立ててみようかな?
しかしまた、この監視官って奴のキーキー声が勘に触る。
出来るだけ我慢して聞いてみるとする(笑)。
「…然るにっ!我々、監視官を通さずにだね?大した証拠も待たずに、その何と言ったか?え?ストーク家?その家督を再興したいとなっ??」
言いながらも、高慢ちきな鼻が天を仰ぐ。
「ふひゃひゃひゃ。馬鹿も休み休み言えっ!!」
監視官、笑ったと同時に机を蹴り飛ばしやがった(笑)。
器用な男だ。
これに対し、優秀な秘書然とした黒髪眼鏡嬢さん、毅然と立ち上がり反論を述べる。
「事案の申請許可は最高幹部会の判断を仰ぐ規則となっております。正式な通達はその後、監視官に報告する事となっています。受付の段階で口を挟まれる道理はありませんわ。」
監視官、プチって血管が切れた音が聞こえた…気がした。
「やかましいっ!!ならば我ら監視官は必要ないではないかっ!?これは監視官の当然の権利であろうがっっ!」
キーキーうるさい野郎だな(笑)。
「そもそもっ!お前ごとき女が、この準男爵である私に対して反論などとっ、無礼であろうがっ!?」
「その通りですわ、ウィットネス様。この事例は侮辱罪で正式に申請が可能です。監視官の権利を不当に侵害する発言です。」
ヴァンカ女史、そこに追い打ちをかけた。
「そうであろうっ!ならばともあれっ、そのストークの名を騙る小僧の件は、我ら監視官が差し止めさせてもらうぞっっ!身柄を要求するっっ!!」
「そっ、そんな!?それは違法です!」
「馬鹿者がっっ!!それが監視官の特権であろうがっっ!!」
黒髪眼鏡嬢さん、撃沈。その眼鏡が少しズレ落ちた。
そしてアム少年、最大のピンチ(笑)。
「そもそもっ!家督再興には後見人が必要であろうがっ?なんなら小僧…この準男爵である私が…探してやっても良いのだぞ?」
ジロリと少年を見下ろす監視官。
初めからそれが狙いか?
私が…の部分のニュアンスが意味深だ。
一方、縮こまったアム少年は呆然しきり(の演技)。
という事なので、怒りに飲まれた受付嬢の列を押し退け、俺はその場に颯爽と登場してみる。
「ほらほら、どけどけっ!」
「なっ、何者だっっ!?貴様は何だ??」
俺を一瞥するや、監視官は喚き散らした。
明らかに不審者だから、それは仕方ない。
「俺か?俺はまあ、そいつを保護してこの都市に連れて来た張本人だが…一応は、俺が後見人ってやつなのかなぁ?」
疑問符なのは、正直、法律的にはよく分からない為だ(笑)。
「何だと??…ふひゃひゃひゃ。傭兵風情がたわけた事を…私は監視官だぞっ?準男爵だぞっ?」
うんうん。それはもっともだ。
「この私がっ、傭兵風情ときく口を持っていると思っているのかっ??ふひゃひゃひゃ。おかしくて腹が痛いわっっ!!」
それはそれはご愁傷様だが。
「キーキー喚くなよ、サルかお前は?笑えなくしてやってもいいんだぜ?」
一瞬の静寂。
あっ。これは予想外の暴言を受けて、それを理解するまでに脳がちょと時間掛かってる的なアレっぽい。
しかし固まっていた監視官の顔が、徐々に赤黒く豹変するのにさして時間はかからなかった。
さてさて、それじゃ「乙女座之刃」の出番かな?
もはや憤怒の顔の監視官。
「きっ、きっ、貴様っっ…後悔させてやるぞっっ!!」
額に血管が浮き出ている。
ところがヴァンカ女史、ハッと気付いて監視官に耳打ちする。
「…いけません、ウィットネス様 (ヒソヒソ)。あの男は特措法の男です(ヒソヒソ)。」
「…むはっ!?なっ、なっ、なっ、何だとっっ!?」
ヴァンカ女史、とても良好なタイミングだ。
ヨロっと数歩、その場から後退する監視官。
しかし踏みとどまったのは貴族の意地か?
「しっ…しかしだっ!それとこれとは話が別であろうがっ!!元 子爵家の後見人を一傭兵が請けるなど前代未聞であろうがっっ!!」
「そ、それはその通りですわ。ウィットネス様。」
…やっぱりそうなんだ(笑)。
法を盾に反論されると勝てる気がしないな。
そして苦虫を噛みしめた黒髪眼鏡嬢さんもコクリと頷く。
肩の上のクロちゃんも渋い顔。え〜。
「…失礼。それには及びませんぞ。」
俺を差し置いて、まさかの登場は喫茶「スタージョン」の主人である。
相変わらずの紳士スタイルの燕尾服と、オールバックの髪型で登場だ。
「これこれ。君達はさっさと受付に戻りなさい。業務をこれ以上放棄するなら、減給では済みませんよ?」
受付嬢達、蜘蛛の子を散らすようにワッと逃げて行った。
そう言えばこの主人、商業ギルド「エノシクトン」の最高幹部の1人だったっけ(笑)。しかも子爵持ちだ。
「これはアレグザンダー卿…先の言葉、どう言う意味ですかなっ?」
おっ。この監視官、さすがに爵位が上位の者にはわきまえているようだ。
「ウィットネス殿、それはこの私、ルーク・アレグザンダーが彼の後見人を請け負うと決めたからですよ。もしくは、養子でも構わないと思っています。」
アム少年、思わずホッと息をつく。
それを愛おしげに見詰める主人の姿。
まさに祖父と孫って感じだ(笑)。
この状況に愕然としたのは監視官である。
「なっ、何を馬鹿なっ!?そのような大事を、我ら監視官が認めると思ってかっっ!?」
「これは公式に抗議いたしましょう。ギルドの越権行為ですわ。」
何だか、ややこしい話になってきたな。
一方は喚き散らしているし、一方は我関せず祖父と孫の会話に没頭している。
「ショ…ゴホンッ、アム様。言われていた通り、私の名義で旧ストーク邸を購入申請しておきましたぞ。しかし、前金だけで本当によろしいのですか?」
「ありがとうございます、ルークさん。でも、お金の心配はいりません。父の残した遺産が十分にありますので。」
そして、ストーク邸の改修について相談を始める彼等と黒髪眼鏡嬢さん。
しかし、ストーク邸の名が出てハッとしたヴァンカ女史を見逃す俺では無い。
ちなみに、監視官の方は遺産ってところでハッとした(笑)。意地汚い奴。
「えーーいっ!!このままでは埒があかんではないかっ!なれば小僧、貴様に決闘を挑むっっ!!」
はっ?こいつ何を言っているんだ?って顔で一同が監視官を見た。
それにはさすがのヴァンカ女史も、あんぐりと口を開ける。
「待たれよ、ウィットネス殿!そなた、自分が何を言っているのか分かっておるのか?未成年であるアム様に決闘を??」
主人、驚愕に言葉がちょっと震えた。
「知れたことよっ!その小僧、遅かれ早かれ貴族になろうものならばっ、貴族としての意地を持っていよう?ならば賭けようではないかっ?私に勝てば今回の件は目を瞑ってやるさっ!!」
なんと言う貴族御都合主義。
そして自分が勝利した際の要求を提示していないところがミソか。
「僕と決闘を…なるほど、分かりました。」
「アム様、お受けに?」
主人、しかしそれ以上は止めない。
そりゃそうだろうな…んじゃ、いっちょ派手に暴れてやりますか?
「まっ!待てっ!?何故、貴様が出てくるのだっ!」
今度は監視官が驚愕と共に俺を見上げる番だ。
「ん〜?そりゃ、アムは俺が保護してるし、同行者ってわけだから、特措法ってのが適用されるんじゃないのか?」
これまた何という御都合 特措法だろうか。
黒髪眼鏡嬢さんもウンウンと頷く。
「更には、未成年に対する決闘の申し込みは、後見人が代行する規則になっておりますわ。」
「そっ!そんな馬鹿なことがあって良いものかっ!?卑怯だぞっっ!?」
ほう。卑怯ねぇ。
子供(?)に喧嘩をふっかけた男の言う台詞か?とは言え、そう言われると同じ土俵に上るみたいで面白くない。
「なら、こっちは俺の代理でランマルを出そう。どうだ?」
えっ!?って顔で犬耳少年が犬耳をパタパタさせた。
「代理だとっ?奴隷の…狼人種か…貴様、後悔するぞ?吠えずらをかかせてやるっっ!!」
勝機を得たとばかりに、監視官はほくそ笑む。
嫌な顔だ。
「せっ、拙者には無理でござるよっ!!」
「…大丈夫だって(ボソボソ)…あんな雑魚、お前なら楽勝だ(ボソボソ)。」
緊張の面持ちの犬耳少年に俺は囁いてやる。
それにある意味、その「木蓮の太刀」と「覇王の首環」の性能を見る機会でもあるな。
だがこの代理決闘、予想を裏切る展開が待っていたのは言うまでもない。
「では、そう言うことでアム・ロン様とサーヴァル・ウィットネス殿の代理決闘を行う。私はアム様の後見人側の為…見届け人は当ギルド支部長のクンニミーよ、お前に任せるぞ。」
主人の指命で名前が挙がったのは、ここのギルド支部長とやらで…あっ、あの無口な紺色のストールを巻いた男が片手を上げて了承する。
って言うか、いつの間にそこにいたんだ?
「って言うか、あんた支部長だったのか(笑)。」
「…コクン(肯定)。」
絶対に喋らない気だな、この男。
◆ ◆ ◆
代理決闘はきっかり3時間後に開始する運びとなった。
まあ、その時点で怪しいとは思ったけどね。
その間にアムの奴は勝利者の「神宝の洞庫」から煌皇金貨を持ち出し、前金の返却とストーク邸の購入代金「600枚」と改修費用の「200枚」を納入。
そして主人と一緒に職人の手配をキビキビと行っているようだ。
俺はと言えば、傭兵登録を済ましてしまうべく広報受付に戻ると、そこには黒髪眼鏡嬢さんが何喰わぬ顔で座っているではないか。
回れ右をしたくなって来た…。
「…そうですか。ステリアスさんは傭兵登録をご希望なのですね…では、この登録書類に名前の記入と…こちらの規約書類には承諾のサインをお願いします。」
業務顔でキッチリ対応してくれてはいるが、そもそも、彼女は俺を1回、暗殺しようとした筈なんだけどな?
ピイッ(驚)??
うん。人違いな気もしてきたよ(笑)。
「…私の顔に何か?」
「…いや、暗殺失敗したよね?」
「…人違いですね。」
「…凄い格好だったよね?」
「…あれは頽廃風の女中服です。」
その受け応えだけで十分な気がする。
とりあえず名前ぐらいは書けるので、読んだふりをして承諾のサインを書き込む。
「あと、屋台通りで露店を出したいのだが。」
「…寄り合い市場の区画ですね?では、こちらの小売契約承諾書、新規参入委託書、申請書類に商店名を記載し、契約金と共に提出して下さい。契約金は煌白銀貨150枚になります。尚、審査は後日に行われます。」
あっ。傭兵登録の10倍近い書類の束を渡される羽目となった俺は、それを抱えてアムのいる第3会議室へと向かう他なかった。
「…ステリアスさん、ギルドカードは3日後に完成します。忘れずに取りに来て下さいね!」
それは了解だ。
ギルドカードの評価が楽しみである(笑)。
さて、時間きっかりに代理決闘が開始された。
会場となるのは、この商業ギルド「エノシクトン」の地下訓練施設である。
とは言え、立ち入り禁止の措置を取るでもなく、噂を聞きつけた観衆が賑わっている始末だ。
「…いいのかこれ?負けた方は恥をかく事になるぞ?」
「そうだよねぇ。でも、許可をしたのは監視官さんだってよ?相当、腕に自信があるみたいだねぇ。」
ほほう。アムの言う通りなら、見かけによらず腕が立つのか?あのヒョロっちい貴族(笑)。
しかしながらだ、ヒョロっちい監視官の代わりに闘技場の舞台に立ったのは、魔鉱石製の鎖でグルグル巻きにされた、奇妙な外套姿の少女である?
異様な術式が刻まれた目隠しと口枷により、一種独特な雰囲気を身に纏わせている。
首に高額そうな黄金色の首環があるあたり、一応は奴隷っぽいが。
「…おいおい、どういう事だ?」
俺はそんな奴隷を舞台に上げた、反対 側に立つ監視官を睨め付ける。
「これは代理決闘であろうがっ!!ならばこちらも代理で十分!行けっ、奴隷番号104よっっ!!」
やりやがった(笑)。しかも名前が番号とは品性の欠片も無い。
しゃあない、ならばこっちも行くのだ!犬耳少年よっ!!
ピイッ(頑)♪
「クロちゃん殿!?むっ、無理でござるっ!拙者、女子に剣を向けるなど出来ないでござるよっ!?」
お前と言うやつは…。
しかし無情にも開始鐘は鳴る。
『え〜。聴こえますでしょうか?これより代理決闘を開始します。アム・ロン様の代理人は狼人のランマルです。一方、サーヴァル・ウィットネス準男爵の代理人は奴隷番号104とのことです。尚、解説はわたくし、事務長のシース・エニシングと、見届け人はギルド支部長のクンニミー・ブリフでお届けさせていただきます。』
『…コクン(挨拶)。』
ちゃっかりと増設された解説者席に、黒髪眼鏡嬢と支部長であった長いストールが特徴の無口男が腰を据えている。
『今回の代理決闘は双方ともに所有の奴隷が闘う運びとなりましたが、どうでしょう支部長?どちらが有利と思われますか?』
『パタパタ(応援)…。』
そして絶対、喋らないのだ。
『さあ、始まります。ヴァンカ女史が奴隷番号104の口枷を外すと同時に闘いが始まります。尚、この奴隷番号104さん、見た目は少女っぽいですが、種族は低頭種にて年齢は30歳前後との事です。』
あっ。犬耳少年の狼狽えがピタリと止まった。
「…一撃で終わらせるでござる。」
お前と言うやつは…。
ともあれ、やる気になってくれて良かったよ(笑)。
カーーーーーーーンッ!!
ピイッ(援)♪
クロちゃんの声援を受けて、開始鐘と共に犬耳少年、一直線に突進した。
思い切りはいいが、相手の能力は未知数だ。
どう対応する気か?
《戦技・抜刀神速〈八音の鍔〉、発動》
「秘伝!居合いの太刀!!」
犬耳少年、鞘から木蓮の太刀を引き抜くと同時に、八音を帯びた斬撃の刃を繰り出す。
それは距離を保ったまま、中距離からの音速攻撃を可能とした。
そして奴隷番号104の周囲に着弾し、その周辺を爆砕。
ドゴゴゴ………ゴゴゴ……ォォォン
そう。文字通り、舞台の一部を半壊させていたのだ。
《ランマルの戦闘力が+1強化されました。》
観衆は騒然。
地煙が舞い散る状況に唖然だ。
もっとも、それを放った犬耳少年自身も唖然としていたのだが…これは木蓮の太刀ありきだな。
「ばっ、馬鹿めっ!!その程度でやられる私の奴隷番号104ではないぞっ!さあ、我らが最高傑作なるその力で、その狼人を始末せよっっ!!」
煙で姿は見えないが、監視官の奴がキーキー喚いているな。
無論、どれだけ威力があろうと、物理ダメージの力押しだけで倒せるってものじゃない。
モクモクと破片が舞い散る中央に、あの奴隷番号104は平然と佇んでいるのだ。
「しかし、どうやってアレを防いだ?障壁っぽいもんは展開してないよなあ。」
「う〜ん。珍しいけど、どうやら形式的には僕の竜言術式に似ているみたいねぇ。」
まさかお前のお仲間か?って、そんな感じはしないがな。
「あれは多分、特殊な遺伝子改造と光属性の魔力系術式を併用した、言葉に乗せる固有能力じゃないかなぁ?」
《報告。奴隷番号104〈豆福〉は洗礼(因子改造)による強化措置によって、固有能力〈創生言語術式〉を習得しています。》
ちょっと聞いたこともない単語が出てきたぞ。
しかし、ここからでは舞台上の犬耳少年に助言する事も出来ない。
もはや奴の地力に期待するほかはないな。
もしかしたら、ここでピカーン♪と特殊能力に目覚めるかも知れないし。
「そんな都合よくいかないでしょぉ〜?」
まあな。そして期待はするのだが、犬耳少年は引き続き同じ戦技を繰り返し、その都度、奴隷番号104の防御に防がれ、攻め手に欠けた。
「止まれ。」「曲がれ。」「弾けろ。」
その言葉通りに、犬耳少年の放つ斬撃は止まり、曲がり、弾け飛ぶ。
戦技の強制無効化とは、ぶっちゃけ面白い能力だ(笑)。
「僕の竜言術式でも、多分同じ事が出来ると思うよ?」
…いや、お前は止めとけ。
『さあ、白熱してまいりました!しかしランマル選手の攻撃が入らないっ!奴隷番号104選手、一体どのような防御を展開しているのでしょうか?支部長、どう見ますか?』
『…クイッ(不明)。』
勝手に白熱し始める解説者席。
既に決闘開始から10分が経過。
監視官のやつ、勝利を確信した顔でニヤついている。
しかしながら、犬耳少年は先程からむやみな攻撃を繰り返していると見せかけ、一定の距離を保っていた。
それは奴隷番号104の創生言語術式の有効範囲ギリギリを見極める為の攻撃だ。
犬耳少年、野生の勘って言うのか、なかなかに鋭い。
《ランマルの器用値が+1強化されました。》
だが、問題は最後の一手か。
「奴隷番号104さんの有効範囲に入って、受けた言葉が『死ね』だったら、もう目も当てられないよねぇ。」
恐らく、言葉通りに犬耳少年は突然死をする可能性が高い。
さてさて、策はあるのか犬耳少年よ?
「奴隷番号104よっ!その小僧を殺せっっ!!」
そして操り人形のごとく、奴隷番号104は標的を捉える。
その有効範囲に標的が侵入した瞬間!だが同時に犬耳少年の太刀が鞘走る。
「秘伝!二重螺旋っっっ!!」
《戦技・妙技螺旋〈星霜の沸〉、発動》
神風の如き無軌道な閃光が放たれ、奴隷番号104に吸い込まれる。
『散れ。』
その言葉通りに斬撃が直前で散った。
犬耳少年の攻撃は失敗したかに見えた。
そしてその身は奴隷番号104の有効範囲内に入っている。
そして戦技発動の硬直後。
「くっ!?」
『…死ね。』
今か今かと勝利を待ち受ける監視官の前で、黄金色の首環が2つに別れて弾け飛んだ。
キィィィーーーィィィン
二重螺旋…それは祖父、ランオウ仕込みの2対同時斬撃。
陽の刃で敵を欺き、隠の刃で骨を断つ。
「お見事!!」
ドサリっと奴隷番号104が崩れ落ちた。
《ランマルは能力〈大刀〉(NEW)を獲得しました。》
『やりました!ランマル選手、起死回生の一撃…いえ、二撃でありましたっ!!勝者はアム・ロン様の代理人、ランマル選手ですっ!!』
『パチパチパチ…(祝福)。』
うおおおーーーおおおーーーおおお。
絶叫と歓喜の声が観衆から湧き上がる。
しかし当の犬耳少年、キョトンとしたまま惚けていた。
「ほら!みんな祝福してるぜ。手を挙げろ。」
「せっ、拙者…勝ったでござるか?」
徐々に上気する犬耳少年の顔。
とは言え、最後のは危なかったがな?
《報告。覇王の首環の固有能力〈覇王の霊壁〉が発動しています。反射率は50%です。》
反射で奴隷番号104が死ななくて幸いだったよ(笑)。
見る限り、伸びているだけのようだ。
そんな奴隷番号104をだ、コッソリと引き摺り出し、訓練施設をトンズラしようとしている監視官とヴァンカ女史。
危ない危ない。危うく見逃すところだ。
そうは問屋がおろさんのだよ。
「おい、待ちな?謝罪もなく立ち去れると思ってんのか?」
「ヒィィィ。私の負けだっ!!それでいいではないかっっ!?屋敷の購入は認めてやるっっ。有難く思えっ!!」
ほう。それは良かったな、アム?
「はい。ありがとうございます、準男爵。」
さてと…次はだ。
「んじゃ…俺への賠償はどうする気だ?」
「なっ、なっ、なっ、何だとっっっ!?」
顔面蒼白の監視官に俺は提示する。
何しろ、コイツらは犬耳少年を殺せだ始末しろだの言ってたろ。許さん(怒)。
「正当な賠償としてだ…俺はその奴隷番号104とやらを要求する!!」
鑑みれば安い賠償である。
元より代理人として決闘の舞台に立ったわけで、死ぬ可能性も高かったわけだ。
「そっ、そんなデタラメなっっ!?ふざけるなぁぁぁっっ!!」
ふざけてないし、ここでギルドの最高幹部である主人が、堂々と舞台に足を踏み入れる。
どうやら今の今まで、高みの見物をしていたようだ。
アムの後見人の癖に(笑)。
「…ギルド運営部の最高幹部、ルーク・アレグザンダーである。ギルド管理法29条に則り、この代理決闘の解説をさせて頂く。」
しんと静まりかえる地下訓練施設。
「…そもそも、代理決闘はステリアス殿の提案である。それを受けたサーヴァル・ウィットネス準男爵は勝った際に吠えずらをかかせてやると明言されました。よって、ステリアス殿の代理であるランマル選手が勝利した際の要求は正当な権利であると認定します。これはアム・ロン様とは別件であるとも明示させて頂くものとする。」
と言うことで一件落着(?)。
「ギルドの総意として、サーヴァル・ウィットネス準男爵は、速やかに所有 奴隷の譲渡を行うことを要求する。」
苦虫を噛み殺し、監視官とヴァンカ女史はこの場を追われる羽目と相成った。
一つ気になったのは、去り際のヴァンカ女史の瞳に強烈な憎しみの念があったぐらいかな?
そして監視官の方はと言えば、当分、立ち直れないぐらいの悲壮感に包まれていたのだった(笑)。
◇ ◇ ◇
ステリアス・シーヴァ【竜絶壁発動中】
種族〈シーヴァ族〉
階級〈傭兵〉
所属国〈傭兵大隊預かり(特措法)〉
カテゴリー〈8.6+〉
戦闘力 63
防御力 57
生命力 90
回避値 57
知能値 47
器用値 46
魔力値 62
相生相剋〈火気〉属性 54
相生相剋〈木気〉属性 35
相生相剋〈金気〉属性 25
相生相剋〈土気〉属性 44
相生相剋〈水気〉属性 40
竜技
九十九式(下位)見えざる(ブリトマルティス)赫炎〈火気〉
九十九式(下位)束縛 (カリュプソ)の静謐〈水気〉
九十九式(下位)復讐 (エイレイテュア)の逆鱗〈土気〉
九十九式(下位)開闢 (アイオロス)の威風〈木気〉
九十九式(上位)森羅の皇緋〈火気〉
九十九式(上位)喜劇の蓋世〈土気〉
九十九式(上位)叙事詩の泡沫〈水気〉
戦技
一刀両断
十文字斬り
固有能力
竜の血眼(竜眼第1位階)
轟炎の気
水精の女王の加護〈35%〉付与
能力
大剣 剣 手斧 槍 棍棒 小盾 軽装 隠蔽 偽装 物理抵抗 精神抵抗 魅了
毒耐性 寒耐性 虚言耐性 邪眼耐性 敵意耐性 幻視耐性 暑耐性 睡眠耐性
酩酊耐性 拘束耐性 脚力 看破 打撃 軽業 殺気 嗅覚 聴覚 追跡 鑑定
察知 聴き流し 威圧 命名 馭者 疾走 解体 連携 釣り 加工 応援 大工
恫喝 腕力 投擲 調理 予感 警告 二刀流 洞察 策謀 警告 演技 統治
潜伏
魔力系術式
下位(基本三原理)火属性付加
下位(基本三原理)火属性魔道弾
下位(基本三原理)火属性誘導波動
下位(基本三原理)水属性付加
下位(基本三原理)光属性付加
眷属
大嵐〈相生相剋の五人衆〈金気〉〉
喜劇〈相生相剋の五人衆〈土気〉〉
勝利者〈相生相剋の五人衆〈木気〉〉
クロちゃん
赤道〈相生相剋の五人衆〈火気〉〉
流星〈相生相剋の五人衆〈水気〉〉
ラムバ〈闘種四天王〉
ティロ〈闘種四天王〉
クラトゥ〈闘種四天王〉
プンジェ〈闘種四天王〉
称号
赤き竜人
傾国の貴公子
闘種の王
調和者
装備
乙女座之刃〈重剣〉
属性:付喪神(低位)LV200〈秘跡武具級〉
付与効果:乙女の邁進
折れぬ心
耐久値強化〈合金〉
耐久値:360+α
竜面〈仮面〉
属性:竜面の者LV250〈聖痕武器級〉
付与効果:竜因子封印
自己再生
耐久値:200/∞
朱鎧〈皮鎧〉
属性:朱虎の皮LV15〈通常級〉
付与効果:物理抵抗〈皮〉
耐久値:85
携帯用小刀〈小剣〉
属性:雷鉱石LV30〈特殊兵装級〉
付与効果:物理特化
雷属性付加
耐久値:150
黒衣(黒色)〈外衣〉
属性:結界種LV300〈聖痕武器級〉
付与効果:結界生成〈守護遮断(反射率)〉
物理特性〈闇・土〉30%増幅
防寒〈永続化〉
耐久値:350
所持金
煌皇金貨13枚
煌白銀貨504枚
煌赤銅貨70枚
【〈神宝の洞庫〉煌皇金貨総額697,262枚】
所持品
賢者の核石〈「火気」術式刻印〉
賢者の核石×2
岩塩
獣油
下着〈服〉×5
◇ ◇ ◇
アムドゥシアス・ゲニトル・ルミナス【竜絶壁発動中】
種族〈竜種・第2位階〉
階級〈暴君〉
所属国〈無し〉
カテゴリー〈16.6+〉
戦闘力 82
防御力 43
生命力 98
回避値 43
知能値 52
器用値 35
魔力値 120
相生相剋〈火気〉属性 87
相生相剋〈木気〉属性 56
相生相剋〈金気〉属性 43
相生相剋〈土気〉属性 58
相生相剋〈水気〉属性 67
固有戦技
獅子の破光
固有能力
暴君の加護
所持者固定契約〈魂〉
因果律限界値突破
情報の実在化(人体化・竜刀化・霊子結晶)〈竜界繋〉
分体作成
竜刀〈第2位階〉人面獅子
能力
爪 隠蔽 偽装 咆哮 蒸留 調合 精製 計算 機械操作 精密操作
知者 自己回復 即死耐性 毒耐性 闇耐性 睡眠耐性 幻視耐性
石化耐性 結界耐性 魔眼耐性 寒耐性 炎耐性 障壁 竜眼 竜刀
覇気 転生者 霊子 幽体 改竄 礼節 胃袋 演技 咆哮 奸計
竜言術式
〈第1位階〉 竜顕現
〈第1位階〉 竜絶壁
〈第2位階〉 竜界繋
〈第2位階〉 竜阿摩羅
称号
暴君
調和者
ショー・ストーク
装備
正式上衣(白色)〈服〉
属性:羊毛LV20〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
保温
耐久値:30
貴族服(白色)〈服〉
属性:羊毛LV15〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
保温
蝶結びネクタイ
耐久値:25
【霊子結晶】
運命指揮者〈直刀〉
属性:魔鉱石LV150〈特殊兵装)級〉
付与効果:魔力伝達〈戦技増幅〉
鸛鶴の紋章〈遺産の証〉
耐久値:200
〈巫女の真像〉秘密結社所有物
〈再誕の書〉1冊 秘密結社所有物
〈土〉2500t
〈ジンジャーブレッドクッキー〉食品 54個
ストーク家の遺産
〈煌皇金貨〉貨幣 4600枚
〈煌白銀貨〉貨幣 29000枚
〈煌赤銅貨〉貨幣 999000枚
◇ ◇ ◇
大嵐
種族〈雷霆馬〉
階級〈雷霆馬神種+〉
所属国〈ジ・ハド煌王國 (ジ・ハド・トゥインコル・キングダム)〉
カテゴリー〈4.5+〉
戦闘力 44
防御力 49
生命力 46
回避値 47
知能値 39(↑1)
器用値 22
魔力値 33
相生相剋〈金気〉属性 44
相生相剋〈土気〉属性 1
固有戦技
神撃・星霜雷鼓〈雷霆槍〉
戦技
百雷
固有能力
運命補正効果(眷属)
疾雷の蹄
雷霆槍化〈神級〉
【因果律限界値突破〈限定解除〉】
能力
脚力 聴覚 嗅覚 積載 牽引 疾駆 咆哮 雷君
圧殺 炎耐性 魔眼耐性 察知 冷静沈着 仲裁
原子分解 障壁 飛翔 神気 怒号 紫電
称号
相生相剋の五人衆〈金気〉
装備
馬鞍〈軽装〉
属性:獣皮LV8〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
耐久値:60
◇ ◇ ◇
勝利者
種族〈妖怪神 樹蛇種〉
階級〈馬車(黒檀)〉
所属国〈ジ・ハド煌王國 (ジ・ハド・トゥインコル・キングダム)〉
カテゴリー〈3.8−〉
戦闘力 10
防御力 70
生命力 65
回避値 40
知能値 31
器用値 26
魔力値 25
水属性2
風属性5
木属性15
相生相剋〈木気〉属性 30
戦技
大祓の帯刀
固有能力
運命補正効果(眷属)
自我
癒しの花籠〈搭乗者治癒能力80%上昇〉
閻浮樹の無窮〈自己再生〉
天華の曙光〈光合成〉
神宝の洞庫〈隠り世空間〉
御阿礼木の召霊〈木気の祝福〉
【因果律限界値突破〈限定解除〉】
能力
盾 物理抵抗 自己再生 即死耐性 睡眠耐性 幻覚耐性 石化耐性
狂気耐性 熱耐性 魔眼耐性 積載 格納 管理 偏食 捕食吸収
自己増殖 硬化 障壁 踏付け
称号
相生相剋の五人衆〈木気〉
◇ ◇ ◇
クロちゃん
種族〈鳥天種〉
階級〈亜成体〉
所属国〈卵の世界〉
カテゴリー〈1.5+〉
戦闘力 19
防御力 15
生命力 24
回避値 15
知能値 34
器用値 15
魔力値 11
風属性15
光属性15
固有戦技
刹那の光輝〈補正値200%向上〉
固有能力
鬨の声〈術式3.5倍 増幅〉
運命補正効果(眷属)
結界種回帰
能力
結界耐性 魅了 聴覚 直感 覚者 脅迫 応援 偏食 嫉妬
抗議 慈愛 怒気 結界 飛翔 癒し 歌唱
精霊系術式
讃歌の翼〈補正値200%向上〉
称号
漆黒の剣姫
ステリアス・シーヴァの眷属
◇ ◇ ◇
ランマル
種族〈狼人種〉
階級〈狼人戦人〉
所属国〈狼人種の集落〉
カテゴリー〈1.5+〉
戦闘力 20(↑1)
防御力 10
生命力 34
回避値 25
知能値 22
器用値 17(↑1)
魔力値 0
戦技
から竹割り
一刀両断
居合いの太刀(NEW)
二重螺旋(NEW)
固有能力
狼形化
運命補正効果(奴隷〈忠誠度55%〉)
能力
剣 刀 槍 弓 爪 軽装 脚力 突撃 細工 礼節 魚漁
戒律 寒耐性 応援 直感 嗅覚 反抗期 追跡(NEW)
大刀(NEW)
称号
若長の子
犬耳少年
ステリアス・シーヴァの所有 奴隷
装備
木蓮の太刀〈妖刀〉
属性:付喪神(低位)LV220〈秘跡武具級〉
付与効果:強制 同期〈守護〉
八音の鍔
星霜の沸
鞘(落葉紅紫花)
耐久値:300
応接着(紺色)〈服〉
属性:羊毛LV16〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
保温
耐久値:20
奴隷の首環→覇王の首環〈首輪〉(NEW)
属性:門弟LV200〈聖痕武器級〉
付与効果:強制 同期(門弟)
竜人の加護〈守護膜〉
覇王の霊壁〈反射率50%〉
服従の眷属器
耐久値:280
◇ ◇ ◇
クンニミー・ブリフ【竜因子封印中】(NEW)
種族〈人間種?〉
階級〈商業ギルド「エノシクトン」支部長〉
所属国〈ジ・ハド煌王國 (ジ・ハド・トゥインコル・キングダム)〉
カテゴリー〈4.2+〉
戦闘力 22
防御力 25
生命力 30
回避値 20
知能値 33
器用値 25
魔力値 22
相生相剋〈火気〉属性 27
相生相剋〈金気〉属性 25
相生相剋〈土気〉属性 8
固有戦技
固有能力
白面の者〈化生〉
竜因子封印
亜竜の血眼
能力
大剣 剣 斧 棍棒 爪 軽装 重装 剛脚 剛腕 格闘 打撃 隠蔽
偽装 突撃 両手武器 咆哮 暗視 解体 育成 礼節 乗馬 不器用
胃袋 捕食吸収 霊子 結界 自己再生 鉄面皮 幻覚耐性 石化耐性
結界耐性 邪眼耐性 寒耐性 炎耐性 波動 障壁 天耳 竜眼 呪い
天駆 覇気 怒号 炎帝
魔力系術式
下位(基本三原理)火属性付加
下位(基本三原理)火属性魔道弾
下位(基本三原理)火属性誘導波動
下位(基本三原理)光属性付加
下位(基本三原理)光属性魔道弾
下位(基本三原理)光属性誘導波動
中位(戦略級)火属性波動
中位(戦略級)火属性障壁
中位(戦略級)火属性紅弾
称号
白面
士爵
商業ギルド「エノシクトン」支部長
装備
名無 ブラウダ〈大剣〉
属性:光属性(光刃)LV300〈秘跡武具級〉
付与効果:真実の瞳〈隠蔽・遮断〉
精神感応〈術式増幅〉
完全遮蔽(斬撃特化)
耐久値:320
白鎧タラリア(部分装甲鎧)〈重装〉
属性:ヘルメス鳥LV250〈秘跡武具級〉
付与効果:魔力伝達〈戦技増幅〉
物理特性〈光属性〉20%障壁(自動)
炎耐性〈永続化〉〈反射・吸収〉
耐久値:300
ストール 紺色〈衣類〉
属性:羊毛LV20〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
保温
耐久値:25
◇ ◇ ◇
シース・エニシング(NEW)
種族〈人間種〉
階級〈商業ギルド「エノシクトン」事務長〉
所属国〈ジ・ハド煌王國 (ジ・ハド・トゥインコル・キングダム)〉
カテゴリー〈3.6+〉
戦闘力 38
防御力 23
生命力 33
回避値 44
知能値 32
器用値 44
魔力値 22
風属性5
土属性5
闇属性25
固有戦技
種子の矢
固有能力
感染拡大
能力
小剣 投擲 弓 大弓 暗器 鞭 軽装 隠蔽 偽装 奇襲 暗殺
潜伏 軽業 疾走 追跡 暗視 調査 策謀 忍耐 演技 自己回復
身体強化 即死耐性 毒耐性 闇耐性 睡眠耐性 幻覚耐性
石化耐性 察知 直感 聴覚 嗅覚 心眼 威圧
魔力系術式
下位(基本三原理)闇属性付加
下位(基本三原理)闇属性魔道弾
下位(基本三原理)闇属性誘導波動
中位(戦略級)闇属性波動
中位(戦略級)闇属性障壁
上位(統治者級)闇属性衝撃波動
称号
元 文法強化級騎士 元 鸛(コウノトリ)の紋章
百面相の魔女
商業ギルド「エノシクトン」事務長
黒髪眼鏡嬢(NEW)
装備
応接着女性用(赤紫色)〈服〉
属性:羊毛LV18〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
保温
耐久値:25




