第3話 「闘種の王」〈10〉前夜
(^ー^)ノRPG要素の追加です。クロちゃん…(涙)。
第3話 「闘種の王」〈人は得るもので生計を立て、与えるもので人生を築く〉
We make a living by what we get. We make a life by what we give
〈10〉草創歴0444年4月24日
額から汗が滴り落ちる。
動かそうにも手脚は己の物でないように動かない。
またこの夢か、と思う。正直、ウンザリする悪夢だ。
5日前の敗北戦以降、夜毎に俺を苦しめるのは、六の銀翼家の総数600騎を率いて遠征を行ったにも関わらず、不慣れな森の戦いで約半数の戦力を失った事に対する怨嗟の声であった。
もっとも、表立って俺に苦言を呈する者はいない。
何しろ、騎士団長であるミリオン・メーカー様は、現在、霊都「ジュライ」に留まり動いていない。
これは音無しの塔院に対する牽制の意味もあった。
この遠征騎士団を率いているのはこの俺、騎士団第1位のシー・ファルクン子爵である。
その俺を責めるのは、俺の所為だと怨嗟の声を上げる死者達の声だ。
騎士団の損害、及び死傷者行方不明者は300名を超える。
これは大惨敗と言えた。
だが決して、策として抜かりがあった訳ではない。
むしろ、盤石の布陣であった。その筈だった。
中央は我が「隼の紋章」と、ナーベ・キャネーリ男爵の率いる「金糸雀の紋章」の200騎。
右翼に展開するヴィレッジ・スパーロウ男爵の「雀の紋章」、並びにセリーヌ・スワーロウ男爵の「燕の紋章」の200騎。
代わって左翼は、女性 子爵タナマユ・ピジョンの「鳩の紋章」、並びにブルーツリー・パラキート男爵の「鸚哥の紋章」の200騎だ。
この戦力ならば、正面からの制圧戦で十分に事足りる筈であった。
何より、亜人種側はこちらの動きを察知するすべが無い筈だった。
進行ルートも、都市間の公道は通らず、もっとも短時間で亜人の森に至るルートを選んだ。
だが蓋を開けてみれば、この有様である。
そして制圧戦ゆえの、薄く広い横隊陣形であったことも災いした。
思い返してみても忌々しい。
「進軍、始め!!」
俺の号令に従い、銀色の鷹騎士団の栄えある妖銀鉱製の騎士甲冑に身を包んだ騎士達が森の内部に突撃してゆく。
どれも逞しく鍛え上げられた騎馬に搭乗し、特殊兵装級の武具を携えた一騎当千の騎士達である。
それは物理法則特化級騎士だ。
今回の制圧戦はその特殊性ゆえに、4階級の騎士にあって、突撃能力に秀でる彼等だけの編成とした。
この物理法則特化級こそ騎士の花形である。
言ってはなんだが、ヘンド辺境伯お抱えの千腕兵団だったか?
戦士の一族などと宣ってはいるが、あのような山賊の集まりなどとは練度が違う。
音無しの塔院の魔道師団など言うに及ばず。
あのような軟弱な集団、我が国に必要では無いのだ。
などと思案しながらも愛馬を操り、ナーベ・キャネーリと肩を並べて突き進む。
「遅れるなよ、ナーベ!」
先の伝令で、亜人種は見つけ次第、掃討するように厳命してある。
だが100mほど進んでも、亜人種の狼人種はおろか、魔物の姿も見当たらない。
「ファルクン卿、どうも嫌な予感がするのだが…。」
顔と体格に似合わず、このナーベ・キャネーリ男爵は常に慎重派であった。
巨大な護盾と大槍で武装した巨漢の重装騎士であり、人は彼を猪騎士と呼ぶ。
だがその名の通り、前面に対する突破力で言えば、騎士団で彼の右に出る者はいない。
そんなナーベが慎重派と言われる所以は、彼が背後を突かれる事に最大限の警戒を配している為だ。それだけ危機察知能力が秀でているとも言える。
敏感に何かを感じ取っているのか?いや、それはありえん。
「馬鹿を言うな、ナーベよ。何のために正面から攻めていると思う。背後を取られれる可能性はあるまい!」
「うむ…。ならば良いのだが、な。」
だが、装甲兜とから覗く、厳つい表情は暗い。
更に100m進むと、突如として悲鳴が響き渡る。
「会敵したか?そのまま殲滅後、全進せよ!」
「いや、これは違うぞ、ファルクン卿!!」
何が違うと言うのか?俺は森を見渡す。
大木の赤松が邪魔になって視界が遮られている。
何だ?何が起きているというのだ?
「シー・ファルクン卿!報告です!前方の騎士は落とし穴や罠を受けて、損害を被っております。更に巨大な赤い炎獣が出現し、進軍が滞っております。」
伝令の騎士の報告に、呆気にとられる俺を、ナーベ・キャネーリ男爵が肩を揺さぶる。
「いかん!中央の我々は動けぬ状態です。右翼か左翼に合流を命じてはいかがか?」
「…ぬ。そ、そうだな。それもありか。だが、その炎獣はどうする??」
中央が抜けた間隙を突き、その炎獣に横から襲撃されては総崩れになる。
誘い込まれた挙句、薄い陣形である事が災いした。
これでは戦力が分散され、第一の目的である、亜人種の集落を発見することも不可能になりかねない。
「ファルクン卿、その赤き炎獣とやらは、某に任せていただけませんかな?」
「何?本気か、ナーベよ?」
無言で肯定するナーベ・キャネーリ男爵。
後ろめたくもあるが、だがそれも好都合か。
「ならば、金糸雀の紋章にこの場は任せよう。」
「うむ。心得た。」
だが、その判断も今思えば遅かったのだ。
畳み掛けるように、左右から鬨の声が上がる。
それは獣の声だ。
グオオォ…ォォォォ…ォオオオン
後で知ったことだが、この時、左翼と右翼の更に外側から、狼人種の戦人の集団、その総数800兵の襲撃を受けていた。
結果的に言えば、これは良く保った方だと言えよう。
そして結果的に、中央に布陣を引く俺たちは足止めされ、身動きが取れない状況に陥っていた。
例の炎獣は右翼の方に流れてゆき、そこでヴィレッジ・スパーロウ男爵と交戦したらしい。
事後報告では、撃退には成功したとの事だが、大損害である。
「報告です!左翼は闘種の襲撃を受けて撤退中であります!」
「撤退だと!?誰が撤退して良いと言ったのだ!!」
自身の現状を棚上げし、撤退という言葉に逆上する俺に、もはや冷静な判断を下すのは不可能であった。
伝達兵は萎縮するも、言葉を続ける。
「森のいたる所に鎖の刃が張り巡らされており、騎馬で進むのは困難でありまして、闘種共は木の上から弓攻撃を仕掛けているとのことです!」
追い詰められた。
それも亜人種ごときに。
その事実が腹立たしい。
ならば後は後退しか道は残されていないではないか?
先に進んだところで、罠に足を取られて吊り上げられ、そこに弓矢を投げ掛けられるのだ。
しかしそれは、指揮官として口に出来ぬ相談だ。
「ファルクン卿。ここは引くべきでしょうな。今ならば、まだ立て直す猶予はありましょう。」
苦渋の選択を、ナーベ・キャネーリ男爵が代弁してくれた。
俺が安堵して振り返った瞬間、彼の左の剛腕が護盾ごと引き裂かれ、宙を舞った。
呆然とする俺の目前で血潮が舞い、我が騎士甲冑が赤く染まる。
「ぐうおおおっっっ!?」
左腕を失ったナーベの苦鳴が響く。
それは速い。
速すぎて何が起こったのかも分からなかった。
気が付いた時には、俺たちは取り囲まれていた。
それも、たった6人(?)の戦装束の衣に身を包んだ者達に、だ。
周囲の騎士達は騎馬から落ち、もれなく地に沈んでいる。
「…貴様等、亜人種だな?よくも謀ってくれたな!」
両断され具合から見て、ほぼ即死だろう。
痛みも感じなかったに違いない。
恐るべき神技だ。
「ファルクン卿…お逃げください。この者達は…恐らく…。」
ナーベ・キャネーリ男爵の動揺が俺にも伝わる。
臆したか、ナーベめ?
しかし、この者達は間違いなく亜人種だろう。
その戦装束は東方辺境に類する奇抜な着物だからだ。
「……っ!?」
だが、思わず息を飲む。
それは歌声だ。
儚くも美しい唱歌が、亜人種と思われる女性の口から紡がれ、心を魅了する。
《固有能力・鬨の声、発動》
歌声を奏でながら、スラリと長刀を鞘から抜く様は、まるで演舞のようだ。
長き黒髪を元結で一纏めにした、異国を思わせる美女。
その瞳は黒いだけではない。憂いを帯びて輝いている。
今もなお、瞼に焼き付いて消えぬ漆黒の美貌だ。
だが、何より慄いたのは、その戦装束と相まって一体化した、美しくも幻想的な黒色の濡れたような翼である。
そう、その者達は翼を持っているのだ。
「まさかっ!鳥天種かっ!?」
それはかつて、銀色の鷹騎士団設立時に祝福を与え、守護者となった伝説の「翼を持つ者」の名称。
「…私は東の六翼の長、漆黒の剣姫ヌレハである。人の子よ、この森から退くがよい。森には森の戒律がある。」
「馬鹿な…この地は我々、人が住まう地。それをどうしようが、我々の勝手であろうがっ!!」
俺の激昂に、女は溜め息を落とす。
瞬間、俺は騎馬から投げ落とされた。
投げ落としたのは、横にいたナーベ・キャネーリ男爵である。
「な、何をする、ナーベっ!?」
だが、ナーベ・キャネーリの胸には、深々と女の長刀が突き刺さっていた。
まさか、あの一瞬で?瞬間移動でもしたのか?
「ほう。よくぞ私の「刹那の光耀」を見切ったな。見事だ。」
見切ったなどと、よくも言う。
それは致命傷だ。
「…ぐぅ…ファルクン卿…これは加速の増幅効果だ…奴らは加速の固有能力を持っている…ぞ。」
瀕死ながらも、ナーベ・キャネーリ男爵の目はまだ死んでいない。
それは左腕を奪われた際、既に気付いていたのだろう。
「…某が足止めする…ファルクン卿、残存兵を頼みましたぞ!!」
奴は死ぬ気だ。
ならばこの気に乗じ、ここで先手を打つ。
「我が呪剣を触媒とし、怨嗟の魂を繋ぎ止めよ!!」
《邪術系術式・強欲の咆哮、発動》
術式を発動させると、我が秘跡武具級の呪剣が共鳴を開始する。
共鳴するのは、地に這いつくばった我が同胞の騎士の肉体だ。
無論、彼等は絶命している。
だが、死した筈のその手が動き、鳥天種達の動きを止めようと、足に縋り付き始める。
騎士にして呪術医たる、このシー・ファルクン。
悍ましくとも、同胞の怨嗟の魂までも取り込み、己のもとのするのが我が力の真髄。
とは言え、あの漆黒の剣姫と言ったか?
一時的に骸達が足止めしようとも、いずれは解き放たれよう。
ましてや、最後の一手で仕留めたにせよ、残りの5名に串刺しにされては目も当てられぬ。
俺はこんな所で死ぬ気はない。
その役目はそこ、ちょうど適任がいるではないか。
《固有戦技・銀翼、発動》
ナーベ・キャネーリ男爵は大槍と一体と化し、白銀色の翼を生やして飛翔した。
一点突破の「長蛇の型」だ。
それは命を消費した一撃であった。
無論、標的はあの漆黒の剣姫とやらだ。
それを横目に俺は逃げ出した。
騎馬に飛び乗り、逃げ出すと同時に置き土産を投げつける。
女の姿が消えた。
それは例の加速とやらだろう。
細切れとなった足止めの骸達が宙を舞う。
ザンザンザン…ザンザンザン…グシャッ!!
ナーベ・キャネーリ男爵の肉弾は弾かれ、恐らくは数十回以上は斬り伏せられ、その突進力を殺したのだろう。
水鳥のような軽やかな足取りで漆黒の剣姫が舞い降りる。
「その決意やよし。我が翼刀の錆となる栄誉を与えよう。」
ナーベ・キャネーリ男爵の両足は千切れ飛び、大槍は地面を抉って止まった。
そんな敗残地を一顧だにせず、俺は逃げ出した。
この機を逃しては生を拾う事は出来まい。
しかし、今際のきわに投げつけた呪矢がもたらした呪力により、絶命した筈のナーベ・キャネーリ男爵の肉体が起死回生の一撃を放つ置土産。
「…なっ!?」
ガンッッッ…ン
思わぬ反撃を受けて、漆黒の剣姫が跳ね飛ばされる。
大槍の横薙ぎに胸部が潰されていた。
唇が徐々に青く変色していく。
「ヌレハ!!」
「いかん。ここで死なせるわけにはゆかぬぞ。」
「うむ。急ぎ、卵の世界に帰還し、輪廻の輪に載せるのだ。」
仲間の鳥天種達が女の周りに群がる。
そうとは知らずも、確かに足止めの役目を果たしてくれたナーベ・キャネーリ男爵の魂を呪剣に溜め込み、俺はからくも亜人の森を脱出したわけである。
生還者は当初の約半数に減じていた。
森の内部で生き残り、孤立している集団がいる可能性もあるが、現状では探索は困難だ。
あの日を境に、天幕が建ち並ぶ野営地は、お通夜のような沈んだ空気に包まれていた。
再三にわたって戦力増員の要請を霊都「ジュライ」に無心しているも、返答はなしのつぶて。
唯一の生命線が、ヘンド辺境伯のアムルブルグからの補給物資という体たらく。
悪夢から覚めてみれば、またしても悪夢のような報告が耳に入る。
急ぎ、集まっているという天幕に足を運ぶ。
入り口でヴィレッジ・スパーロウ男爵とセリーヌ・スワーロウ男爵が合流した。
この両者は従兄弟でもあり、両 男爵家は血縁深い家柄にある。
ヴィレッジは騎士団第4位の、正統派騎士の代名詞と称される男だ。
コイツが英霊級に選ばれていれば、こんな七面倒な手を打たなくても良かったのだがな。
「…奴等は中か?」
「はい。既に席に着いてお待ちです。兵はアムルブルグに駐留しているとの事です。」
アムルブルグに兵を置いて、単身乗り込んで来たのか。
「ほう。他には何か言っていたか?」
「いえ。」
頭が回る奴のことだ、ヘンド辺境伯の沙汰も兼ねての事だろうな。
まあ、あの面の皮の厚い爺さんには良い薬だろう。
例の、行方不明の元煌王女の面倒事を押し付けられてもかなわん。
慎重に対応する必要があるな。
「うむ。ではお前達にも同席してもらおう。」
「…同席してもよろしいンですか?」
何か不都合があったものか?この道化師とも呼ばれるセリーヌ・スワーロウ男爵の言動には、まったく以って真意が見出せないことが多々ある。
「同席してもらわねばなるまい?ブルーツリー男爵は補給物資の運搬に出払っておるし、タナマユ子爵は哨戒任務に対応しているのだからな。」
有無を言わさず、俺はそこで話を区切った。
ここで無駄な話をしたところで、状況が好転する訳でもない。
今はいかに有利な条件を引き出すかにかかっている。
6本の支柱で支えられた大型の天幕である。
軍議を行う為の軍卓が設置された天井は高い。
大人20人は優に入れる規模だ。
俺達を見受けて、彼等が座席から立ち上がり、形だけの敬礼の姿勢を取る。
「よい。座ってくれ。」
「はっ。失礼いたします。」
配下2名(女性と青年)に着座を促し、彼は和かに笑った。
こちらが着座せぬ限り、自身も座らぬ気だろう。
とことん、あざとい男だ。
見た目もキザである。
「遠路はるばる、ご苦労であったな。何も支障なかったかな?」
「いえいえ。これも煌王陛下の御判断によるものなれば、苦労などとはこれっぽっちも感じてはおりませんな。ええ、滞りなく。」
然もありなん。
飄々と嘯いてはいるが、背後に煌王家直々の指示が介入しているのだと、暗に警告しているわけだ。
「…して、傭兵大隊は此度の増援として…その指揮系統はどちらの判断と聞き及んでおりますかな?」
「おや、ミリオン・メーカー公爵から何も聞いておられないと?いや、こちらも急ぎ出立した次第でしてね…。」
化かし合いも、ここまで来ると大したものだ。
この傭兵大隊の隊長、ラシャ・コウヤショウの目は笑っていない。
よもや、いいとこ取りだけを出来そうにもない雰囲気であった。
◆ ◆ ◆
今夜は無礼講だ。
俺逹は闘種の郷に勝利者ごと乗り込み、中央の御神木広間を占拠した。
トンカン…トンカン…トンカン
金槌の音が郷に鳴り響く。
うむ。人手は十分にある。
俺は闘種の男達を総動員し、簡易型の屋台を作らせていた。
見本は勝利者に積み込んであった、お手製の屋台だ。
アムルブルグで使用したこれも、勿論、再利用する。
「おっ!上出来じゃないか、お前達。」
「ステリアス様!男手を割いて、計10個の屋台が間もなく完成しますよ。燃焼炉の代わりに炭火で焼けるように工夫しています。」
頭鉢巻に釘を刺し、金槌を片手に軽快なノリで青年が報告に顔を出す。
ここの作業を任せてあるのは、警邏士の総長であるウルだ。
例の自称、巨乳好きだ。
ピイッ…。
まあまあ、クロちゃん。俺は外見にはこだわらない派だ。
やっぱ、人は中身だよね。
『甘いのだ。やっぱり出るとこは出て、引っ込むとこは引っ込んでた方がいいよね?』
お前の趣味は聞いてないし、それはともかく、この総長はなかなか気の良い男で頼りになるし、男性陣からの信頼も厚い。
指南役爺さんに次ぐ立場のようだ。
適材適所だな。
「悪いな。面倒な仕事を押し付けちまって。」
「いやいや。実に楽しみですねえ。酒蔵から酒も出させていますからね。」
あっ、それは楽しみだな。
ランオウ爺さんから貰った狼人種の米酒は、かなりの辛口で飲みごたえがあったからな。
「今夜は大盤振る舞いだ。朝まで酒盛りってのも面白いな。」
「勿論、拙者達も付き合いますよ〜。」
闘種の米酒には期待大だよ。
こちらは、これまで溜め込んでおいた半馬半羊の塩漬肉と乾燥肉を大放出だ。
現在、簡易 台所は戦闘状態にある。
中でも、人間である女中さん番号1ことメアリ・カンタダは皆の大注目であった。
人間であることのみならず、その調理作業の手際の良さと卓越した包丁捌きに、側仕え姐さんことプンジェ以下、宮仕えの女性陣が大褒め。
「ステリアス様、ここは私に任せてくださいですう〜。」
お前、頑張ってるな(笑)
『この子は一皮剥けて、結構大物になったよねぇ。』
確かになあ。男装の煌王女さんもだけど、この旅で女共は強くなったよな(笑)。
早速、女中さん番号1が、あれやこれやと炎獣の煮汁を使用したスープ作りの指導をテキパキと始めている。
味付けは岩塩のみだが、具材は闘種から大量に提供された瓜科の野菜だ。
ジャガイモと違い、味が染み込むまで時間が掛かるため、ゆっくりコトコトと夕刻まで煮込むわけだ。
一方、屋台で出す予定なのは、乾燥肉の串焼きである。
こちらも一旦、煮汁に戻すことで生食感を取り戻す。
それを串に刺し、炭火で炙る。
こちらの担当は門番兄ちゃんことプラムと、炭を管理する鍛冶士メナカのコンビだ。
凸凹コンビである。
「仮面の旦那!焼けたっすよ。試し焼きを喰ってみて下さいっす。」
門番兄ちゃん、やっぱり軽いノリで焼きたての串焼きを手渡してきた。
串焼きから肉を食い千切り、口の中に放る。
「どれどれ…うん!旨いぞ!」
肉汁が口腔内に広がる。
《ステリアス・シーヴァの相生相剋〈土気〉属性が+1強化されました。》
《ステリアス・シーヴァの生命力が+1強化されました。》
味付けは質素だが、食べ慣れていない闘種達にはちょうど良いぐらいだろう。
塩ダレが必要かとも思っていたが、これなら無駄に調味料を使う必要もないな。
乾燥肉なら山ほどあるし、今夜使い切るつもりで行こう。
「よし。じゃあ、屋台はお前達に任せるぞ。バンバン焼いてくれ。」
「了解っすよ!って言うか、メナカさん!つまみ食いばっかしないで、ちゃんと下準備やって下さいっすよ〜。」
『あらら、この軽い門番君に叱られるなんて、相当、この半馬半羊の肉の虜になっちゃったようだねぇ。』
心底、申し訳なさそうに、頰がこけた鍛冶屋さんが顔を出した。
「…ぬ。申し訳ない。よもや、ここまで美味いとは思わず…某、つい手が…。」
まあ、そういう門番兄ちゃんは一昨日、たっぷり肉を喰ったから耐性があるだけで、鼻先でこの肉の焼ける匂いをぶら下げたら、我慢しろと言うのも酷だろう。
「気にすんな。肉はたっぷりあるんだからな。その代わりに、喰った分はしっかり働いてくれよ。」
「ははっ!某を十二分にお使いくだされ、ステリアス様!」
いやいや、そんなに畏まるなよ(笑)。
俺がこんなにも友好的に接しているのに、闘種達はどうも、俺に変な期待をしているようだな。
あっ、門番兄ちゃんだけは常に軽いけどね。
「おっ、そうそう。あんた鍛冶屋だよな?後で頼みがあるんだが、いいか?」
闘種の鍛冶士であるメナカだが、その腕前はピカイチなのだ。
「はっ!某に出来る事であれば。」
今すぐにって急用じゃないんだがな。
『それは今後の展開次第って感じだね〜。』
さて、屋台の準備は上々だ。
後は塩漬肉だが、肉の切り出しは急ぐ必要はあるまい。
グラブラクスソースの作成と添え物の準備は女中さん番号2ことアンリ・ヒヨシマと、門番妹ちゃんのアヌムに一任しておいた。
様子を見に行ってみれば、そっちは片手間のようだ。
2人は赤道を取り囲んで、あれじゃないこれじゃないと、色々やっている。
いや、3人か?
「あっ!ステリアス様、見て見てー。どうですー??」
ほほう。これはまた、予想の斜め上から来たな。
赤道の全装甲冑を覆うのは外衣ではなく、東方辺境風って言うか、闘種風の甲冑陣羽織りである。
裏地に炎獣の毛皮を丸々一頭分を使用し、黒染めの錦を表地に使用している。
機織女のヴィシュがここに参加してるのはそのせいか。
『月蛾の絹だね。いやあ、これは高級品だよ〜。』
へえ〜。前面の飾り襟部分は炎獣の毛皮じゃなくて、黒い毛皮を使ってるな。
これは…俺の黒衣の外衣と同じ手触りだ。
「さては…お前の使ってた首巻だな。」
「はーい。正解でーす。」
そして、余り部分を使用した赤い毛皮で、3人お揃いのフワフワの首巻を巻いて大はしゃぎ。
3人寄るとキャッキャウフフともう、うるさい。
『手間賃代わりでいいんじゃない?』
まあな。しかし…暖かそうだな。
ピイッ〜♪
クロちゃんが頭の上から俺の首元に移動した。
うん。モコモコして暖かいぞお〜。
《報告。聖痕武器級・緋色の陣羽織の固有能力は〈結界種〉です。結界特性は〈守護遮断・複合〉です。及び物理特性〈火・土〉が共に50%上昇しました。既に赤道と同期済みです。》
「わたくしとアヌムちゃん、ヴィシュさんの共同作品なのですー。」
「仮面さん。褒めてっっ、頑張ったのっっっ〜!」
「ご協力させていただきましたわ。うふふ。」
…こいつら、女の友情ってやつか。
「…お父様、本当に僕がこれをいただいてよろしいのでしょうか?」
ん?赤道、気にするな。
第一、お前の炎はその毛皮じゃないと耐性がないだろ。燃えちまったら意味がないしな。
「それにな、よく似合うぞ。」
『いや、だけど羽織りタイプなら、やっぱり西洋鎧より武者鎧の方が似合うよねえ。』
例えば、あの御社の刀鬼王の甲冑みたいの…か?
『いや、ちょっと…さすがに竜杯降臨の連続使用はヤダよ。』
さすがに無理か…まあ、あの甲冑は直さないと使えないだろうがな。ボロいし。
それに別の用途があるし(笑)。
「あんちゃん!助けてよ!あんちゃん!」
おっ、ガキ大将少年も頑張ってるみたいだな。
「おう!皿運び、ご苦労さん。」
俺は脚にしがみ付いたガキ大将少年の頭を撫でてやる。
やんちゃな笑顔を向けてくる。
「あんちゃん、あの人、ほんとに主さんなのかあ?人使いが荒いんだぞ〜。」
ああ、そう言うことか(笑)。
あれ?だけど、じゃ〜じゃ〜姫には年少組を付けた筈だけどな。
犬耳少年と座敷童ちゃんはどうした?
「…お父様、上をご覧ください。」
ん?赤道に促され、俺は御神木を見上げた。
何やら黒い影が2つ並んでいる。
縄で括られ、枝木に吊るされた犬耳少年はピクリとも動かない。
「あああ…主様あああ…降ろしてくださいなのです〜。」
一方の座敷童ちゃんは、青い顔で懇願している。
ああ、どうしてこうなった?
「あのな。ランマルのヤツは手伝うの拒否したら吊るされたんだぞ!」
おや。狼頭種は主様に絶対服従だと思ってたんだけどな。
もっとも、よくよく確認すれば、うちのはただのじゃ〜じゃ〜姫だしな(笑)。
「プールのヤツは、ホントに主さんなのかって疑ったら、あっという間に吊るされたんだぞ!」
なるほどなあ。あいつのやりそうな事だ。
この勢いだと、被害者は更に続出しそうだな。
「コラなのじゃあ〜。サボってるのは誰なのじゃあ〜。」
『悪い子はいないかあ〜的なアレかな?』
お前は何を言ってんだ?
ともあれ、俺はサボり行為を探知したらしき流星を、ちょいっと襟首を掴んで引き上げる。
「おや、ご主人様…降ろして欲しいのじゃ〜。」
上よろしく、俺に掴まれてぶらんぶらんと揺れている、水生獣模様の錦の衣姿の美少女だ。
「お前な、少しは手加減してやれ。まだ子供だろうが?」
「いやいや、ご主人様!こ奴らは童の頃からきちんと躾けねば、立派な大人にはならぬのですじゃ〜!」
へ〜。それはあれだな。お前自身にも当てはまるアレだよな?
ここで流星、ビクッとして固まる。
若干、顔が引きつっている。
「い…いやあ、ご主人様。冗談が上手いのじゃあ。」
いや、冗談じゃないよ?
ヒヒヒーーーン ブフンッ
え。喧嘩はダメだって?
神馬のイナナキが俺達を止める。
《大嵐は能力〈仲裁〉(NEW)を獲得しました。》
『大嵐君に救われたねぇ。』
「むむむ…なのじゃあ〜。」
当の神馬の大嵐は子供達に大人気だ。
あっちはワイワイガヤガヤ大騒ぎ。
広場の中央で、代わる代わる乗馬の順番待ち。
ご苦労さんだ。
ブフンッ!ブフンッ!
『子供は大好きだから、任せてくださいってさ〜。』
おお、大嵐、なんて出来た子だ。
《大嵐の器用値が+1強化されました。》
で、大嵐の相棒(?)の馬車、勝利者は御神木の傍らに鎮座。
なんか妙にこの位置がしっくり来る。
いつもより神々しい感じがする(笑)。
《報告。勝利者は聖遺物級・御神木〈高御産巣日〉と同期中です。同期は30%まで進行。》
『……。』
とりあえず、勝利者の内部はただ今、お掃除中だ。
ガシャン!ガランッ…ガシャーーーン!!
「…きゃあああああ〜。」
ピイッ…。
あえて触れまい。
掃除ぐらいしか出来ないだろうと、男装の煌王女さんに頼んでおいたのだが、俺の目論見が外れた。
…後で暇そうな奴を探すとしよう。
◇ ◇ ◇
ステリアス・シーヴァ【竜絶壁発動中】
種族〈シーヴァ族〉
階級〈傭兵〉
所属国〈傭兵大隊預かり〉
カテゴリー〈8.5+〉
戦闘力 62
防御力 57
生命力 89(↑1)
回避値 56
知能値 47
器用値 46
魔力値 62
相生相剋〈火気〉属性 54
相生相剋〈木気〉属性 34
相生相剋〈金気〉属性 25
相生相剋〈土気〉属性 43(↑1)
相生相剋〈水気〉属性 40
竜技
九十九式(下位)見えざる(ブリトマルティス)赫炎〈火気〉
九十九式(下位)束縛 (カリュプソ)の静謐〈水気〉
九十九式(下位)復讐 (エイレイテュア)の逆鱗〈土気〉
九十九式(下位)開闢 (アイオロス)の威風〈木気〉
戦技
一刀両断
十文字斬り
固有能力
竜の血眼(竜眼第1位階)
轟炎の気
水精の女王の加護〈35%〉付与
能力
大剣 剣 手斧 槍 棍棒 小盾 軽装 隠蔽 偽装 物理抵抗 精神抵抗 魅了
毒耐性 寒耐性 虚言耐性 邪眼耐性 敵意耐性 幻視耐性 暑耐性 睡眠耐性
酩酊耐性 拘束耐性 脚力 看破 打撃 軽業 殺気 嗅覚 聴覚 追跡 鑑定
察知 聴き流し 威圧 命名 馭者 疾走 解体 連携 釣り 加工 応援 大工
恫喝 腕力 投擲 調理 予感 警告 二刀流 洞察
魔力系術式
下位(基本三原理)火属性付加
下位(基本三原理)火属性魔道弾
下位(基本三原理)火属性誘導波動
下位(基本三原理)水属性付加
下位(基本三原理)光属性付加
眷属
大嵐〈相生相剋の五人衆〈金気〉〉
喜劇〈相生相剋の五人衆〈土気〉〉
勝利者〈相生相剋の五人衆〈木気〉〉
クロちゃん
赤道〈相生相剋の五人衆〈火気〉〉
流星〈相生相剋の五人衆〈水気〉〉
称号
赤き竜人
傾国の貴公子
装備
竜刀アムドゥシアス〈大剣〉【竜絶壁発動中】
属性:暴君LV820〈聖遺物級〉
付与効果:暴君の加護〈第1位階〉
剣撃物理破壊力増幅
竜技増幅
所持者固定契約〈魂〉
耐久値:980/∞
竜面〈仮面〉
属性:竜面の者LV250〈聖痕武器級〉
付与効果:竜因子封印
自己再生
耐久値:200/∞
朱鎧〈皮鎧〉
属性:朱虎の皮LV15〈通常級〉
付与効果:物理抵抗〈皮〉
耐久値:85
携帯用小刀〈小剣〉
属性:雷鉱石LV30〈特殊兵装級〉
付与効果:物理特化
雷属性付加
耐久値:150
黒衣(黒色)〈外衣〉
属性:結界種LV300〈聖痕武器級〉
付与効果:結界生成〈守護遮断(反射率)〉
物理特性〈闇・土〉30%増幅
防寒〈永続化〉
耐久値:350
所持金
煌皇金貨13枚
煌白銀貨805枚
煌赤銅貨20枚
所持品
賢者の核石〈「火気」術式刻印〉
賢者の核石×2
岩塩
獣油
下着〈服〉×5
◇ ◇ ◇
アスラシア・トーパチオ(アスラシア・ジ・ハド・プージャ)
種族〈人間種・煌王家〉
階級〈士爵〉
所属国〈ジ・ハド煌王國 (ジ・ハド・トゥインコル・キングダム)〉
カテゴリー〈1.7+〉
戦闘力 15
防御力 13
生命力 27
回避値 18
知能値 20
器用値 21(↑1)
魔力値 12
火属性2
水属性6
風属性10
土属性5
光属性5
戦技
重撃波
固有能力
能力
剣 槍 投槍 投擲 騎士槍 小盾 軽装 甲冑 隠蔽 偽装 男装 礼節 乗馬
釣り 不器用(NEW)
魔力系術式
下位(基本三原理)風属性付加
下位(基本三原理)風属性魔道弾
下位(基本三原理)風属性誘導波動
下位(基本三原理)水属性付加
下位(基本三原理)水属性魔道弾
下位(基本三原理)水属性誘導波動
下位(基本三原理)光属性付加
下位(基本三原理)水属性魔道弾
下位(基本三原理)水属性誘導波動
称号
元煌王女
亜人種擁護派
士爵
装備
長袖舞踏衣(濃緑色)〈服〉
属性:羊毛LV20〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
保温
耐久値:10
頭髪飾(髪飾り)
属性:妖銀鉱LV80〈特殊兵装級〉
付与効果:霊力構築〈妖銀鉱〉
守護膜
宝槍オクタゴン〈騎士槍〉
属性:結界種LV200〈王権威級〉
付与効果:結界生成〈守護遮断〉
耐久値:280
鋼鉄の剣〈剣〉
属性:鋼LV10〈通常級〉
付与効果:物理特化
耐久値:50
◇ ◇ ◇
メアリ・カンタダ
種族〈人間種〉
階級〈女中〉
所属国〈ジ・ハド煌王國 (ジ・ハド・トゥインコル・キングダム)〉
カテゴリー〈2.1+〉(↑0.1)
戦闘力 20
防御力 21
生命力 26
回避値 19
知能値 43
器用値 48(↑1)
魔力値 23
火属性12
水属性7
風属性3
土属性7
光属性12
闇属性2
雷属性3
戦技
狙撃妙技
高性能誘導化弾
二重残撃
固有能力
能力
剣 小剣 細剣 弓 大弓 杖 楯 小盾 軽装 重装 隠蔽 偽装 奇襲 連携
調理 管理 精密操作 礼節 接待 騎乗 精神抵抗 販売
魔力系術式
下位(基本三原理)火属性付加
下位(基本三原理)火属性魔道弾
下位(基本三原理)火属性誘導波動
下位(基本三原理)水属性付加
下位(基本三原理)水属性魔道弾
下位(基本三原理)水属性誘導波動
下位(基本三原理)光属性付加
下位(基本三原理)光属性魔道弾
下位(基本三原理)光属性誘導波動
中位(戦略級)火属性波動
中位(戦略級)光属性波動
中位(戦略級)光属性障壁
称号
文法強化級騎士 鶴の紋章
トーパチオ家の女中さん番号1
装備
魔弓ネブラディスク〈大弓〉
属性:魔鉱石LV80〈特殊兵装級〉
付与効果:魔力伝達〈戦技増幅〉
耐久値:150
革鎧〈軽装〉
属性:獣皮LV10〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
耐久値:50
給仕事着〈服〉
属性:麻製LV10〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
耐久値:5
携帯用小刀〈小剣〉
属性:鋼LV5〈通常級〉
付与効果:物理特化
耐久値:30
◇ ◇ ◇
アンリ・ヒヨシマ
種族〈人間種〉
階級〈女中〉
所属国〈ジ・ハド煌王國 (ジ・ハド・トゥインコル・キングダム)〉
カテゴリー〈2.0+〉(↑0.1)
戦闘力 21
防御力 23
生命力 29
回避値 19
知能値 35
器用値 42
魔力値 10
水属性7
風属性5
土属性3
雪属性5
戦技
斬り崩し (サイドブレイク)
跳ね返す領域 (ソードフィールド)
一撃必殺
固有能力
能力
大剣 剣 小剣 槍 投槍 騎士槍 騎士楯 盾 小盾 軽装 重装 甲冑
隠蔽 偽装 潜伏 連携 細工 裁縫 作成 精密操作 礼節 接待 騎乗
接客
魔力系術式
下位(基本三原理)水属性付加
下位(基本三原理)水属性魔道弾
下位(基本三原理)水属性誘導波動
下位(基本三原理)風属性付加
下位(基本三原理)風属性魔道弾
下位(基本三原理)風属性誘導波動
下位(基本三原理)雪属性付加
下位(基本三原理)雪属性魔道弾
下位(基本三原理)雪属性誘導波動
称号
分析系広範囲活動級騎士 鶴の紋章
トーパチオ家の女中さん番号2
装備
魔剣ティル・オイレンシュピゲール〈大剣〉
属性:魔鉱石LV100〈特殊兵装)級〉
付与効果:魔力伝達〈戦技増幅〉
貫く刃
耐久値:180
革鎧〈軽装〉
属性:獣皮LV11〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
耐久値:55
給仕事着〈服〉
属性:麻製LV9〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
耐久値:4
轟炎の縫い針〈針〉
属性:軟化鋼鉄LV200〈聖痕武器級〉
付与効果:物理抵抗貫通〈永続化〉
相生相剋〈火気〉属性〈永続化〉
裁縫特化〈裁縫・加工・生産・作成 能力50%増幅〉
耐久値:250
紅衣のファー(緋の紅衣)〈服〉(NEW)
属性:結界種LV230〈聖痕武器級〉
付与効果:結界生成〈守護遮断(反射率)〉
物理特性〈火・水〉30%増幅
保温〈永続化〉
耐久値:330
◇ ◇ ◇
大嵐
種族〈神馬〉
階級〈神馬変種+〉
所属国〈ジ・ハド煌王國 (ジ・ハド・トゥインコル・キングダム)〉
カテゴリー〈2.5+〉
戦闘力 24
防御力 29
生命力 26
回避値 27
知能値 38
器用値 22(↑1)
魔力値 13
相生相剋〈金気〉属性 24
相生相剋〈土気〉属性 1
戦技
固有能力
運命補正効果(眷属)
転生〈雷霆馬神種+〉(YES・NO)
能力
脚力 聴覚 嗅覚 積載 牽引 疾駆 咆哮 迅雷 踏付け 炎耐性
察知 冷静沈着 仲裁(NEW)
称号
相生相剋の五人衆〈金気〉
装備
馬鞍〈軽装〉
属性:獣皮LV8〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
耐久値:60
◇ ◇ ◇
勝利者
種族〈付喪神木曜種+〉
階級〈馬車(黒檀)〉
所属国〈ジ・ハド煌王國 (ジ・ハド・トゥインコル・キングダム)〉
カテゴリー〈2.8−〉
戦闘力 0
防御力 60
生命力 55
回避値 30
知能値 31
器用値 26
魔力値 15
水属性2
風属性5
木属性5
相生相剋〈木気〉属性 20
戦技
固有能力
運命補正効果(眷属)
自我
癒しの花籠〈搭乗者治癒能力40%上昇〉
閻浮樹の無窮〈自己再生〉
天華の曙光〈光合成〉
同期移行率30%〈高御産巣日〉(NEW)
能力
盾 物理抵抗 自己再生 即死耐性 睡眠耐性 幻覚耐性 石化耐性
狂気耐性 熱耐性 積載 格納
称号
相生相剋の五人衆〈木気〉
◇ ◇ ◇
クロちゃん
種族〈鳥天種〉
階級〈雛鳥〉
所属国〈卵の世界〉
カテゴリー〈0.4+〉
戦闘力 9
防御力 5
生命力 11
回避値 5
知能値 24
器用値 5
魔力値 1
風属性5
光属性5
戦技
固有能力
鬨の声〈術式3.5倍 増幅〉
運命補正効果(眷属)
能力
結界耐性 魅了 聴覚 直感 覚者 脅迫 応援 偏食 嫉妬
抗議 慈愛 怒気
称号
漆黒の剣姫
ステリアス・シーヴァの眷属
◇ ◇ ◇
赤道
種族〈人造兵〉
階級〈炎魔〉
所属国〈亜人の森〉
カテゴリー〈3.9−〉
戦闘力 36
防御力 60
生命力 40
回避値 25
知能値 27
器用値 20
魔力値 25
相生相剋〈火気〉属性 15
火属性12
戦技
妙技 螺旋
固有能力
運命補正効果(眷属)
擬似 生命樹〈妖銀鉱〉
擬似 霊子核
擬似 第五元素循環回路
主典(戦技再現度120%)
焔獣の器
能力
爪 甲冑 物理抵抗 精神抵抗 幽体 即死耐性 睡眠耐性
石化耐性 狂気耐性 炎耐性 硬化 障壁 威圧 覚者 忠義
警備
称号
緋
相生相剋の五人衆〈火気〉
装備
狂焔カタルシオス〈精霊剣〉
属性:火属性+狂気LV330〈聖痕武器級〉
付与効果:焔獣の器(成長進化∞)
無形〈精霊体〉(大剣 剣 小剣 細剣 双剣 大刀 刀 小太刀
斧 手斧 槍 投槍 投擲 騎士槍 棍棒 弓 大弓 杖 騎士楯 銃 銃剣 爪 暗器 鞭 )
炎獣の火焔(火属性)〈燃焼〉
耐久値:500/∞
緋色の陣羽織(緋の紅衣)〈服〉(NEW)
属性:結界種LV350〈聖痕武器級〉
付与効果:結界生成〈守護遮断・複合(反射率)〉
物理特性〈火・水〉50%増幅
黒染め錦(物理特性〈闇・土〉50%増幅)
炎耐性〈永続化〉
耐久値:330
◇ ◇ ◇
流星
種族〈水生獣(主)〉
階級〈水精の女王〉
所属国〈亜人の森〉
カテゴリー〈3.5+〉
戦闘力 32
防御力 25
生命力 30
回避値 30
知能値 32
器用値 33
魔力値 40
相生相剋〈水気〉属性 30
水属性35
風属性10
戦技
固有能力
運命補正効果(眷属)
自我
多岐都の水鏡(遠視〈100㎞圏内〉 )
水生獣化
能力
小剣 刀 小太刀 弓 鞭 軽装 隠蔽 曲芸 礼節 歌唱 知者
精神抵抗 統治 自己回復 即死耐性 幻覚耐性 石化耐性
魔眼耐性 寒耐性 熱耐性 魅了 看破 察知 障壁 心眼 浮遊
洞察
魔力系術式
下位(基本三原理)水属性付加
下位(基本三原理)水属性魔道弾
下位(基本三原理)水属性誘導波動
中位(戦略級)水属性波動
中位(戦略級)水属性障壁
上位(統治者級)水属性衝撃波動
精霊系術式
水精の息吹(治癒・浄化)
水精の聖域(結界)
称号
相生相剋の五人衆〈水気〉
水精の女王
流星の巣の主
飲料水の補充担当
装備
錦の打ち掛け(水生獣模様)〈和服〉(NEW)
属性:水属性LV250〈秘蹟武具級〉
付属効果:物理特性〈水属性〉50%障壁
擬似結界〈永続化〉〈反射〉
自己再生・自己修復
耐久値:500
錦の小袖〈和服〉
属性:水属性LV200〈秘蹟武具級〉
付属効果:物理特性〈水属性〉25%障壁
擬似結界〈永続化〉〈反射〉
自己再生・自己修復
耐久値:300
◇ ◇ ◇
ランマル
種族〈狼人種〉
階級〈狼人戦人〉
所属国〈狼人種の集落〉
カテゴリー〈1.5+〉
戦闘力 19
防御力 10
生命力 34
回避値 25
知能値 22
器用値 16
魔力値 0
戦技
から竹割り
一刀両断
固有能力
狼形化
能力
剣 刀 槍 弓 爪 軽装 脚力 突撃 細工 礼節 魚漁
戒律 寒耐性 応援 直感 嗅覚 反抗期(NEW)
称号
若長の子
犬耳少年
装備
魔剣ヒルディブランド〈剣〉
属性:勇士殺しLV85〈特殊兵装)級〉
付与効果:剣撃残像(虚像化)
耐久値:150
野良着(茶褐色)〈服〉
属性:麻製LV10〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
耐久値:15
◇ ◇ ◇
メナカ(NEW)
種族〈闘種〉
階級〈鍛冶士〉
所属国〈闘種の郷〉
カテゴリー〈2.5+〉
戦闘力 30
防御力 28
生命力 32
回避値 34
知能値 28
器用値 48
魔力値 12
火属性15
水属性10
風属性5
土属性6
木属性5
戦技
洞門印流 血桜
洞紋印流 撫で斬り
固有能力
灼眼〈火属性〉
血脈制御
印
能力
大刀 刀 小太刀 鍛冶 加工 作成 合金 生産 量産
偏食 吸血 自己回復 闇耐性 邪眼耐性 暑耐性 熱耐性
炎耐性 直感 呪い
邪術系術式
血脈の権威
血脈の贖罪
称号
灼眼のメナカ
装備
古刀「八重桜」〈太刀〉
属性:魔鉱石LV120〈特殊兵装級〉
付与効果:耐久値強化(隕石鋼)
血桜〈火属性+霊性斬撃 付加30%〉
耐久値:150+α
作務衣(銀炎色)〈服〉
属性:綿製LV25〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
防寒・防熱
耐久値:26
◇ ◇ ◇
サハジャ(NEW)
種族〈闘種〉
階級〈狩猟士〉
所属国〈闘種の郷〉
カテゴリー〈2.4−〉
戦闘力 32
防御力 30
生命力 45
回避値 42
知能値 25
器用値 25
魔力値 15
火属性8
風属性6
光属性10
木属性8
戦技
洞紋印流 陽焔
狙弓術「飛雲」
狙弓術「叢雲」
固有能力
印
能力
小剣 弓 大弓 奇襲 潜伏 連携 調理 解体 生産 飼育
舞踊 魚漁 秀才 調査 慈愛 邪眼耐性 寒耐性 暑耐性
熱耐性 察知 聴き流し 応援 直感 聴覚 嗅覚 視覚
精霊系術式
炎霊召霊
称号
食料班・班長
装備
破邪の戦弓〈弓〉
属性:魔鉱石LV100〈特殊兵装級〉
付与効果:耐久値強化(隕石鋼)
物理特化〈貫通〉
耐久値:150+α
戦衣(濃緑色女性用)〈服〉
属性:綿製LV20〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
防寒
耐久値:30
◇ ◇ ◇
プラム
種族〈闘種〉
階級〈門番役〉
所属国〈闘種の郷〉
カテゴリー〈3.0−〉
戦闘力 32
防御力 35
生命力 43
回避値 42
知能値 25
器用値 23(↑1)
魔力値 15
風属性8
土属性6
光属性5
木属性10
戦技
洞紋印流 操槍「陽」
洞紋印流 牙突
固有能力
転移門の因子
能力
小剣 槍 盾 軽装 連携 曲芸 疾走 空間把握 飼育 育成 貫通
偏食 転移 邪眼耐性 酩酊耐性 聴き流し 応援 直感 視覚 恫喝
召喚系術式
下位 召喚〈小精霊(ホリック)〉
隷属契約
称号
門番
門番兄ちゃん
装備
逆蓮柱の槍「陽」〈槍〉
属性:鋼LV25〈通常級〉
付与効果:物理特化
耐久値:50
戦衣(濃緑色男性用)〈服〉
属性:綿製LV20〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
防寒
耐久値:30
◇ ◇ ◇
アヌム
種族〈闘種〉
階級〈門番役〉
所属国〈闘種の郷〉
カテゴリー〈3.0+〉
戦闘力 30
防御力 37
生命力 40
回避値 45
知能値 26
器用値 24
魔力値 13
火属性5
風属性6
闇属性10
木属性5
戦技
洞紋印流 操槍「月」
洞紋印流 指尖
固有能力
転移門の因子
能力
小剣 槍 弓 軽装 連携 曲芸 飼育 育成 舞踊 歌唱 貫通
偏食 転移 闇耐性 邪眼耐性 魅了 応援 予感 視覚 脅迫
召喚系術式
下位 召喚〈毒蛇(眠姫)〉
隷属契約
称号
門番
門番妹ちゃん
装備
逆蓮柱の槍「月」〈槍〉
属性:鋼LV25〈通常級〉
付与効果:物理特化
耐久値:50
戦衣(濃緑色女性用)〈服〉
属性:綿製LV20〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
防寒
耐久値:30
紅衣のファー(緋の紅衣)〈服〉(NEW)
属性:結界種LV230〈聖痕武器級〉
付与効果:結界生成〈守護遮断(反射率)〉
物理特性〈火・水〉30%増幅
保温〈永続化〉
耐久値:330
◇ ◇ ◇
グリターチ
種族〈闘種〉
階級〈修業中〉
所属国〈闘種の郷〉
カテゴリー〈2.5+〉
戦闘力 26
防御力 25
生命力 38
回避値 25
知能値 20
器用値 25
魔力値 10
火属性8
水属性10
風属性6
土属性6
木属性5
戦技
槍突き
双槍 連撃
固有能力
能力
小剣 槍 弓 脚力 連携 二刀流 作成 釣り 天才 応援 直感
邪眼耐性
精霊系術式
木霊召霊
称号
ガキ大将少年
装備
野良着 (濃緑色)〈服〉
属性:綿製LV15〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
耐久値:30
褌〈服〉
属性:麻製LV5〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
耐久値:10
◇ ◇ ◇
ヴィシュ(NEW)
種族〈闘種〉
階級〈機織女〉
所属国〈闘種の郷〉
カテゴリー〈2.2+〉
戦闘力 20
防御力 22
生命力 33
回避値 25
知能値 38
器用値 45
魔力値 14
水属性6
風属性6
雷属性15
木属性8
戦技
洞門印流 刈月
固有能力
養蚕〈月蛾〉
能力
小剣 槍 杖 軽装 連携 両手武器 裁縫 作成 生産 量産
管理 飼育 育成 礼節 商才 慈愛 冷静沈着 邪眼耐性 察知
応援
精霊系術式
光蜘蛛召霊
精霊の加護「月蛾祖霊」
称号
機織女
装備
月輪の戦鎌
属性:雷鉱石 LV150〈特殊兵装級〉
付与効果:衝撃・感電〈雷属性効果〉)
耐久値:150
錦の打掛け〈和装服〉
属性:絹LV55〈特殊兵装級〉
付与効果:耐熱耐寒〈月蛾〉
呪詛返し〈反射〉
弱体耐性(無効)
耐久値:80
紅衣のファー(緋の紅衣)〈服〉(NEW)
属性:結界種LV230〈聖痕武器級〉
付与効果:結界生成〈守護遮断(反射率)〉
物理特性〈火・水〉30%増幅
保温〈永続化〉
耐久値:330
◇ ◇ ◇
ウル(NEW)
種族〈闘種〉
階級〈警邏士〉
所属国〈闘種の郷〉
カテゴリー〈2.9+〉
戦闘力 35
防御力 30
生命力 45
回避値 35
知能値 33
器用値 25
魔力値 8
水属性4
土属性5
闇属性5
木属性5
戦技
洞紋印流 牙突
固有能力
印
大自在の法〈偽装・変装・隠蔽・隠密〉
能力
刀 槍 軽装 腕力 突撃 連携 両手武器 追跡 暗視 解体 育成
馭者 礼節 警備 貫通 調査 警告 冷静沈着 闇耐性 邪眼耐性
酩酊耐性 看破 察知 直感 聴覚 憤怒
称号
警邏総長
装備
唐草装飾の十字槍〈大槍〉
属性:魔鉱石LV120〈特殊兵装級〉
付与効果:耐久値強化(隕石鋼)
物理特化〈貫通〉
耐久値:170+α
戦衣(濃緑色男性用)〈服〉
属性:綿製LV20〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
防寒
耐久値:30
◇ ◇ ◇
プール(NEW)
種族〈闘種〉
階級〈占術士〉
所属国〈闘種の郷〉
カテゴリー〈2.3−〉
戦闘力 15
防御力 20
生命力 30
回避値 28
知能値 35
器用値 40
魔力値 10
水属性10
風属性7
土属性6
氷属性8
木属性15
戦技
固有能力
予知夢
託宣
能力
小剣 杖 占い 礼節 舞踊 歌唱 嫉妬 幻覚耐性 幻視耐性
邪眼耐性 結界耐性 察知 応援 同調 直感 予感 増幅
拘束耐性(NEW)
占星術系術式
星見
未来視
運勢判断
星の結界
称号
巫女
座敷童ちゃん(NEW)
装備
瑪瑙の宝球(道具)
属性:星見LV100〈特殊兵装級〉
付与効果:占星術系術式〈効果拡大20%〉
耐久値:140
振り袖「紙魚模様」(紺色)〈和装衣〉
属性:絹LV40〈特殊兵装級〉
付与効果:耐熱耐寒〈月蛾〉
呪詛返し〈反射〉
幻覚耐性(無効)
耐久値:50