第3話 「闘種の王」〈6〉鳥居(ゲート)
(^ー^)ノRPG要素追加。
第3話 「闘種の王」〈人は得るもので生計を立て、与えるもので人生を築く〉
We make a living by what we get. We make a life by what we give
〈6〉草創歴0444年4月22日
思えば遠くへ来たものだ。
とは言え、ここで俺は足留めを食らっていた。
しかし、この措置は止む得ないだろう。
いや、むしろそれでいい。
そもそも、この闘種の郷に男装の煌王女さんを送り届けるまでが、俺の契約内容遵守であるのだから…。
さて、この隙に俺は男装の煌王女さんの宝槍を持ち出し、炎獣の毛皮のなめし作業時間に突入する。
鬼の居ぬ間に何とやらだ。
ゴリゴリ…ゴリゴリ…ゴリゴリ
いやあ。この深紅の毛皮は極めて上質で、耐熱性があると言うのも頷ける。
だとすれば、これ以上、天日干しにしても無駄だろうな。
もはや、これは既に完成品と言えよう。
《ステリアス・シーヴァの器用値が+1強化されました。》
と言うことで、俺は炎獣の毛皮を女中さん番号2ことアンリに手渡すことにする。
「前回同様、今回も頼むぞ!」
「はーい。了解でーす。」
頼りない感じだが、この女の裁縫の腕は確かだ(笑)。
それは俺の纏う黒衣の外衣を見れば一目瞭然である。
勿論、今回も作ってもらうのは外衣だ。その予定だ。
それが済んだら、今度は女中さん番号1ことメアリを手伝いに行く。
女中さん番号1は犬耳少年と協力して、夜営の設営に取り掛かっている。
結局、「闘種の郷」に入ることが許されたのは、男装の煌王女さんと狼人種の族長であるランオウ爺さんだけだ。
俺達は集落に通ずる鳥居の前に取り残され、どちらにせよここで一夜を過ごす事になる。
そうとなれば、準備は早い方がいいだろう?
まずは赤道を近辺の見回り作業に出発させる事にしよう。
「了解です…お父様。何かあれば…心話でお呼びください。」
うむ。しかし、この赤道もたった数日で流暢に話せるようになったな。
ただ、赤道も流星も両方ともボケ担当(?)だから、前回のような事態に陥ったことは反省点だな。
ボケボケではグタグタで収拾がつかない(笑)。
「…申し訳ありません、お父様。…悔しいです…僕にもっとツッコミの能力があれば…。」
あっ、そこなんだ。悩むところ(笑)。
でも悩むことは良いことだ。
息子よ、どんどん悩むがいい。
「了解です…悩みます…悩み続けます。」
《報告。赤道は固有能力〈主典〉内部の神数最適化により、言語中枢機能が50%上昇し、戦技再現度が100%に上昇しました。》
《赤道の戦闘力が+5強化されました。》
《赤道の防御力が+5強化されました。》
《赤道の知能値が+5強化されました。》
《赤道の器用値が+5強化されました。》
《赤道の魔力値が+5強化されました。》
ピイッ!?
俺は頭にクロちゃんを乗せたまま、ガシャンガシャン!と鳴り響く全装甲冑の後ろ姿を見送った。
あの後ろ姿に…深紅の外衣が似合うだろうなあ、と思いながらだ。
そして今回も薪集め担当は犬耳少年である。
ランオウ爺さんに置いてけぼりにされて、シュンと縮こまっていたから仕事を与える事にしたのだ。
「ど、どうして拙者が人間に協力なんかっ!?」
うるさい。ブツブツ文句を言うんじゃない。
働かざる者喰うべかざる、だ。
「えーい、そなた。わらわのご主人様が命じる仕事に、不服があると言うのじゃなかろうな?」
「あっ、やめてくだされ、主様!?…ああ、ご無体な!?痛たたた。」
美少女に小突き回される犬耳少年。
って言うか、流星はお前らの中で主様確定なんだ?
どうやら狼人種は主様を祀っているみたいなこと言ってたもんな。
まあ、確かに湖の主の水生獣が小さくなったのがアレ(?)だからね。
アレがどうして流星になったのか?は俺には分からない。不思議なこともあったもんだ。
ピイッ〜。
クロちゃんも同意かな?
俺の頭の上のクロちゃんもコクコク頷く。
それはさて置き、お前たちのジャレ合いはいつまで続くのか?
「むう…ご主人様、こやつはどうも自分の立場を理解しておらぬようじゃて、ちょっとお仕置きした方が良いのじゃ。」
お?どの口からその言葉が出た(笑)。
まあいいか。
で、どうする気だ?
「こやつは言わば、狼人種の族長がここに押し留めた人質のようなものじゃ。これはランオウとご主人様の、個人的な不可侵契約なのじゃよ。」
《流星は能力〈洞察〉(NEW)を獲得しました。》
このじゃ〜じゃ〜姫、案外に鋭いな。
「しかしまあ、わらわとしては、こやつの気持ちも分からなくも無いのじゃ。」
ほほう。その心は?
「ウタメと言う狼人種の娘と、この若長の子であるランマルはのう、随分と仲の良い幼馴染なのじゃ。」
「ぬ、主様!!や、やめて下されっ!!」
あっ…なるほど、主としての記憶も持ち合わせているわけか。
だから見た目は少女なのに、じゃ〜じゃ〜なのか。
「ぬっ…それはそうじゃが。それよりランマルよ。そなたが心を入れ替え、わらわのご主人様に誠心誠意仕えるのならば、わらわの水鏡でウタメの行方を探ってやるのも、やぶさかではないのじゃ。」
小さい胸でふんぞり返る少女。
傍目には滑稽だが、犬耳少年は畏れ多くもって勢いで土下座していた。
「ぬ、主様…どうかご容赦を。なれど拙者、狼人種の戒律に背き、人間に仕える事は許されぬのでございます。しかしながら、精一杯働かせていただく所存!」
素晴らしい土下座だ…あれ?この土下座、どっかで見た事あったな。
そもそも、この国に土下座文化がある事に懐疑的だったのだが、発祥はこの亜人の森くさいな(笑)。
「まあ、今はそれで良いのじゃ。しかし相変わらず堅苦しい一族じゃな。では薪を集めてくるのじゃ!」
「はっ!心得ました!」
犬耳少年、尻尾をブンブン振り回しながら走って行った。
全く、かわいい子犬みたいな奴だね。
ピイッ!?ピイッ〜??
いや、違うって(笑)。
可愛さじゃクロちゃんに負けるぞ。
さてと…にしても、なんか便利そうな能力持ってんな。その水鏡ってなんだ?
「おや、ご主人様。わらわの水鏡に興味がおありのようじゃの?ふふふ。」
……。
「ご、ご、ご主人様!?そうじゃの!わらわの水鏡は、水がある場所ならばそこを通して遠視する事が可能な固有能力なのじゃ。範囲は今の所、100㎞圏内なのじゃ。」
最初から素直に答えれば良いものを…。
まあ、だが使える能力じゃないか。
覚えておこう。
ともかく、俺は勝利者から大嵐を外して自由にしてやった。
ここは草も豊富みたいだが、食当たりしそうな草だけは食べてくれるなよ?毒草注意(笑)。
あと、迷子にだけは気をつけてくれ〜。
ヒヒーーン ブフンッ
俺がタテガミをもしゃもしゃとナデると、神馬である大嵐は嬉しそうに嘶いた。
《大嵐の知能値が+1強化されました。》
またアムに過保護だって言われそうだな。
そして勝利者だ。俺が入手した黒檀の馬車である。
森の中の移動で、心なしか傷があちこちに付いてしまったし、泥と埃で汚れてしまった。
正直、悲しい (笑)。
ピイッ〜?
そう!そこで役に立つのがお前だ、流星よ!
「えっ!?ご主人様…まさかじゃが??」
そう、そのまさかだよ。
お前は水を出すのが得意そうだから、俺の勝利者を綺麗に水洗いしておけよ。
「なっ!?そんな殺生なっ!?第一、あの付喪神は自己修復するのじゃぞっ??」
《報告。勝利者は固有能力〈閻浮樹の無窮(自己再生)〉(NEW)を獲得しています。》
あっ?何言ってんだ?馬車が自己再生ってなんだ?
「夜までにピカピカにしておけよ?」
「えっ…ご主人様、気付いておらぬのじゃ…。」
ピイッ〜〜。
◆ ◆ ◆
集落を横切り、北の御社に通されたアスラシア・ジ・ハド・プージャは、思いの他、自身が警戒されている事を知った。
それは悲しい事実である。
少なくとも、前代の族長であった母、プージャと過ごしていた頃とは格段に待遇が違う。視線がヨソヨソしいのだ。
とは言え、現在は戦の最中。分からぬ事もない。
何より、道すがら狼人種の族長であるランオウから聞いた話では、初戦では事前に侵入を察知(協力者?)する事が出来たことにより、銀色の鷹騎士団を駆逐することに成功したとのこと。
だが、亜人種達が受けた被害のほどを、この老人の口から聞くことは終ぞ無かった。
狼人種の族長とて、こうして闘種の郷に来た理由があるのだろう。
御社に辿り着くと、そこに立っていたのは立烏帽子に単衣姿の青年である。
それは闘種の中でも祭祀役にのみ許された正装である。
それ故に、その青年の立場の高さが見て取れた。
だが、アスラシアにはすぐに分かった。
「…ティロ叔父様。」
叔父様と呼ぶほどの年齢には見えないが、彼は確かに我が母、プージャの実弟であった。
昔見た印象と寸分違わぬ容姿に驚きを隠せない。
「ええ。お久しぶりですね、アスラシア。お元気でしたか?」
柔和に微笑むティロに、ただ呆然と頷くアスラシア。
「まあ、立ち話もなんですし、中にお入りなさい。ラムバ姉さんも中で、あなたをお待ちですよ。それと、ランオウ殿も。」
「かたじけないのう。」
申し訳なさそうに、ランオウは頭を掻いた。
狼耳がピコンピコン動く。
「あまり良い話を持ってこれなんじゃが、道中で面白い男と知り合うてのう。なかなか爽快な男じゃて、ラムバ殿にも紹介したくなってのう〜。」
そうのたまいながら、ホッホッホと笑う老人の姿に救われるアスラシアであった。
この際、面白い男などという言葉は聞かなかった事にしながら、だ。
そうとは知らず、俺達は焚火 を囲み、簡易 台所で食材の準備に掛かりきりになっていた。
生きる事は食べる事だ!
食材は半馬半山羊と炎獣の乾燥肉を使い、肉たっぷりのカルヤラン煮込だ。
この場の主役は女中さん番号1である。
その前に、ちょっと勝利者の洗浄具合を見に行ったんだが、何だかちょっと大きくなってる気がした。
形状も少し変わった?
気のせいかな…植物の蔦状の装飾が豪華さを更に演出。
いや、これは演出過多だろ?
「お前…一体、何をした?」
「ご、ご無体ですじゃ、ご主人様!わらわはただ、水をやっただけですじゃ!そしたらこやつ、水を吸って光合成しおったのじゃ!?」
《報告。勝利者は固有能力〈天華の曙光(光合成)〉(NEW)を獲得しました。》
《勝利者の相生相剋〈木気〉属性が+10強化されました。》
《勝利者の防御力が+10強化されました。》
《勝利者の生命力が+10強化されました。》
《勝利者の回避値が+10強化されました。》
《勝利者の知能値が+10強化されました。》
《勝利者の器用値が+10強化されました。》
《勝利者の魔力値が+10強化されました。》
何を言ってんだ、お前は?
おかしな子だな。
しかしだ…これは見ようによってはお洒落だな。
黒色はそのままだが、形状が変わったから、サム家から返却を要求されても知らぬ存ぜぬで何とかなるだろう。
よし、結果オーライとしよう(笑)。
「良いのじゃな?わらわは許されたのじゃな?」
ピイッ♪ピイッ♪
「クロちゃん殿。わらわ、許されたのじゃ〜。」
おっ?お前ら仲がいいじゃないか。
仲がいいことは良い事だ。
さてと、そろそろ女中さん番号1が本格調理に入る頃合いだ。
このカルラヤン煮込は素材の旨味を生かした素朴な風味が特徴。
味付けは岩塩のみ。
ここに数種類の肉を投入し、ゆっくりコトコト煮込みながら、長瓜やらジャガイモを加えてゆく。
足し水は流星担当。手のひらからピュ〜って水を出す。
「わらわは井戸水ではないのじゃ〜。」
と言う事で、飲料水の補充担当に決定な。
《流星は称号〈飲料水の補充担当〉(NEW)を獲得しました。》
「ぐはっ!!やられたなのじゃ〜。」
続いて、付け合せの料理はジャガイモと半馬半羊の肉をサイコロ型に加工し、フライパンで炒めた「ピュッティパンヌ」である。
トルマリン鳥の目玉焼き付きだ。
香ばしい香りが鼻を突く。
俺達にとってはもう慣れた香りではあるが、この人知を凌駕する誘惑に抗える者が居る筈もない。
この誘惑に早くも破れそうな男が約1名。
「おっ、お兄ちゃんっ!?ダ、ダメだからねっっっ!」
「わ…分かってはいるが、この肉の匂いは…もう俺は限界っす…。」
それは門番である。
俺達を見張る筈の鳥居の門番である。
槍を構えていた筈が、お兄ちゃんと呼ばれた青年は、もはや腰砕け。
既にグダングダン(笑)である。
「おい、お前ら。喰いたいなら構わんぞ。こっちに来いよ。」
俺は友好的に声を掛けてやる。
「えっ?いいんすかっ?」って、袖でヨダレをジュルジュル拭いた側から、槍で頭を叩かれるお兄ちゃん。
「あ痛っ!アヌム!俺っちは兄ちゃんだぞっ!」
門番妹ちゃん、なかなか厳しい(笑)。
ちなみに、この時点で門番兄ちゃんに名称が確定だ。
まあ、来ないなら仕方ないよね。
「よし!準備が出来たから喰うぞ!!」
簡易 食卓に皿を並べていく。
ちゃっかり流星も座ってやがる。
1番ワクワクしているのは犬耳少年だ。
尻尾がはち切れんばかりにブンブン振り回されている。
犬耳もピコピコ動いている。
コイツ、水鏡の件を忘れてるよな?
ピイッ〜♪
まあね。思い出すまでタダ働きさせてやる。
準備が整ったところで「いただきます。」の三唱。
俺は煮込を一気に飲み込む。
「こっ!これはっ!?」
これはまた、複雑怪奇な味覚の打撃応酬である。
熱量と活力の同時攻撃に打ちのめされる俺。
と思いきや、優しい手に包まれるような至福の味覚。
《ステリアス・シーヴァの相生相剋〈火気〉属性が+3強化されました。》
《ステリアス・シーヴァの相生相剋〈土気〉属性が+3強化されました。》
「ああああ。溶けちゃいますのおおお〜。」
「わたくしは誰ー?ここはどこー?」
さすがの女中さん番号1と2でさえ、それか。
肉を2種類使うことによって、相乗効果が2倍3倍になってしまったようだ。
これは危険だな。
ある意味、殺人兵器だぞ(笑)。
バターーーン
ん?犬耳少年、手足をピクピクさせてぶっ倒れやがった。
「旨いでござる〜。拙者、こんな旨いもん食べたことが無いでござる〜。死んじゃう〜。」
あっ、大丈夫そうだ。
また立ち上がって喰い始めた。
バターーーン
「すごいでござる〜。拙者、もう限界でござる〜。う〜ん。」
こいつ、大丈夫かな?
あっ、また食べ始めた…バターーン(以後、繰返)。
まともに食べているのは、なんと流星だけだ。
スプーンを使って煮込を口に運んでいる。
なかなかに上品じゃないか?と思いきや、その様をあからさまに門番兄ちゃんと妹ちゃんに見せ付けている。
「お前なあ…。」
「いやいや、ご主人様よ。こやつらはご主人様のお持て成しを拒否しおったのじゃ。何という不届き者よ…万死に値するのじゃ!もはや死すべしっ!」
そう言うと、このちっこい流星は皿とスプーンを持ったまま、見せびらかすべく鳥居まで飛んで行った。
コイツ、とんだゲスだな。
ピイッ……。
「おお、旨いのじゃあ。だがそなたらにはやらんのじゃあ〜。ぶはははは。匂いだけ嗅がせてやろう!」
下から睨めあげ、旨そうに肉を頬張る美少女の姿がまた、ギャップ著しい。
主として、それでいいのか?
「グっ…悔しいっす。」
「お兄ちゃん…が、我慢よっっっ。」
門番兄妹、残念ながら今にも籠絡寸前。
さすがに心が痛い(笑)。
俺は流星の首根っこを掴み、持ち上げて放り投げる。
「あーーれーーー。ご主人様さまのーーーイケズじゃあああーーー。」
名前通り、キラーーンと流星になって飛んで行った。
《ステリアス・シーヴァの戦闘力が+1強化されました。》
「まあ、あれは気にするな。んな事より、別に毒も入って無いし、無駄に我慢すんな。肉なら幾らでもあるしな。」
喰ったってバレなきゃいいんだろ?
俺は内緒にする事を約束してやる。
「ほ…ほ…本当に…いいっすか??」
「お兄ちゃん…本当にバレないかしらっっ??」
ゴクっ…。
兄妹揃って生唾を飲み込む。
そうとなれば、後は無礼講に突入。
数少ない大麦酒の樽も開けて、喰うや歌えの大騒ぎ。
この兄妹、結構にノリがいい(笑)。って言うか軽い。
「軽くないっすよ。マジで俺っち、軽くないっすよ〜。」
「お兄ちゃん!失礼な喋り方しないでっ。私が恥ずかしいわっっっ。」
この兄妹、ちょっと珍妙だぞ。
「仮面さん、俺っち、プラムって言うっす。ヨロシクっす。」
口にモリモリ肉を詰め込んで、門番兄ちゃんは自己紹介した。
ちょっとじゃなくて、かなり軽いノリのお兄ちゃんであった。
今更ながら、俺は竜面で素顔を隠している為、仮面さん呼ばわりだ(笑)。
「にしても、この肉は旨すぎるっすよ!?何なんすか!?」
何なんすかって言われてもな。
ともかく大麦酒で乾杯しながら、俺達は食欲を満たしていく。
にしても、肉に飢えているかのごとく、この兄妹の喰いっぷりは見事だ。
「お兄ちゃん!私、この人を旦那さんにしたいのっっ!ずっとお肉を食べさせてくれる気がするのっっっ!」
え?待て待て、門番妹ちゃん。
流星はまだしも(まだ戻って来ていない。)、クロちゃんが怒るから止めてくれ。
ピイッ〜!!
「きゃああ。痛ああああいっっっ。」
門番妹ちゃん、名前はアヌムと言うらしい。
そこそこかわいい事が災いして、クロちゃんの怒りに触れたようだ。
《クロちゃんの戦闘力が+1強化されました。》
「ほほほほ。天罰じゃのう。そなたごときが、わらわのご主人様の妻になろうなどとは片腹痛いのじゃ〜!!」
あっ、帰って来た。
髪に枝を巻き付け、この場に殴り込んで来た見た目少女の癖に、お前はどの口で言うんだ?
◆ ◆ ◆
プラム?アヌム?どこだ?
夜半過ぎ、鳥居から出現したティロは面食らった。
我が姉にして族長、ラムバが興味を持った男を招きたいと言い出した事から、その客人らの様子を見るべく闘種の郷から降りてきたのだが、門番役の兄妹の姿が見当たらない。
洞紋印流槍術の使い手として名の通った双子である。
何事かあったのか?と危惧して先に進めば、客人らに混じってプラムは大の字で腹を出して寝ているし、アヌムは見知らぬ仮面の男と添い寝。
その反対側には美少女(?)をはべらしている。
更には頭の上に黒色の雛鳥…これが、まさか。
が〜〜〜。が〜〜〜。が〜〜〜。
えーい。うるさい。
狼人種の…確か、この者は若長の子のランマルとか言ったか?大いびきだ。
羽目を外し過ぎではあるまいか?
これはどうしたものか?と、ティロは頭を抱えるのであった。
◇ ◇ ◇
ステリアス・シーヴァ【竜絶壁発動中】
種族〈シーヴァ族〉
階級〈傭兵〉
所属国〈傭兵大隊預かり〉
カテゴリー〈8.5+〉
戦闘力 62(↑1)
防御力 56
生命力 87
回避値 55
知能値 47
器用値 45(↑1)
魔力値 62
相生相剋〈火気〉属性 51(↑3)
相生相剋〈木気〉属性 34
相生相剋〈金気〉属性 25
相生相剋〈土気〉属性 42(↑3)
相生相剋〈水気〉属性 40
竜技
九十九式(下位)見えざる(ブリトマルティス)赫炎〈火気〉
九十九式(下位)束縛 (カリュプソ)の静謐〈水気〉
九十九式(下位)復讐 (エイレイテュア)の逆鱗〈土気〉
九十九式(下位)開闢 (アイオロス)の威風〈木気〉
戦技
一刀両断
十文字斬り
固有能力
竜の血眼(竜眼第1位階)
轟炎の気
水精の女王の加護〈35%〉付与
能力
大剣 剣 手斧 槍 棍棒 小盾 軽装 隠蔽 偽装 物理抵抗 精神抵抗 魅了
毒耐性 寒耐性 虚言耐性 邪眼耐性 敵意耐性 幻視耐性 暑耐性 睡眠耐性
酩酊耐性 脚力 看破 打撃 軽業 殺気 嗅覚 聴覚 追跡 鑑定 察知 聴き流し
威圧 命名 馭者 疾走 解体 連携 釣り 加工 応援 大工 恫喝 腕力 投擲
調理 予感 警告
魔力系術式
下位(基本三原理)火属性付加
下位(基本三原理)火属性魔道弾
下位(基本三原理)火属性誘導波動
下位(基本三原理)水属性付加
下位(基本三原理)光属性付加
眷属
大嵐
喜劇
勝利者
クロちゃん
赤道
流星
称号
赤き竜人
傾国の貴公子
装備
竜刀アムドゥシアス〈大剣〉【竜絶壁発動中】
属性:暴君LV820〈聖遺物級〉
付与効果:暴君の加護〈第1位階〉
剣撃物理破壊力増幅
竜技増幅
所持者固定契約〈魂〉
耐久値:980/∞
竜面〈仮面〉
属性:竜面の者LV250〈聖痕武器級〉
付与効果:竜因子封印
自己再生
耐久値:200/∞
朱鎧〈皮鎧〉
属性:朱虎の皮LV15〈通常級〉
付与効果:物理抵抗〈皮〉
耐久値:85
携帯用小刀〈小剣〉
属性:雷鉱石LV30〈特殊兵装級〉
付与効果:物理特化
雷属性付加
耐久値:150
黒衣(黒色)〈外衣〉
属性:結界種LV300〈聖痕武器級〉
付与効果:結界生成〈守護遮断(反射率)〉
物理特性〈闇・土〉30%増幅
防寒〈永続化〉
耐久値:350
所持金
煌皇金貨13枚
煌白銀貨805枚
煌赤銅貨20枚
所持品
賢者の核石〈「火気」術式刻印〉
賢者の核石×2
岩塩
獣油
下着〈服〉×5
◇ ◇ ◇
メアリ・カンタダ
種族〈人間種〉
階級〈女中〉
所属国〈ジ・ハド煌王國 (ジ・ハド・トゥインコル・キングダム)〉
カテゴリー〈2.0+〉
戦闘力 20(↑1)
防御力 21
生命力 26(↑1)
回避値 19
知能値 43
器用値 47
魔力値 23
火属性12
水属性7(↑1)
風属性3
土属性7(↑1)
光属性12
闇属性2
雷属性3
戦技
狙撃妙技
高性能誘導化弾
二重残撃
固有能力
能力
剣 小剣 細剣 弓 大弓 杖 楯 小盾 軽装 重装 隠蔽 偽装 奇襲 連携
調理 管理 精密操作 礼節 接待 騎乗 精神抵抗 販売
魔力系術式
下位(基本三原理)火属性付加
下位(基本三原理)火属性魔道弾
下位(基本三原理)火属性誘導波動
下位(基本三原理)水属性付加
下位(基本三原理)水属性魔道弾
下位(基本三原理)水属性誘導波動
下位(基本三原理)光属性付加
下位(基本三原理)光属性魔道弾
下位(基本三原理)光属性誘導波動
中位(戦略級)火属性波動
中位(戦略級)光属性波動
中位(戦略級)光属性障壁
称号
文法強化級騎士 鶴の紋章
トーパチオ家の女中さん番号1
装備
魔弓ネブラディスク〈大弓〉
属性:魔鉱石LV80〈特殊兵装級〉
付与効果:魔力伝達〈戦技増幅〉
耐久値:150
革鎧〈軽装〉
属性:獣皮LV10〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
耐久値:50
給仕事着〈服〉
属性:麻製LV10〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
耐久値:5
携帯用小刀〈小剣〉
属性:鋼LV5〈通常級〉
付与効果:物理特化
耐久値:30
◇ ◇ ◇
アンリ・ヒヨシマ
種族〈人間種〉
階級〈女中〉
所属国〈ジ・ハド煌王國 (ジ・ハド・トゥインコル・キングダム)〉
カテゴリー〈1.9+〉
戦闘力 21
防御力 23
生命力 29(↑1)
回避値 19
知能値 35
器用値 42
魔力値 10(↑1)
水属性7
風属性5
土属性3(↑1)
雪属性5
戦技
斬り崩し (サイドブレイク)
跳ね返す領域 (ソードフィールド)
一撃必殺
固有能力
能力
大剣 剣 小剣 槍 投槍 騎士槍 騎士楯 盾 小盾 軽装 重装 甲冑
隠蔽 偽装 潜伏 連携 細工 裁縫 作成 精密操作 礼節 接待 騎乗
接客
魔力系術式
下位(基本三原理)水属性付加
下位(基本三原理)水属性魔道弾
下位(基本三原理)水属性誘導波動
下位(基本三原理)風属性付加
下位(基本三原理)風属性魔道弾
下位(基本三原理)風属性誘導波動
下位(基本三原理)雪属性付加
下位(基本三原理)雪属性魔道弾
下位(基本三原理)雪属性誘導波動
称号
分析系広範囲活動級騎士 鶴の紋章
トーパチオ家の女中さん番号2
装備
魔剣ティル・オイレンシュピゲール〈大剣〉
属性:魔鉱石LV100〈特殊兵装)級〉
付与効果:魔力伝達〈戦技増幅〉
貫く刃
耐久値:180
革鎧〈軽装〉
属性:獣皮LV11〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
耐久値:55
給仕事着〈服〉
属性:麻製LV9〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
耐久値:4
轟炎の縫い針〈針〉
属性:軟化鋼鉄LV200〈聖痕武器級〉
付与効果:物理抵抗貫通〈永続化〉
相生相剋〈火気〉属性〈永続化〉
裁縫特化〈裁縫・加工・生産・作成 能力50%増幅〉
耐久値:250
双角種のファー(黒色)〈服〉
属性:結界種LV250〈聖痕武器級〉
付与効果:結界生成〈守護遮断(反射率)〉
物理特性〈闇・土〉30%増幅
保温〈永続化〉
耐久値:300
◇ ◇ ◇
大嵐
種族〈神馬〉
階級〈神馬変種+〉
所属国〈ジ・ハド煌王國 (ジ・ハド・トゥインコル・キングダム)〉
カテゴリー〈2.4+〉
戦闘力 24
防御力 29
生命力 26
回避値 27
知能値 38(↑1)
器用値 21
魔力値 13
相生相剋〈金気〉属性 14
相生相剋〈土気〉属性 1
戦技
固有能力
運命補正効果(眷属)
能力
脚力 聴覚 嗅覚 積載 牽引 疾駆 咆哮 迅雷 踏付け 炎耐性
察知 冷静沈着
称号
ステリアス・シーヴァの神馬
装備
馬鞍〈軽装〉
属性:獣皮LV8〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
耐久値:60
◇ ◇ ◇
勝利者
種族〈付喪神木曜種+〉
階級〈馬車(黒檀)〉
所属国〈ジ・ハド煌王國 (ジ・ハド・トゥインコル・キングダム)〉
カテゴリー〈2.8−〉(↑1.0)
戦闘力 0
防御力 60(↑10)
生命力 55(↑10)
回避値 30(↑10)
知能値 31(↑10)
器用値 26(↑10)
魔力値 15(↑10)
水属性2
風属性5
木属性5
相生相剋〈木気〉属性 20(↑10)
戦技
固有能力
運命補正効果(眷属)
自我
癒しの花籠〈搭乗者治癒能力40%上昇〉
閻浮樹の無窮〈自己再生〉(NEW)
天華の曙光〈光合成〉(NEW)
能力
盾 物理抵抗 自己再生 即死耐性 睡眠耐性 幻覚耐性 石化耐性
狂気耐性 熱耐性 積載 格納
称号
ステリアス・シーヴァの眷属
◇ ◇ ◇
クロちゃん
種族〈鳥天種〉
階級〈雛鳥〉
所属国〈卵の世界〉
カテゴリー〈0.3+〉
戦闘力 8(↑1)
防御力 5
生命力 11
回避値 5
知能値 24
器用値 5
魔力値 1
風属性5
光属性5
戦技
固有能力
鬨の声〈術式3.5倍 増幅〉
運命補正効果(眷属)
能力
結界耐性 魅了 聴覚 直感 覚者 脅迫 応援 偏食 嫉妬
称号
漆黒の剣姫
ステリアス・シーヴァの眷属
◇ ◇ ◇
赤道
種族〈人造兵〉
階級〈炎魔〉
所属国〈亜人の森〉
カテゴリー〈3.5−〉(↑0.5)
戦闘力 31(↑5)
防御力 60(↑5)
生命力 40
回避値 20
知能値 22(↑5)
器用値 15(↑5)
魔力値 20(↑5)
相生相剋〈火気〉属性 15
火属性12
戦技
妙技 螺旋
固有能力
運命補正効果(眷属)
擬似 生命樹〈妖銀鉱〉
擬似 霊子核
擬似 第五元素循環回路
主典(戦技再現度100%)(↑20%)
焔獣の器
能力
爪 甲冑 物理抵抗 精神抵抗 幽体 即死耐性 睡眠耐性
石化耐性 狂気耐性 炎耐性 硬化 障壁 威圧 覚者 忠義
警備
称号
緋
ステリアス・シーヴァの眷属
装備
狂焔カタルシオス〈精霊剣〉
属性:火属性+狂気LV330〈聖痕武器級〉
付与効果:焔獣の器(成長進化∞)
無形〈精霊体〉(大剣 剣 小剣 細剣 双剣 大刀 刀 小太刀
斧 手斧 槍 投槍 投擲 騎士槍 棍棒 弓 大弓 杖 騎士楯 銃 銃剣 爪 暗器 鞭 )
炎獣の火焔(火属性)〈燃焼〉
耐久値:500/∞
◇ ◇ ◇
ランマル
種族〈狼人種〉
階級〈狼人戦人〉
所属国〈狼人種の集落〉
カテゴリー〈1.5+〉
戦闘力 19(↑1)
防御力 10
生命力 34(↑1)
回避値 25
知能値 22
器用値 16
魔力値 0
戦技
から竹割り
一刀両断
固有能力
狼形化
能力
剣 刀 槍 弓 爪 軽装 脚力 突撃 細工 礼節 魚漁
戒律 寒耐性 応援 直感 嗅覚
称号
若長の子
犬耳少年(NEW)
装備
魔剣ヒルディブランド〈剣〉
属性:勇士殺しLV85〈特殊兵装)級〉
付与効果:剣撃残像(虚像化)
耐久値:150
野良着(茶褐色)〈服〉
属性:麻製LV10〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
耐久値:15
◇ ◇ ◇
流星
種族〈水生獣(主)〉
階級〈水精の女王〉
所属国〈亜人の森〉
カテゴリー〈3.5+〉
戦闘力 32
防御力 25
生命力 30
回避値 30
知能値 32
器用値 33
魔力値 40
相生相剋〈水気〉属性 30
水属性35
風属性10
戦技
固有能力
運命補正効果(眷属)
自我
水鏡(遠視〈100㎞圏内〉
水生獣化
能力
小剣 刀 小太刀 弓 鞭 軽装 隠蔽 曲芸 礼節 歌唱 知者
精神抵抗 統治 自己回復 即死耐性 幻覚耐性 石化耐性
魔眼耐性 寒耐性 熱耐性 魅了 看破 察知 障壁 心眼 浮遊
洞察(NEW)
魔力系術式
下位(基本三原理)水属性付加
下位(基本三原理)水属性魔道弾
下位(基本三原理)水属性誘導波動
中位(戦略級)水属性波動
中位(戦略級)水属性障壁
上位(統治者級)水属性衝撃波動
精霊系術式
水精の息吹(治癒・浄化)
水精の聖域(結界)
称号
ステリアス・シーヴァの眷属
水精の女王
流星の巣の主
飲料水の補充担当(NEW)
装備
錦の打ち掛け〈和服〉
属性:水属性LV250〈秘蹟武具級〉
付属効果:物理特性〈水属性〉30%障壁
擬似結界〈永続化〉〈反射〉
自己再生・自己修復
耐久値:400
錦の小袖〈和服〉
属性:水属性LV200〈秘蹟武具級〉
付属効果:物理特性〈水属性〉25%障壁
擬似結界〈永続化〉〈反射〉
自己再生・自己修復
耐久値:300
◇ ◇ ◇
プラム(NEW)
種族〈闘種〉
階級〈門番役〉
所属国〈闘種の郷〉
カテゴリー〈3.0−〉
戦闘力 32
防御力 35
生命力 43
回避値 42
知能値 25
器用値 22
魔力値 15
風属性8
土属性6
光属性5
木属性10
戦技
洞紋印流 操槍「陽」
洞紋印流 牙突
固有能力
転移門の因子
能力
小剣 槍 盾 軽装 連携 曲芸 疾走 空間把握 飼育 育成 貫通
偏食 転移 邪眼耐性 酩酊耐性 聴き流し 応援 直感 視覚 恫喝
召喚系術式
下位 召喚〈小精霊(ホリック)〉
隷属契約
称号
門番
門番兄ちゃん(NEW)
装備
逆蓮柱の槍「陽」〈槍〉
属性:鋼LV25〈通常級〉
付与効果:物理特化
耐久値:50
戦衣(濃緑色男性用)〈服〉
属性:綿製LV20〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
防寒
耐久値:30
◇ ◇ ◇
アヌム(NEW)
種族〈闘種〉
階級〈門番役〉
所属国〈闘種の郷〉
カテゴリー〈3.0+〉
戦闘力 30
防御力 37
生命力 40
回避値 45
知能値 26
器用値 24
魔力値 13
火属性5
風属性6
闇属性10
木属性5
戦技
洞紋印流 操槍「月」
洞紋印流 指尖
固有能力
転移門の因子
能力
小剣 槍 弓 軽装 連携 曲芸 飼育 育成 舞踊 歌唱 貫通
偏食 転移 闇耐性 邪眼耐性 魅了 応援 予感 視覚 脅迫
召喚系術式
下位 召喚〈毒蛇(眠姫)〉
隷属契約
称号
門番
門番妹ちゃん(NEW)
装備
逆蓮柱の槍「月」〈槍〉
属性:鋼LV25〈通常級〉
付与効果:物理特化
耐久値:50
戦衣(濃緑色女性用)〈服〉
属性:綿製LV20〈通常級〉
付与効果:物理抵抗
防寒
耐久値:30




