すこしだけは。
超短編です。
過度な期待はしないでください。
親は子供のしあわせを第一に考える。
そうならなくてはならないわけではないが、そうであって欲しいと思ってはいる。
これは自分のエゴだ。
そうなることが難しいのは、子供にだってわかる。
自分をかえりみず、他人のためだけに生きるなんて、自己犠牲にもほどがある。
少しぐらいは自己を、自我を、主張してもいいはずだ。
全てを子供のために捧げて生きていく必要なんて、ないはずだ。
だから、転ぶ時に手を出すように、少しぐらいは自分の身を案じても、ばちはあたらないに決まっている。
読んでくださって、ありがとうございました。
感想などいただければ、幸いです。