怒り
前回の投稿からめちゃくちゃあいてるのに、
何この短さッ!!?
長く書けない・・・・・・
「そこまでだ!!よくも我が邸に乗り込んで好き勝手にしてくれたな賊共!!」
あーぁ゛ せっかく上手くいってたのに余計な邪魔が来た。
……しかも、俺は今ちょうどこの胸くそ悪ぃ貴族野郎に対して激しく怒ってんだよ。
「・・・・・・てめぇか?」
怒りに震える声。
微かに聞き取れるようなか細い声だった。
貴族野郎の下にやっと届くくらいの小さな小さな声。
「何だ?海賊。私に尋ねたいことでもあるの・・・・・・」
「このガキをこんな薄暗い所に閉じ込めてんのはてめぇか?!!」
貴族の言葉はドルヴァの怒りにまかせて叫んだ声によってかき消された。
「それがどうしたというのだ!!シャンティアは私が買ったのだ。どうしようと私の自由であろう。」
「・・・・・・まれ・・・・・黙れよ・・」
横に沢山の兵士を引き連れているためか、貴族の言葉に焦りや恐怖はない。
横にいる兵士達ですら、ドルヴァ達の発する殺気には気付いていない。
己らの勝利を疑っていない。
「シャンティアは私が飼っているのだ。生かすも殺すも私次第なのだ。そう思わんか?賊共よ。」
「黙れっつってんだろうが!!」
広く鎖されていた空間に張りつめた声が響く。
「楽しいのかよ?あ゛?こんなガキの生活奪って楽しいのかよ?」
ドルヴァの声に、叫びに、空気が震えた。
ピリピリとした怒りが肌から伝わってくる。
それでも、後ろに兵隊共を並ばせた貴族野郎は余裕な態度を崩さない。
それどころか怒鳴られてキョトンとしている。
しかし
「フッ、フハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」
いきなり奴は笑い出した。
狂ったように、嘲笑うように、心底おかしそうに。
「何がおかしい?」
ドルヴァが尋ねても貴族は笑い続ける。
「ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」
「てめぇ・・・・・・いい加減にしやがれ!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・笑い声が、止んだ。
「シャンティアは外の世界では生きられぬ。だから私が飼ってやっているのだ。」
「そんなこと、てめぇが決めることじゃねぇ。」
相変わらず貴族野郎の発言は気に食わねぇ
何処で生きるかを決めるのは他人じゃねぇ、自分自身だ。
「不愉快だ。賊如きがこの私に暴言を吐くなど・・・・・・やれ!」
身分のある人間はこれだから嫌だ。
貴族の後ろに控えていた騎士共が迫ってくるのを見ながらドルヴァは呑気にそんなことを考えていた。
「いくぞ!てめぇら。貴族野郎の鼻っ柱をへし折ってやれ!」
『オオオォォォ!』
ドルヴァの宣言に海賊達も各々の武器を掲げて騎士の群れの中に飛び込んでいく。