天才
凡人からしてみたら。
天才がたったひとつ やっちゃいけないことは
じぶんの才能に絶望することだ
その才能を理解しない世間に絶望するのはいい
その才能を活かしきれず もてあましてしまってる
おのれに絶望するのもいい
だが 天から与えられたその才能じたいに絶望し
信じぬくことをやめ 見限ってしまった人間は
もはや天才ではいられないのだ
じぶんが天から与えられた才能は
天才と呼ぶにはあたいしないと
みずから認めてしまったということだから
もしもあんたが
これまで天才であり
これからも天才でありつづけようとするならば
じぶんの才能に絶望だけはしちゃいけない
おれたち凡人が
ときに憧れて
ときに羨み
ときに妬んで
ときに疎んじる
そんな存在でありつづけてくれ
おのれ、天才どもめ(笑)