2.追い出される
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それからの展開は早かった。
「ほら、サッサと出ていけ!」
「もう二度と戻ってくるなよ!」
デンカ達は、勇者と聖女にしか興味がなく、私達は少量の硬貨の入った袋を投げつけられ、城(?)から追い出された。態度悪っ。
そして今、私達は城下町にいる。
人が多く行き交っていて、活気がある。……平和かと聞かれると、そうではないが。
「回想終わった?悠凛。」
「長かったね~。途中でゆ〜りん寝たのかと思ったよ~。」
「回想って言うなし、そして寝てない!あと、ゆ〜りん呼びはやめい!」
ここで、自己紹介と他己紹介をしようと思う。
私は悠凛。如月 悠凛と言う。
一番最初に私に話しかけてきた子は、霜月 麗蘭という名前。無関心&冷静で、いつも落ち着いている。
私を“ゆ〜りん”呼びしてきたのは、神奈月 舞霧といい、たまに毒舌で、運動神経抜群の、憎いが頼りになる存在だ。
この二人、癖が強いが、能力は飛び抜けている。
私?私は特に無いな。記憶力は良いと思っているが。
あとたま〜に怖いって言われる。何でだろう??
「悠凛、これからどうする?」
「まず泊まれる所を確保したいよね~。ね、ゆ〜りん。」
「確かに舞霧の提案には賛成だけど、まず先に身分証を手に入れないと、利用できないと思うよ。」
現に、宿屋の看板には〚身分証を持っていない方お断り!〛や〚怪しい客お断り〛と書かれている。宿屋の人も大変なんだな、と思ったとか。
そして三人は、身分証とかそういうのは冒険者ギルドだよね!と、謎の理論を立て冒険者ギルドへと向かっていった。
初めて来た冒険者ギルドは、レンガ造りの三階建てで、周りの建物より一回り大きい。分かりやすく言うとコンビニ二軒分くらいだ。◯らあげクン食べたい……。
「冒険者ギルド………大きい。」
「漫画とかラノベのやつに出てくるのの通りだね~~。」
「勝手に行かないでよ……って言った途端に単独行動しない!コラー!!ヽ(`Д´#)ノ」
「はぁ( ´Д`)=3、あの二人は全くもう………。」
ため息をつきながら中に入ると、正面にクエストボード、右側に酒場と食堂、左側にギルドの受付が併設されているようだ。三人は、夜は右側の方には近づかないでおこう…、と思ったとか。
まず真っすぐ左側のギルドの受付カウンターへLet's GO!!
正面のクエストボードは、正直見てみたい、けど、先に身分証を作らないといけないから、今はガマンガマン!
それにしても、随分静かだなぁ。
「次の方、どうぞ。」
「あっ、ゆ〜りん、空いたよ~、行こ〜♪」
「悠凛、行こ。」
「私を置いて行くなぁー!」
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※三人の名前の読み方※
主人公→如月 悠凛〘きさらぎ ゆうり〙
親友1→霜月 麗蘭〘しもつき れいらん〙
親友2→神奈月 舞霧〘かなづき まぃむ〙
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三人の名前がやっと紹介出来ました!読みにくかったらごめんなさい!
物語がほんのちょっと進みました!これからも、三人を応援して下さい!