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序
「有名文学作品を身近に感じるために、アレンジするとしたら?」
という依頼を受け執筆しましたが、日の目を見ることのなくなった作品です。
題材には、中島敦『名人伝』を設定。
アメリカ西部開拓時代のガンマンものに手を出してみましたが、知識不足は否めませんでした。
『名人伝』が持つ民明書房館風の荒唐無稽でありながら、どことなく含蓄があるような雰囲気と、
西部劇おきまりのアウトロー・ミーツ・イノセントの定型をかみ合わせたかったです。
素直じゃない元ガンマンと素直な馬のとある開拓村での滞在記。
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