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私はヒトである、名前はまだない。

 私はヒトである、名前はまだない。


 どこで生まれたのかまるで見当がつかない。


 気がつけばガラス張りのゲージの中でおぎゃあおぎゃあと泣いていた。


 ガラス越しに私の事を見つめてくるのはモフモフした毛の生えたいわゆる獣人さん。


 獣人さんたちは私がまだ赤ちゃんな事を差し引いてもかなり大きい気がする。


 獣人さんの種類は猫耳だのウサ耳だの鳥だの蛇だので、哺乳類にとどまらないのでそもそも獣人さんと呼んで良いのかもわからない。


 せっかくなので言葉を覚えてみようと思ったけれど、ガルルルルとか、ミャーとかワンワンとかクルッポーとか、フシューとか、そんな風にしか聞こえなくて私は考えるのを止めた。

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