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その後滅茶苦茶モフモフされた
「ねっ、お母さん見てみて、10TUBEにあげたアリスちゃんの動画めっちゃ再生されてる」
「あらあら、100万回も再生されたの? すごいわねぇ」
黒猫ちゃんと母猫さんがなにやら楽しそうに会話をしている。
「ウチのアリスちゃん大人気だね」
「うぉー、流石ウチのマイエンジェル、マジ天使だわー!」
うぉ、なんか黒猫ちゃんが私に向かって突っ込んで来た。
いやね、私のことを触るのは全然構わないんだ。
ふかふかの毛が気持ち良いし、撫でられること自体は私も好きなんだ。
ただね、いきなり飛びかかってくるのはやめてくれ、マジビビるから。
自分よりもでかいネコ科の動物がいきなり飛びかかってくる事を想像してみてくれよ、怖いだろ。
と、いう気持ちを込めて突っ込んで来た黒猫ちゃんの顔をペチペチと叩いてみるが、これは完全に理解されてない顔ですね。
「うりー、ここかー、ここが気持ち良いのかー、おーよしよしよし」
あ、アカン、そこはダメ、ああー。
その後滅茶苦茶モフモフされた。




