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ブルーエルフチェアーズで名前はハナコ

「カワイイお子さんですね、エルフですか?」


 私がエルフちゃんと戯れていると、何やらお互いの飼い主同士でおしゃべりが始まったようだ。


「ええ、ブルーエルフチェアーズで名前はハナコって言います」


 何を話しているのか気になる。

 ウチの子は自慢でもしているのだろうか。

 言葉が分からないのが悔やまれるところである。


「ハナコちゃんですか、可愛らしい名前ですね。ウチの子はフジヤマゲイシャスキヤキの子供で名前はアリスって言うんですよ」


 おおう、なんか知らんがめっちゃ見られてるな。

 こういう時はとりあえず手を振るに限る。


「あ、アリスちゃんがこっちに向かって手を振ってる、可愛いわねー」


 あ、笑ってくれた気がする。

 うん、たぶん上手くいったと思う。

 やっぱりチョロいぜ。


「あら、気が付いた? そう、こっちは私の召使いのメアリーよ、私の言うことをなんでも聞いてくれるの」


 いやー、エルフめっちゃカワイイな、何言ってるのか全然わからんけど。

 うん、なんか得意げな顔になってる。


 そうこうしているうちに会計で呼ばれたのだろうかエルフの飼い主のウサギさんが立ち上がる。


「あ、ちょっとメアリー待ちなさい、私はまだこの子と話をしているのよ! コラ、言うことを聞きなさい!」


 おお、どうやらエルフちゃんがお別れの挨拶をしてくれているらしい。


「バイバイエルフちゃん、また会えたらいいね」


 私はエルフちゃんに手を振って見送った。


 いやー、エルフ可愛かったな。

 いいもの見れてよかったよかった。

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