8.基礎知識
間違った文字は指摘してください。
*4/23スキルを修正しました。
*4/27ステイタスの表記を変更しました。
「はあぁぁぁぁぁっ!」
自己紹介の次の日。
俺はアインさん達に魔法と剣術を学ぶために城の中庭でアインさんと剣を突き合わせている。
もちろん二人共武器は木刀だ。
「はあぁっ!」
俺はアインさんを攻撃するために剣を持ち上げる。
「すき間が多い!」
剣を持ち上げた俺の手首を木刀で素早く打つ。
俺は剣を逃し、アインさんの剣が俺の首に迫る。
そして......
「ぐっ!」
アインさんの剣は俺の首を打つ前に止まる。
「やはり、契約の内容はこれか......」
独り言を言う。
契約の内容?
ルシフェルが使った契約の魔法のことが?
「ふむ、今日ここまでにしよう」
「これだけですか?」
俺とアインさんが剣術の授業を始めたのは30分ほど前、その間に俺はただころんだりしただけだ。
「今日のところは君の実力がある程度かどうか確かめるためだった、剣術の鍛錬は明日からにしよう」
「そうですか、では、私は何を?」
「ふうん......今からは魔法の基礎知識を学ぶのがいいだろう、魔法を使用するには、学ぶ必要がある」
基礎知識か.....
「ピナ」
「はい」
アインさんがピナを呼ぶとブルノさんと一緒にずっと俺とアインさんを見ていたピナが近づいてくる。
「じゃぁ、俺はこれで、行こうブルノ」
「はい」
アインさんはブルノさんと一緒にどこかに行く。
どこに行くのだろう?
ちなみに昨日の騎士志望の少年は朝に弱いらしいのでまだ眠っている。
「......魔法のついてどこまで知っている?」
魔法のついてか.........
う、うん.........全然知らないんだけど...
「え....それが....」
「........全然知らないのね」
「はい」
顔に見えるのかな.....
「.....うん、まるだし」
読心術?!
読心術なの?!
「.....違う」
「今も心を読んだんでけど」
「............魔法は」
あ、無視した、やはり読心術かな?
「..............違うって」
◆
ピナが教えてくれた、魔法の歴史によると、魔法とは太古に神々が世界を作るために使った、神技が長い時間をかけて変形されたものだと言う。
神技はその力があまりにも強く、神々以外には誰も使えなかった。
それで、神々は自身達の力、神技のかけらを天使に伝えてくれた。
その神技の一部を天使はまた人間に伝えられて、それを人間が使いやすく持続的に発展させたものが、今の魔法というようだ。
うん?
「天使は人間だけに教えてくれたんでしょう?」
「............うん、多分」
「じゃぁ何で魔族も使えるの?」
「.......ある時から急に使えるようになったと聞いた」
「ある時?」
「......それは知らない」
魔族の魔法にはまだ人間は知らない秘密があるようだ。
「さて、魔法の歴史も学んだから、これから魔法を教えてくれるのですか?」
「.......まだ」
「ええー」
まだ残っているのか......
早く、使いたい!
「.....魔法を教える前に精霊との契約がまずよ」
「精霊!」
ファンタジーだから精霊もいるんだな!
「.....そう、自分の適性は知っている?」
「適性?」
なんの適性?
「.....魔法の適性よ、どんな属性に適性があるのかという」
「ふうんー」
「....全然知らないのね」
「じゃぁ、魔法は学べないのですか?」
そんなのは嫌だけど..........
「....いや、今調べばいい」
「今?」
「....隠れている力の欠片よ今現れよ『エクスプレッション』」
俺の前に灰色の魔法陣が一度だけ大きく輝いて消えた。
コレだけ?
「終わったのですか?」
「......うん、ステイタスを見て」
ステイタス?俺のステイタスは確か......
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名前:ディアブロ
種族:神(人間)
Lv:1
HP:10/10
MP:10/10
ユニークスキル
「魔神化」
「供給」
「需要」
「覚醒」
スキル
「魔属性魔法―Lv1」
「剣術―Lv1」
従属
「ベルジェブウィトゥ」
耐性
「物理攻撃無効」
「魔法攻撃無効」
称号
「魔神」
「創造者」
「異世界人」
「転生者」
「魔王の主」
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なんかいろいろ増えたな.......
間違った文字は指摘してください。
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*4/27ステイタスの表記を変更しました。