6.ベルジェブウィトゥです
間違った文字は指摘してください。
*4/17勇者一行の行動を修正しました。
「ベルジェブウィトゥ!」
俺が叫ぶ。
俺が手に持っている刀から何かが出て、男の形状に変わる。
「魔王ベルジェブウィトゥ、今主の元へ」
そう言って、頭の両方に大きな角を持つ男は俺の前でひざをまずく。
「ベルジェブウィトゥ?!」
「やあ、久しぶりだな、ルシフェル」
ルシフェルが驚く。
「ベルジェブウィトゥ、あなた一体!」
「まぁーまぁー、落ち着け、ディアブロ様への挨拶が優先だろ?」
「ふう、わかりました」
ルシフェルが落ち着いたようだ。
「僕は貴方様の剣であり、魔王であるベルジェブウィトゥです、再び貴方様のために働くことになって光栄です」
ベルジェブウィトゥはそう言って俺の手の甲にキスする。
男が手の甲にキスするなんて.........気持ち悪い。
「ひ、ひどいですね、ディアブロ様」
え?俺、声出したけ?
「いえ、僕とディアブロ様は契約で結ばれていて肌が触れていると心を読むことができます」
「はっ!」
俺はベルジェブウィトゥから急いで手を離す。
「すみません!」
そんな事も知らずに気持ち悪いとか言ってしまった。
「ははは、大丈夫です。転生の時はもっとひどすぎましたから、ははは」
この人(?)Mかも........
「さぁ、挨拶も終わったし話しをしましょうか?」
◆
ベルジェブウィトゥとルシフェルの話しを要約してみると、ベルジェブウィトゥはもともと刀らしいだ。
1000年前には刀から俺の力で意識だけを抜いて過ごしたので俺を除いては誰も知らなかったとベルジェブウィトゥ言った。
それに俺、ディアブロが死んだ後には俺の力で刀から意識を抜いて維持していたことが俺が死んで維持できなくなって、自分の力を使って維持していたようだが自分の力も限界値以上使ってしまって刀の姿で眠ってしまったようだ。
ルシフェルは当然それを知らなかったので心配したようだ。
「そうでしたか、私にも一言言ってくれば良かったのを......」
「ごめんごめん」
二人は仲いい友達だな。
見栄えが良い!
「まったく.....うん?おかしいですね」
「うん?何が?」
「転生ではディアブロ様の力を使って姿を維持したましたが、今のディアブロ様の魔力の量はわずか10ですが?」
「ああ、それで今は俺の魔力を使っている」
「でも、自然回復される量では、長く持つのは大変と思いますが?」
「うん....それは俺がお前の『ボックス』の中にいたからだろう」
「ふむ、私の魔法の中で魔力を吸収したのですか」
ルシフェルが何かを考える。
どうしたのか?
その時.......
ごろろろろろろろろろろろろ!
部屋の中に雷鳴のような大きな音が響く。
「はははは、1000年の眠りから目を覚ますたお腹が空いたな」
「ふむ、もう夕方ですね、ディアブロ様食事に行きましょう」
◆
「ふふふ、先客があるようですね」
ルシフェルをついて行くと、そこにはリディーノと勇者たちがあった。
「ルシフェル様、終わりましたか?」
「ええ、無事終わりました」
「...?こちらの方は?」
リディーノがベルジェブウィトゥを探して聞く。
「ああ、こちらは.......」
「よく聞いた!俺は太古の魔王ベルジェブウィトゥだ!」
ベルジェブウィトゥが大きい声で話す。
その声は当然、勇者たちにも聞こえた。
「「「「「魔王だと?!」」」」」
勇者たちは食事を止めて警戒する。
顔には緊張した様子が見える。
「何を驚くのですか?魔王が一人増えたことで?」
「一人増えた?」
「はい、私も魔王ですが?」
「......!」
勇者たちが音もなく絶叫する。
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魔王様はMかも.......
*4/17勇者一行の行動を修正しました。