18.過去の話(1)
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真っ白な空間。
その中心には円卓と席を満たす者達がいる。
「さて、『あれ』の処分はどうするのか?」
先に言い出したのは獣の耳と鷹の翼を持つ男、獣神『グリープ』。
「ふわあーん。まだ何も起きないし、見ているだけで十分じゃね?」
それに答えたのは長い耳を持つ眠そうな顔の美女、妖精神『キエス』。
「邪気から生まれた者が邪悪なのは当然!消すべき者です!」
キエスに反発するのは人神の『アゼル』。
「儂はどうでも良い。お主はどうだい?天神よー」
古い言葉を使い、天神を呼ぶのは左右の頭に大きい角を持つ男、竜神『エキオン』。
「ふむ、キエスの言葉通りまだ何も起きてはないが邪気から生まれるのもまた事実であろう」
そして、エキオンに答えるのは白いワンピースの幼女、天神、絶対神『ユニ』だ。
「と言うことは?」
グリープの言葉。
「うむ、消すまではないが一度確認する必要はあるだろう。まだ『あれ』が邪悪だと決まっているのはないんだからな」
「いや、決まっているだろう!邪気から生まれた者だ、それが邪悪ではないと何が邪悪か!」
「アゼル、お主の気は分かるがユニの決定だ」
「そうだねー」
「.........は」
「では決まりだな、ユニ」
「ああ、ミカエル、ルシフェル」
そう言うと、後ろから二人の天使が現れた。
「することは分かってあるな?」
「はっ!」
「ふふ、当然です」
ミカエルとルシフェル。
「では行っておけ」
「命じるままに!」
「命じるままに」
そう言って消える二人、温度の差が大きい二人だった。
「では次だが.....中食は何にするか?」
「うううー......」
「ふむ、難しい問題だな.......」
「そうですね.......」
「......悩んでるなー」
食事の解決がもっと難しかった。
◆
《ルシフェルの視点》
「.....ここか....」
「.....そう見たいですね....」
辿り着いた所は目に見える程の黒い邪気がまるで砂漠の砂沼のように、大きい穴が空いていた。
「.....この気がこの世界の者の邪気か?」
「『あれ』は中の深い所にいるようです。早く行きましょう」
「ああ」
穴の中には外から見える程とは全く別の量の邪気が集まっている。
「くっ、何だこの量は!」
「た、確かに...きついですね.....」
「でも...行くしかないな」
「ふふ.....そうですね」
邪気はすべてに悪だ。
息をするだけで体の中から腐らせて、触るとその体を蝕む、毒と似たものだ。
いや、近づいた物が死ぬ前、その物が狂ってしまうと言う点で、毒よりも質が悪い。
そんな邪気の中をもっと入ると一つの影が見える。
「見えましたね.....」
「ああ、気をつけろ」
心を整えて影の主を見れば.....
五神と天使ミカエルの登場です!
よろしくお願いします!




