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15.戦いの終わり

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「さあ、ケルベロス、噛み殺しなさい」

「クワアアアアン!!」

「『セントシールド』」


ケルベロスがルシフェルに取り込むがケルベロスは白い魔法によって守られた。


「クルルルルル......」

「ふうん?聖属性の魔法?......ふふふ、甘いんですね」

「は?」

「クワアン!!」


ガチャン!


ガラスが割れる音がした。

そして、ケルベロスの鋭い爪は割れた物には気にせず、ルシフェルの肌を裂く。


「くうっ......」

「さあ、傲慢の罰はこれからです」

「.......ふ、ふふふ、ふははははははは!」


ルシフェルの傷はいつの間にか治った。

そして、さっきと同じ、いや、さっきよりももっと恐ろしい顔で笑う。


「?何なおかしいですか?」


いきなり笑うルシフェルにサリーが聞く。


「何もわかっていないんですね」

「......私が何もわかっていないと?」

「ふふふふ」


ルシフェルは真剣な顔で笑って.....


「あなたが望んだ通り、少し全力を見せましょう.....ベルジェブウィトゥ」

「おう、何だ?」


いきなりベルジェブウィトゥ呼ぶルシフェル。


「ディアブロ様を守りなさい」

「え?お前まさか?」

「ふふふ.......『終末のハルマゲドン』」


ルシフェルがそういった瞬間ルシフェルを中心に庭を埋めるほどの魔法陣が地面から生まれた。

そして、魔法陣の地面から幾つかの火の手が上がって、視界は夕陽のように赤くなる。

風は集めてすべてを吸い取る竜巻になり、空の風は竜巻と合わせて暗雲が渦巻く。

やがて、渦巻く雲は止まらないまま雨をまき散らす。

雨の色は赤。

生き物の血のような色だ。

庭はまさに混沌、終末の日、そのものだった。


ぽつ。


雨粒がぽつりと俺の顔に当たる。


「っ!」


熱い!苦しい!

頭に激痛が広がる。

.......激痛の中で悲しい、寂しい、そして、少し暖かいないろんな感情が生まれる。


何だ、この気持ちは?


すでに苦しみは感情に埋もれて消えて、頭には感情だけが残っている。


「危ないです!ディアブロ様!『イソレーションスペース』!」


ベルジェが俺達にルシフェルと同じ魔法をかけて小さな部屋のやうな物が周りをかばった。


「ひゅう、危ないところでした、大丈夫ですか?」

「あ、ああ」

「くっ、この中でも無事だ何て、さすがです」

「っ!ううっ.....」


リディーノとセルが苦しいそうな顔をしている。


「あ、待ってろよ...『グランドヒーリング』」

「うっ!.....ふぅ」


ベルジェの魔法がリディーノはセルを包み、二人の顔は楽になる。


「ディアブロ様は大丈夫ですか?」

「あ?ああ.....あ!それより、ベルジェ、外を見せろ!」

「はい!『プロジェクト』」


ベルジェがそう言うと魔法に作られた部屋の壁に中はカラッぽで枠だけがある銀の魔法陣が現れて、そこから外の姿が見える。


外の景気は変わりない混沌、静かになる気配を見せない。


「ルシフェルとサリーは!?」

「何も見えないんですね」


今にも止まらない炎と竜巻のせいで外はまだよく見えない。

ついにすべてが消えて、ルシフェルの姿が見える。


「ルシフェル!」

「ルシフェル様をそんなに......」


リディーノが言った。


邪魔になる物が消えて、見える姿は惨憺した。

ルシフェルは左腕を失って、詰まっているべきの腹には幾つかの穴が空いている。


どん。


わからない心臓の鼓動。


炎の煙が消えて、サリーの姿も見え始める。


「サリー!」

「サリー様!」


ルシフェルと同じ、左の腕は消えて、肌は所々燃え黒くなっている。

血を吐いたのかサリーの唇では赤い液体が流れる。

サリーは左肩を握っていて、足は立つ力もないか震えている。

ケルベロスはそんな彼女の横を守っている。


どん。


また、分からない鼓動が胸を響く。


その時、ルシフェルが手を上げて、魔法陣が現れる。


「だめ........ベルジェ!」

「ダメです危険すぎます」

「ベルジェ!」


今までとは違ってベルジェブウィトゥは真剣な顔で静かに二人を見るだけだった。


とどめを刺すとするルシフェル。


どん....どん....どん....


鼓動はどんどん早くなる。


サリーもルシフェルの魔法に答えるように手を上げてケルベロスは姿勢を整える。


「やめろー!」


そんなアキラの叫びが聞こえないままルシフェルの魔法は何本の槍になり、サリーを貫く。

それと同時にケルベロスの歯がルシフェルの首から残りの肩までを食いちぎった。


ふらりと立っている二人。


ぽっ.....


.......戦いが終った。

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