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聖竜の姫巫女Ⅳ

作者:ルシア
 ミュシアとセンルとシンクノアの一行は、ミッテルレガント王国で起きている流行り病<蝕>を鎮めるために、王都の近くにある町、ナザレンを目指すということになった。
 エシュタリオン街道を最短距離で駆け抜けたとしても、ナザレンという場所は遠かったのだが――その旅の途中、ミュシアはある人物と嬉しい再会を果たすことになる。
 自分の祈っていたことは、確かに神に聞き届けられていたと知り、新たな思いでミッテルレガントへ向かうミュシアだったが、ナザレン施療院という場所では、彼女が想像していた以上に劣悪な環境の中、人々は進行した<蝕>という病いのため、悶え苦しんでいたのだった……。
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