表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ヴェスパラスト大陸記  作者: 揚惇命
三章 仲間集めの旅

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

40/71

強欲のマモーネ、完全敗北!

 やりすぎた。好き勝手やられた怒りに任せて一晩中、やってしまった。床を見たら産まれた子蜘蛛たちが元気に動き回っていた。先に産まれた個体の中には、土蜘蛛並みに大きくなってる個体もいたらアラクネになってる個体もいた。

「1日で愛紋章刻まれちゃうなんて、ホントなんて子なのよ」

「いやいや、凄いなんてもんじゃねぇぞ。本来、アラクネから土蜘蛛は産まれねぇってのによ。どうなったらこうなるんだ」

「流石ダーリンよね。これでわかったでしょマモーネ」

「大人しく協力してくれるわよね」

「えっ?どういうこと?」

「この諜報強欲馬鹿があんなチンケな情報だけなわけないでしょ。掴んでるんでしょ。その魔物を扇動してるゾンビみたいな奴の正体」

「もう、わかったわよ。私もこうやって、この子の女にされたんだからもう隠し事はしないわよ。全く」

 なんか知らないがどうやら四天王の1人強欲のマモーネとやらは魔王様に協力するかどうか決めかねていたってことか?それを俺が1日抱き潰して、絆してしまったと。まじか。

「話してくれマモーネ」

「あっはい。ポッ。フルフル。ホントやばいわねこの愛紋章の効果、声聞くだけで疼いちゃうなんて、あんたたちどうやって耐えてるのよ」

「耐えれないから夜襲ってるんだけど」

「うんうん、無理。昼間ずっと疼くわけだから無理無理」

「話してくれたら御褒美をくれてやる。それまで大人しくしていろリリス・ミューラ」

「はい。ダーリン」

「はい。坊やの望むままに」

「ホント凄いわね。四天王をこうも容易く完堕ちさせるなんて」

「お前もだマモーネ。話終わったらまた抱いてやる」

「あぁん。ホント最高。話す話すなんでも話します〜。ゾンビの正体は、エンペラード王国の元王子、プリンスです」

 はっ?エンペラード王国の元王子?エンペラード王国の王妃って、一度画面越しに見たことがある。完全にオズモンドに堕ち。恍惚の表情を浮かべ、オズモンドの子を孕む様子を全国民に映像で流されていたな。だがそれならオズモンドの子という言い方になるはず。そこを敢えて、エンペラード王国の元王子という発言ということは、あの女も自分の国をオズモンドに売った売女ってことか。しかも子供を魔物にした?俺もあの時、そのままオズマリア帝国に居たらそうなってたってことか?

「オェェェェェェ。ゴホッゴホッ」

「カイル様にはお辛かったかもしれませんわね。配慮が至らず申し訳ございません」

「いや、良い。それで、エンペラード王国の元王子ってことは人間だよな?どうしてゾンビに?それ以前にゾンビなのに何故自我を保っていられる?」

「それ以前のことはわかりませんが人間の中にもごく稀に魔物の血を浴びることで魔族となる者が居るのです。なんらかの形で魔族の血を浴び、ゾンビとなったのでは無いかと」

「その男が率いているのは間違いないのか?」

「えぇ、そこに嘘はございません。ですが、貴方の言う男かどうかは分かりませんが白衣に身を包んだ男からコープスジェネラルと呼ばれておりました」

 白衣を着ていた?映像で映るオズモンドはいつも裸で女を侍らせていた。普段は白衣を着けてるってことか?いや、でもオズモンド以外の誰かが後ろにいることなど考えられない。ここはその白衣の男をオズモンドということにしておこう。

「既に新しい名前も与えられて、オズモンドに忠誠を誓っているってことか。自分の国を滅ぼした男に」

「えぇ、もう彼にとっては、オズマリア帝国の1将軍として魔物を率いらせてもらえることに喜びを感じているのでしょう。それを証拠に配下のゾンビを名前で呼んでおりました」

「配下のゾンビに名前を?目の前の肉を食すことしか頭にない低脳にか?」

「でもおかしいわね。ゾンビが人の言うことを聞くなんてあり得ないわ。でもその名前で呼ばれたゾンビたちは襲わなかったのよね?」

「いや、正確に言うなら襲っていた。だが、その男を別の意味で食べていた。その男の大きく肥大したモノを女の部分で受け入れ、恍惚の表情を浮かべていた」

「まさか、元エンペラード王国の近しい者たちなのでは、例えば王族関係者の娘とか。それなら名前で呼んでいで不思議はない」

「可能性はあります。コープスジェネラルは、そばに来た人間の男の喉元に噛み付きゾンビに変化させていましたから」

「まさか、永遠の命を与えるためにゾンビに?自分の近しい者たちを?馬鹿な!?何故、そんなことに手を染める?」

「コープスジェネラルにとって、それが彼女たちを救う道だったのかもしれません。王族を魔族にするような研究をしていたってことです。その連れてこられた娘たちもなんらかに使われる予定だったのは明らかでしょう。そんなものに使われるぐらいなら自分がゾンビにして、面倒を見るとでも思ったのではないでしょうか」

「推測するしかできないが可能性はある。それがプリンスができる王族としての使命だったのかもしれん。だが、魔族となってオズモンドの手先となった以上、戦いから避けられんが。それにしても、こんな情報を隠し持っていたなんてな。覚悟はできてるよな」

「何度でも何度でもこの私をお使いくださいませ〜私は貴方のために戦える魔族を産みます〜」

「今夜は寝かさないぞ。リリス・ミューラ・マモーネ」

 その日もたくさんのサキュバスやヒューマンスライムや子蜘蛛が産まれたことは言うまでもない。

ここまでお読みくださりありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ