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ヴェスパラスト大陸記  作者: 揚惇命
三章 仲間集めの旅

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リリスが治める村で、えっちぃな介抱

 誰かに担がれて運ばれているのか?俺は、そうだった。リリスが離れた一瞬の隙を突かれて、ゴブリンたちに拉致されたんだったな。そこから、確か魔王様が助けに来てくれて、その後、どうなったんだっけ?うっ、ゴブリンどもから受けた傷が痛くて、何も考えられない。五体満足でいるだけマシか。少し眠ろう。助けられたということは味方なのだろうから。

「リリス様、お帰りをお待ちしておりましたわ。そちらの男は人間!?美味しそう〜」

「美味しいわよ〜でもね。今は、瀕死なの。後で堪能させてあげるから、誰もこの部屋には入れちゃダメよ」

「かしこまりました」

 なんだろう?暖かくて気持ち良い。まるで、活力が回復しているようだ。だが、眠い。

「ダーリン、必ず助けるからね。こんなことするの貴方だけなんだから。私の魔力を流し込んで、内側から治すの。膨大な魔力を使うから私自身どうなるかわかんないけどね。ダーリンを助けるためならどうなっても良いの。だから死なないで。お願いだから死なないで」

 リリスのそんな声が聞こえた気がするが気のせいだ。リリスは俺の性が目的、俺はアイツの力を利用して情報を得る。そんな損得関係なのだ。そこに愛など無いのだから。リリスが俺を好きなはずはない。どうせ俺が死んだら性を得られないからだろう。

「まだ、ダメなの?嘘、もう魔力が。ううん。どうなっても良い。ダーリンを助けられるなら。恋したサキュバスの愛は重いのよ。後でたっぷり返してもらうからねダーリン」

 馬鹿な女だ。俺が魔族を好きになるわけがない。元はといえば、お前たちのせいなのだから。だが、こんなにも想われているのは悪くないな。

「リ、リ、ス」

「ダーリン、気が付いたのね。良かった。良かった〜」

 目の前のリリスの見た目が変わっていた。豊満な女性だったのに胸から身長まで、全て今は幼児だ。

「お前、どうしたんだ?」

「もぅ、ほんと大変だったんだから。ダーリンを助けるためにゴブリンたちを根絶やしにして魔力使い切っちゃったの(貴方のために使い果たしたなんて言ったら貴方のことだもの。責任を感じちゃうでしょ。だから言わないわ)」

「そうか、じゃあ、補給してやらないとな」

「えっ?病み上がりなんだから私のことは気にせず安静にしてて良いわよ」

「馬鹿だな。俺にはまだお前が必要だ。この魔王国にいるのにも情報を得るためにもな。それにそういう契約だっただろう」

「そうだけど、今は。んぐっ」

「もう黙れリリス」

「ダメだってダーリン。今は小さいから、ほら嬉しくないでしょ」

「なんか怯えるリリスも良いな」

「ダメだって、あそこもね小さいから。ダーリンのなんて入れたら」

「どうなるんだ?」

「だっダメーーーーーー」

 キツすぎる。いつもはふんわりと包み込む感じなのに。しかも、いつもは全て受け入れるのに、半分も余っている。

「それ以上はダメだからね(普段、サキュバスは子種を魔力として吸収するんだけど今のこの姿で、無防備な奥に入れられたら吸収できなかった子種で、きっと人間の子供を妊娠しちゃう)」

「これ以上、入らないなぁ」

「限界だから。もうダメよ(良かった。気付いてない。このまま、ここを限界だと思わせるの)」

「なーんてな」

「だっダメーーーーーーーーーー(嘘嘘嘘、奥の奥まで入ってきてる。そこで絶対に出さないで。お願いだから。貴方にこれ以上、重荷を背負わせたくないのだから)」

「じゃ、ここに出してやる。しっかり吸収しろよリリス」

「ダメダメダメ、ダーリン、お願いだからやめてーーーー」

「リリス、覚えとけ。俺以外にダメって言葉は、言っちゃダメだぞ。ダメって言葉はもっとやってってことだからな」

「違う違う、ホントにダメなんだって。ねっ。やめて」

「いつも俺を翻弄するお前のこんな一面を見られて、可愛いなリリス。逝くぜ。これで、1発で戻してやるからな」

「あぁ、ホントにダメ。許してーーーー」

 リリスの中に大量に精を流し込む。それを受けて気絶したリリスの姿が元に戻っていた。そして、俺もリリスと抱き合うように倒れ込む。

「リリス様、これで良いのですか?」

「えぇ、この馬鹿にサキュバスの恐ろしさを思い知らせてやるのよ」

 起きた俺は大量のサキュバスに代わる代わる精を吸い取られていた。

「私が間違っていたみたいね。死ぬまで精を吸い尽くせば良かったのよ。ほら見なさい。このお腹を。どうするつもりよ」

「サキュバスを妊娠させる人間がいることの方が驚きですが」

「ねっわかったでしょ。危ない男だから。みんなでちょこっとづつ吸い尽くすのよ」

「はーい」

「えっ?どういうこと?何、なんでリリス。妊娠?俺の種で?サキュバスは全て子種を吸収するんじゃなかったのかよ」

「それはね。本来の姿でならね。魔力を使い果たして、吸収能力も落ちてる時にあんなに濃いの流されて全部吸収できるわけないよね。それに私、何度もやめてって言ったよね。聞かなかったよね」

「それならそうとダメな理由をきちんというべきだろ」

「男はいつだってそう。意図せず子供ができたら及び腰になって逃げるのよ」

 ここで逃げ出したらバッドエンド3、リリスを身篭らせたのに男の責任を果たさずサキュバスの怒りを買って腹上死だろうな。ここは、責任を取らなければ。

「うっ。わかった。責任を取るよ」

「本当に。良かったぁ。はーい、みんなお疲れ様〜」

「本当にこの男の精、美味しいわ。リリス様が虜になったのも頷けます〜」

「口だけならまた吸収させてあげるから、今日はお開きだよ〜」

「お前、そのお腹どうすんだよ?」

「ん?ゴブリンの見てたでしょ?魔族は、子供を産むのに時間かからないから。見ててね〜うんしょっと」

 リリスから生まれ出る赤ちゃん。俺、一瞬でパパになっちゃったよ。こんなの感動もクソもねぇ。しかも産まれた子に精が必要ってことで、ミルクの代わりに下半身を吸われる。こんな父親がいるだろうか。いるわけがねぇ。

「おいちいでちゅー」

 しかもいきなり話してるし、なんなんだよコレ。俺は、あまりの出来事の多さに気絶するのだった。

ここまでお読みくださりありがとうございます。

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