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ヴェスパラスト大陸記  作者: 揚惇命
三章 仲間集めの旅

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ハーピーの村

 魔王国に人間国家以上の文明があることに驚きを隠せない。突然だがハーピーの村にやってきた。だがこれは村というよりは巨大な空飛ぶ街である。常に飛んでいるハーピーたちは高いところに村を作る傾向があり、どうせならと移動拠点にしたらしい。所謂飛行船ってやつだ。俺は、この村を治める長の元に案内されていた。

「キャハ、リリスちゃんだ〜久しぶり〜」

 突然リリスに抱き付く目の前の白い羽を持ち顔が人間で、鷲の爪とスラリとした脚長の先に獲物を鷲掴みにする鉤爪だ。

「相変わらずねコノハ」

「えーっと、えーっと、誰この子?男がこの村に入るなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

 俺は目の前のハーピーの突然の方向で足腰が砕け、その場にへたり込んだ。

「い、き、な、り、な、あ、い、さ、つ、だ、な」

 どうやら耳もやられたみたいで上手く話せてるか自分で判断できない。

「もう、何してるのよ。ダーリン、治してあげるからね」

 何を言ってるか聞こえないのだがリリスが突然唇を奪ってくる。

「ふぐっ」

「リリスちゃんを取るなぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

 目の前の光景を見たハーピーによる突然の咆哮、やっと治った耳をまたやられた。それを見て、リリスは喜んでまた唇を奪ってくる。

「酷いこんなの見せるなんてあんまりだよ〜」

「ごめんねコノハ。でも男も良いものよ」

「絶対嫌。不潔。男臭い。良いとこない。さっさと要件言って、その男連れて帰ってよ」

「はぁ、コノハの男嫌いがここまでとはね。まぁ、良いか。人間国との国境に壁ができつつあるのは、知ってるかしら?」

「男ばっかり集まって、作ってるやつでしょ。そんなの魔王国にいて知らない人いないわよ」

「あれが魔王国を侵攻するための第一段階って言ったらどうする?」

「男が口聞くな。お前の話は聞こえなーい。あーあーあー」

「コノハ、ダーリンの言ったことは事実よ。あれが完成したら人間国は魔王国に大規模な戦争をそうしたらハーピーたちが人間の男の奴隷に。シクシク」

「そんなの許さない。今からあの壁潰してきてやるんだから」

「そんなことして、こっちが知ってると相手に知らせてどうする?」

「お前、しつこい。男が話すなって言ってる。言葉理解できてるか?殺すぞ」

「こっわ」

「ダーリンに危害を加えて魔王様が黙ってないわよ。この子は、イーリスが産んだ子なんだから」

「イーリスちゃんの子?このむさ苦しい男が?産むなら女の子産んでよ〜男じゃなくてさ」

「男で悪かったな」

「まぁイーリスちゃんには、世話になりっぱなしだったからイーリスちゃんの子なら無碍に扱うのだけは辞めてやる。だが半径3メートル範囲に近づくな」

「それ遠すぎて何話してるか聞こえないだろ」

「うっ煩い。わかったな」

「何か納得できないなぁ」

「ダーリンも同じ気持ちだったんだ!言われっぱなしも癪よね〜コノハに男の良さを教えてあげましょう」

「何する気よ。近づくなって言ってんでしょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」

 ハーピーの咆哮の前にリリスが耳に保護魔法をかけてくれたみたいで、効果ない。

「ヒィ、辞めて辞めて、そこは敏感なの〜」

 鳥のようにふさふさな身体を掻き分けると、女性のそれがある。軽く刺激を加えてやり、湿らせると一気に貫いた。

「うぐっ。何すんのよ〜男が私に男が入ってきてる。ヤダヤダ」

「ダーメ、コノハ、受け入れるのそしたら気持ち良くなれるわ。ダーリンのは凄いんだから」

「リリスちゃん、後で覚えてろよ〜」

「コノハの身体、暖かくて良い気持ちだ」

「やめろ擦り付けるな〜抱き付くな〜羽を触るな〜」

 コノハの身体は、敏感体質だ。特に羽は効果抜群らしい。

「あー気持ち良い」

「やめろって言ってんだろぉぉぉぉぉぉぉ。何で聞かないんだよ〜リリスちゃん、解除しろ〜卑怯だぞ〜」

「あらコノハったら気持ちよさそうな顔しちゃって、男が良くなってきてるのに認められないのね。クスクス」

「違うって言ってんだろぉぉぉぉぉぉぉぉがぁぁぁぁぁぁ」

 身体中を痙攣させてピクピクさせている。

「あれ、やりすぎちゃったかな?コノハだっけ?起きて、起きて、起きて」

「もう許さない」

「えっ?」

 コノハは、俺を脚で鷲掴みにすると空高く舞い上がった。

「この高さから落としたらどうなるかしらね〜?」

「死ぬ死ぬ死ぬって、やめて絶対にやめて」

「私、何度もやめてって言ったよね〜?貴方はやめてくれた?やめなかったよね?じゃあね〜バイバイ」

 ヒューと音を立てて凄い勢いで落ちていく俺の身体。バッドエンド2、ハーピーの村に来たらハーピーの長を怒らせて急転直下で圧死じゃねぇ。何とかしないと何とか。すると落ちる直前コノハにまた掴まれていた。

「これに懲りたらもうやらないことね」

「はい、反省してます」

「でも、そうね。リリスちゃんが言ってたことは何となくわかったわ。貴方は男だけど近付いても良い。貴方だけなんだからね」

 頬を赤らめてそっぽ向くコノハ。ツンデレってやつだこれ!それにしても、俺の下半身って魔物にとって媚薬やら特攻でもあるのかな?サキュバスのリリス・ラミアの卵・雪女?の魔王様・男嫌いのハーピーことコノハ。みんな、俺とやってから恍惚の表情で下半身を見てる気がする。何となくだけど。

「リリスちゃん、私たち、ハーピー族は魔王様に手を貸す。というか寧ろ裏切りとかないわよ。そのことを心配してきたんでしょ?」

「流石、ハーピーを束ねるコノハにはお見通しだったかぁ。それでダーリンは気持ちよかったでしょ?」

「うっさい。とっとと帰れ。ウゲッ」

 コノハの下半身から卵が産まれた!?

「マジ?一回で私に卵産ませたのこの子が?アンタ、定期的に来なさい。わかったわね。来なかったら拉致しに行くから」

「はっはぃ」

「ダーリンったらモテモテね」

「お前、独り占めしたかったんじゃなかったのかよ〜」

「ダーリンのよさを知ってもらうことの方が大事って気付いたの〜」

「嫌だ嫌だ嫌だ〜人間としての尊厳がどんどん失われていく〜」

 こうしてハーピー族の協力を取り付けた俺たちは、次の村へと行く。

ここまでお読みくださりありがとうございます。

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