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異郷の強化戦士  作者: テトラポッ怒
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シルバーの物語最終章

「おいー!俺の肉取るなよ!」

「いいだろぉ、俺の人参やったじゃん」

子供たちの喧嘩する声が聞こえる。

「おいおい、喧嘩するな、肉なら取ってきてやるからよ。」

黒髪で、身長は結構高めの男が子供たちをなだめる。

「だってよ〜シルバー!俺が最後に食べようと思って取っといた肉勝手に食べられちゃったんだぞー!」

と、肉を食べられ怒っている子供が男に、言う。

「お前が食べるの遅いからだろ〜?」

どうやら、本当に勝手に食べたらしい。

「食べるのが遅いからって人の食いもん勝手に食ったらダメだぞ、こんなご時世だからこそ、ゆっくり食べな……そう、こんな怪物たちがいる世界だからそこな。」

そう、俺たちの世界には動物や建物そして自然物によく似た怪物が沢山いる、出てき始めた時は国々が力を合わせ軍隊を向かわせたが、怪物一体に対して、約半分以上の火薬、人員を使いほぼ壊滅状態、その上に怪物はどんどんと湧いていった、人間には太刀打ちなど当然できない、近ずいて行ったら1発で体が吹っ飛んで怪物たちのエサになる。

「良し、俺がまた取ってきてやるから、肉程度で騒ぐな、」

シルバーは、そう言い外へ出ていった。

「気おつけてね〜」

「兄ちゃん」

「ん?」

「シルバーはなんであの怪物達とあっても、大丈夫なの?国の軍隊が怪物一体も倒せなかった、て誰でも知ってるのに……」

「当たり前だろ!軍隊よりシルバーが強いのはシルバーが……つ、強いからだよ!」

「そうなの?」

「そうなんだよ!」

そんな、二人の子供の話を後にシルバーは、牛の怪物を見つけていた。

「お、牛、はっけーん!」

全長約10m程の牛の怪物に、突っ込んでいくシルバー。

「うぉぉぉ、メシィィィ!こい!」

そう言い、シルバーは、何も無い方へと手を伸ばした。

「レーヴァンディア!」

そう叫ぶと、何も無かった手に主に緑色に、黒いヒビが入ったデザインの海賊刀のような刀が現れる。

「良し、部位シックスにしてやるぜ!」

シュン…

シルバーが消えた瞬間、10mを超える牛の怪物が、部位ごとに切れ分かれた。

「さて、持ち帰るか……どうやって?」

1部分ずつ運んでいく。

「さて、そろそろこの手紙どうするかな。」

と、ポッケから赤い手紙を取り出す。

中には「最終招待」と書かれた紙がひとつ。

「なんだこりゃ。」

「はいはーい、こんにちは〜!」

手紙を見ていると、突然後ろから女の人の声がかけられる。

「くぁwせdrftgyふじこlp」

「あら?びっくりしました?」

振り返って後ろの人物を確認する。

「……誰!!」

知らない人だった。

「あ、私ガブリエルです!手紙の招待のためにお迎えに参りましたー」

「あぁ〜、この手紙ね、なにこれ?」

ガブリエルにそう聞くと。

「では、行っきますよぉー!」

「聞く耳持たないね君〜ニコッ」

カブリエルはシルバーの手を持つと勢いよく飛びたった。

「……どこぉ〜ここ〜」

「はいっ!ここは神様に言われて連れてこいて言われて連れてまいりましたー!」

そこは、軽く地球より広い所だった。

「意外と広いな、こんなとこどうやって作ったんだ?俺でも見た事ないぞ。」

と、ガブリエル聞くと。

「……」

「ん?どした?ガブ子さん?おぉーい?」

突然ガブリエルが石のように固まってしまった。

「……何か起こるのか?」

空中に突然モニターらしきものが出てくる。

「やぁ、みんなこんにちは。」

「誰だぁ?あいつ。」

見知らぬ人男が画面に現れた。

「ここには、私が呼んだ15人、それ以外の生物は居ない、この世界では食べ物は時間になると出てくるよ、食べたい分だけお願いしてね、そして、君たちの目的は戦って自分の世界を守って貰うこと。最後の一人の1人には何でも3個まで願いを叶えてあげるよ。じゃ、頑張ってねぇ。」

「長々と説明した割には意外と細かいとこ言ってねぇじゃねぇか。」

ガタッ…

「ん?」

石のように固まってしまったガブリエルが揺れる。

「おや?ガブリエルの様子が?てやつ?」

ガブリエルにヒビが入る

「あ?」

ボロロ…

ガブリエルが割れていく。

「わー!グロいグロい!俺見たくないよぉー?そーゆーの。」

「何がグロいんですか!」

割れたガブリエルの中から小さい妖精のようなガブリエルがでてきた。

「ちっさ…」

「ちっさいとは何ですかァ!私はナビゲーションとか色々やる役割なんですよ!」

「え?一緒に来るの?戦うなら邪魔なんだが?」

「大丈夫です!周りの人には見えないし、私を触ることも、攻撃を当てることも出来ません!」

と、ものすごくドヤァとするガブリエル。

「あぁ、そうかわかった。」

「え、なんですか?その態度ぉ。」

ムスッとするガブリエル。

「よし、敵を探しに行くか。」

「あ、シルバー様〜ちなみにこの世界て、意外と狭いからすぐに敵と会えますよ!例えば、ほらあそこに敵が!」

ガブリエルの指さす方に丸い水晶たまらしきものを持った少女がこちらに向かってきている。

「あ、あれがお敵さん?あら可愛い。」

「シルバー様、そんなこと言ってる場合じゃないですよ!あなたが負ければあなたがいる世界が消滅するんですよ!」

ガブリエルは、焦った様子で警告をする。

「え!?そうなの?」

「ちなみにこの世界ではシルバー様とほぼ同じ力と武器を持った人が沢山居ます、気をつけてください。」

そう言って、ガブリエルは、消えてた。

「おいおい、マジかよ…」

「ハァハァ…私はあまり走るほうじゃないのですが…早速ですが、私の名はミズミ!あなたを倒させて頂きます!」

ミズミとの戦闘が始まる。

「お、自分の名前言う系?じゃあ、俺も言っとこうかな!俺のなm…」

ドシュゥ!

ビームのようなものが俺の足ギリギリに放たれる。

「え?」

「別にあなたの名前は聞かなくて大丈夫です。」

「え、いや名前聞いてよ!」

「え、あ、はい。」

ミズミの目が点になったような。

「俺の名前はシルバー!つよいぞい!」

「終わったようですね、では、本気で行かせてもらいます!」

ミズミが先程の攻撃を仕掛けてくる。

「おうおうおう!なんだい?この攻撃はぁ!水じゃあないかぁ!」

「!?」

ミズミがすごく驚いた様子でこちらを見ながら攻撃を仕掛けてくる。

「ふむ、これは高水圧で、発射している系ねなるほろなるほろ。」

避けながら攻撃してくる水を観察する。

「な、なんて言う身体能力してるんですか!私たちでも能力を使わないとそんなに動けないはずなのに…」

「おう、能力ちゃんと使ってるぜ!」

と、着地した瞬間にありえない方向へと飛ぶシルバー

「へぇ、私に自分の能力バラしちゃうんですね、あなたの能力は自分の身体能力を高めることなんですね!」

「べ、別に余裕なんて言ってないんだからね!」

「…ッ舐めるなぁ!」

ミズミの攻撃が1段階と威力と速さをあげる。

「およよ、早くなったね、これを食らうと痛そうだねぇ。」

「私をおちょくるなぁ!」

ミズミが持っていた水晶玉らしきものに力を貯め始める。

「ドラング!力を貸してぇ!」

「ん?」

力を貯め高水圧の攻撃を仕掛けてくる。

「深海龍の咆哮!」

一際でかいドラゴンの形をした水の波動砲を放つ。

「おうおう、これは流石に避けれねぇなぁ?」

「そうでしょう!そのまま喰らいなさい!」

「まぁ、対処法がない訳では無いけどな、レーヴァンディア…」

シルバーの武器が現れる。

「ライトニング…光斬!」

レーヴァンディアの刀身に光がまとい光の斬撃を飛ばし、ミズミとシルバーの技がぶつかる。

「うりぃやぁ!」

「はぁぁぁ!」

ズッ…ズズズ…

ミズミの、深海龍の咆哮にシルバーの光斬が切り裂いていく。

「え、な、なんで!?クッ!」

ミズミがギリギリでシルバーの技を避ける。

「お、避けれたじゃぁん」

「…強いですね、あなた。」

ミズミが立ち上がりシルバーを見る

「そうじゃろ?俺強いじゃろ?」

「でも、私には守らなければいけない人がいるんです。」

「ほう…?」

「だから…あなたに負ける訳には行かないんです、女神の戦士として!!」

再びドラングに力を貯める。

「また同じ攻撃かい?無駄とは言わないが、来な。」

「最終水激!」

さっきより普通の水の砲撃が放たれる。

「来たか、ライトニング、光斬!」

再び光の斬撃を飛ばす。

水の砲撃に斬撃が当たると斬撃が消滅する。

「おいおい、切れねぇじゃあねぇか!やっばい!」

水の砲撃を避ける

「避けても無駄ですよ!はぁぁ!」

水の砲撃が方向を変えシルバーに向かってくる。

「ホーミング式て事かい、ライトニング、神ノ道すじ…」

指先から一筋の光を水の砲撃に放つ。

「そんな攻撃…どうするんですか。」

「ん〜?見てなぁー?」

一筋の光が水の中に入り込み水の中を反射していく。

「え?何…か…嫌な予感が…」

水の中を反射していく光が最後に水晶玉のドラングの中を反射し、ミズミの、頭へと、通って行く。

「え?あ、」

「さようなら、また会おうな。」

水の砲撃にギリギリ目の前で消え一筋の光は、ミズミの頭の中へと消えていった。

「俺がちゃんとお前の心が放たれるところを作ってやる…今は眠って休んでくれ。」

ミズミの体が結晶化していき消えていく。

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