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7-17(回想)名探偵うさみの事件簿 7推理目


 はぁ〜い! みんな元気?

 私は最近死にかけた、ミミリのぬいぐるみの、スーパープリティラビットうさみよん。

 生きてて良かった〜!

 喜びのお裾分けに私からのあついキッスをプレゼントするわん。


 ん〜まっ♡


 あら、そこの男の子、刺激が強くてごめんなさいね。後でゼラにベッドまで運ばせるわ。


 毎度お馴染み、表紙の話からね。

 今回の表紙絵は海中宮殿をバックにしたディーテよ。虹色の鱗をもつ人魚のディーテの艶やかな姿は圧巻ね。

 さっきちょっと、ゼラに見せてみたんだけど、あの子、たまにすごいこと言うのよ。


「虹色って何色あるかもう一度考えてごらん?」


 ですって!

 全く盲点だったわ。

 キラキラしてるから金と銀でいいと思っていたのよね、私ってば。今は少し色を足してみたのよ。もっと良くなったと思うわ。


 はあぁん。私ってば画伯だから、一度筆が乗るとさらりさらりと勝手に描き連ねてしまうのよね。ぜひ見てみてちょうだい。


 ではつべこべ言わずに黒縁眼鏡をかけて始めますか!

 

 『名探偵うさみの事件簿 7推理目』よ♡


 あ、そうそう。例の如く、初めての人のためにこの本を説明するわね。


 この本は、これまでの流れを引き続いで、私が冒険を振り返ったものを記していくわよ。書き足していく感じね。記録を残すことで、冒険を振り返りやすくしたり、冒険で得た気付き、疑問点なんかも残していけたらいいなって思ってね。


 ではでは〜!


 見た目はうさぎ、中身は乙女な名探偵うさみの推理力、とくとご覧あれ〜!



 《登場人物》

 ◎海竜

 娘を溺愛している海の王、人魚の海域では誰もが敵うことのない頂点に君臨する人魚よ。武器はパルチザンみたい。妻のサファイアをこのうえなく愛しているわ。

 ちょっと困るところは、機嫌によって海が大シケになるところね。アスワンに激怒した時はひどかったもの。私溺れるかと思ったわ。


 ◎ディーテ

 海の王海竜と、その妻サファイアの子、人魚姫のディーテよ。鱗は艶やかな虹色をしているわ。

 ちょっとお転婆だけど、優しい子よ。私たちが海中宮殿に行っている間、毎日想って泣いてくれたみたいなの。お土産にたくさんの錬金素材アイテム、人魚姫の涙をもらったわ。

 

 ◎アスワン

 ディーテに求婚状を絶えず送りつけているグイグイ系人魚よ。でも意外と情に厚く、海竜への忠誠心も高いようね。


 ◎ポロン

 ピロンの妹分のポップアップよ。海中宮殿の案内役として任務を果たしてくれたわ。ステージを全部クリアした後、「私はもう消えるだけ」なぁんてこと言うから、ミミリが新たな任務を託したの。ミミリは本当に優しい子よ。ポロンも感謝していたわ。


 ◎骸骨騎士

 皮はなく皮膚はなく、着衣は革製の防具品。長剣を帯剣していたわ。生前の為人(ひととなり)がわかる佇まいをしていてね。卑怯なことは絶対しない、一騎打ちを好みそうな一級騎士だと思うわ。最期はミミリの機転によって、苦しまずに逝けたみたい。よかったわ。

・ゼラは骸骨騎士の剣を貰うことにしたわ。意思を継ぐという意味でもね。


 ●ブラックウルフ、ブラックウルフボス

 黒い毛に紅い瞳をもったピギーウルフの亜種のようなモンスターよ。とにかく、数で迫られたら結構キツかったわ。でも、それ以上にミミリの【ライちゃんの一撃】のほうがキツかったわ。内緒だけどね。


 ●地這(ちば)いの大蛇

 第2ステージのモンスターよ。全長5メートルはありそうな大蛇で、目は金色に近い黄色。瞳に黒い縦線が入り、身体は黒と灰のまだら色をしていたわ。とにかく、硬いの。ゼラが雷属性を帯剣させてもなかなか切れなかったほどよ。最後はみんなで協力して倒して、蒲焼きにして食べたのよ。美味しかったけど……時折垣間見せるミミリの豪胆さが私は心配よ。


 ●マンドラゴラ

 第3ステージのモンスターよ。多種多様ってこういうことを言うのね。共通点は、叫びがうるさいってことだけ。あとはアレよ。お金をくれるものもいれば、セクハラをしてゼラにブチ切れられるものもいる、と。最後はまたまたおいしくいただいたわ。見た目的には人間のおじいちゃんだから心地良くはなかったわね。そもそも大根じゃないしね。


 ●骸骨騎士

 第4、最終ステージのボスモンスターよ。なんと言っても、動きが早いの。しかも、打撃、斬撃が効かないとあって、ゼラが活躍できなくて。ゼラは初めてタンク役を務めたのよ。お陰でミミリも錬成アイテムを使えて倒すことができたの。最期はみんなで天まで見送ったの。尊敬すべき敵だったわ。


《主要なアイテム》

 ◯黒い本

 ミミリが成長したと本に評され、海中宮殿に行くきっかけとなった本よ。

 また、ステージ全クリアの暁に、下記アイテムを貰ったわ。

 ・【アンティーク・オイル】のレシピ(注意、不足アイテム不明)

 ・『時空を越える貴方へ』

 ・スズツリー=ソウタの冊子

 《錬金素材アイテム》

 ・人魚姫の涙

 ・瞑想の湖の結晶

 ・【しずく草の原液】

 ・魅惑のスパイス(虹色)

 ・【メリアの回復薬】


 ミミリ曰く、スズツリー=ソウタの冊子はかなり重要みたい。新大陸へ船を走らせる間、みんなで読んでみるつもりよ。

 

《これまでにわかった事柄の時系列》

※わかりやすく前回分とまとめているわよ。

【アルヒの住む地】

 ・スズツリー=ソウタ200歳。アルヒを作る。

 ↓

 ・心無い者に、錬金術の本や【アンティーク・オイル】を含む錬成アイテムを盗まれる。(犯人はアルヒたちの友人だったみたいね)

 ↓

 ・スズツリー=ソウタ、家の周りの川に「大賢者の涙」の成分を付与する。

 ・スズツリー=ソウタ、審判の関所を作る。(おそらく大賢者の涙と同時期じゃないかしら)

 ↓

 ・スズツリー=ソウタ、雷竜にアルヒたちを託し、行方不明に。(この時から現在までに100年経過しているのよ)

 ↓

 ・スズツリー=ソウタを探すため、アルヒとポチはしばしの別れ。(しばしと言っても100年間よ!)

 ・スズツリー=ソウタ、人魚姫の涙をもらうため、海竜の海中宮殿を訪れる。←new!

 ↓

 ・ミミリの両親、この地にやってくる。この時点でミミリは母親のお腹の中にいたみたい。

 ↓

 ・幼いミミリをアルヒに託し、ミミリの両親が旅に出る。

 ・うさみの生命活動開始‼︎(拍手〜!)

 ↓

【川上の街(廃墟の街)、川下の町、教会】

 ・ゼラ、蛇頭のメデューサによって孤児(みなしご)になる。

 ・ミミリの両親、ゼラや、デュランとトレニアの窮地を救う。3人は教会に住むことに。

 ・ゼラの宿敵、蛇頭のメデューサは致命傷を負う。(10年間くらいは動けないだろうとの推測)

 ↓

【アルヒの住む地】

 ・ミミリ13歳、ゼラ15歳の時、ゼラはミミリたちの地へやって来た。

 ↓

 ・ポチとアルヒの再会。

 ↓

 ・ミミうさ探検隊、プレ冒険をする。

 ↓

 ・旅立ち。

 ↓

【審判の関所】

 ・審判の関所クリア!

 ↓

【アザレアの街】

 ・人と人とが行き交う街アザレアへ到着

 ↓

 ・右も左もわからないから、いい情報を得るために名声を集め工房を有名にする計画ね!

(難易度が高い依頼の対価として、質のよい情報を代わりにいただきましょうっていう算段だったからもしかしたら私の目、エニー(お金)マークになっていたかもしれないわ。……まさかね)

 ↓

【アンスリウム山の内部ダンジョン】

 ・マールを助け、蛇頭のメデューサを倒した。

 ・デュラン、トレニアを発見したわ。

 ↓

【川下の町】

 ・ポイズンサハギンの襲撃……!

 ・人魚姫のディーテを釣り上げたわ。

 ↓

【教会】

 ・ガウレ、ガウディに会ったわ。

 ・教会を再建することになったの。

 ↓

【川下の町】

 ・近くの森でテールワットが大量発生!

 ↓

【海底宮殿】

 ・海竜、サハギンの王将、私たちで争わないための解決案を模索。

 ↓

【川下の町】

 ・ガウレが船を治してくれることになったわ。

 ↓

【アザレア】

 ・一度戻って大勢の立て直しね。

 ・蛇頭メデューサに攫われてきた子3人を教会へ送り届けたの。

 ・三冠王ももちろん同行してもらったわ。レッドカーペットを歩くようにね。

 ↓

【川下の町】

 ・修繕された船で新大陸へ!

 ↓

【海中宮殿(試練のダンジョン)】

 ・黒い本の導きにより、海中宮殿で試練を全てクリアしたわ。

 ↓

【再び会場へ】

 ・新大陸を目指していくわ! ←今ココ!



 やっと情報が集まってきたわ。

 スズツリー=ソウタのことも。

 【アンティーク・オイル】のことも。


 私、今回自身の力不足を痛感したわ。【ライちゃんの一撃】もとい、【天翔(あまかけ)る竜の雷豪】を受けきれなくて、【生命のオーブ】にひびが入ってしまったの。ミミリには原因は内緒よ?

 私が倒れたせいで、ミミリが魔法使いとして受け継いだ魔力(MP)を譲渡してもらいつつ、錬金術と組み合わせて直してもらったの。ミミリは本当に成長したわ。


 ねえ、アルヒ。

 本人は頑なに嫌がるんだけどね、ミミリ、一人前の錬金術士になったのよ。

 本当に強くなったし、思考も行動力も大人びてきたわ。

 私たち2人で育てたんですもの。まっすぐ育って当然よね。


 きっと、私たち、もうすぐ貴方に会えるわ。

 今回は失敗してしまったけれど、それまでの間、私がミミリを守るから安心してね。



 この本が、私たちの冒険の謎を解く、一助となることを願って。



 ミミリのぬいぐるみ うさみ


今話をもって、第7章が完結となります。

第8章は、なんとスズツリー=ソウタが主人公です。ジャンルがファンタジーということもあり、別作品として投稿していきます。

タイトルは、

『異世界転移とともに死んでしまった俺の大好きな幼馴染。手に入れたスキル『創世の錬金術士』で彼女を生き返らせてみせる!』

です。

そちらを読まなくてもミミリのお話の中でサラリと触れるので問題ないようになっていますが、読んでいただけたらよりスズツリー=ソウタのことがわかるような仕掛けになっています。連載開始につきましては、Twitterや活動報告でお知らせします。

そして第9章はミミリのお話です。


このお話が気に入ってくださいましたら、ブックマークとご評価☆☆☆☆☆をお願いいたします。


新たなスズツリー=ソウタの作品、そして第9章のミミリにてまた皆様に会えることを願って


うさみち

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