7-15 『見習い錬金術士ミミリの冒険の記録 8錬成目』
【不要の爆弾 火力(大)】
メシュメルの実よりも不要の実のほうが固いから、もっと威力が増すかな、と思って作ったけど、やっぱりそうだったの。うさみとゼラくんについて来てもらって試し投げしたら、危うく森林火災になるところだったんだ。すごく怒られちゃった。
1回目の試し投げの時は大変なことになったけど、アンスリウム山で会った一角牛に「時限式」として試してみたら案外上手くいったよ。でも大きさが重要みたいで、まだまだ練習が必要だなぁ。でも、いずれにしろ爆弾使うとみんなに怒られるんだよね。
・不要の実の殻 ×5
・火薬草 ×5
・小麦粉 ×1
・【ミール液】 ×1
【サハギン用のご飯】
人間が必要としない錬金素材アイテムを集めて、サハギンさんたちのご飯にしたものだよ。これでなんとか、王将さんも納得してくれたの。良かったぁ。
・不要の実 ×5
・テールワット非可食部 ×5
《重要》
ディーテから聞いた、スズツリー=ソウタさんの特徴だよ。
「身長は180センチメートルくらいで、黒髪の短髪ね。ミミリと同じようななんでも入る革のバッグを持っていたわ。とにかく、人のことばかり気にしていたわ。自分のことよりもね」
ってディーテは言ってたの。
なんだか誠実さが伝わってくるよ。
☆ここまでの感想☆
ついに、蛇頭のメデューサを倒せたよ。
ゼラくんの苦しみが、少しでも減ったと思うと、嬉しくて仕方ないよ。
その、お手伝いができて本当に良かった。
そして、川上の街にも行けて、魅惑草のみんなが、根付いてくれて。もう誰も、廃墟の街なんて呼ばないと思う。とても綺麗な音色と美しい景色の街に生まれ変わったんだよ。みんなが安らかに眠れますように。
そして、ゼラくんのご両親のお墓参りもできた。ゼラくん、泣いていた……けれど、泣けるようになって、良かったって、私思うの。肩の力が抜けたっていうことだと思うから。
教会にも行けて、パパやママのお話も聞けて。
そうそう。ひとときだったけれど、デュランとトレニアがご両親と会えて良かった。またすぐ教会に戻ってしまったから、きっと2人は実感が湧いていないだろうけれど、また、2人がアザレアに行く機会ができて、今度はもっとゆっくり家族で過ごせたらいいなって思う。
そして、川下の町では人魚姫のディーテを釣り上げて、てんやわんやしてるうちに、海竜さんや王将さん、サザンカさんと会って。
あっという間に、海中宮殿にも行ったよ。たくさんの試練、つらかったけれど、ポロンちゃんや骸骨騎士さんと出会えて良かった。
スズツリー=ソウタさんからの贈り物は、あとでちゃんとみんなで見なくちゃ。
今はとにかく、うさみのことを気遣ってあげないと。また同じ思いをするのは嫌。【生命のオーブ】、直せることができてよかったけれど、自分でも作れるようになりたい。
私、いろいろ頑張るから。
アルヒ、手がかり、少しずつ集まってきたから、待っててね。
私の冒険の記録が、貴方のお役に立てますように。
著者:見習い錬金術士 ミミリ
今日はミミリの著書の回でした。
文字数が少なくてすみません(><)
あと2話で7章も終わりです。
※現在9章執筆中です。
ゴールが見えてきて、最近さみしさを覚えている作者であります。
どうか最後までお付き合いください。
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