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第8話 休憩

暇つぶしにどうぞ。


後半、エロ要素があります。ご注意ください。

 魔物が大量に出現した次の日、ダウハーマ帝国の大臣たちは緊急の会議を開いていた。

 ある一人が 

 「昨日、突如大量の魔物が出現したがすぐに殲滅された。だが、魔王や魔物が大量に出現する可能性があるため、対抗策を出してもらいたい」

 それに対して

 「なにを分かりきったことを。古文書にあるとおり勇者召喚をするしかあるまい」

 そう言ったのはガタイの言いスキンヘッドのおっさんだった。

 「・・・」

 「・・・」

 誰一人反論はしない。

 それもそのはず、500年前に魔王襲来のときも勇者召喚を行って見事その勇者たちが魔王を撃退したと古文書に書いてあるのだ。

 「では、おそらく来るであろう魔王の襲来の対抗策は「勇者召喚」ということで決定します。詳しいことは後程」

 会議はすぐに終わった。





 次の日 朝5時ごろ

 「起きて、アトリス」

 俺は、エリスの声で俺は重い瞼を開けた。

 「ああ、おはようエリス」

 「おはよう、アトリス」

 俺たちはいつものように登校し教室に入った。

 「一時間目は算術よ、頑張って勉強しよう」

 一時間目に算術か。

 ちなみに、教科によって教師が違うらしい。

 「まず、この世界は数字によって動いています。よってこの算術ができるようになると世界の動きが分かります・・・・」

 長かった。以上。

 今日やったことは、小学校の内容とほぼ一緒だった。

 小学校程度の授業は聞いても意味がないので、エリスにサキュバスが憑いていたことについて考えていた。

 この世界の住人は魔物に取り憑かれるという事がときどきあるそうだが、取り憑かれた人にどんな影響が出るかは詳しく解明されてないらしい。

 俺がそんな事を考えていると

 「アトリス君、次体育だから行くよ!」

 エリスに呼ばれた、どうやら考え事をしているうちに授業が終わっていたそうだ。

 「どうしたの?なんかぼ~っとしてたよ?」

 「ああ、気にしないでくれ、ちょっと考え事をね」

 「ふ~ん、それよりもはやく体育に行こ!!」

 俺たちは、授業をする場所に向かった。



  2時間目

 「よしお前らぁ、俺がお前らの体育の授業を担当するアベルだ!」

 無理してんな~このおっさん。会うのは何年ぶりだ?

 「ん~、なかなかいい素質を持ってる子がいるね~。ん?、アトリス君?・・・アトリス君じゃないか!!あの時は助かったよ」

 は~、めんどくさいことになった。

 「は~、なんでここにいるんですか?アベルさん」

 「いや~国から指令が来てね、「今回のような魔物の大量出現が今後予想されるので、副団長アベルには学園にて子ども達を魔物から守るように」って言われてさ~、でもアトリス君がいるならこの世界のどこよりも安全だね!!」

 「勝手に決めつけないでくださいよ。それに俺はエリス以外守る気はないんで」

 「アハハ~、そんなこと言わずに守ってよ~」

 もうクラスメイトが愕然としている、そこかしこから「なんでアトリスが先生と知り合いなんだ?」や「今あの先生「副団長」って言わなかった」などの声が聞こえる。

 「アベルさん、面倒なんで授業してもらってもいいですか?」

 呆れ気味で言ってみた。

 「アトリス君に授業って言われてもな~複雑な気持ちだな~」

 全く、この人はどこまでさぼりたいんだよ。

 「だってアトリス君の方が僕より教えるのうまいと思うんだけどな~」

 「勝手なこと言わないで、さっさと授業をしてください」

 俺が何をしても無駄だと思ったのか、アベルは素直に授業をはじめた。

 




 3時間目

 「さ~て、今日は魔法について勉強するわよ~」

 そう言ったのは魔法教科担当のフィアンナ先生だ。

 「あれ?僕らのクラスはライ先生じゃないの?」

 クラスの子が言った

 「ライ先生は、今日他の用事があって来れません。変わりに私が授業をしま~す」

 どうやら、今日はライは他の仕事があるらしい。まあどうせ先日の魔物に襲われた地域の調査だろうな。

 「では今日は新しい魔法を教えたいと思いま~す。まず私が見本を見せるのでよくみていてくださ~い」

 そう言ってフィアンナは魔法を放った。

 「≪ファイヤーアロー≫」

 フィアンナの打った魔法はまっすぐに的に向かっていった。

 「うぉーすげーかっこいい」

 「私もやってみたい」

 「この魔法は矢を放つようなイメージでやると成功しやすいわよ~」

 先生の合図で皆が魔法の練習をしている

 「≪ファイヤーアロー≫」

 「≪ファイヤーアロー≫」

 中には一発で成功させるセンスのある子がいた。

 「うまくできないよ~」

 「なんでできるの~?」

 中にはなかなかできずに困っている子もいた。

 「ねぇ、アトリス君・・・」

 声を掛けられた方を見ると何かを抑え込んでるような顔をしたエリスがいた

 「どうしたエリス?顔色わるいぞ」

 「どうしようアトリス君、自分の魔力が制御できない」

 「え!?」

 不思議に思った俺はエリスを魔眼で見てみた、するとエリスの周りから強い魔力を感じた。

 <おそらくもともと憑いていたファーラ様がエリス様と強制的に契約されたことで同一化が起こり、エリス様が魔法を打った時にファーラ様の魔力が大量に供給されいつもと違う量に体が対応できないでいます。これを解決するには一度暴発させてエリス様の体を強制的に成長させましょう。他にもゆっくりと馴染ませる方法がありますが、これは時間が掛かり、術者にも影響が出る可能性があります>

 エクスが説明をした。 長い・・・・・・

 「エリス?今魔法打てそうか?」

 「打てるけど制御できないよ?」

 エリスが苦しそうに答える

 「大丈夫、俺に向けて打ってくれれば問題ない」

 「うん、じゃあいくよ・・・・・・≪ファイヤーアロー≫」

 その瞬間エリスの中の魔力がすべて空になりエリスが気絶した。

 エリスの打った魔法はというと、矢の形をした炎が俺に迫ってきている。

 「スゲー、このくらいの威力だと小さな街を半分消滅させるくらいはできるぞ」

 俺はエリスの成長に感心しながら迫ってくる炎の矢をつまんだ。

 「おお~すごいな。エリスの魔力にファーラの魔力が混じってる」

 俺はつまんだ炎の矢をまじまじと見た。

 「あの~それ消してもらっていい?見てるこっちが怖いんですけど」

 そう言ったのはフィアンナ先生だった。

 「理事長から「アトリスっていう子はある意味問題児だから無視してもいいよ」と言われましたがまさかこれほどまでとは」

 「そりゃどうも」

 俺はそっけなく返した。

 「はぁ、もうわかりました、エリスさんを保健室に連れて行ってあげてください」

 「は~い」

 俺はエリスを担いで保健室にいった。




 「ん?・・・ここどこ?」

 お?エリスが目を覚ましたようだ。

 「おはようエリス、気分はどう?」

 「もう大丈夫よ、ありがとうアトリス君」

 俺は確認のため魔眼でエリスを見た。

 <現在のエリス様の状態は大変安定しています、エリス様自身の魔力とファーラ様の魔力が完全に同一化しています>

 「へぇ~珍しいわね、二つの魔力が同調するなんて」

 そう言ったのはこの学園の保健室の先生だった。

 「先生、魔力が同調するとどうなるんですか?」

 エリスが先生に聞いた。

 「そうねぇ、一つは最大魔力量が大幅に上がる、もう一つは、同調した魔力の特性が出てくる可能性があるわ、ちょっとこれに魔力を出してみて」

 先生が取り出したのはどこにでもあるただの袋だった。

 「うん」

 エリスが魔力を袋の中に入れる。その袋の中に入った魔力を先生が凝視している

 「やっぱり、エリスちゃん。あなた、サキュバスと契約・・・強制契約したでしょ」

 「なんでそれを先生が知っているのですか?」

 「ん?先生もね、同じことをされたことがあってね・・・」

 その瞬間先生の表情が暗くなったことを俺は見逃さなかった。

 「あなたの魔力から感じるのはサキュバスの感じね。サキュバスの魔力の特性は「魅了」よ、本来は相手を魅了させて操る程度だけどあなたのそれは段違いね。今後数日は身体が火照って学校どころじゃなくなるわ、いままでもそんな事があったんじゃないの?」

 エリスがうなずいている

 「普通、魔力が制御できないという反応が起こるのは異なった種族の魔力が互いに同調しようとせめぎ合ってできるものよ。だけど大半の人は魔力を暴発させずに馴染ませようとして相手側の魔力に浸食され体が壊れてしまうわ。あれほどの魔力を受けても平気な人がいてよかったわね」

 「・・・」

 「フフ・・・。話はこれで終わりよ、担任のライには私から言っておくから、二人とも早く帰りなさい、エリスちゃんが我慢できなくなるわよ」

 俺はエリスのほうを見ると顔が赤くなり始めている

 「なんか、変な感じ・・・」

 「先生、ありがとうございます」

 俺はエリスを担いで、転移で寮の部屋に戻った。 なんか引っかかるな・・・まあいいか。



 アトリス達がいなくなった保険室

 「エリス・・・王女様にサキュバスが憑いているなんて、しかも契約を破壊できないなんて・・・まさかね。 それよりあのサキュバスやばかったな~、まさに性欲の塊だったな、エリスちゃんはよくあれほどの感情をずっと殺せたな~、ありゃ爆発した時が大変だぞ~・・・まあアトリス君なら大丈夫か」

 保健室の先生・・・フローレンスは一人つぶやいていた。



 一方部屋に戻った俺たちは一目散に寝室へ向かった

 「アトリス・・・早く」

 俺とエリスの影が重なっていく・・・・・・。





 

 ちょうど三日後

 エリスの体調がかなり良くなった。それに伴って

 「なあ、エリスそろそろやめないか?この三日間ずっとベットの上はきついよ」

 「ん~まだ~。まだ私が満足してない~」

 俺とエリスの間には圧倒的大人の空気が流れていた。

 この三日間、俺はずっとエリスの思いを受け止めていた。

 なぜこうなったかというと

 <おそらくエリス様に憑いているファーラ様のせいでしょう。サキュバスはもともと憑いた人の性欲を高め、憑いた人の快楽を吸収し、自信のエネルギーにしますがファーラ様の場合は普通のサキュバスとは違い底なしの性欲に襲われます。そのためエリス様は脳が弾け飛ぶほどの快楽がない限り収まらないでしょう>

 だって。(エロを書きたい作者の願望が・・・)

 「エリス?」

 「なに?」

 「エリスのその性欲を抑えるには脳が弾けるほどの快感が欲しいらしい。今から脳に直接死ぬくらいの快感を送り込むから覚悟してよ」

 「え~、私はこのままでもいいのに~」

 「そう言わずに、仰向けになって」

 俺はエリスを抱きかかえて仰向けの状態にした

 「それじゃあいくよ」

 俺はエリスの頭に手を置いてエリスの脳内に脳内麻薬。エンドルフィンやドーパミンを大量に送り込んだ。

 「わ~だんだん気持ちよくなってき!!!!!!」

 

 見せられないよ(`・ω・´)



 作者)全体無理あるわこれ。





 一時間後

 まだ失神してるエリスの中からファーラが飛び出してきた。

 「どうした?出ていく気になったか?」

 「ええそうね、いままで一番強い刺激だったわ」

 「そりゃどうも」

 「お世話になったわね」

 そう言ってファーラはどっかに行ってしまった。

 「ん・・・ん?」

 エリスが起きたようだ。

 「おはようエリス」

 「ん・・・おはようアトリス」

 「エリスに憑いていたファーラはもうどっかに行っちゃったよ」

 「そう・・・」

 エリスは少し残念そうな顔をした。

 「明日からまた学校だから準備しないと」

 「そうだね」

 俺とエリスは学校の準備をするために各自のへやに戻っていった。

エロっていいね(`・ω・´)


次はいつかな~

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