表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/10

第4話 王宮

暇つぶしにどうぞ。

前話の続きです。


作者の一言)深夜テンションです。

 「GYAAAAAAAA!!!!!!!]

 ドラゴンを声が聞こえる。

 


 俺の目の前にはドラゴンがいる。

 ついでに逃げてる人も。

 「ギャーーーー助けてーー」

 コント見たいな悲鳴が聞こえる。心なしかドラゴンも楽しんでるように見える。

 「スゲー、本当にドラゴンがいるんだ」

 俺が初めて見るドラゴンに感動していると。

 「もしかしてあんたSランクなのか?だったら早くこいつをどうにかしてくれ」

 「うるさいな~、こっちは初めて見るドラゴンに興奮してんだよ!」

 「ええ!目の前で人が死にそうな場面でそれ言う?」

 結構余裕な感じで言われた。ずっとあのままでいいんじゃない?

 「しょうがないな~」

 俺はドラゴンの方を向いて

 「死ね!」

 俺がつぶやくと

 「GYAAAA・・・・・バタ」

 ドラゴンが倒れた。簡単だったわ~

 「え?」

 逃げてる人の声が聞こえる。

 「これ、あんたがやったのか」

 さっきまでドラゴンに追いかけられてた人が近くに来た。

 「はい、そうですが」

 「いったい、何をしたんだ?」

 「え?、ただ言葉を発っしただけですが?」

 「いやいやいや、ありえないからね、普通」

 「え、でも死ね~って思いながら言ったらできましたよ」

 「マジか」

 いや~、まさか本当に言霊?ができるとは思わなかった。

 「そんなことよりも、助けてくれてありがとう」

 「いえいえ、たまたま(必然的に)通りかかっただけです」

 クエストによってね。

 




 「私は、帝国騎士副団長のアベルというものだ」

 どうやら、さっきまで逃げていた人は、このダウハーマ帝国の副騎士団長らしい。

 「なんで、帝国騎士の人が?」

 「散歩だ」

 「は?」

 「いや~、訓練が嫌で逃げだしてきたのだ」

 大丈夫なのか?この国の騎士は。

 「散歩ついでに森に来たら超級のドラゴンが冒険者をいじめていてな、こいつなら勝てるだろと思っていたら意外と強くてな」

 こいつ大丈夫か?

 「そりゃ~強いでしょ、超級ですから」

 「だよね、超級だもんね、勝てるわけないよね」

 この世界は、モンスターごとに簡単に低級・上級に分かれているが、突然変異などでまれに超級が出る場合がある。超級を倒すには普通Aランク以上の冒険者が3人いてやっとぐらいだったような。

 「それより、他の冒険者たちは?」

 俺は重症と聞いていたBランクの人について聞いた。

 「ん?あの冒険者たちなら俺がギルド本部に送ったから大丈夫だよ」

 「どうやって?」

 「そりゃまあ、逃げながらちょちょいと」

 よくみたらこのアベルっていう人、どこにも傷がないことに気づいた。

 「まあいい、とりあえずあんたは超級のドラゴンを倒したんだ、誇っていいぞ」

 アベルは俺の肩を叩いて言った。

 「普通あなたがドラゴンを倒す方じゃないですかね」

 俺はアベルを置いて、ギルドに戻ることにした。






 「は~い、戻ってきましたよ~」

 「おい!大丈夫なのか?」

 ギルマスが受付カウンターに乗り込んでくる

 「はい、サクッと殺ってきました」

 「あ~(呆れ)そうか、まあいいあんたに言いたいことがある」

 そういうと、隣にいる受付嬢が言った。

 「え~っと、今からアトリス様は最上級ランクのSランクになります。よって、王宮で任命を受けてもらいます」

 「は!?なんで?早くない?」

 「え~っと、先ほど帝国騎士の人が来てドラゴンを倒した人に「超級のドラゴンを倒した人がきたらSランクにしてくれ」といわれたので」

 なにしてくれてんの?あの人は。っていうか早くない?ナニモン?あの人。

 「あ~~、そっすか」

 しぶしぶ了解する。

 「では、王宮への馬車の手配ができているのでこちらに」

 行動が早いな。

 「わかった」

 俺は、受付嬢のあとをついていった。



 ギルドの裏口を出るとそこには大層豪華な、馬車があった。

 「アトリス様には、この馬車に乗っていただき王宮まで来てもらいます」

 そういったのは、馬車から降りてきた、いかにもメイドという感じの人だった。

 「わかった」

 俺は、馬車に乗った。

 「突然お尋ねして申し訳ありません。私は王宮でメイドをしているリネと言います」

 そう言ったのは先ほどのメイドだった。

 「こちらこそ、よろしく」



 あれからおよそ1時間。



 「もうすぐ王宮につきます。王宮ついたらまっすぐに進んでくだされば門番に会います。そしたらあとは門番の言うとおりにしてください」

 「わかった」



 「王宮に着きました」

 「でか!!!!」

 そこには、某ネズミーランドにあるシン〇レラ城の数倍はある大きな宮殿だった。

 「では、私の言った通りにお願いします」

 俺は、言われた通り馬車から降りてまっすぐ進んだ。

 ある程度進むと扉のようなものが見えた、扉の横には門番的なひとがいた。

 「なんの用だ?」

 「え~っと、Sランクの任命を受けに来たアトリスと言います」

 そう言うと門番のひとは

 「へ~、君がアトリスか、随分小さいんだな」

 俺の顔をじろじろ見てくる。

 「あはは」

 適当に返しとく

 「よし、そしたら俺の跡をついてきてくれ」

 俺は門番の跡をついていった。

 しばらく歩く間に作法などを教えてもらう。

 少し大きい扉の前で止まった。

 「よし、扉を開けるからちょっとまってな」

 そう言って門番は扉を開け言った

 「本日Sランクになられるアトリス殿を連れてまいりました」

 体育館を半分にしたくらいの部屋に声が響く

 奥の豪華な椅子に座っている王冠を被った人が軽くうなずく

 「よし、行ってこい」

 内装は学校でみる校長室のような感じだった。

 「失礼します」

 軽く頭を下げて、顔を上げるとそこには、人望の厚そうな人がいた

 「長旅ごくろうであった。今日Sランクになるアトリス殿に渡したいものがあって来てもらった」

 「渡したいものとは?」

 「うむ、では・・・例の物を彼に」

 そういうと側近が俺のところに来てメダルのような物を渡された。

 「本日をもってアトリス殿をSランクに任命する」

 俺は賞状みたいに両手で受け取った。

 「それはSランクである証明のようなものだ、これを持っていればあらゆる機関でVIPとほぼ変わらない対応を受けることができる」

 「ありがとうございます。ありがたく受け取らせていただきます」

 「そうか、では私の後をついてきてくれ。個人的に聞きたいことがある。」

 「聞きたいこと?」

 俺は、ちょっと警戒した。

 「あぁ、そう怖がらんでくれ。別に何かしようというわけではないのだ。安心してくれ」

 「わかりました」

 「わかってくれたかね、ではついてきてくれ」

 俺は王の後をついていった

 

 しばらく歩いた後

 「この部屋だ。さあ、入ってくれ」

 俺はどこにでもありそうな談話室のような場所に入った

 「失礼します」

 「そこのソファにでもに座ってくれ」

 俺は適当に座ることにした

 「まず名乗ろうか。わしは、この国の王のゴルザド・ダウハーマという」

 「アトリスと言います」

 俺も同様に名乗った

 「うむ、本題に入ろう。そなたをよんだのは・・・・」

 「呼んだのは?」

 


 数秒の沈黙が訪れる。

 「・・・わしが暇だからだ(キリッ)」

 「は?」

 「いや~最近やることがなくてね」

 「そうですか」

 さっきとは打って変わって、テンションの高い男って感じだ。

 「おぬしはなぜ仮面を付けているのだ?」

 やっぱりきたこの質問

 「それは、顔はあまり出さない方がいいと思いまして」

 「ほう、そうかそうか」

 王は、何か納得したように頷いた。

 「ところで、そなたは背が小さいようだ。何歳なのだ。」

 「え?」

 さて、どうしよう。一応魔法で150cmぐらいに背を高くしているしているが

 現在、俺の年齢は3歳なのだ。偽るべきか本当のことを言うべきか・・・迷ったすえに俺が出したのは

 「3歳です。魔法で身長は大きくしていますが」

 本当のことを言うことにした

 「は?」

 王がキョトンとしている

 「・・・・・・それは本当なのか?」

 「本当です」

 

 「ぶあっはっはっはっは、そうか3歳か、世界が広いな」

 「疑わないのですか?」

 「ん?まあそなたは嘘をつかないと思うのでな」

 うん。絶対吹っ切れているよね・・・

 「そういえば、わしの娘も3歳でな」

 「娘さんがいるのですか」

 「まあな、エリスといって、これはこれは可愛い娘でな。そうだそなたに会わせてみよう」

 「え?いいんですか?」

 「そなたなら問題ないだろう。ついでに話相手になってやってくれ、あまり外に出る機会がないのでな」

 「わかりました」

 「おい、エリスを読んで来てくれ」

 そういって王は近くの侍従に命令した

 「かしこまりました」

 そういって侍従はエリスを呼びに行った



 しばらくして、侍従につれられて女の子が部屋に入ってきた

 「お父様、どうしました?」

 「おお、エリス! ここにエリスと同い年のアトリス殿がいる、話してみるといい」

 エリスは俺の方を向いて、そして父であるゴルザドの方をみて「なにゆうてんこいつ」みたいな顔をして、もういちど俺を方を見て

 「はじめまして、私はエリス・ダウハーマと言います」

 「こちらこそはじめましてエリス嬢、私はアトリスと言います」

 俺も同様に名乗る。

 「エリス、わしは少し部屋を出るから、アトリス殿と話しているといい。 アトリス殿、少したのむ」

 「わかりました」

 「はい、お父様」



 「え~と、エリスちゃん?」

 「なに?」

 睨んできた。怖い

 「何したい?」

 「何もしたくない」

 これじゃなにも進まない

 「じゃあ、見せたいものがあるんだけど」

 「見せたいもの?」

 俺は、魔法を使ってい小さな花火を作ってみた

 「わぁ~、すご~い、なにこれ~魔法?」

 かなり気に入ったご様子

 「そうだよ」

 「ねぇ、もっとみせて」

 「いいよ」

 そういい、俺はさっきより大きい模様を作った

 「魔法ってすごいね」

 「そうだよ、魔法を使えるようになるとなんでもできるようになるよ」

 「私でも使えるようになれるかな」

 「なれるよ、でもそのためには勉強しないとね」

 そんな事を30分くらいしていると。


 ガチャ

 王が入ってきた。

 「エリス、楽しかったか?」

 「うん、楽しかったよ」

 「そうか、アトリス殿、娘をありがとう」

 「いえいえ、こちらこそ楽しい時間をありがとうございます」

 「それと、アトリス殿はなんでも作れるスキルをもっていると聞いたが?」

 「はい、基本的になんでも作れますよ」

 「申し訳ないんだが、エリスに武器を作ってくれないか」

 「え~っと、なぜです?」

 「エリスは、人見知りでなかなか外に出れないからな、護身用の武器を買ってあげたいんだが、何を買っていいのかわからなくてな」

 「なぜ武器を?」

 「エリスはなぜか武器が好きらしくてな。飾ってある武器とかでよく遊んでいてな、怖いから自分のを持たせたくてな」

 「わかりました作ってみます」

 そう言い俺は、エリスのところに行った

 「エリスちゃん、今から武器を作るんだけどどうゆうのがいい?」

 「う~んっとね、かっこよくてかわいいやつ」

 なるほど、わからん

 「まあ、とりあえず作ってみるね」

 そういって俺は、武器を作ることにした



 数分後


 「できたよ」

 「ねえ、見せて見せて」

 エリスが食い気味に言ってきた。

 「はい、どうぞ」

 エリスに作った刀を渡した。

 俺が作ったのは刀だ。かなり本気で作った。

 柄の部分はピンク色にし、鍔の模様は三日月と三つ巴の模様をいれてみた。

 刀身の色はちょっと薄い紫にしてみた。

 ちなみに刀のステータスは

 ---------------------------------

 名前 月巴

 種類 刀

 階級 レジェンド

 説明

 ただの刀と思うべからず。

 ---------------------------------

 こんな具合だ

 「すご~い!!!」

 エリス嬢がすごいことになってる。なんかよだれが滝のように出てるんですけど。なんで?

 「え~っと気に入ってもらえてよかったです」

 「ちなみに武器の階級は?」

 「レジェンドです」

 「そうか」

 王がなんか、諦めたような顔してる

 「強い方がいいと思ったんですが・・・」

 「それはそうだが」

 「じゃあいいじゃないですか。エリスちゃんもそう思うよね」

 「うん」

 「はあぁぁぁぁぁ」

 王のため息によって俺のSランクの任命は終わった。

 こうして、俺はSランク冒険者になったのだ。

お読みくださりありがとうございました。


作者の二言)fooooooooooo

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ