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第3話 スライムそして冒険者

暇つぶしにどうぞ。

アトリスが3歳の時の話を入れてみました。


作者の一言)なかなか思ったように書けない。

 アトリス3歳。

 ある日のこと。

 「アトリス~、お母さんとお父さんは今日一日仕事で居ないから、いい子にしててね」

 どうやら、今日は一日中遊べるらしい。

 「うん分かった~いい子にしてる~」

 「それじゃあ、行ってきま~す」

 と言い母親と父親は仕事にいった。



 親たちが仕事に行って10分後。

 俺は今、森の中にいる。

 「暇だから、散歩に来たはいいけど誰もいなくてつまらんなー」

 実はここ、いつもならそこら中にモンスターがうようよいるような場所なのだ。

 が、今は生物の影すら見当たらない。

 それもそのはず、原因はもちろんアトリスだ、本人は自覚していないが常人ではありえない程の威圧を放っているからだ。

 

 「お、あんなところにスライムが」

 俺はピンときた。スライムを改造すれば最強になるのではないか。

 スライムが近づいてきた、どうやら俺に好意があるようだ。

 「俺と一緒にくるか?」

 俺が言うと肯定するかのように体(?)をぷるぷるさせている。

 「じゃあ、いくか」

 俺が家に向かって歩き出すとスライムもついてくる。

 よし、家についたらこのスライムを改造することにしよう。

 俺は、わくわくしながら家に帰ったのだった。



 さて、どうしたもんか。

 スライムを改造するといっても何をすればいいんだ?

 「とりあえず、声を出せるようにしよう」

 俺は、スキルを使いスライムに声を出せるようにした。

 「・・・ア・・・コ・・・コエ?」

 うん、一応声は出てる。よし、この調子でスキルを使って改造しよう。




 どうしてこうなった。

 今、俺の目の前には水色の髪で水色の目をしていて、武器を振り回して遊んでいる少女がいる。

 よし、落ち着け。ひとつづつ処理していこう。

 「まず、森でスライムを拾った」

 うんうん。

 「そして、声を出せるようにして、言語能力を完璧にした」

 うん?まあ、まだ理解できる

 「調子にのってスキルを増やしたら使ったらこうなった」

 なんで?

 まあ、なったもんはしょうがない。おかげでこの少女スライムのステータスはこうだ。

 ------------------------------------

 名前 ルナ

 種族 アルティメットスライム

 状態 人化

 体力 やばい

 魔力 やばい

 力  やばい

 知力 やばい

 速さ やばい

 運  やばい


 スキル

 全属性完全耐性・物理耐性・擬態・人化・武芸百般・自己回復・吸収・小型化・魔力の極意


 称号

 アトリスの仲間・究極のスライム

------------------------------------

 となっていた。

 「完全にぶっ壊れだなこれ」

 ちなみにルナの遊んでいる剣は俺がルナに作ったものだ。

 万能創造でちょこちょこっとね。

 「ねぇねぇアトリス、これで遊びたい」

 何この子恐ろしい。

 「じゃあ、冒険者にでもなるか?」

 「冒険者って?」

 「冒険者っていうのはね、依頼を受ける代わりに報酬をもらうことを主に生活している人のことだよ」

 「楽しそう」

 「じゃあ、冒険者登録しに行こうか」

 「うん、行く~」





 というわけでやってきましたギルド

 ちなみに俺は般若の仮面とローブとを羽織っている。

 なんで般若かは聞かないで、心が苦しくなる。

 ルナは小型化してローブの中にいる。

 あと一つ俺、スキルで身長を150㎝くらいにしている、だから。

 「おうおう、おこちゃまはこんな所にきたらだめだぞぉ~(・∀・)ニヤニヤ」

 「ヒヒッ、これは冒険者っていうのを体で教えないとなぁ」

 「フェッフェッ」

 ほら、絡まれた。

 「アトリスはおこちゃまじゃない」

 と聞こえた瞬間ルナが飛び出して男に切りかかった。

 「おいルナ、やめろ」

 ルナの剣は、当たるか当たらないかのところで止まった。

 「なんで~こいつはアトリスをおこちゃま呼ばわりをしたんだよ~」

 「今はそんなこといいから、早くローブの中に入ってくれ」

 「はーい」

 ルナはまた小型化してローブの中に入ってきた。

 「うちのルナがすまんな」

 男はルナに気圧されて気絶している。

 周りの女子たちがいい始めた。

 「ねぇ、さっき女の子誰?かっこよくない?」

 「うんうん、背が高くて、可愛いくて、凛としてたよね。あの子のお姉さんかな?」

 周りの女性冒険者がルナについて話している。

 

 俺はからんできた奴らを無視して窓口に行った

 「すいません、冒険者登録したいんですけど」

 俺は近くにいた受付嬢に話かけた。

 「あ、はい、登録ですね」

 と言って一枚の紙渡してきた。

 「この紙に必要事項を書いて私に渡してください。ここに書いたものは完全に秘匿されるので安心してください」

 「わかりました」

 そこには、名前(必須)・出身地(必須)・年齢・属性・スキル・使う武器種など書かれていた。

 こうなった

 -------------------------

 名前   アトリス

 出身地  ダウハーマ帝国(南)

 年齢

 スキル  万能創造

 使う武器 いろいろ

 -------------------------

 「できました」

 「はい、確かに受け取りました」

 特に何も言われなかった。

 「それでは、この水晶玉に手をかざしてください」

 そういって受付嬢がとりだしたのは頭一つ分ぐらいの透明な水晶玉だった。

 「これは、その人が前科のある者だったら赤くなります。それ以外は白く発光するか、今の状態から変わりません」

 まあ、特に問題はないので手をかざしてみる。

 すると、水晶玉に異変はない。

 「大丈夫ですね」

 受付嬢は紙にいろいろ書いている。

 「はい、登録は終わりました。」

 「ありがとうございます」

 「冒険者カードを作っている間、冒険者のルールについての冊子を渡します、読んでおいてください」

 その冊子にはこう書かれていた。

 ------------------------------------

          冒険者のルール

 一.クエストを受けるには、クエストボードに貼ってある用紙を持ってきてください。

 一.クエストが万が一失敗してしまった場合違約金として一定の金額を支払ってもらいます。

 一.基本的になにが起きても責任は負いません。

 一.パーティーを組んでいる場合、報酬は基本的に分割になります。

 一.冒険者ランクは下からF・E・D・C・B・A・Sになります。ランクを上げるには、一定数のクエストをクリアするか、特定のモンスターを討伐できた場合に上がります。

 一.上記以外に質問がある場合は受付嬢にお聞きください。

 ------------------------------------

 よく読んでいると

 「アトリス様、冒険者カードができました」

 「ありがとう」

 受付嬢からカードをもらう

 「せっかくですからクエストを受けますか?」

 「そうするよ」

 「それならばこのクエストはどうでしょう」

 と渡してきたのは、よくある薬草の採取だった。

 「もう少し難しいのはあるか?」

 「申し訳ありません、現在アトリス様は一番のFランクなので採取ぐらいしかないです」

 めんどくさいけどやるしかないのか。

 俺がそのクエストを受けようと思ったとき。

 「大変だ~~!!」

 入り口をみると、門番のような人が切羽詰まった様子で入ってきた。

 「騒々しいぞ、どうしたんだ?」

 奥の方からギルドマスターらしき人が出てきた。

 「た、大変だギルマス!!森の方に超級と思われるドラゴンが現れた」

 「・・・なに!? それは本当か?」

 「ああ、本当だ。もうすでにBランク冒険者の重傷者も出ている」

 ギルドマスターは少し考えると

 「分かった。お前はすぐに戻って防衛に徹っしろ、なるべくドラゴンの進行を抑えろ。無理はするな」

 そう言って男の人を行かせた。

 「おい、早急に本部に連絡を取ってAランク以上の冒険者を出してもらえ!!」

 ギルドマスターは受付嬢に指示を出す。

 

 あ、いいこと思いついた。

 「あ~、そこのギルドマスター?」

 奥の方に戻ろうとするギルマスを呼び止めた。

 「なんだ!こっちは急いでいるんだ」

 「そのクエスト俺が受けましょうか?」

 俺の言葉にギルマスはぽかんとしている

 「は?」

 「もちろん、報酬はもらいますよ」

 ギルマスの目が手に持っているカードを捉える

 「・・・・・・Fランクに何ができる」

 「もしできたらどうします?」

 「どうせお前にはできないだろうが・・・そうだな。もしできたらSランクに挙げてやるよ」

 「よし、契約は成立だな」

 俺は早速いくことにした、善は急げって言うからね。

 俺はギルドの扉を抜けようとしたとき

 「おいおい、おめぇみたいなガキになにができる?ガキは家に帰ってねんねしてろ!!」

 どうやらさっき絡んできたやつの残党(一人)らしい。

 「どういてもらえますか?僕は今急いでいるんですよ」

 「行きたいなら俺を倒してから行けよ、どうせできないんだろ?・・・ん?」

 あ~めんどくさい。

 「邪魔だ、どけ!」

 俺がそういうと残党(一人)の身体は石のように固まってしまった。

 「てめぇ!何しやがった!?」

 徐々に石化していく残党に

 「ちょっと黙ってて」

 完全に石になってしまった残党(一人)はピタッと何もしゃべらなくなった。

 周りの人が唖然としている。 


 「んじゃあ、急ぐとするかね」

 俺は、急ぎ足で助けに行くことにした。

お読みくださりありがとうございます。


作者の二言)はぁ~

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