第1章 神々より前の時代 Before Gods 登場人物
第1章 神々より前の時代 Before Gods
登場人物
高橋雄大
5000年前の青森に転生する。異世界かパラレルワールドか過去なのかで悩みながら降り立った神として集落の運営にあたる。集落での名前は雄大が大きな大地のような意味だと説明したためにオホシリカムといわれるようになる。十和田湖の噴火を経て集落民は感謝するが、本人は自分が転生した意味をなかなか見いだせないでいる。
カンチュマリ(天空のキツネ)
塔の巫女。神が降りたつ時を境にあたらに塔の巫女になった。
大叔母が前の塔の巫女。新たな塔の巫女たちには神の嫁としてのつとめもあった。息子が一人生まれてチュプカムイ(太陽神)と名付ける。
レブン・ノンノ(沖の花)
塔の巫女。塔の巫女は3人体制。もともとは塔にある導きの炎といわれる灯火を絶やさないこと。北のモシリ(北海道)のカンナアリキの娘。父親は火山噴火の災害で失っている。娘が一人生まれる。娘の名はレブンカムイ(海の神=シャチ)
ミナ・トマリ(笑う港)
塔の巫女。十和田湖の噴火により集落民の移住先のひとつで一人巫女となる。
のちに呪術師カント・ヨミ・クルに嫁ぐ。
アシリクル(新しい人)
アシリウパシ(新しい雪)の娘。ミナ・トマリが一人別の集落の巫女となったあとの新しい塔の巫女。娘が一人生まれる。娘の名はクンネチュプ・カムイ(月の神)。
クル・シュプ(黒き太陽)
前の塔の巫女。カンチュマリの大叔母。
レタルヌプリ(白い峰)・フレル・ヤンペ(赤い嵐)
前の塔の巫女。クル・シュプ巫女が亡くなって塔の巫女も代替わりとなる。
塔の集落の長老たち
アシリ・ウパシ(新しい雪)
塔の集落の長老の1人。長老は30代から40代まで、それ以上は古老。
主に狩猟・採集に関する長老。アシリクルの父。
ミツ・ハ・キミ(新緑の王)
塔や大堂を建てた棟梁にして建設担当の長老。西の深緑の王国出身。十和田湖の噴火で移住が必要になったときに深緑の王国へ戻る。
アカル・ヒ(瑪瑙の翁)
交易系の長老。主に津軽石など貴石や地元産出品を扱う交易団の長老。
アヂ・ノ・チプ(黒曜石の船)
北のモシリ(北海道)産の黒曜石関連の交易団の長老。
移住の際は北のモシリ(北海道)のユペツの集落に渡る。
アペ・ルイ・ト・ヒ(燃える土の翁)
アスファルト関連の交易団の長老。
ミツ・ソ・ピ・ヒ(緑青の石の翁)
ヒスイ関連の交易団の長老。南方交易の担当でもある。
ウルシ・アチャ(漆の伯父)
塔の集落の工芸品担当の長老。主に漆工芸や、葡萄蔓の籠、集落で使うロープ製作などの担当長老。
集落民
ルェケムクル(皮の針の人)
皮革加工専門の集落民。狩の腕前もあり、手先が器用。十和田湖噴火調査に同行する。
他の集落民・交易団
カント・ヨミ・クル(天を読む人)
クルマンタ(黒又山)の呪術師。大湯環状列石の近くに住んでいたが、十和田湖の噴火で家は被災。塔の集落に来て呪術師を続ける。後にミナ・トマリを娶る。
ウコアプカシ(往来する)
アスファルト交易団の団長。アペルイツゥタリ(燃える土の一族)で秋田から塔の集落までアスファルトを交易して歩く者。
北のモシリ(北海道)
カンナアリキ(再来)
物見の氏族の北のモシリ側の集落の首長。巫女や長老がいない集落の場合は首長制のところが多い。レブン・ノンノの母親。
アンヂ・アンパヤラ(黒曜石を運ぶ)
トカプチ(十勝)の黒曜石交易団の長老。集落の黒曜石の加工管理もしていたため、まだ20代後半だが集落でもっとも影響力のある長老。やがて、オホシリと友情で結ばれ、遠くのピリカノ・ウイマムまで来るためにタタルと職責を交換する。
セタエチ(犬好き)
アンヂ・アンパヤラの交易団の団員。トカプチから犬を連れてきた。飼い犬のピリカの母犬はアエニシテ(頼りになる)。
タタル(黒い)
アンヂ・アンパヤラの同僚。同じ長老格だが以前は交易専門。オホシリと出会い、やがてシカルンテとパートナーとなったことでアンヂ・アンパヤラの職責と交換する。
シカルンテ(すべてを思い出せる)
コロポックルの娘。後にタタルとパートナーとなりピウカの集落の巫女兼呪術師となる。
ヤイェユカラ(神の歌)
コロポックルの長。歌の力で過去の知識を伝える。オホシリカムに神謡、コロポックルに至るまでの全ての知識を与える。
クチャコロノ(狩猟小屋に居る人)
サンニョ(賢い)
ホカンパエカシ(難しい老人)
ラメトクル(勇気のある男)
エラムイクルクル(心配する人)
オカプチの古老たち。コロポックルたちを畏れ偏見を持っていたが、シカルンテの活躍を目の当たりにして、考えを改める。
ピパイロ(川真珠)
ユペツの集落から峠を越えたところにある集落の首長。
ウヌカル(見合う)
シカルンテの孫。
アトゥイ(海)
カンナアリキ首長のひ孫。レブンノンノの姪の子。