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憂鬱な四日間

 Day1 拷問の始まり


 さて、時は流れ六月の定期試験も終わり、七月の上旬。俺はいつも通りホームルームが終わってから部室へ向かう。そこにはいつも通りの騒がしいメンバーが居る。

 否、部室にいるのは部長一人だけ。片瀬先輩と金田先輩の姿は無い。

「おっ、我が文芸部期待の新人よ。今日から四日間は二人きりだな」

「はい?」

 なんだか違和感を感じた。数にして二つあったが一つは原因は理解出来たが、もう1つは理解に苦しんだ。

まず一つは二年の先輩方は沖縄へ三泊四日の修学旅行中。二つ目は先輩の口調だ。何か変だが茶番に付き合うとしよう、ちょうど退屈していた所だしちょうど良いだろう。先輩方が修学旅行の間文芸部は通常通り活動する。まぁ、文集用の原稿を俺は仕上げなければならないから、俺に休みなんぞないのが現実だ。

「っていう訳だから、四日間二人きりだね」

 なんて先輩は気楽に言ってるが、俺からしたら拷問だ…。こんな人と四日間の一緒にいたら俺のキャラが維持できない。

「あの…ホントに二人きりなんですか?」

「もちろん!」

 どうやらシナリオの書き換えは出来ないようだ…小説ならすぐにでも書き換えられるんだが…。まぁ、こんな事言ってもどうにもならないから、もう諦めて素直に部活をするしかない。

 今日は執筆原稿を仕上げる。まぁ、予定通り進めば大体一か月あれば完成はする。

()()()り(・)』進めばの話だけどな。

 さて、そんな下らんことは置いておいて執筆しなければ。

 そうやって執筆作業に取り組む俺、そんな俺にいきなり先輩が声を掛ける。

「そういえばさ」

「はい?」

 おい、唐突過ぎやしないか。

「浅野君、片瀬君とはどういう関係なの?」

 何を言うと思ったら…下らん。

「何もありませんよ」

「そうかい?球技大会の辺りからもう出来上がってると思ってたが。私の思い過ごしだったみたいだな」

「出来上がってるって…そんな訳ないじゃないですか」

 無論だ、だが意識しているのは確かだ。かといって付き合いたいとは思ってないし。

はぁ、どうしたって言うんだ。

「それで?片瀬君とは  」

「はいはい、そろそろ原稿書きたいので良いですかね?」

 中川先輩が言いかけている台詞を察知した俺はすぐに適切な理由をつけて話を切る。

「もうっ、気になってたのに。しかもまだ途中なのに。」

 中川先輩がやっと本調子に戻った。いつも通りのこの人の方が圧倒的に良い。だが俺はそんな先輩に容赦なく接する。

「先輩も早く書いてくださいよ。文集用の原稿を」

「えぇ、良いじゃないか。そうだ!恋バナしようよ!ねっ?」

「駄目です。部活中なんですから」

「じゃあじゃあ!部活中じゃなかったらいいの?」

 沈黙。

「じゃあ、そういう事で。今日は頑張っちゃお!」

 そうしてください、と一言添える。

 その効き目のお陰か先輩の執筆の進みは非常に良く。俺の執筆の進みは非常に悪かった。それは無理も無い、脳内には恋バナの事で頭がいっぱいだったからな。

「よし!ノルマ達成!」

 おいおい、それはちょいと早くないか。

 これが毎日続けば良いと思うのだが、それもまた難しい話であるのは短時間ながら理解出来た。本来は理解してはいけないのではないかと最近思い始めるが、そう思った時点でもう遅かったのは言うまでも無い。

 先輩が書き終わってからしばらく、俺も割と最近導入したタブレットの画面を暗くする。無論書けないと確信したからだ。『書けるのなら書けなくなるまで書く。書けないのなら書けるのを待たずに書くのを止める』それが俺のやり方だ。

「俺は書けなくなったので今日はここまでにしときます」

「それじゃあ今日の部活はここまでにして……さっきの続きの事忘れてないよね」

 忘れたかった、だが印象の強い事柄はそう簡単に頭から離れない。どうでもいい事が頭にくっついて離れない現象なんて良くある事だろうし。今この文章を読んでくれている読者の中にもこの現象に悩まされてる人もいることだろう。

「勿論忘れてませんよ」

「それじゃあどうぞっ」

 かくして、拷問が始まった。拷問は数時間に及び、一から十まで全て聞き出され俺は噓を吐く事無く全て真実を伝えた。ここで噓を吐いても良かったのだが噓を吐くと後が面倒だ。

 窓の外を見ると日が暮れているのが見える。こうなるとぶっちゃけ帰りたい。

「ふぅ、ご馳走様でした」

「お粗末さまでした…」

 はぁ、こんなつまらん物を提供してしまった…。

「いや〜分かってたけどね」

さいですか。

 それにしてもこのような恋バナに対する女子の関心が異常にも思える。いや、言葉を変えよう、「興味津々」とでもしよう、そちらのほうが響きが良い。何故他人の内容は知りたがるのに、自分の事は大して話さないのだろうか。もしこれが自分の周辺のみであり、普通、世間的にはこのような事案は無いとするならば俺の偏見であるのだが、少なくとも俺の周辺ではこのような事案が多々発生する。

俺はこのような色恋沙汰には興味は無かったのだが高校生になって流石にその思考も変化した。そういえば俺が愛読している小説の一説にこのような言葉があったのを思い出す。『高校生活といえば薔薇色、薔薇色と言えば高校生活、と形容の呼応関係は成立している。』そうだ、高校生活といえば薔薇色なのだ。今まで灰色を好んでいた俺だが、今こそ薔薇色になるのだ。だからと言って俺がすぐにでも告白する訳でもない。恋愛とは時間の流れと同じ様にゆっくり進んでいくものだ。

 そんな後世に残るだろう迷言を残した所で、俺達二名はいつもより少し早いが撤収する。鍵の返却は無論俺が担当、なんかこの役職が決まっているかのような頻度で俺が行っているが、どうなのだろうか。仮に事実だとしたらいい迷惑だ。部長は先に帰り、俺も鍵を返してから帰宅する。

 まだこれが四日間のうちの一日目だというのを昇降口で再度知った。


 Day2 日常に隠されしトラブル。


 外に出るのが億劫になる事がたまにある。例えば天候が悪い時や時間帯が早い時間や遅い時間だった時などの自然的要因だったり、急ぎの用事では無い時や第三者に強制された時などの人為的要因がある。逆に率先して外に出るのは、自分にとある利益が来るとき。その利益は人それぞれで、ある人はイベントの影響で、またある人は新商品を入手したいからなど、様々ある。他にも気分的にとか友人に誘われるなどあるだろうが、後者は今現在の俺には関係の無い事だ。

 今現在、この関東地方は梅雨が明け本格的な夏が始まりかけているが未だ梅雨の影響が残っていたらしく小降りの雨が降っている。傘を差すか差さないかの瀬戸際にあるがこのあと公共交通機関を利用することを考えたら傘を差すのが無難であるだろう。それ以前に雨の中傘を差さないほうが他人からの視線が痛くなるのは知っている。雨は午前中だけらしく、なくとも帰りは傘がお荷物になるだろう。それらも承知の上俺はビニール傘を手に家を出る。この降ってる事がかすかに分かる状況下で駅に向かう見慣れた道を歩くとしばらくして交通量の多い国道に出る。住宅地の割には大型のトラックや乗用車がひっきりなしに上下線をそれなりの速さで通過していく。小雨だからまだしもゲリラ豪雨や台風による大雨時にトラックが通過した暁には全身が濡れる事は間違いない。

 信号を渡り坂を上る、なぜかこの地域は坂が多く、駅から見て南側の地域に住んでいるならば必ずしも駅に行く際には坂を通らなければいけない。まったく、不便な地域だ。と何度思ったことだろう。

 右も左も住宅地、そんな坂を上りきるともうすぐ駅だ。駅前の商業施設二階の自由通路を通り外にある階段を下りきってUターンをしてから横断歩道を渡る。ここまで来るとサラリーマンや学生たちが多く見える。だが今日は何かがおかしい、いつもとは違う何かが起こっている、そんな気がした。その予感は的中し人混みの中救急隊や警察の姿が見えたことで全てを察した。

さてと、学校に遅れて付くのは確定したのだがどうしたものか。電車に乗れない客たちはバス停にあふれている。仕方なくバス停に並ぶ、屋根の中に入れないので傘を差しながら並ぶ。バスが一台来て積み残しが発生してまたもう一台来る、乗れたのは三台目のバスだ、並び位置が丁度良かったのか椅子に座れる事が出来た。人混みの中カバンに入れている文庫本を取り出し読書を始める。終点まで一時間程度、移動のお供にはうってつけだ。今読んでいる文庫本はもちろんライトノベル。すでにアニメ化している小説で妹バカの小説家が主人公だ。これがまた面白く、家には約十巻ほど買い溜めがある。だが今手にしているのは第一巻、まだまだ買い溜めの本が出る幕は先だろう。

雨と湿度のせいで窓に水滴が付く、外を見ても今どこに居るのかもわからないし、前にある電光掲示板を見ようとしても人混みで見えない。そんな時バスが上下に揺れた。その揺れで大体の場所が分かった、地元でこのバスを何度も乗っているからこそ分かる一種の合図ととらえて構わない。この揺れを感じるあたりだいぶ進んだなと思いつつまた文庫本の文章に戻る。

さて、読書に夢中だった俺は終点に着いたことに気付かす、運転手に「終点ですよ」とマイク越しに教えられ、俺は慌ててバスを降りる。終点に着くころには雨は止んでおり、傘はただのお荷物と化した。さて現在の時刻は八時半を回った、もうすぐ学校ではホームルームが始まるころだ。ここからは電車に乗り換え数分、学校の最寄り駅に着く。地元の最寄り駅で遅延証明書を回収しているので遅刻扱いにはならない。学校に着き閑散とした静かな廊下、一限目が始まって教室に後ろのドアから突入する。こういう状況で皆が後ろを見てくるのはどうも止めてほしいものだ、変な汗が出てしまう。遅刻の胸を教科担任に伝え俺は何事もなく授業に出席する。

午前中は小雨だった雨が、午後には土砂降りに変わっていた。

嫌な予感がする…。


 Day3 放課後の過ごし方

 

 放課後、人それぞれ違った過ごし方をするだろう。友人と遊んで過ごす者、部活動に勤しむ者、真っ直ぐ自宅に帰宅する者、様々な事があると思う。今日は部活動は無く、俺は横浜のブックオフに旧友の佐藤正樹と居た。

「いや、横浜なんて久しぶりに来たよ。今日は何かお買い物かい?」

「まぁな、買う物って言っても小説だぞ」

「と言ってもラノベだろ?」

「もちろんだ、暫定的な結果だが俺の知る限りこの店舗が一番ラノベの種類が多い」

 俺がオタクだっていうのを知っている正樹、コイツの存在は俺の中ではだいぶ大きなものとなってる。

「僕もラノベは少し読むけど、なんかオススメはあるかい?」

「オススメか…」

 俺はラノベコーナーの棚を見る。コスト面も考えて百円コーナーだ。すると丁度良い物を見つけた。

「これとかどうだ、二年前の小説なんだがこの作者のデビュー作で尚且つ第二十回秋に開催されたス●ー●ー文庫の優秀賞作品でな、こうこうこういう内容で  」

 俺は正樹にこの小説のプレゼンをする。

「そ、そうなんだ…ユータローがそう言うなら読んでみるよ…」

 さて、俺も本を買うとしよう。

 初めは五冊くらい買おうと思ってたのだが、どうしてこうなったのか自分でも分からない。

「肩が千切れそうだ…」

「バカだなユータローは、衝動買いって言うのがこんなにも恐ろしいものだっていうのがよく分かったよ」

「まさか二十冊買うとは思わなかった…」

「一回中学の頃にユータローの家に行ったことあるけど、結構ラノベとかマンガとか薄い本(同人誌)とかあったよね…あの時でさえ本棚の許容量が限界だった記憶があるけど」

「間違いない、本棚をもう一個買わなくてはならない…」

 エスカレータを下りながら俺の本棚事情について話す。

「この際今本棚注文したら?」

「そうしよう…」

 そう言って俺は大手検索エンジンで『本棚』と検索する。いくつかある中で一ついいものを見つけた。

「これなんかいいんじゃない?」

 正樹が見つけたのはスライド式の本棚、価格は八千円ほど。

「ちょうど前の本棚が壊れかけてるから容量的にもちょうどいいかもな」

「あの本棚壊れたの…」

「あぁ、耐用量を越えてしまったらしく、床材に亀裂が入ったんだ」

 アイツもなんだかんだで三年ぐらい活躍してくれたしな。修理してからも何か物入れとして使うとしよう。

「じゃあ早速注文っと…」

「流石ユータローだよ…イベント参加経験が多いせいなのか八千円の買い物を簡単に済ませてしまうとは…」

 自分でもそう思う、イベントに参加してからというものそれまで高額の買い物には躊躇してたのだが、最近じゃそんなに迷うことは無くなった。

「予定では日曜日に届くらしい。作るの手伝ってくれ」

「オッケー、その日は一日中フリーだからね」

 コイツの休みのほとんどはフリーだろうに。

「クソっ、肩が引き千切れる」

「コインロッカーにでもしまって来たら?」

「そうしよう、ついでにお前のもどうだ?」

「じゃあお言葉に甘えて置かせてもらおうか」

 そんな訳で駅構内のコインロッカーに本と鞄二つを詰め込み、財布とスマホのみを取り出す。だいぶ楽になった、今なら空が飛べそうな気がする程に軽くなった。

「それじゃあ、ゲーセンから回ってアニメショップを回る感じで良いよね」

「あぁ、いつも通りのルートで良いだろう」

 たまに正樹とは横浜に来ることがあるのだが、大体回るルートはゲーセンを数か所回った後にアニメショップを回るお決まりのルートが形成された。その場所も駅の西口側に集中しており、大きな移動もないから便利だ。

「そういえばユータロー、お姉さんは元気かい?ここしばらく会った記憶が無くてさ」

「元気にしてるぞ、今は帰国して我が家にいるぞ」

「お姉さん帰って来てたのかい⁉いや~、ユータローも大変だね」

 大変と言うより地獄だ。あの破天荒な性格は何とかしてほしいものだ。

「まぁ、賑やかになっていいじゃないか。うちは妹が一人いるけど、どうも気難しい時期で僕に対しては特に当たりが強い。どうも納得いかないんだよな…」

「そこら辺の苦労はお互い様って訳か。大変だよな姉とか妹とかって」

「性格が良ければ良いんだけどね…」

「「はぁ…」」

 二人は溜息をつく、二人の間にはどんよりとした空気が生まれた。こんな空気ゲーセンで吹き飛ばすとしよう。

「何からやろうか…」

「レースゲームで良いんじゃないか…」

 そんな訳で首都高を使ったレースゲームをする事にした。三戦して俺が一勝二敗、正樹が二勝一敗、やっぱり馬力不足だった。

「ユータローは馬力不足なんだよ、走りは良いんだけどね」

「お前がやりこみ過ぎてるんだ」

 次に何をするか…一階はクレーンゲームがメインで二階はメダルゲーム、三階は音ゲーとアケードゲームがメインだ。

「ユータロー、もし良かったらだけどボウリング一ゲームやらないかい」

「そうだな、久しぶりに良いかもな」

 そんな訳でボウリングを一ゲームする事にした、時間は四時ごろながら空いている、そのお陰ですぐに入場出来た。

「にしても名前ふざけてるのか…」

「まぁ、たしなむ程度にね」

 名前は自由に登録できるのだが登録名が酷い、俺は無難にユータローと登録され、正樹はとあるクソアニメのタイトルを付けた。

「まぁ始めるとしようよ、初手はユータローからだよ」

 なんだかんだで大きな動きはなく気付けば十フレーム、ギリギリで俺が勝ってる。

「ここで差を開いてやる!」

 その言葉通りストライクを叩きだし、だいぶ点を離した。

「ここで追い越してやる!」

 その発言も空しく僅差で俺が勝つ事となった。

「まさか…この僕が負けるなんて」

「俺が強すぎたんだな」

「いや、それは無い」

 おいおい…。

「まぁ、良いリフレッシュにもなったよ。次に行くとしようか」

「そうだな」

 そう言ってゲーセンの近くのアニメショップに向かう。そこで薄い本をいくつか購入してまた次の店舗に移動する。

「なんか良いものはあるかい?」

「まぁ、気にはなるが予算がな」

「じゃあまた今度の機会にするか」

「そうしよう」

 そんな訳で撤収する、時間は五時半。駅のロッカーの支払いを済ませあの重たい荷物を回収する。

「はぁ…肩が重い…」

「まぁ、二十冊となるとね」

 そんな爆弾鞄を肩にかけ、通勤ラッシュの中帰宅する。正樹は俺と最寄り駅は同じだがバスに乗って少し離れた所にあるのでここで解散となる。俺は駅近くの駐輪場に止めてある自転車に乗って自宅へ帰る。その道中、前方に見覚えのある後ろ姿。その正体は姉貴だ。

「姉貴」

「おっ、祐太郎。良い所に来てくれたね、これ入れてちょ」

 そう言ってそこそこ大きな荷物を俺の自転車のかごに入れる。

「あんた、ブックオフでどれだけ買い物したのよ」

「姉貴こそ、何買ったんだよ」

「見りゃ分かるでしょ、服と下着だよ」

 弟に自分の下着を運ばせる姉貴って一体…。

「お、おう…そうなのか…」

 リアクションに困った俺は適当に答えておく。

「それにしても祐太郎は恋愛とか興味ないの?」

「唐突だな、興味はないと言えば嘘になるし、だからと言って興味があるという訳でもない」

「なんか面倒だね」

 自分でもそう思う。

「まぁ、まだ若いんだから大丈夫よ。私もまだまだ彼氏とか居ないし」

 比較対象が高校生と大学生となると大分比較しにくいと思うぞ。

 そんな姉弟での久方ぶりの会話をしていると自宅に着いていた。

「鍵開けてよ」

「姉貴が開けろよ」

「はぁ⁉探すの大変なんだけど!」

「いや、俺も探すの大変なんだけど」

「ジャンケンで決めよ!」

「良いだろう」

 そうやって外で騒いでると鍵が開く音がした。そののちに我が家のバーサーカーこと母さんが出てくる。

「あんた達うるさいよ‼」

「「は、はい…」」

 こうして少し疲れた放課後が終わりを告げた。後に両親に「本の買い過ぎ」と言われたのは秘密。


 そして迎える魔の四日間最終日、だが三日間の間に色々とあったお陰か平穏に終わってくれた。

お久しぶりです、もうすぐ聖バレンタインですがこれと言ってあげる友人なんて大して居ない会津さつきです。

今回もやってきました自話投稿の乱用のお時間です。とはいえ今回は二話分しか行いません、次は七時ぐらいでしょうか、多分夜の七時ですのでしばしお待ちください。

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