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不登校、朝から災難に遭う!

主人公が学校に行くまでの話。女の子がいっぱい家の前にいる!?まだ一週間しか経ってないのに。

しかも学校では…

主人公の苦手な行事があった!

運動音痴の大敵、『スポーツテスト』

 僕は今、困っている。

前回も見たという始まりかもしれないけど、それは置いといて……


なぜ困っているのかというと学校に行けないのだ。

いや、学校が無くなっていたとか異世界に放り込まれたとかいうファンタジーじみた理由ではなく。

行けない理由は……僕の家の前にたくさん人がいるからだ。それも女の子ばっかり。

なんでだ。まだ一週間しか経ってないのに。もう変な噂がたっているのか?

僕は何もしてないはず……なんだけど。

中学の時も教室の前にいっぱい女の子が集まってる時があったからなぁ。

あの時はあの時で色々不安になったもんだけど。

 それはそれとして。

この問題は……うーん……ま、いいか。

あとで分かるだろうから。

なぜ分かるか、というと僕の幼馴染みが学校にいるからだ。そいつはいつも情報を拾ってくるのが速い。

そして僕に伝えてくれる。

だからまぁ不登校時代は本当に助かった。不登校だと先生が家に来たりするんだよね。

不意打ちで来られると困るからね。そういうのも教えて貰ってたんだけど。

元々噂好きでお喋りな性格って言うのもあってスキャンダルとかゴシップみたいなのをよく集めてるんだよね。

ちなみに男だからね、幼馴染みは。

そんな訳で理由はあとで分かるんだけどさ。

あっ、ついでになんで特進クラスに女子があんなにいるのかも聞いておこうっと。

ってそうじゃなくて。


 問題は今、なんだよ。

女の子に囲まれて喜ぶようなやつじゃないんだよ、僕は。



「いやだなぁ……」



 時間もないから行くしかないんだけど。

そうそう、僕の家は徒歩3分で学校に着くんだ。近くていいでしょ?

だけど僕が学校行こうとすると倍かかるんだよね。つまり6分ぐらいかかるんだ。

アレ、絶対間違ってるよね。毎回倍ぐらいかかるんだもん。

やっと準備終わった。よし、行くか。



「あっ!出てきたーーー!!」

「えっ!どれどれ!!」

「「「きゃーーー!!」」」



 う、うるさっ。どこの芸能人だよ。もしかして有名人でもいるのか、僕の家の周りに。近所迷惑じゃないか。全く、どこのどいつだ。でも僕の家の周りにいるし、僕なんだろうな。原因は。

………なんでみんな付いて来るんだ!?

横目で見るとかそんな次元じゃないよ!?

想像していたのより遥かに多かった。

どこかの軍隊か何かなの? 行進並みに揃ってるんだけど‼︎ しかも聞こえて来る会話がおかしい。前も言ったけどここ進学校なんだって。そこの生徒なのに。



「マジあの子かわいいー!」

「めっちゃ頭いいんだって」

「特進クラスにいる唯一の男子かぁー!

はっ!1人でハーレムだと!?」



……最初の二つはまだいい。最後のダメだろ。何言ってんだ。なんか興奮してるし、怖すぎる。


 やっと着いた……。なんかいつもより疲れたなぁ、もういつもの倍かかった気がする。

[キーンコーンカーンコーン]

あれ、ほんとに倍かかってた。おかしいな。家を出たのが8時20分で着いたのが……32分!?え、ホームルーム始まっちゃう!わああああ!!


「山崎」「はい」

「湯川」「はーい」

「ゆめさ……」


[ガラガラガラッ!!]


「はい!!」


 ま、間に合った……


「遅刻だな」

「え、セーフですよ!」

「いや遅刻だろ、諦めろ。」

「そんなことないです!諦めたら試合終了ですよ!?まだやれますよ!」

僕は遅刻してない。絶対してない。認めない!認めないぞ!!

「はぁ、わかったわかった。次は気をつけろよ?」

「は〜い」


 ふぅ、僕が正しいことをわかってくれたみたいだ。よかったよかった。


「さて、連絡事項だが……今日はスポーツテストがある。くれぐれも時間に遅れないようにな〜。今の夢咲みたいに」

「「「はーい!!」」」

「ちょ、僕の名前出すのやめてくださいよ!」

「じゃあホームルームを終わるぞー、今日も1日頑張れよー。」


 また無視された。泣くよ僕。メンタル弱いんだからね。

にしても……スポーツテスト、かぁ。実は僕は運動が大の苦手なのだ。それはもうほんとに。どのくらいかというと、学校へ行くまでが辛くて不登校になるくらいだ。

そう、僕が不登校になった理由の大部分はそれである。何せ中学校行くまで山道をずっと歩くんだよ、1時間くらい。僕はそれが嫌で学校行かなくなったんだよ。

はぁ、田舎やだ。だから田舎すぎて嫌だったから一人暮らしして高校の近くに住んでるんだ。今の家にね。


 それなのに、だ。

スポーツテストだよ。

僕の中での学校の苦行はスポーツテスト、体育祭、校外学習なんだ。その中の一つだぞ。もうほんとうにどうしよう。この行事のあと3日は体動かせなくなるんだよね僕。筋肉痛で。

普通のテストなら楽なのになー。何が心身を鍛えるだよ。ボロボロになるだろ、僕の身体が。

しかも、今日は委員長の集まりまである。……今日無事に帰れるかな。

主人公が入学式を迎えてその後初めてある行事?のスポーツテストが始まる前まででした。次はスポーツテストがあって……ほかのクラスの人達などのたくさんの登場人物が出るかも知れません。

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