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初のイベント作品です。
あるところに、春・夏・秋・冬、それぞれの季節を司る女王様がおりました。
女王様たちは決められた期間、交替で塔に住むことになっています。
そうすることで、その国にその女王様の季節が訪れるのです。
ところがある時、いつまで経っても冬が終わらなくなりました。
冬の女王様が塔に入ったままなのです。
辺り一面雪に覆われ、このままではいずれ食べる物も尽きてしまいます。
いつの間にか春が訪れるはずの3月を過ぎ4月に入ろうとしていました。
困った王様はお触れを出しました。
『冬の女王を春の女王と交替させた者には好きな褒美を取らせよう。
ただし、冬の女王が次に廻って来られなくなる方法は認めない。
季節を廻らせることを妨げてはならない。』
何故冬の女王様は塔を離れないのでしょうか。
何故春の女王様は塔に訪れないのでしょうか。
王様は願うだけです。誰かが冬の王女様を塔から離し春の王女様を塔に呼ぶのを…
この御触れが出たのち、すぐにその国の住人達が様々な方法で、冬の王女を塔から離れるように説得する方法を考えます。
雪の降る中一人の裕福そうな男性(おそらく商人であろう)が塔の前に現れました。
その商人は、「美しい…美しい冬の王女様どうか私の話を聞いてください。何故王女様はこの塔から離れなのですか?何か欲しいのであれば私の力でなんとか致します。何卒、何卒外へ出てはくれませぬか。」
塔の中にいる王女様は何も答えません…塔の中からも出てきてはくれません。
さんさんと雪が降る中だだそこには肩に雪を積もらせている商人が膝を冷たい地面についているだけ…
商人は待てども待てどもこない返事を待つのに苛立ったのか、
「この私が…!この私がなんでこのような屈辱を…!何が冬の王女だ!!!化け物めが!!!」と大声をあげて塔から離れて行きました。
一人めの挑戦者は失敗に終わりました。
あの商人は己のプライドが高く、自己中心的な性格であり嘘つきでありました。
下手に出るのは話をスムーズにするため、内心ではどう思っていたのでしょうか?
無理だと分かった瞬間の季節をもたらす王女に対するあの態度、周囲から見たものはこの商人が王女様を連れ出すことができるのか?いやできないそう思っていたのでしょう。
そのため国の人たちは大して期待はしてませんでした。
結果は始まる前から終わっていたのです。
この商人はこの件が見られてしまい人望を失ってしまいます。
しかし何故王女様は返事をしなかったのかそれはわからないままでした。
王女様がわかることは商人が嘘つきということだけです。何故なら商人は王女様に会ったことなどないからです。
この日の挑戦者はもう現れませんでした。
1日が過ぎまた冬が伸びる、ためている食料
も減ってしまいました。
王様は何もできずただ祈るだけです。
誰かが冬の王女を怒らせず塔から連れ出してくれるのを…だだ願うだけです。
今日は昨日よりも寒さが厳しいが空には雲がなく少し心細いが心地よい太陽の光でいくらか過ごしやすくなっています。
暖かそうな服を着て手袋、マフラーをつけ防寒対策バッチリな女性が塔の目の前に現れました。
その女性は「王女様、お願いがございます。どうかこの塔から離れてはくれませぬか?もう私たちには食料の蓄えがほとんどないのです。これでは私たちは生きていけ…ませ……ん…ぅうぅ…」
女性の目からは涙がこぼれます。
本当に辛そうに…
ですがやはり塔の中から返事が返ってくることはありませんでした。
女性はずっとずっと泣いています。
その場に音はなく女性の泣き声が響きます。
それでもなお塔から返事は返ってきません。
女性は徐に立ち上がり目をこすります。
その後何も言わずに塔から離れて行きました。
何故王女様は辛そうな女性の声にも反応しないのでしょうか?
その答えはその町の人には分かっていました。
女性は別に困っているわけではありませんでした。ただのでっち上げだったのです。
何故ならマフラーや手袋をして暖かそうな格好をしているということはそれなりに裕福な家庭であることがわかります。
そして顔色も良く血色のいい肌である。この肌の色は食べ物を食べていないとできない色です。
他の国の人はそこまで良くありません。
けれど何故王女様はそれを分かったのでしょうか?
女性が演技をしていることを、嘘をついていることを…
見られてしまったら早いもので、すぐに皆に知られてしまいます。この件で「この女性は褒美欲しさに嘘をついた者」と周囲からコソコソと言われ、その家の評価が下がってしまいました。
二人目の挑戦者も失敗に終わりました。
昨日は御触れが出されたばかりだったため一人だけであったが、今日はもう一人の挑戦者が現れました。
目にはクマができている暗い雰囲気のある男性が塔の前に現れました。
暗い男性は「冬の王女よ、何故あなたは外に出ない。お前は私たちを苦しめたいのか?
もしそうであるならお前は最低だ。そんなやつ王女失格だ。
いやお前にはそう思う心がないのか?
…まぁ、そんなことどうでもいい。
お前は私たちに季節をもたらすものだ。
そんなやつが自分勝手に冬を伸ばしていいものか。
私たちが生きていくには食べていく必要がある。食べるには食材がいる。
食材は育てる必要がある。
だが冬ではそれが不可能だ。
それをお前が知らないんなら教えてやる。もし知っているのなら今すぐ塔から出てくれ。私たちが餓死してしまわぬように。
町のみんなもお前が塔から離れるのを望んでいる。ここが気に入ったのなら次またくればいい。だから頼む。」
演説のような説得も虚しく王女様は返事をしません。
暗い男性はただそこに立っているだけです。
暗い男性は塔の扉をじっと見ていた瞳を閉じ「失敗か…」と呟き返って行きました。
暗い男性の意見は正しくこれ以上冬が長引くと大変なことになります。
国のみんなも、内心では冬の王女様には塔からいち早く離れてもらいたいそう思っているのです。
国のみんなが王様に抗議の手紙を送ることも増えてきています。
男性の声は国のみんなの声だったのです。
それでも塔を離れない王女様…一体理由はなんなのでしょうか。
そんな疑問を国のみんなに残しながら今日の終わりの鐘が鳴りました。
御触れが出てから3日目
まだ冬は続き、春の訪れはまた伸びてしまいました。
王様は最近くるようになった手紙をウンザリした顔で見ています。
王様も困っているのです。
今日もまた王様は誰か王女様を塔から連れ出すことを願い祈ります。
今日の挑戦者は少し昨日までとは違うようです。
ガタイが良く、立派なヒゲを持つ大男が2〜3人の男を連れ塔の前に現れました。
ヒゲの男は「おい王女!!!おまえがさっさとでねぇとこっちは迷惑なんだよ!出てこねぇならこの塔の扉ぶち壊して無理やり連れ出してやるよ!
おら!お前らいくぞ!!!」
とても乱暴な言葉で叫びます。
付いてきている男たちも乱暴な言葉を放ち扉に攻撃しようとしています。
塔の前にいる門番たちはこの言葉を聞いて男たちを取り押さえます。
当然のことながら王女様は外に出ていません。
こんな状況ですら塔の中に閉じこもっています。本当に王女様なんているのでしょうか?
ヒゲの男とその連れたちは季節を巡らせることを妨げようとしていたため牢獄に入れられ
ました。
何事も暴力で解決してはならない。そんなこと誰も分かっているはずです。それなのにこんなことを起こすとは…いよいよ町のみんなは焦りだしたようです。
ただそれしか方法はなかったのです。
今日もどうやら二人目の挑戦者が来たようです。
五人目の挑戦者は他のみんなと少しばかり容姿がちがうようです。
間の指輪を各指に指し、金色という派手な服を着て、いかにもお金持ちという姿をしている男性が現れました。
お金持ちの男の子が言いました。
「この俺はこの国の王子だ!こんな状況になっても動かないクソ親父の代わりにこちら参った。冬の王女よ等の扉を開け!」
しかしやはり扉は動きません。
すると、
「お前がその気ならこちらにも取るべき行動がある。皆の者行け!この塔の扉を押し開げろ!」
「「「「は!」」」」
後ろに控えていた王子様の部下は塔の扉を開こうと前に進みます。
王様の命令で塔の扉を守っている兵は王子様の部下が開けようとしているため止めるべきなのか判断に困っていまします。
とうとう塔の扉は開かれました。
王子様は塔に入り冬の王女様と対面しました。
冬の王女は、王女というにはあまりに幼い姿をしていました。
おそらく10歳前半ぐらいでしょう。
王子様は見たことがあったのか驚きはありませんでしたが、見たことがなかった王子様の部下たちは驚きの顔をしていました。
「王女よ早くここから出て行ってくれ。この国の住民は皆困っている。これはお願いではない。この俺の命令だ。」
強い口調で王子様は言いました。
「別に構いませんこの塔から出ても、しかし次から私はこの塔にもう現れることはなくなりますがよろしいのですか?」
冬の王女様も負けじと王子様に言い返しました。
王子様はさすがにこの塔になどと戻らないと言われてどうするべきか迷ってしまいました。
「…」
王子様は何もいうことができなくなってしまいました。
王子様はもう何も言わず部下を連れ塔から離れていきました。
「ふぅ…まだ…まだ…ここから離れるわけにはいきません。この国のみんなに教えるためにも…わかってもらうためにも…それとお姉様のために。」
冬の王女様はそう呟きました。
この日の挑戦者はもう現れませんでした。
…いや…もう現れることはないかもしれません。
この国の王子様ですら冬の王女様を塔から離れさせることができませんでした。
なら、一体誰がこれをなし得ることができるのでしょうか?
国のみんなにはわかりません。
そして3日目が終わった。
この国の季節は一年周期です。
一年経った3月に次の季節に変わるのです。
なのです国のみんなは秋の一年間の間に冬の一年間用の食料を溜め込みます。
一年分の量とは大変多いもののですが、それは一年分でしかありません。
過ぎてしまった分はありません。
なので国のみんなは困り果てているのです。
ギリギリで食べて生きているのです。
4日目
また1日が過ぎて訪れるべき春が1日が縮みました。
王様は昨日の一件を聞き王子様を叱りました。
ですが一向に良くならないこの現状にほとほと困り果てています。
けれど王様は自ら動こうとせずだだ神なのかわからない像の前で祈り続けています。
国のみんなももう無理だと諦めてしまっています。
もうこの国は終わりだ…そう思ってしまっているのです。
今日は前の三日間と違って、挑戦者はすぐには来ません。
太陽が地平線に沈みゆく中それは現れました。
今日の挑戦者です。
門番は挑戦者が来たのをみて期待していました。
だかすぐにその期待の目が消えてしまいます。
なぜなら挑戦者は10歳前半の男の子だったからでした。
どことなく痩せていて…汚れている服を着て
足取りもおぼつかないようでした。
男の子は塔の前に立ち大きく息を吸いそして大きく息を吐きました。少しの間何も言わない時間が過ぎました。何かを考えているようです。
やがて男の子は考えがまとまったのか口を開いた。
「王女様〜遊びましょ〜。」
そう笑顔で言ったのです。
塔の門番たちは驚きで固まってしまいました。この男の子は何を言っているのか?
今の状況がわかって言っているのか?と
男の子に対して違和感を覚えました。
「おい、そこの少年。今どんな状況がわかっているのか?ただ悪ふざけしに来たのなら帰れ。」
門番は長い間の冬の寒さの中ずっと門番をしていたためなのか苛立った声で男の子に言いました。
「いいからさっさと帰れ。俺たちもこの寒さの中ただ突っ立てるだけでイライラしてんだ。これ以上イライラさせるなよ。」
さっきよりも声を低くして男の子に言い腕を引っ張ります。
「うわっ!」
男の子は大人の力で引っ張られたため抵抗できずに地面に向かって倒れてしまいます。
門番はそんなこと気にせず男の子を引っ張っていきました。
「おら!さっさと帰れ。」
子供を遠くに投げました。
幸い下には雪が積もっていて怪我をしませんでした。
「あいててて…やっぱりダメか〜。でも僕は諦めないよ。…王女様」
男の子は笑みを浮かべていました。
(なんだったのだ今のは?遊ぼうだなんて何を考えているんだ?私にはわからん。)
塔の中で冬の王女様は男の子のあの発言を理解できずにいました。
門番の話を聞く限り今回きたのは若い男の子のようだ。
若いと言っても自分よりも年上だろうと考えていました。
自分よりも年上が意味なくそんなことを言うとはお前ず、ずっと考えていました。
考えて考えて…少し経ってまた、考えて考えてそれをから返していました。
それを繰り返すうちに夜になっていました。
塔の門の前では、門番の仕事に飽きたのか門番たちは酒を飲み酔ってしまい仕事を忘れどこかに行っていました。
つまり仕事をサボったのです。
ルール違反です。きっと門番たちには後で罰が下るでしょう。
それを見越したのか日暮れごろに来た男の子が現れました。
子供の力では塔を開けることはできません。
それをわかっているのでしょうか?
そんなことはわかりません。
そんなことは御構い無しに男の子は話し出します。
「王女様〜、またまた来ちゃいました〜。さっきはごめんね〜。今度は話しましょう。」
塔の前で大きな声を出したため。
王女様の耳にしっかりと入りどうしたものかと考えました。
考えた末、王女様はその話になることにしました。
「あいわかった。話をしようではないか。」
男の子は王女様から返事が来たので嬉しそうに笑顔になりました。
「王女様返事してくれてありがとう。町の人たちに聞いたら返事は来ないって言ってたから。こないと思ってた。」
「…そうか。…?町の人たち?お主この国のものではないのか?」
「ううん、僕はこの国の国民だよ。ただ離れた村に住んでるだけだよ。」
「なるほど。お主は御触れについて知っておるのか?」
「うん、知ってるよ。」
「そうか。」
王女様の声は少し悲しげなものでした。まるで落胆したかのように。
「でも…僕には興味ないかな。褒美なんて。僕はただ王女様に言いたいことがあって来たんだ。別に外に出て欲しい、この国から出て言って欲しいわけじゃないんだ。」
「!……」
王女様は驚きで何も言えませんでした。
ですが、何かを言おうとしているようでした。
男の子はそれを探すわけでもなく、寒い外の中静かに待っていました。
「そなたは…何故来た?」
王女様が言えたことはそれだけでした。
「さっき言った通りだよ。ただ言いたいことがあっただけだよ。」
「ふむ…」
ーハクションー
男の子がくしゃみをしました。
王女様はハッとします。
外は冬なのだと…自分がいるから雪の降る寒い夜であることを…頭の中に王女様に罪悪感が生まれました。
王女様は悩みました。男の子を塔の中にに招くべきか。
ですが迷ってる場合ではないと思いました。長く考えてしまうと男の子が風邪を引いてしまうと思いました。
王女様は門を開きました。
「外は寒いであろう。中に入ってきたまえ。中は暖かいゆえ。」
「わ〜。ありがとう王女様!寒かったんだよ寒さで凍えるかと思ったよ。」
本音を言いつつ男の子は塔の中に入って行きました。
王女様な顔を見ました。
けれど男の子は驚きませんでした。
王女様は不思議に思いました。
「そなたは私を見て驚かないのか?」
「ん?…どうして?」
「あぁ、私がこんな歳で王女をやっていることとかな。」
「あ〜そういうことか〜。それなら僕、王女様のこと昔見たことあるんだ。四年前のことかな。」
「!…そうなのか。そなた歳は?」
「僕?僕は13だよ。王女様は?」
「僕?ってそなたしかいないだろう。…13か、私と同じではないか。」
「そうなの!?偶然だね〜。」
男の子はニコニコした顔で王女様を見ていました。
そんな顔を見た王女様もおかしくなったのか笑みを浮かべていました。
「あ!笑った!!!いつもそんな顔をしてればいいのに。」
やはり笑顔で男の子は言いました。
「私は意味のないことをしない主義でな。笑うなどしてもそれを見る人などいないしな。」
男の子の言葉を聞いて王女様は笑顔を消し仏頂面で言った。
「…そうだよね、意味のないことだよね。…笑っても…」
男の子は少し悲しげでした。
別に王女様は怒ってそんなことを言ったわけではありません。
「どうかしたのか?」
心配そうに尋ねます。
「あっ…大丈夫だよ。それで王女様、どんな話をしようか?聞きたいことがあるなら言ってよ。」
「おっおうそうか。」(こやつ私に言いたいことがあるんじゃなかったのか?)
無理やり話題を変えたように思えました。
王女様は何を聞こうか思案しました。
(何も思いつかない…)
王女様は焦りだしました。
だって男の子は王女様の方を向きニコニコとした顔で早く早くと言っているからです。
何もないなんて言いだせません。
なので相手に任せることにしました。
「そなたのことを聞かせてはくれぬか?よかったらでいいが。」
そう、相手が一方てきに話すような状況を作り出し、自分が話の軸になるのを防ぐようにしました。
「え!僕のこと?僕のことか〜…あんまり話すことないんだけどな〜。…それでもいいならするよ。」
笑顔だった顔が困ったかのような顔になり王女様に聞きました。
「うむ、それでも良い。私はそなたのことを知りたいしな」
王女様は答えます。
それは本音でもあり嘘でもありました。
少し聞きたいとは思うけれどそれはほんの少し、本当は何を話したらいいかわからなかったのです。
「そっかぁ…なら話すよ。…僕はあるこの国から離れた村で生まれました。おしまい。」
「…はぁ!?何故そこで終わる?早すぎるだろ!」
驚きと困惑と少しの怒りをこめて男の子に抗議します。
男の子はそんな王女様の感情的なところを見て目を丸くしています。
「うーん。話して上げたいのはやまやまなんだけどね。もうすぐで門番さんたちが帰ってきちゃうから早く帰らないといけないんだ。ごめんね。明日も来るからね。」
すぐに真面目な顔になり王女様に言った。
それはまぎれもない事実です。
もうすぐ夜が明けます。
暗い暗い夜が徐々に明るくなっていき、暗い夜のおかげで目立つ星たちもしだいに薄れていっています。
「また明日も来るのか?そんなことできるのか?」
門番が明日もどこかにいっているという確証はどこにもありません。それなのに確認してきたかのように確証を持っているという顔で言ってきた男の子に王女様は問いかけます。
「出来ますよ。だってこんな何もない門番という暇な仕事ですよ。王女様は真面目に門番たちが毎日立っていると思いますか?」
「いや、そうは思わんが…」
「王女様の言いたいことはわかりますよ。でも門番たちはまた必ず明日飲みにいきますよ。一度ルールを破ると例えばれたとしてもこんな暇な仕事の場合では普通また破るのが人間ですよ。刺激が欲しいんですよ。なんでもいいから。そう思ってるはずです。」
「そういうものか?」
「そういうものです。ではまた明日〜また来るからね〜」
最後に男の子は笑って塔を去りました。
しばらくして
男の子の予想した通り門番たちが酔いが回って千鳥足で門の前に戻ってきました。
下手な鼻歌を歌うもの、煩わしいいびきをするものたちが門の前で立ったりかけたりを繰り返しています。
酒は飲んでも飲まれるな大事な言葉である。