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一人称の違う一シーン
空間が綻びてる。
崩壊が始まってる。
全て、大和君の言うとおりだった。
「ハンマーは絶対勘違いをする、俺の戦闘スタイルを」
「だからこそ、一撃を喰らえば俺は一撃必殺をハンマーに食らわせる事が出来る」
「だが、普通ならこの作戦は行えない、行いたくない」
「ハンマーの想像武器、スレッジハンマーの一撃は一撃必殺だ」
「相討ち、なんて展開も絶対に嫌だ」
「だから、俺がハンマーにトドメを刺したら俺を助けてくれ。」
「お前がやってくれるなら、出来る」
もっと、良いシーンで言ってほしかったよ、告白のシーンとかで。
こんなに惚れさせといて、心配する役目を押し付けて、戦いに見送らないといけない役割を押し付けて、大和君のために自分が生贄になるっていう選択肢まで潰されたのにこんなにかっこいいことを言うなんて。
実際、すべて大和君の言うとおりの戦闘だった。
言うとおりに、相討ちだった。
ハンマーは腰の骨が砕けたように吹っ飛んでいき、大和君は左手が潰れていた。
潰れた。
それを見たときには、私はもう走り出していた。
大和君は、ハンマーにトドメを刺して倒れた。
今すぐ助けないといけないといけない。
今すぐ、大和君に触れて、大和君を想像しないと。
そうして、私は大和君のおでこに口づけをした。




