表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/11

時間のズレ



「「「ただいま。」」」


俺と信長と秀吉は、蘭丸の待つ俺のアパートに帰ってきた。


俺の手には、長瀬さんからもらったトマトとバイト代がある。


ちなみにバイト代は、まさかの時給2万円という驚愕の儲けだ。

それを三人で2時間働いたため、3人の合計利益は12万円だ!!


とりあえず、俺は台所へ向かい、貰ったトマトで料理を始める。


俺が作っている間、信長達は・・・


「王手だ、秀吉!!!」


「ギャー、また負けた!!!」

「信長様、次は私と勝負してください。」


将棋をしていた。


俺がその勝負を見ながら料理をしていたら、


「やべっ、コンソメ落とした!!」


いろいろやっちまった。


結局出来たのがトマトのスープ=ミネストローネだ。

「「「いただきます。」」」


かなりトマトがある。後1ヶ月は持ちそうなぐらい…。




ミネストローネを食べ終わり、取り敢えず明日仕事なので寝ることにした。




俺は最悪の気分で目が覚めた。

理由は、昔の夢を見たからだ。

まだ寝起きなので、眼を擦っていると。


「あれ、信長様若返りました?」


ちょっと間抜けな秀吉の声が聞こえてきた。


こたつに突っ伏している信長を見てみる。


確かに、(ひげ)が減って、顔が若くなっている。


まぁ、時間を飛び越えて来たならそんなこともあるだろう。

そう思いながら、昨日作ったミネストローネの残りを火にかける。


「…」


あれ、若返るってすごくない?

いや、何で若返ってるの?

おかしくない?あり得なくない?


「何で!!」


「うわっびっくりした。」


もう一度信長の顔を見る。

「・・・確かに若い。」


「若返ってもいいじゃん。」

まぁ、否定はしないけど。

「それじゃ、わしは長瀬さんのところへ行ってくる。」


と、秀吉がこたつから出る。

俺もそろそろ京都府警へ出勤しないと。


「それじゃ、信長と蘭丸は留守番頼む。」


「それは無理だ。」


と、言って信長が立ち上がる。


「ここへ行ってくる。」


信長が取り出したのは、『自衛隊募集』と書かれたビラだった。


「「「と言うことで、蘭丸留守番よろしく☆ヽ(▽⌒*)」」」


「はぁ・・・。」


こうして、俺たちは家をあとにした。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ