タイトル未定2026/04/22 11:44
「おやすみ」
そう二人で言い合えることに、微かな幸せを感じていた。
半袖になるには肌寒く、暖房をつけるには贅沢な気候の中、布団に丸まって互いの温もりを分かち合い、微睡とともに眠りに落ちる。
「飲み行こうよ」
SNSのメッセージで連絡が彼女から来た。
彼女無し・大学から一人暮らしで人肌に飢えていた私には、十分すぎる程舞い上がる出来事
だった。
単純なのだ。大学2年次男子というやつは。
「もちろんいいけど、まだ莉愛って高校生じゃん笑」
「そんなの関係ないよ」
口角が上がるのを感じながらメッセージを打ち込む。
「じゃあさ、俺の家で宅のみしようよ」
「いいよ」
「明日行ってもいい?」
「いいけど笑バイトじゃないの」
「バイト終わった後行きたい」
「おっけー」
内心小躍りしていることを感じさせないよう、すかしたメッセージを送る。
夜の帳が上空を覆う中
わざわざ自分の家なのに、持っている服の中で一番上等なシャツに袖を通して
バス停の前に迎えに行く。
「大学前のバス停でいいんだっけ?」
「そうだよ」
半年ぶりに会う彼女はどんな姿をしているのだろうか。
思い出の中にある姿を引っ張りだしながら無理に捲った腕をさすり待っていると、
バスがゆっくり音を立てて路肩に停車する。
肩まで髪を伸ばした彼女の姿が見えた。
「やっほ」
久しぶりに会った彼女は当時明るかった髪を黒に染め、落ち着いた雰囲気に変わっていた。
ただ、服を上に押し上げ目線が吸い込まれそうな谷間をさらけ出したトップスと、短いスカートからしなやかに伸びる生足を惜しむことなく見せつけていた。ぎゃるだ。
私が煽情的な気持ちになるには十分だった。
「久しぶりじゃん」
震える気持ちを抑えながら出せる一番低い声を出す。
「そうだねぇ。半年ぶりくらい?」
「ちょうどそれくらいだと思う。じゃあ行こうか」
マンションの鍵を取り出し、慌てながらロックを解除する。
「どうぞ」
「おじゃましまーす...お~きれいな部屋じゃん」
「掃除したからね笑」
「そうなの笑 ちゃんとしてんじゃん?洗面台かりるね~」
自分が普段生活しているスペースに女性がいるという違和感と、
ひらりと薄いスカートから露出している肉付きのいい生足を凝視しながら
私は固唾を飲み込んでいた。
「料理は作ってるから、早速飲もうか」
「お~流石。何つくったの~?」
「スープとチキンソテー」
「てぇんさい!」
彼女と私はそこまで仲が良かったわけではない。
バイト先に彼女が入り、先輩として教えていただけなのだ。
だが、なんてことないやり取りに、嬉しく思っていた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
空けた酎ハイが3本目に差し掛かり、用意した料理も底を尽きていたころ。
「○○くんってこんなに細かったっけ~」
「いうないうな、わかってるわ」
私の腕を触り、豊満な胸が腕に当たる。
(あたってるよ?大丈夫なの?)
押し当てられた二つの果実は私の腕の形に沿いながら形が変わる。
さらけ出された胸元に自然に目線を落としてしまう。
ゆっくりと片手を私の腿に添えながら、
「さっきからどこ見てるの」
「別に、そんなに出してたらみちゃうじゃん」
「え~?」
ピアスを揺らしながら屈託のない笑顔を浮かべる。
あぁ、記憶通りの、彼女だ。
紅色に染まった艶やかな唇が目に入る。
頭ではもっと雰囲気づくりが大事とか、もっとお酒を飲んでからとか、
どこから聞いたのか分からないような言葉が渦巻いている。
ゆっくりと彼女の瞳を覗くと、綺麗な装飾が施された二重は半分まで幕を下ろし、
身体を私に預けながら私を見上げていた。
なるほど。これが上目づかいというやつか。えろい。
震える手を隠すように顎に手を添え、ゆっくりと口を近づけてキスをした。
「あっ...」
彼女の柔らかな唇を夢中で啄む。
脳天をさすような喘ぎ声が、私の耳に流れ込む。
言葉なんてかけられない。鼻息を荒くして夢中で唾液を交換しながら、
服の下に隠れている大きな果実に手を伸ばす。
「だめぇ...」
飾りでしかない言葉を嘯く。
しばらく衣服の上から楽しんだ後、トップスの裾を捲り上げる。
白いフリルをあしらった赤の下着に包まれた果実の本当の形が晒される。
とろんと上目遣いで見上げる彼女の唇に何度目かわからないキスをし、
背中の金具を外す。
あらわになるぷっくりとした実を摘むように突起を触る。
「あんっ...」
もう馬鹿になっている。他の事なんてどうでもいい。
今は気持ちよくなることだけを考えよう。
夢中で果実を堪能していると、痛いほどに隆起した股間に彼女がゆっくり手を伸ばす。
「おっきいね♡」
この時の男は最も阿呆だと思う。
すぐさま彼女のスカートの中に手を突っ込み、鼠径部に指を這わせる。
「やんっ♡」
布地に蜜がしみ込んでいる様子を確認すると、なすがままに下におろす。
ソファまで滴る蜜と1部分だけ突起した物に触れながら、自身のパンツも脱ぐ。
もう下準備なんていらない。
今すぐいれてやる。
自身のものなのか、彼女から出る蜜なのかわからない音を鳴らしながら、
ぴとりと割れ目に当てる。
「挿れるの...?」
当たり前だろう。なんの確認なのか。
無言で首肯を返し、ぐちゃぐちゃになったひだにゆっくりと性器を挿し込む。
「あぁ...!♡」
なんて気持ちいのいいのだろう。挿入した場所が深くなる毎に刺激と快楽が混ざった衝撃が頭を突き刺す。
ずっぽりと全ての竿が入りきった直後、彼女の腰が激しく痙攣した。
「イっちゃった...」
なんて煽情的な言葉だろう。
唾液とかすれた甘い声でそんな言葉をかけられて、黙ってるわけないだろう。
激しく腰を動かそうと彼女の華奢な腰に手を当てた瞬間
私の竿が膣の中でだらけている様子がわかった。
なぜだ。こんなタイミングで。
「くそ!」
腰だけを動かし、再びたたせようと試みる。
「あんっ...」
彼女もわかっているはずだ。
やさしさからなる喘ぎ声がより私の悲壮感を増幅させた。
すると勝手に抜け落ちた自身のモノを眺め、天井を仰ぎみた。
「またか...」
そう、私はトラウマから最後までできない病気にかかっている。




