キモオタでブサイクで激臭でコミュ障の後輩をSNSで更正させる俺は女装好きなサラリーマン
初めて小説を書きました。皆さんよろしくお願いします。
ある日の夜、地味で地味で女装好きな主人公・佐藤は、自宅でひとりSNSをしていた。彼は会社で出会ったキモオタでブサイクで臭い後輩・田村に興味を持っていた。田村は人とのコミュニケーションが苦手で、他の社員とも馴染めていなかった。佐藤は彼を変えたくてたまらなかった。
ある日、佐藤は思いついた。自分がSNSで女性のふりをして、田村をマトモな人間に調教してみることにした。彼は自分の女装姿を写真に撮り、田村に送りつけることにした。そして、会うときも女装して田村と会うことに決めた。
田村は女装している佐藤に気付いておらず、美しい女性が自分にアドバイスしてくれる状況に困惑していた。しかし、佐藤(女装)が親身にアドバイスしてくれること、一人の男性として接してくれることに少しずつ心を許し、自分を変えようと決心した。佐藤(女装)は田村にさまざまなアドバイスをし、彼の外見や言動、生活習慣を改善していく。田村も少しずつ変わっていき、自信を持つようになっていった。
しかし、佐藤は苦しんでいた。田村が更生した今、女装した自分は適当な理由をつけて彼の元から去っていくつもりだったのだ。だか彼は田村が女性にモテ始めたことを喜びつつも、同時に心の中で苦しんでいた。田村が他の女性と仲良くしている姿を見るたびに、佐藤の心は痛みを感じた。彼はその事実を認めたくなかった。
ある日、田村は佐藤に会うために彼の自宅を訪れた。佐藤はいつものように女装して彼を迎えたが、今回は違った。田村は真剣な表情で佐藤に向かって言った。
「実は俺、最近女性と普通に会話出来るようになってきたんです。それどころか女性から連絡先を効かれたんですよ?でも俺は…」
彼の言葉を聞き終える前に、佐藤は田村の言葉を遮った。
「田村さん、実はあなたにお話したいことがあるんです」
田村は佐藤を真剣な眼差しで見守った。
「実は私は、男なんです。あなたと一緒に働いている佐藤なんです。いままで騙していて本当にごめんなさい。」
佐藤の目から大粒の涙がこぼれた。
そんな佐藤を田村はそっと抱きしめた。
「佐藤さん、俺は最初から気付いてましたよ。」
佐藤は唖然とした表情で田村を見つめた。
「田村、実は私は…俺はお前が好きなんだ。だから、他の女性とは関わらないでほしい。」
体の震えを必死に抑えて、絞り出すような声で想いを伝えた。
田村は驚きの表情を浮かべながらも、しばらくしてから微笑んだ。
「佐藤さん、俺もあなたが好きなんです。他の女性なんてどうでもいい。あなただけを選びます」
二人は抱き合い、幸せな未来を約束しあった。彼らの関係は、主従のようなものから本当の愛に変わり、お互いを支え合いながら歩んでいくことになった。
後輩の田村は、佐藤のおかげで自信を取り戻し、自分らしく生きていくことができるようになった。そして、佐藤も自分の本当の気持ちを伝えることができ、彼らの愛は深まっていった。
彼らの物語は、地味なサラリーマンとキモオタな後輩が出会い、お互いを変えていくという奇妙な関係から始まった。しかし、その結末は純粋な愛に満ちたものとなり、二人の未来は明るいものとなったのである。