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歓声とアンナの酒癖

読んで下さっている皆様方、こんばんは!

執筆終わりましたのでUPいたします。

それでは、お楽しみください!

陣地に近づいて行くと歓声が沸き上がる。


「「「オーガの牙!」」」


「「「万歳!」」」


「「「オーガの牙!」」」


「「「万歳!」」」


とても腹が減って疲労の貯まっている兵達の声ではない。

悪魔族と少数で戦っていた俺達をみて奮起したのだろう。


「ジャスティンさん、手を振って応えてあげて下さいね。」


「分かったよ。アーサー。」


ジャスティンが剣を抜き手を上げると歓声はより大きくなった。

歓声を受けながら見守ってくれていたバドラック様の方へ向かう。

陣中に聞こえるような大声で言って来る。


「よくぞ無事であった!若者達よ!我らはこの助力を決して忘れないであろう!オーガの牙万歳!」


「「「万歳!」」」


「「「万歳!」」」


地響きみたいな声だった。

しばらく収まらないようなので天幕の中に入る。


ジャスティンとダン、アンナがヘルメットを取り皆が跪くと自己紹介する。


「オーガの牙でリーダーをしております、ジャスティンと申します。」


「同じくメンバーでダンだ。いや、です。」


「同じくアンナです~。」


「同じくラフィアと申しますわ。」


【改めまして、アーサーでございます。】


「バドラックと申す。一応司令官なんぞやっておるが気楽に接してくれたまえ、若者達よ。疲れているだろうが今後の事について相談したい事がある。」


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


近隣の地図を広げたバドラック様が地図の一点を指さす。


そこには何かの遺跡があるとの事だった。

敵が来る方角的にそこから来るのではないかとの事だ。

それを聞いたジャスティンから声が上がる。


「成程、毎回攻めて来る方角的に、その未踏の遺跡に黒幕がいると?」


「それでどうするんだよ?乗り込むのか?」


「敵の懐に入る危険と、未踏の遺跡は罠が危険なんさ~。」


「そうですわね、でもこのままだと繰り返しではなくって?」


皆がバドラック様の方を見る。


「その通りだ、時間を掛ければ再召喚された黒い悪魔達がまた襲って来るだろう。なので今が好機なのだ。」


【その見解は正しいと思いますが、どうされますか閣下?】


俺の言葉にバドラック様が肯く。


「一軍を率いてと行きたいのだが我が軍にはそんな余力は無い。」


そう言われるのを予想していたのか、ジャスティンが一人ずつ顔を見て行くと皆が肯く。


「では我々が行きましょう。」


「だが良いのか?君達には利もないし関係がないではないか?」


「いえ、利はありますのでご心配なさらずに。それに、ここまで来たのなら一蓮托生ですね。」


「そうだな。だが今日は遅い。向かうなら明日以降だろう?」


「そうだね~。アーサー君に相棒の調子を見てもらいたいしね~。」


「万全を期すなら明後日の朝がよろしいのではないかしら?」


「では明後日の朝、悪魔の弱くなる時間の朝に遺跡へ向かいましょう。」


ジャスティンがそう言った事で決まった。


【問題は迷宮って言う所ですかね?】


俺が言うとジャスティン達が同意して肯く。


「そうだね、アーサー。」


「未踏の遺跡なんよ~?お宝があるかもしれないんさ~。」


【アンナさん嬉しそうですね。】


「そりゃそうなのさ~。あ、でも罠があるかもだから気を付けないといけないんさ~。」


「そうですわね。ミミックとかは嫌ですわよ?」


「じゃあ今日の所は皆休んでくれ。天幕を用意してあるのでゆっくりとな。」


「閣下、お心遣いありがたく。」


ジャスティンが代表してお礼を述べた。

天幕から出るとダンが近寄って来てヘッドロックしてきた。


「アーサー君よぉ、俺達はぶっ続けで走ってきた訳よ?分かる?」


【痛いですよダンさん、お腹が空いたんですね?】


「そう言う事だ。何か無いかね?」


【ありますので皆さんに振舞いますよ。】


「いいのかい、アーサー?」


「アーサー君の料理なんさ~。」


「アーサー様、ありがとうございます。」


【ただし、兵士さん達の手前、手の込んだ物は出せません。それと天幕の中で食べて下さいね。ここの兵士さん達が可愛そうなので・・・。】


「補給物資を運んだと聞きましたが?」


「食料は無かったのか?」


事情を説明する。


「それで晩餐会を行う等とは・・・。」


正義感の強いジャスティンは怒っているのだろう。

拳を握りプルプルと震えている。


「それでは、ここの兵士様達はまともに食べていらっしゃらないのですわね?」


【そうなんですよラフィアさん。アーゼ様にも言いたいんですよね。奮戦してるって言ってたからてっきり糧食は充実している物だとばかり・・・。】


「ああ、アーサー。今は戻らない方が良いよ?」


【何でですか?ジャスティンさん?】


「ラフィアがな、アーゼ様に喧嘩売っちまったんだよ。」


そう言ってダンがゲタゲタと笑っている。


「だって、姫とはいえ失礼ではなくって?あの方。」


「ふふふ~。アーサー君はどんなおっぱいが好みなのかな~?」


どうしてそう言う方向に話が流れるんだろうか?


【まぁ、俺としては女性のおっぱいなら何でも好きなんですけれどね。あ、年齢は考えて下さいね?】


「でさ~、どちらかと言うとどうなのかな~?大きいとか小さいとか~。」


【ま、まあ俺は大きいほうが好きですよ?】


「良かったな!ラフィア!」


「ダンにはデリカシーと言う者は無いのかしら!?」


ラフィアは頬を赤く染めている。


「だってよ、嬉しそうじゃねえか?」


「ダン、来月のお小遣いは考えさせて頂きますわね?」


「それとこれとは話が違うじゃねえかよ!」


「決定事項ですわ!」


「グハッ!」


チ~ン、ダン、南無。


【では、簡単な物を作ってきますね。】


「「「お願いします。」」」


皆は食い付きが良いね。

うーん、ただ匂いのしない物だと刺身系かな?

この時間だと御飯を炊くだけでも良い臭いがするから米は駄目だしね。

どうしようか?


お酒があるからつまみ系で何かないかな?

枝豆はどうだろうか?

とりあえずやってみよう。


焚火の所に行き鍋にお湯を沸かす。

枝豆を投入して塩を少々。

茹で上がったら殻に入った豆ごと塩を振る。

木皿に盛り付けてこちらは完成だ。


更に鮪が大量にあるので柵を切って行く。

大トロ、中トロ、赤身に鯛や鰤の切り身等々。

御飯も炊いてっと。

うん、ツヤツヤの白米!


盛り付け終わると鍋を洗い煮沸しゃふつしてから片付けをする。

料理をもって天幕へと行く。


【皆さん、こんなのしかできなかったんですが良いですかね?】


枝豆と刺身の盛り合わせと米飯それに梅酒を持って来た。


「これは美味そうですね。で、こちらの樽は?」


【お酒ですね。暖まると思って梅酒って言う!?】


「お酒なの~!?」


言葉の途中だがすごい勢いでアンナが抱き着いて来た。

ジャスティンとラフィアがしまったと言っている。

もしかしてアンナに酒はダメだったのかな?

嫌な予感しかしない。


「アーサー、言うのを忘れていたがアンナに酒は・・・。」


「ジャスティンでもそんな事を言うと怒るよ~?」


もう飲んでる!?

引き継ぐようにラフィアが言って来る。


「アーサー様。その、アンナは酒癖が悪いというか・・・酔うとその・・・。」


暴れでもするのだろうか?

その間にもアンナはグイグイと梅酒を飲んでいる。


「私もお手伝い致しますので。」


そう言ったラフィアは頬を赤くしている。

お手伝いって何!?


「そう言う訳で僕達は男性用の天幕で食べるよ。」


「頑張れよ!アーサー!」


え!?

何か見捨てられたっぽいんだけれど!?


「相棒。後はアーサーに任せようぜ。」


「そうだね、アーサー。頑張って下さいね。」


ジャスティンとダンはそう言ってそれぞれの分の夜御飯を持って天幕を出て行く。


【アンナさん明日もあるから程々にって、もう一樽飲み終わっちゃったんですか!?】


「これは美味いのだね~。ヒック。」


そう言って真っ赤になって酒樽を抱え込んでいる。


【ねえ、ラフィアさん?アンナさんってどうなるの?】


「酔っぱらうと脱ぐのです。」


え?

脱ぐ?


「熱くなって来たよ~。」


そう言うと鎧を脱ぎだす。


「そしてその後は男性を求めます。・・・何度も求めてきます。」


【え?いや、俺は疲れていますし?】


「アーサー君~。」


アンナを見ると肌着だった。

ほとんど脱ぎ終わってる!?


「こんなに美味しいお酒は初めてなんだな~。ヒック。」


【ラフィアさん止めて。】


そう言ってラフィアを見ると何故か肌着だった。


【どうしてラフィアさんまで脱いでるの!?】


「ついででも良いので可愛がって頂こうかと・・・。」


ラフィアさん頬を染めている場合じゃないでしょう?

アンナと共にしなだれかかって来る。


【ひー!】


今夜は二人とイチャイチャした。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


翌朝。


俺は目を覚ますと右にアンナ、左にラフィアが眠っている。

太陽が黄色く見える気がする。

天幕の中だから見えないけれど。


昨日は激しかった。

特にアンナ。

中々満足してくれなかったので大変だった。

ああ、腰が痛い。


二人を起こさない様に着替えていつもの赤いフード付きのローブを着て天幕を出る。

朝日が昇って来るのを見ながら祈る。


【『アリステリア様』、本日もよろしくお願い致します。】


そう言うと朝御飯を作り始める。

周りで炊き出しをしていたのでまぎれて米を炊いておいた。

ただし強烈な匂いが出る物は控える。


なので海鮮丼を人数分作る。

買ってあった木の丼に酢飯にした御飯を入れて刺身を盛り付けて行く。

暖かくなってもらおうと味噌汁も作って行く。

出来上がると、まずはバドラック様達の所に持って行く。


護衛の人達に挨拶をして天幕に入る。


【おはようございます!バドラックか閣下。シュトライゼさん、バートさん。】


「アーサー殿、早いな。おはよう。」


「「おはようございます!」」


【今日は、これを作ってきましたので皆さんでお食べになって下さい。】


「ほう、これは色鮮やかな・・・。」


【はい「海鮮丼」と言う物です。醤油を回しがけして少量の山葵と一緒にお召し上がり下さい。】


「匂いに配慮してくれているのだな。すまない、遠慮無く頂こう。」


【どうぞ。】


慣れない箸を使いながら食べている。

ふふ、バドラック様は諦めてグーで箸を握りだした。

貴族様とは思えないかきこみっぷりだ。


「おお、昨日の寿司も美味かったがこちらも美味いな!海鮮丼、気に入ったぞアーサー殿。」


「美味いですね、閣下!」


「これは美味い!汁も暖かい!」


【それは良かった、後で食器を片付けに来ますので、ゆっくりとよく噛んでお召し上がり下さい。】


「「「貴殿の心遣いに感謝を。」」」


【後、予想ですがもう少ししたらインプと赤悪魔が攻めて来ると思いますので警戒して下さい。】


「察するに時間稼ぎだろうか?」


【左様ですね。黒い悪魔を結構な数討伐しましたので再召喚をしているのでしょう。】


「分かった、朝番の皆に伝えよう。」


御飯の効果だろうかバドラック閣下達の顔色が良い。

良い事だね。

天幕を出て自分達の天幕へ向かう。

ジャスティンが起きていたのでダンの分も海鮮丼を渡す。

一応食べ方の説明をしておく。


山葵の説明は昨日の恨みで黙っておいた。


さてアンナ達は起きてるかな?

三人分を持って天幕へ向かう。

中に入るとラフィアは起きていた。

裸だったが。


「アーサー様!?も、申し訳ありませんが着替え終わったら入って来て下さいませんか?」


【はい!済みません!】


慌てて一旦外に出る。

ラフィアがアンナを起こしている様だ。

昨日の夜はもっと凄い事をしているのに恥ずかしいのか。

ふふふ、でも朝から良い物を見たね。


待つ事十五分程かな?

昨日の事を思い出していたので短い時間だった。

えへへ。

うおっほん、いかんいかん。


許可を貰うと中に入る。



朝御飯を食べながらアンナに遺跡の事について聞かせてもらう。


「迷宮にはえげつない罠が仕掛けられているんさ~。」


【それだと罠を気にしながら進むので結果時間が掛かるという事ですね?】


「そうなんさ~。でね遺跡の迷宮は殺傷能力の高い罠がある場合が多くてね~。」


【ふむふむ。】


外から声が掛かる。

ジャスティン達だった。


「ラフィア、アンナ、今なら大丈夫かな?」


「よろしくてよ、ジャスティン。」


ジャスティンとダンが入って来る。


「今、アーサー君に遺跡の迷宮の事について教えてたのさ~。」


と、食べ終わったアンナが丼を俺の前の絨毯の上に置く。


「アーサー君、ゴチなんさ~。」


【いえいえ。】


「アーサー様、ありがとうございました。」


ラフィアも食べ終わったようなので丼を下げる。


【ジャスティンさん食器は天幕ですね?】


「ああ、アーサー、ありがとう。」


「美味かったぜ!アーサー。」


【では、器を回収して洗ってきますね。】


「「「いってらっしゃい。」」」


天幕を出るとバドラックさんの所に寄って丼を回収して掘られた井戸の所で器を洗う。

煮沸消毒をしないと細菌が怖かったので鍋に水を入れて沸騰させる。

沸騰したので器を中に入て煮沸消毒しておく。


ある程度冷めたので食器を回収し拭いてからバックパックに戻して行く。

片付けをして天幕に戻る。

何かを話していたようだが天幕の外からは聞こえない。

天幕に入ると皆に言う。


【これから襲撃があると思います。時間稼ぎでしょうがね。】


「ならば午前中に片付けてしまいましょう。」


ジャスティンが言うと皆が肯く。

中に入ってしばらく皆の武具を見ている。


【「鑑定」、ジャスティンさんは丁寧に使われていますね。剣も盾も、まだこのままで大丈夫です。】


「そうか、良かったよ。」


【「鑑定」、ダンさんは使い方が荒いですね。しばらくは大丈夫ですけど違和感があったら教えて下さい。歪み一つで全然変わりますからね?】


「分かったぜ。その時は済まねえがよろしくな!」


【「鑑定」、アンナさん、弓は補強して弦を張り変えましょう。昨日から全力で撃ちっぱなしですね?】


「そうなんよ~。威力が減って来たと思ってたのさ~。」


弓矢工具を出して補強して弦を張り直す。

張り直している時に天幕の一部が明るくなって来た。

そびえ立つ山から太陽が顔を出したようだ。


【そろそろ準備をした方が良いですね。今回は俺は控えていますので皆さんでお願いしますね。】


「分かったよ、アーサー。じゃあ僕達は準備に戻るよ。二人もよろしくね。」


「また後でな!」


「りょ~。」


「かしこまりましたわ。」


男性二人が準備の為に自分達の天幕に戻って行く。

アンナとラフィアも準備してから合流すると言っていたので俺も天幕を出て見張り台の方へ走る。

昇って見張りの人に話をしていると緊迫した声がする。


「アーサー殿。見えましたぞ!予想通りですね。」


【そのようですね。銅鑼を鳴らして下さい。敵の数は約4000ですね。先鋒はオーガの牙が努めます。」


ジャーン!ジャーン!


銅鑼を鳴らすと一斉に黄色のローブを着た伝令が散らばって行く。


ジャスティン達も準備が出来た様で早速迎撃に向かっている。

皆に、ファイヤーボールが飛んで行くが弾かれて明後日の方向に飛んで行く。

耐性ローブを作っておいて良かった。


夜番と交代し、陣形を整えた兵士達も突撃を始める。

あちこちで爆発音が響く。

その中にあってジャスティン達はの活躍は目を見張る物があった。

無人の野を行くがごとしで難なくインプと赤い悪魔達を蹴散らして行く。

昨日のバルロンよりは数段落ちる、相手なのでこの結果なのだろう。


しかし、こいつらを召喚しているのは誰なんだろう?

バルロンか黒幕なんだろうけれどなぁ。

黒幕は今頃バルロンを必死に召喚しているだろうしね。

ふと疑問がわいたが今は考えないでおこう。


しばらくすると兵士達から歓声が上がる。

どうやら少数の犠牲は出たが敵の六割程を討伐したらしい。

敵が逃げて行く。

追撃を掛けている様だ。

出来るだけ数は減らしておきたいからね。


今回も俺達の勝利だ。


俺は今回はバルロンの動向が知りたかったので見張り台から探知を行っていたが現れなかったようだ。


【今回も勝てましたね。】


俺が言うと痩せてはいるが兵士が答えてくれる。


「ええ、今までの事が嘘の様に快勝です。代表して礼を言わせてください。ありがとう、オーガの牙。」


【いえ、皆さんの奮闘があってこそですからね。】


そう言って見張り台を降りるとジャスティン達を迎えに行く。

その中に目的のアンナを見つけたので頼み事をする。


【アンナさん、気になる事があるのでアイツらを追ってもらえますか?】


「りょ~。」


【深追いはしなくて良いですからね。何処に戻って行くのかが気になります。もしかしたら近くに祭壇があるのかもしれません。】


「分かったんさ~、アーサー君。いってくるんさ~。」


そう言って俺の頬にキスをしてから追いかけて行った。

ニヤニヤとしていたらラフィアが反対側の頬へキスをして来た。

どうやら嫉妬している様だった。

いかんいかん、気を引き締めねば。

俺には遺跡がどんな所かは分からないが、遺跡から大群が出てくるようには思えなかったので、アンナに後をつけてもらったのだ。


【もしかしたら召喚術師が他の場所にいるかもしれませんね。】


俺がそう言うとダンが同意する。


「成程な、さすがに遺跡の中に納まる数じゃねえだろうからな。」


「左様ですわね。召喚しているなら別の場所ですわね。」


話をしていると後方が騒がしくなってきているのが見えた。

このタイミングで襲撃か?

いや、探知スキルで調べたが後方には赤い光点はなかったはずだ!

隠蔽していたのか?


【先に行きますね!皆さんは後から付いてきて下さい。ラフィアさんは念の為アンナさんを待っていて下さい!】


「気を付けてね、アーサー!」


「なるべく急ぐぜ!」


「かしこまりましたわ!」


そうなのだ、二人は重装備なので疲労した今、走るにはスタミナが厳しいのだ。


「アーサー様、何かあれば知らせますわ!」


ラフィアの言葉を背に俺は後方へ走り出す。


一体、何があったんだろうか?

此処まで読んで下さってありがとうございます!

まずはいつものから!

評価、イイネ、ブックマーク等々。

誠にありがとうございます!

大変に励みになります!

それでは 次話 傾国の美女?(仮 でお会いしましょう!

お休みなさい!

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