暗闇
いつも読んで下さっている方々、こんばんは!
初めましての方々も、こんばんは!
執筆終了しましたのでUPいたします。
お楽しみください!
ギルドに戻ると早速ミカが聞いて来た。
「それで、どうだったのよ!?」
【賛成が三、迷い道一って所かな?】
そう聞いたミカが謝って来た。
「ごめんね。アタシが誘導しなければこんな事にはならなかったのよね。」
【ミカのせいじゃないさ。俺がこの街を好きなだけだよ。】
「違うのよ!アンタの才能に嫉妬していたのを認めるわ、ヘファイストス!だから、だから!無事に帰って来てアタシをもっと高みに連れて行きなさい!良いわね!」
泣いているミカを見て死ぬ気なんかサラサラないよと思っていた。
ザ・・・ザザー・・・
一日が終わってしまった。
頑張ったが調子が悪かったのだろうか?
今日はハイクオリティーが五本しか出来なかった。
期日は後四日。
大丈夫、まだ時間はあるさ!
ザーザッザッー・・・ザ・・ッザー
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
今日も一日が始まる。
『アリステリア』様、に祈りを捧げる。
「『アリステリア』様、本日も・・・?」
ザザー・・・・ザ・・・ッザザー・・・
昨日からか?
何だろうか?
とりあえず気にしない様にしよう。
俺はまだ頑張れるんだ。
今日も皆の為にがんばろう。
女将さんに挨拶を済ませいつも通り皆と宿を出る。
露店に今日の分のポーションを降ろす。
皆に見送られながら・・・。
そしてギルドへ向かう。
カーン!カーン!
槌の鋼を叩いている音が響き渡る。
そうさ、出来ているじゃないか?
ヘファイストスと言う役割を、確実にこなせ!
お前はやらなければならないんだ。
あの時、勇者である、あの子供を救ったのだから・・・この世界に勇者がいないのはお前のせいだ!
お前にはその義務があるんだ!
カーン!カーン!
そうだ、お前は出来るんだ!
ザーッー・・・ザッザーッ・・・
やらなければならないんだ!
お前はその為にルイスに嘘をついたのだろう?
ならばやって見せろ!
お前の限界まで、すべてを出し切るまで・・・。
カーン!カーン!
夕刻になった。
今日はハイクオリティーのロングソードが九本出来た。
そう、まだ大丈夫じゃないか。
それに、まだ時間はあるさ。
大丈夫だ。
大丈夫なんだ。
ザー・・・ッザザー・・・
あした・・・も・・・がんばろう。
「ちょっとアンタ大丈夫なの!?」
なにをふざけてるんだよ、みか?
「ちょっと顔が青いわよ!?」
よこになってるぞ?
ッザザー・・・ザー・・・ブツン!
あれ?
くらくなっちゃった?
みかがよんでいる。
なんでそんなにないているんだいみか?
そして俺の意識は暗闇の中に消えた。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「ちょっと、アンタ大丈夫なの!?」
【ああ、おれはだいじょうぶだよ。】
「アンタ、顔色が悪いわよ!?」
【だいじょうぶ、だいじょうぶなんだ。】
そう言うと倒れた!
「何してるのよ?え!?ちょ、ちょっと!誰か来て!?」
ナナリーちゃん達が騒ぎを聞きつけて集まって来た!
係の人が頒布を持って来てくれた。
ギルド内の医務室に運ぶ。
ベッドに寝かせてお医者さんが様子を見てくれる。
「おい!意識が無いぞ!?脈拍も遅い!」
「治癒魔法は!?」
「やってます!グレーター・ヒールでは駄目です!」
「かけ続けるんだ!・・・呪いではないだろうな?・・・『アンチ・カース!』」
「・・・駄目です!意識戻りません!」
「なんだ!?何があったんだ?」
「ちょっと、コイツは助かるのよね!?」
「脳か心臓の病気だと・・・厳しいかもしれん。」
「何を言っているの!?今までアタシと仕事をしてたのよ!?」
「「「・・・。」」」
「そんな簡単に諦めるんじゃないわよ!アンタ医者でしょう!?何とかしなさいよ!!!」
「ミカ様、落ち着きましょう!」
「ナナリーちゃん!?」
アタシは、ナナリーちゃんに言って露店にいるであろう、ルイスさんを呼んでもらう。
もしもがあったら嫌なので宿屋にも使いを出してもらう。
・・・この馬鹿!
無理してやがったのね!?
アタシはコイツの手を握りながらを見守る事しか出来なかった。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
私は露店でしばらく待っていた。
皆は十六時の鐘が鳴った時に宿に帰している。
あの人はまだだろうか?
今は十七時を過ぎた頃だろう。
今日も全部売れたの。
早く報告したいわ。
そう思っているとギルドの方が騒がしくなっていた。
何かあったのかしら?
しばらくすると、大きな胸を揺らしながらナナリーさんがこちらに走って来た。
「こんばんは、ナナリーさん。何かあったんですか?騒がしい様ですが?」
するとナナリーさんが息を切らしてそう言ったの。
「はー、はー、ルイスさん、はー、落ち、着いて、聞いて下さいね!ヘファイストス様が倒れたの!」
「え!?」
私の頭の中は真っ白になった。
「現金は私が見ているから行ってあげて!ギルドの医務室よ!」
真っ白になった頭で全力で走っていた。
昼間は何でもなかったわ!
いったい彼に何があったのだろうか?
病気?
怪我?
そう言えば最近、様子が変だったのを思い出す。
私の馬鹿!
兆候はあったのに気付けなかった。
いえ、気付いてあげられなかったのよ!
・・・無理をさせていたんだわ!
ギルドに着くとあの人を探す!
「あの人は何処ですか!?」
奥の通路の方でミカさん泣きながらが手を振っている。
どうやら医務室はあちらの様だ。
私は急いで大切になった人の元へ向かうのだった。
此処まで読んで下さってありがとうございます!
まずはいつもの!
評価、イイネ、ブックマーク等々。
誠にありがとうございます!
イイネが爆増していてびっくりしました!
これからも頑張りますのでよろしくお願いいたします。
区切りが良かったので今回は少なめです。
それでは 次話 大切な温もり(仮 でお会いしましょう!
お疲れさまでした!




