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ゲームで伝説の鍛冶師だった、元アラフォーおっさんの異世界転移奮闘記  作者: Maya
第一幕 第一章:そして始まる異世界生活
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次はメインディッシュ

いつも読んで下さっている方、ありがとうございます。

初めましての方、ようこそ!

今回も食事回です。

それではお楽しみください。

その頃厨房では・・・。


【アレックスさんがいるんですか?】


「左様でございます。」


なら食前酒を出さないとな。

王都産のワインを出してもらう。


【うちの子達と未成年には飲ませないで下さいね。】


そう言うと給仕さん達がワインと五つのワイングラスを持って出て行く。


「スープの盛り付け終わりました。」


【お出しして下さい。場合によってはお代わりもあると伝えて下さい。】


そう言うと給仕さんが何人か料理を持って部屋に向かう。

うちの子達は食べるからな。

予想して多めに作っておいた。


次は前菜だ。

鯛のカルパッチョを作って行く。

しばらく作っていると給仕さん達が戻って来た。


「皆様、スープのお代わり希望しております!」


報告して来る。

予測は出来たのでスープの盛り付けを任せてカルパッチョを作って行く。

コーンスープが無くなってしまった。


「スープ最後です!」


と、言って給仕さんが部屋に飛び出して行く。

その間にデザートの仕込みをしておく。


次はカルパッチョの出番だな。

十人分を作りだすと、給仕さんが数人で持って行く。

ドリュカスさんとアレックスさんに米酒を出しておこう。

バックパックから樽を取り出す。


【あと、ドリュカス様とアレックスさんにこのお酒を持って行って下さい。】


米酒を升に注ぎ出してもらい次の料理を作る。


次はサラダだ。

時間が早いのでタイミングを見てから作る。

待っている間にパンの種を作り、ハンバーグの準備をしておく。


野菜を洗ってちぎっただけなのだが秘密兵器がある。

そう、「ドレッシング」である。


ちぎって飾り付けた野菜にミニトマトと卵サラダを載せスプーンで野菜に和風ドレッシングを掛けて行く。

そうして十人分のサラダが出来上がった。


【サラダ出来ました!お願いします。】


そう言うとまた何人かで持って行く。

固まって来たデザートをカップごと用意する。


【君、これを容器に水が入らないように、井戸で冷やしておいてくれるかい?】


「分かりました!シェフ!」


そう指示を出すと料理人が井戸のある方へ持って行く。

デザートは冷たい物を召し上がってもらいたいからね。


次は魚料理だ。

刺身の盛り合わせを作って行く。

そうするとマギラスさんが不安げに言って来る。


「魚は生で大丈夫なのかね?」


そう言って来たので答える。


【新鮮なら大丈夫なんですよ。食べてみますか?】


「ふむ・・・食してみよう。」


【君は山葵を摩り下ろしてくれるかな?】


手伝いの料理人に山葵を摩り下ろしてもらっている。

小皿に醤油を入れ、すりおろした山葵を添えて料理長に出す。


【山葵をお試し下さい。切り身を醤油に付けて山葵を少量乗せて食べてみて下さい。】


その間にも刺身を盛り付けていると料理長が


「生魚がこんなに美味しいとは思わなかった。山葵が良い、味を引き立たせているね。」


そう言われたので大丈夫だろうと思い盛り付けを終わる。

子供は山葵がダメな子もいると思うので刺身盛りから山葵の盛り付けを無くしておいた。

別の小皿に山葵を乗せて好みに応じて食べてもらおう。


「次の料理出せます。」


【刺身の盛り合わせです、醤油を付けて好みで山葵を付けて食べるように言って下さい。山葵の無い物は子供達にお願いします。】


そう言うと返答が・・・。


「かしこまりました。シェフ!」


と、言われて俺は刺身盛りを持って行く。

ん?

シェフ?

・・・

まあいいか、次はパンだ!

作っておいた種をオーブンで焼いて行く。

そうするとスキルのおかげだろう。


三分程でふっくらと焼きあがった。


「刺身無くなりました!」


【分かりました。】


まだ時間は大丈夫だ。

コッペパンのような形にパンを焼いておいたので包丁で真ん中に切れ目を入れレタスを挟む。

その上にボイルしてあった特製の腸詰を挟んでトマトケチャップとマスタードを掛ける。

皿に盛り付けて完成!


【ホットドッグです。お出ししてください!この料理は手づかみで食べるように言って下さい。】


そう言うと給仕さん達が持って行く。


次は肉料理だ。

作っておいた肉種からハンバーグを作る。

もちろんデミグラスソースでだ。

多めに作っているのでお代わりにも対応できるだろう。

と、焼いている最中に給仕さんが厨房に入って来た。


「ホットドッグが無くなりました!」


との声が上がる。

時間はあるので慌てずに料理を作る。


【大丈夫ですよ。まだ時間はあります。落ち着いて行きましょう。】


皆を落ち着かせるように言う。

そうするとハンバーグが来上がったので持って行くように指示を出す。


【熱いので注意するように伝えて下さい!】


少しすると報告が上がる。


「ハンバーグですが六名様からお代わりを頼まれております!」


予想通りだったので慌てずに焼き上げ、盛り付けをして運んでもらう。

そして最後のデザートの様子を見に井戸に行く。


【うん、冷えたね。】


厨房に戻り牛乳から生クリームを作る。

皿に「プリン」を乗せて行く。

もちろんカラメル入りだ。


そして出来上がった生クリームをプリンに盛り付けしチェリーを乗せる。

声が掛かったのでデザートを持って行くように言う。


プリンは多めに作ってある。

多分うちの子達がお代わりするだろうからね。

案の定お代わりが出た。

そうしてお代わりのプリンを盛り付け料理は終了した。


手伝ってくれた料理長が感心したように言葉をくれた。


「君、若いのに凄いね。何処で研鑽したのかね?」


そう聞いて来るがスキルのおかげとは言えないのでいつもの通りに答える。


【それが独学なのですよ。】


無難に答えておいた。

握手を求めて来たので手を握り答える。


「いや、良い勉強になった。ありがとう。」


【こちらも勉強させて頂きましたよ。】


なんとかやり切ったようだった。

此処まで読んで下さってありがとうございます。

祝!ブックマーク50人突破!

ありがとうございます。

これも読んで下さっている方々のおかげです。

心よりの感謝を!

評価、イイネ、ブックマーク等々、皆様には感謝しかありません。

これからも頑張ります。

それでは次話 ルイスの食レポ でお会いしましょう!

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