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ゲームで伝説の鍛冶師だった、元アラフォーおっさんの異世界転移奮闘記  作者: Maya
第一幕 第一章:そして始まる異世界生活
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基本は挨拶だよね?

読んで下さっている方いつもありがとうございます。

初めましての方、初めまして。

執筆終わりましたのでUPします。

よろしくお願いします。


時間通り皆と豪華な馬車に乗って移動している。


あの人は大丈夫だろうか?

期待はしているが、何かやっていそうで心配でしょうがない。


「ねーねールイス姉はお兄さんの料理を食べた事があるの?」


「いいえ、今回が初めてよ?」


そうなんだと言ってリズは期待しているように何か呟いている。

マオが美味しい物が食べれると思って続けて言って来る。


「ヘファさんの料理楽しみなのです。」


マオも期待している様だ。

アリスが嬉しそうに言って来る。


「ダンのおじさん達が美味しいって言ってたのです!」


アリス、ダンさんというのは誰なの?

と、思ったが馬車が屋敷に着いたらしい。

皆で馬車を降りると門衛さんに問われる。


「お嬢さん達、お名前を聞いてもよろしいかな?」


代表で私が答えると続けて挨拶してくれる。


「伯爵様より本日の晩餐会にお呼び頂いたルイスと申します。」


「リズベットです!リズって呼んで下さい!」


「ベアトリクスです・・・ベスと呼ばれています・・・。」


「マオです!よろしくです!」


「アリスなのです!ヘファさんの御飯を食べに来たのです!」


「アッハッハッハ、元気ですね。皆さんの名前は窺っておりますよ。」


そう言うと門衛さんはにこりと微笑み。


「お嬢様方、中へどうぞ!開門!」


門が開く。

皆と進んで行く。


「ここからは大人しくしているのよ?」


「「「はーい!」」」


・・・この子達大丈夫かしら?

伯爵様に怒られないかと不安になる。


あの日の夜の事を思い出すと怖くなる。

するとベスとアリスが手を繋いでくる。


「ルイス姉行こう・・・。」


「ルイスちゃん行くのです!」


「そうね、行きましょうか。」


リズとマオが早速はしゃいでいる。


「お兄さんの料理楽しみー!」


「ヘファさんの料理気になります!」


そう言って入口に走って行く。


「走ると転ぶわよー!」


私がそう言うと二人は歩く事にしたようだ。


「今日は何もありませんように。」


あの人が信仰している創造神様に祈りを捧げる。

扉までたどり着くとステファンさんが出て来てくれた。


「これはこれは、可愛いお嬢様方、お待ちしておりましたよ。」


そう言って迎えてくれる。


「ステファンさんもお変わりなく、本日はよろしくお願いします。」


頭を下げるとそれを見た皆が真似をする。


「「「よろしくお願いします!」」」


お辞儀をした。

行儀良く出来たわね。

えらいわ、皆。


「子供はこのぐらい元気でないといけませんね。」


ステファンさんはそう言うと微笑んで私達を部屋に案内する。

左のドアを潜りテーブルを見る。

こちらは確か食事をする所よね?


右側のテーブルにはすでに三人が席に着いていた。


前回いた、マグヌス君はいないわね?

どうしたのかしら?


「よう、嬢ちゃん達。今日は固っ苦しいのは無しだから安心しな!」


アレックスさんがそう言ってくれたので少し安心する。

マリーナ様と目が合うと手を振ってくださる。

ステファンさんの勧める席に着く。


順番で言うとあの人、私、リズ、ベス、マオ、アリスで、丁度左側の席が埋まる。

私はマリーナ様の対面だ。


そうするとドリュカス様とレガイア様が部屋に入って来る。

慌てて席を立とうとするとドリュカス様が手を差し出す。


「お嬢ちゃん達、そのままでええのじゃよ?この子達じゃな?わしはドリュカス・フォン・オーカムと言う。よろしくのう。」


そう言って自己紹介してくれたので座りなおす。

右を見るとリズ達は緊張しているのか大人しくなる。

するとレガイア様が次いで挨拶をする。


「ようこそいらっしゃいました、可愛いお嬢様方。本日は当家にいらっしゃっていただき誠にありがとう。どうか楽しんでいって下さい。私はレガイア・フォン・オーカムだ、気軽にレガイアと呼んでくれるかな?お嬢さん方。」


そう言ってレガイア様は立ったままマリーナさんを紹介してくる。


「ルイスちゃんとは二度目ね、お嬢さん方初めまして、レガイアの妻のマリーナと申しますわ。よろしくね。」


そう言って私の方を見るとウインクして来た。

マリーナ様が席に座るとレガイア様が次の人を紹介してれる。


「次は次男のザイードです。」


ザイードと呼ばれた子が立ち上がる。

緊張しているのか少しぎこちなく挨拶をして来る。


「ザ、ザイードと言います。よろしくお願いします。」


言葉を詰まらせたが簡単に自己紹介をして来た。

幼い人だ。

何歳なのだろうか?


「こちらこそ、よろしくお願いします。」


代表して私がそう言うとザイードさんは席に座る。

本当にマグヌス君はどうしたのだろうか?

あの日の事を思うと怖くなって来たわ。


次はアレックスさんの番だった。

立ち上がると大きな声で簡潔に挨拶をして来る。


「アレックスだ、よろしくな嬢ちゃん達。」


簡単に挨拶を済ませると席に座る。

一通り終わったのを見計らってドリュカス様が言ってくれる。


「今日は家族水入らずの会だ。気軽に楽しんでおくれよ嬢ちゃん達。」


「「「呼んで下さってありがとうございます!伯爵様!」」」


皆がそう言ってお辞儀をする。

私は立ち上がると簡単だがリズ達を紹介して行く。


「皆様、手前の子から紹介させて頂きますね。まずはリズベットです。」


そう言うとリズが立ち上がって自己紹介する。


「紹介に預かりましたリスベットです、リズって呼んでください。本日はよろしくお願いします!」


うん、練習の成果が出てるわね。

そう思い安心した。

リズが着席する。

「次は」と促すとベスが立ち上がって同じく自己紹介をする。


「ベアトリクス・・・です。ベスと呼んで・・・下さい。よろしくお願いします・・・。」


と、言ってお辞儀をして席に座る。

次はマオの番だ。

マオは元気良く立ち上がって同じように・・・。


「マオです!よろしくお願いします!」


と元気に挨拶して座る。

そして最後はアリスだ。


「アリスなのです!お腹が空いたのです!」


ちょっと、そこは練習通りにしてよと慌てるがドリュカス様が笑い出した。


「ふぉっふぉっふぉ、お嬢ちゃん、久しぶりじゃの。見違えるほど綺麗になっててびっくりしたぞ?」


え!?

面識があったの?

アリスは記憶を探っているのだろう。

こめかみの辺りに指を付けて「うーんうーん」言っている。


お願いよ?

変な事は言わないでね。

と思っていると指をさして言う。


「酔っ払いのお爺ちゃんなのです!」


ちょっと!

他に言い方があるでしょう!?

そう思ったがもう遅い。

視線だけをドリュカス様に向けると怒っていないようだった。

ッホ、と胸を撫で下ろす。


「お嬢ちゃんはあんちゃんの庇護下に入ったのかの?」


アリスは言われている事が分からなかったのだろう。

代わりに私が答える。


「私も含め全員庇護下に入っております、伯爵様。」


返事をすると「そうかそうか。」と言って微笑んでいる。

この前怒っていたのは相当な事をマグヌス君が言ってしまったのだろうと思い直す。

アリスが席に座る。

私も席に座ると落ち着いたところでドリュカス様が皆を見回しておっしゃった。


「それでは、兄ちゃんの料理を楽しむとするかの。」


その言葉で晩餐会は始まったのだった。

ここまで読んで下さってありがとうございます。

晩餐会という料理回が続きますがお付き合いください。

それでは 次話 次はメインディッシュ(仮 でお会いしましょう。

それではおやすみなさい!

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― 新着の感想 ―
[一言]  速やかに奉公に出されたようだな、長男…。
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