結婚式準備
皆様、こんにちは!
いつも読んで下さり、誠にありがとうございます!
楽しんで頂けたなら、幸いでございます。
【ダーリン、もう帰ってしまうの?】
【明日からも、やる事があるからね。】
「アバリティアさん、済みません。必ずまた来ますね。」
【ルイス、貴女の事も待っているわ。ダーリンが喜ぶ事をもっと教えて頂戴ね?】
ガシッと二人が抱擁を交わす。
ルイスとティアに友情が目覚めたようだ。
まあ、良い。
ティアにも友達は必要だろう。
ルイスがなってくれるとは思わなかったが・・・。
さて、暗くなる前に戻ろうか。
【ティア、そろそろ王国に帰るよ。皆に御飯も作らないとね。】
【・・・ダーリン、必ず来るのよ?一番なんだからね!】
【気を付けるけど、緊急の時は勘弁してよね?】
【一番だからね?】
【わ、分かったよ、ティア。】
【それと、ルイスも連れてくる事!】
【ルイスは連れてきて良いの?】
【・・・と、友達って言うのよ。知らないのね、ダーリンは!友達は連れてくるものなのよ!】
顔を真っ赤にして言われてもねぇ。
まあ、そんなところも可愛いけれどね。
今度は、他の子も連れてきてあげよう。
【分かったよ、ティア。良い子にしてたら連れてくるからね。】
【良い子って・・・もう!ダーリンったら!】
ポカポカと可愛く殴って来る。
さて、帰らないとね。
【さあ、ルイス!皆の所へ帰りますか!】
「ええ、貴方。」
【・・・絶対に来るのよ?】
【分かったよ、ティア。】
「では、アバリティアさん。また伺いますね。」
【ルイス、また来て頂戴ね。】
「はい、また伺いますね。」
【絶対よ?絶対だからね!】
ティアは、最後まで名残惜しそうにしていた。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
王国に帰るとルイスのドレスを作る為に買い物をする。
思い入れの強いあのしまってあるドレス。
あのドレスを参考に作る。
主に違うのはブーケ、スカートライン、トレーンの部分だ。
もちろん足りない物は作る事にする。
早速宿に戻り作成に取り掛かる。
ルイスにはウェディングインナーのビスチェとパニエを作る。
作りあがったら、まずはドレスの基本となるラインだ。
無難にAライン、パフスリーブに決めた。
ルイスのサイズに合わせたマネキンを参考に各部を作っていく。
レースで装飾し、手袋とドレスの部分を作る。
ドレスの胸元は少し露出させておく。
もちろんだが、ルイスの素晴らしい胸を強調したデザインだ。
恥ずかし屋のルイスの為に、胸の谷間を隠すように白薔薇の装飾を作る。
これを付ける事で多少だが谷間を隠す。
そしてヴェールとトレーンの部分を絹布と薄絹で作る。
ラッフルスカートと呼ばれるデザインのスカート部分を作る。
このデザインは布にひだを寄せて装飾をほどこす物である。
この装飾には薄絹を使う。
基本は絹で作るのだが装飾として腰の辺りに薔薇の装飾を入れ、オシャレ感を出す。
更にハイヒールを作る。
これはちゃんと靴擦れ対策を施してある。
作り上げた教会の入り口からのヴァージンロードが長いからだ。
・・・もう二度と失敗はしない。
ありゃ、集中してたら晩御飯を逃した。
ふと、入り口を見るとルイスさんが何かを言いたそうに入り口からこちらを見ていた。
「ね、ねえ、お腹はすいていないかしら?」
【お腹すいたね、何か食べないと・・・。】
「そ、それなら作って来たの・・・た、食べてくれないかしら?」
ルイスさんがハムトーストを持って来てくれた。
こ、今回は大丈夫だよね?
【ありがたく頂くよ。】
「じゃあ、持って行くわね。」
そう言って部屋に入って来た。
「綺麗ね。これを私が着るのね・・・頭の部分の布の後ろが長いのは何でなのかしら?」
【ああ、これはねクーデリカとアリスに介添えを頼むんだよ。確かヴェールガールって言うんだと思う。】
「その為に長くしてあるのね。」
ルイスは想像しているのだろう。
爺さんに父親の代わりに連れて来てもらう。
先程も言った通りクーとアリスに介添えを頼んで四人でヴァージンロードを歩く。
そして俺の元に連れてくると爺さんはルイスを俺に渡す。
本当の父親だったのなら、ここで大号泣する事だろう。
おっと、妄想はここまでにしてルイスの持って来てくれたハムトーストを食べる。
ルイスさん、美味しいです。
美味しく出来上がってますよ!
【お、美味しい・・・ルイス、美味しいよ!】
「が、頑張ってる貴方の為だもの。それにしても綺麗ね・・・。」
大体が出来た所なのでルイスに試着してもらおうかな。
【ねえ、ルイス・・・着てみない?】
「良いのかしら?」
【試着してもらえるかな?】
「良いわよ?」
【まずは着替えから、このビスチェとパニエを付けてもらえるかな?】
「ええ、貴方。」
ドアの方から声がかかる。
「ヘファ君、お手伝いはいりませんかー?」
「ヘファイストス様・・・美しいです!素晴らしいです!」
「これは、美しい物だな・・・。」
「坊ちゃん、手伝うさね。」
「主君・・・これは、素晴らしい物だな。」
「兄貴って・・・すげえなぁ・・・。」
【皆にも参加者としてのドレスを着てもらうからね?】
「ん?あ、兄貴!それってアタイもかい!?」
【ディアナは参加してくれないのかな?】
「いや、絶対にするぜ!」
【なら、ドレスを作りましょう。それに、ディアナ。ガントレットは外しておいて下さいよ?】
「ちょ!?兄貴、流石にアタイでもそれはしないぜ!」
「「「アハハハ。」」」
皆から、笑いが零れる。
そして一段落したところでルイスが着替えて行く。
皆の力添えで着替えが済んだ。
「「「はあぁぁ・・・。」」」
【ルイス・・・綺麗だ。】
「そ、そうかしら?」
「坊ちゃん・・・流石やな。」
「だ、駄目なのです!げ、限界なのです!」
っと、ドアの方から声が聞こえる。
ドサドサっとドアで倒れる影が五つ。
【リズ、ベス、マオ、クー、アリス。遠慮しないで入っておいで。】
【私もよろしいかしら?】
【お兄ちゃんー・・・私もー・・・。】
皆が勢ぞろいしていた。
着替えたルイスを見ると皆が羨ましがる。
うん、作ってよかった。
「貴方、ありがとう!また思い出が一つ増えるのね!」
【今回だけではないよ、ルイス。まだまだ皆もいるんだからね。】
「ふふっ、でも嬉しいわ!」
【気に入って頂けて何よりです、ルイス御嬢様。】
そこには皆の笑顔が溢れていた。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
一区切りつけると皆は風呂へ、俺は片付けをしてから師匠と風呂へ。
久しぶりに師匠の背中を流す。
【と、言う事なんですよ。それで師匠にも是非に参加頂きたく。】
「っふぉっふぉ、弟子の結婚式に出ない事はあり得んじゃろう?」
【ありがとうございます、師匠。】
確約を取ると風呂をあがる。
結婚式への参加してもらう為の手紙を書かないとね。
届けてもらうのはノモスに頼もうかな。
そして文面を書いて行く。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
拝啓
肌寒い季節がやってまいりました。
皆様には益々ご清祥の事とお慶び申し上げます。
この度 私達は結婚する事になりました。
つきましては日頃お世話になっている皆様の
末永いお力添えをいただきたく
ささやかですが小宴をもうけました。
おいそがしい中と存じますが
ご出席くださいますよう ご案内申し上げます
敬具
新聖暦二百十三年 九の月吉日
日時 二百十三年九の月十八日
結婚式式場 オーカム 創造神アリステリア神殿
十一時より
ヘファイストス
ルイス
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
こんな感じかな?
俺らしくない硬い文面だな。
でも、結婚式の案内なんて貰った事はあるが、書いた事は無い。
そうだ、女将さんに見てもらおう。
それと料理の事を頼んでみよう。
書きあがった手紙を片手にルイスと女将さんの所へ行く。
女将さんはっと・・・。
厨房にいらっしゃいました。
コンソメスープを作っているのかな?
ルイスと様子を窺う。
「お前達、何をしているんだい?」
気付かれてました。
尻込みしない!
大切な事を頼むのだ!
【女将さんにお願いがあって伺いました。】
「ほう、その願いってやつを言ってごらん?」
二人で頭を下げて言う。
【はい、俺とルイスの結婚式の手伝いをお願いします。】
「御迷惑かもしれませんが、女将さんにしか頼れないのです。」
「【どうか、お願いします!】」
「・・・小僧、アタシに頼むって事は料理かい?」
【はい、参加者の特別料理と、街民に振舞う為の料理をお願い致したい。】
「いいだろう、引き受けてやる!その料理のレシピを渡しな!」
【はい、身内の分はこの特別料理を、それと参加者にはこちらの料理をお願いします!】
レシピを渡すと女将さんが目を通しているようだ。
「小僧・・・。」
【アイ・マム!】
「お前はルイスちゃんや式場の事を見てればいい、必ず良い式にしてやろうじゃないか!」
「【女将さん、ありがとうございます!】」
「ルイスちゃん、幸せになるんだよ?」
「はい・・・はい、女将さん。ありがとうございます!」
「小僧!必ず幸せにしなよ!」
【はい、『アリステリア』様に誓って!】
「良い返事だ、小僧。料理を仕上げるまで小僧は夜の食事の時に味を見にきな!」
【分かりました!】
そう言うと女将さんは招待状をひったくるように文面を読んだ。
「ふん、まあ文面はこれで良いだろう。後は落ち度のないように参加者に手紙を届けな!」
【イェス・マム!】
「はい、女将さん!」
これで安心して皆に料理が振舞える!
ありがとう、女将さん。
すき焼きのレシピを女将さんに渡す。
買い出しぐらいはやっておこうとルイスと相談する。
バックパックがあるので明日の朝に新鮮な野菜や牛肉を買い出しに行く事にして今夜は眠りについた。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
翌朝
いつもの日課をすると支度を整える。
ルイスと一緒に北通りに肉と野菜の買い出しに向かう。
牛肉だろう・・・ネギはもちろんだろうし、定番て何だったか。
白菜、しらたき、焼き豆腐、春菊、椎茸、えのき・・・こんな所かな?
「何人が参加してくれるかは分からないけれど、ずいぶん色々な物をたくさん買うのね?」
【多めに用意しても足りないかもしれないからね、後は米かな、南通りに行こう。】
「分かったわ。」
ルイスと手を繋いで歩く。
他の子達は遠慮して俺とルイスの時間を過ごさせてくれる。
気の利く嫁達で良かった。
「味醂干しも食べたかったの。」
【ルイス、ハマっちゃったね。】
「ふふっ、そうよ?貴方が責任を取って下さるのでしょう?」
【もちろんだよ、ルイス。】
「楽しいわね・・・こんな日がずっと続くと良いのに・・・。」
【続けられるように頑張るだけだよ。】
「怪我だけはしないでね?」
【まっかせなさーい、これまでもそうして来たからね。】
「・・・約束したから、絶対ですからね!」
【ルイス御嬢様のおっしゃる通りに・・・。】
「もう、調子が良いんだから・・・で、南の朝市では何を買うのかしら?」
【米をメインにいつもの魚達でしょ、特別料理の鰻もそうだしね。】
「お腹がすくわね?」
【味醂干しは少なめにしておきなよ?】
「ふふっ、分かっているわ。」
食べ終わると移動開始。
早速だが声がかかる。
「おや、若旦那、素通りですかい?」
そこはいつもの酒屋さん。
【後で・・・いや、今、要件を言おう。十八日なんだけどね、この女性と結婚式を挙げるんだ。】
「そいつはめでてえこった!で、隣の美人さんが嫁かい!」
「よろしくお願いしますね。」
【それでだね、十七日に『アリステリア』様の神殿に酒の手配を頼めるかな?】
「よろしいですが、当日じゃなくていいんですかい?」
【当日だと大変でしょう?】
「いえいえ、めでたい話なんでね、こっちは当日でも大丈夫ですよ?」
【じゃあ、御言葉に甘えるよ。】
「式は何時からなんですかい?」
【十一時からになるんだ、忙しくないかな?】
「おう!皆、聞いたか!若旦那の結婚式だってよ!」
「旦那、やっとですかい?」
「待ちくたびれてたよ!」
「めでたいな!若旦那、御用があったらお寄りになって下せえ!」
「ウチの店も忘れてないかい?」
「何時からなんだい?」
「十八の日の十一時からだってよ!忘れんな、市場を休みにすんぞ!」
「「「分かってるって!」」」
ありゃー、大事になってしまった。
「ね、ねえ、大きくなりすぎじゃないかしら?」
【そうだね、覚悟はしておかないとね。】
この南市場だけで100人程の参加が決まった。
食材足りるかな?
これ以上大きくなりすぎないように注意しないとね。
そう思っていたのだが・・・。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
いつもの宿で朝御飯の支度をしている。
【トマス君、厨房は俺達の戦場になってしまった様だ。】
「ヘファさんよぉ、とっくに戦場だぜ?はいよ、モーニング、お待ちどぉ。」
【こっちも、ナポリタンあがったよ!】
「流石に小僧がいると早く済むね、トマース!パンが焦げるじゃないか!ちゃんと見ておけと何度言えば分かるんだい!」
「済みません、女将さん!」
今日はノモスに手紙の事を頼むのと、皇帝陛下への結婚式への招待状をセリスと持って行く予定だ。
「済まないな、旦那様。父上も父上だ!顔が見たいなど我が儘を・・・。」
【セリスさん、そんな事は言わない!お義父さんとは会える機会があれば会っておかなくちゃね。】
「旦那様は甘いです、父上の事だから私達の子供の事を言われますよ?」
【うぬぬ、頑張っているんだけどね・・・。】
「そうだ、旦那様とは頑張って・・・っと、何を言わせるのか!?」
【とにかく夜にでも帝国に行くよ。準備はしておいてね?】
「了解したぞ、旦那様。」
「「「おはようございます!」」」
あれ、この声って?
「やっと着いたわ、アミィが道を間違えるから一日も遅くなったのではないか!」
「やん、セシル団長。間違えは誰にでもあるのよ?」
「セシル様の手を煩わせて・・・アミィ様は猛省をするべき。」
「エクレール、我々も新しい地での生活なんだ。そこのところは分かってやってくれ。」
「まあ待て、この宿には湯船があるそうだ・・・いや、まずは挨拶だな。」
【セシルさんにレイチェルさん、アミィさんまで、まさか育成兵と言うのは・・・。】
「お、旦那様を見つけたぞ。早速だが頼み事がありまして。」
【な、何かな?】
「「「そ、その・・・御飯を食べさせて下さい!」」」
「セシル、貴様がいながら何と言う事だ・・・。」
「「「姫様!こ、これは失礼を。」」」
セリスを確認すると四人は慌てて跪く。
「剣聖殿、この四名が帝国から預かりました育成兵です。」
「まずは荷物を置いたら、腹ごしらえをするとええ。」
「申し訳ありません、剣聖様。聞いたな四人共?御厚意に甘えるのだ、これ以上失礼の無い様にな!」
「「「っは!姫様!」」」
「それで、小僧。この四人も泊まるのかい?」
【はい、皆さん宿帳を書いて下さいね。後は、四人部屋が埋まっているので二人部屋でお願いしますね。】
「「「了解です、旦那様!」」」
セシルさん達が宿帳に記入している。
なんだっけ?
『女三人寄れば姦しい』だったよね?
四人もいるんだ、もっと姦しかっただろう。
【そう言えば、セシルさん。】
「何でありましょうか、旦那様?」
【そっちの子は初めましてかな?】
「エクレール、旦那様に挨拶なさい。」
「っは、団長!私は『エクレール・フォン・ヴォルガフ』と申します。帝国軍近衛兵団、青薔薇隊団長であります!以後、よろしくお願い致します!」
【俺は、ヘファイストスと言う鍛冶師でセリスの旦那だ。よろしくね、エクレールさん。】
「貴方様が神匠様でしたか、お会い出来て光栄です!」
【そんな大したものじゃないよ。】
「いえいえ、御謙遜を。それと、貴方様と剣聖様との鍛錬が楽しみです!」
「よし、姫様のついている席に向かうぞ!」
「「「了解です!」」」
「こちらですよ、皆さん。」
「これは、ルイス殿。しばらくお世話になります、よろしくお願い致します!」
「「「お願い致します!」」」
「こちらこそ、よろしくお願い致しますわ。鍛錬、頑張って下さいね。」
「「「はい!」」」
「皆様方、しばらくお世話になる・・・。」
四人は皆に丁寧に挨拶をしてくれている。
挨拶が済むと女将さんから鍵をもらい、四人は二階部屋へと階段を上がって行った。
【御飯か・・・初めての王国だ。ねぎらってあげるかね。】
「坊主、あの四人も希望者なのだな?」
【そうです、師匠。手が空いたら手伝いに行くのでよろしくお願いします。】
「分かった、とにかく腹に何か入れんとな。稽古をつけるにも、まずは飯じゃ。」
【はい、では、パスタでも作りますかね。】
「わしも、支度をするか。坊主、南通りの冒険者ギルドで良いんじゃな?」
【はい、オーガの牙もいると思いますので、併せてお願いします。】
「分かった。」
「おはようございまーっす!アーサーの兄貴、ジャスティンの兄貴達も支度は大丈夫だ。冒険者ギルドで待っているよ。」
【丁度良い所に、ディアナ、冒険者ギルドまでの道案内お願い出来る?】
「その美味そうなものを駄賃にしてくれるなら構わないぜ?」
「はぁ・・・育て方を間違えたか?」
「その通りだぜ、兄貴。筋肉はもう出来上がっているしね。後はあの技を極める!」
【ディアナ、貴方のセンスは認めますが、慢心はいけませんよ?】
「分かってるって、兄貴。二度と不覚は取らねえ!」
【そうだ、師匠。後で時間を頂けますか?】
「何かあるのか、坊主?」
【冒険者ギルドで討伐指定のモンスターがおりますので修行には丁度良いかと思いますよ。」
「ふむ、例の奴じゃな?」
【はい、早めに片付けられればいいんですがね。】
「頭に入れておこう。別に倒してしまっても良いのじゃろう?」
【倒した際は素材の回収をお願いしたいですね。】
「出来る限りやってみよう。皆の技量を見てからじゃからの?」
【もちろんです、安全第一でお願いしますね。】
セシルさん達が戻って来たようだ。
【セシルさん達は、カウンターに座ってくれるかな?ディアナも座ってくれるか?】
「了解です。」
「御飯が美味しいと聞いているので楽しみですね、団長。」
「面白い御飯が出るとは聞きましたが・・・。」
「そうですね、旦那様の御飯が楽しみです。」
「アーサーの兄貴の飯に外れはねえぜ?」
「そうなんですか、では心して頂きましょう。」
【スパゲッティ・ミートソースだ。】
五人に渡して行く。
「これが本場の・・・。」
「本家と言う事ですね。」
「美味しそうですね。」
「温かいうちにいただきましょう。」
「兄貴の飯に外れはねえ。」
【パスタとソースを絡める様に食べてみてよ。】
「これが皇帝陛下をもうならせたと言う料理ですね、有難くいただきましょう。」
「「「・・・。」」」
「お、美味しい・・・!?」
「これは、美味しいですね!」
「帝国で食べたはずなのに・・・これはまた・・・。」
「流石本場と言う訳ですね!」
「ガツガツ・・・うめえ!兄貴、お代わりだ!」
【そう言うと思って作っていますよ。】
「流石、アーサーの兄貴!」
「ねえ、これってお代わりして良いのか?」
「大丈夫ではないでしょうか?」
「旦那様、お代わりをお願いしてもよろしいですか?」
「お姉さま方!?はしたない!」
【構いませんよ、皆さん。ディアナさんのものは大盛にしておきましたからね?】
「愛してる、アーサーの兄貴!」
「・・・そ、それでは私達もお代わりを。」
【かしこまりました、セシル様。】
「セシル、抜け駆けはさせないわよ!」
「私もよろしいですか、旦那様?」
「私にもいただけるかしら?」
【鍛錬に影響のない範囲でお願いしますね。】
「「「かしこまりました!」」」
四人は二皿で大丈夫だったようだ。
問題はディアナだ。
その後に六皿を平らげ、腹八分目だから大丈夫だと言っていた。
相変わらずの大食いだね。
でも、皆は満足したのだろう。
朝御飯が終わると鍛錬組は荷物をほどき、冒険者ギルドへと向かって行った。
ここまで読んで頂き、誠にありがとうございます!
まずは、いつもの!
評価、ブックマーク等々。
誠にありがとうございます!
皆様には感謝しかありません!
それでは、次話 物件を見るよ!(仮 で、お会い致しましょう!
御疲れ様でした!




