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過去の勇者『』。

いつも読んで下さっている方々、お待たせ致しました。

新作を書き終わったのでUP致します。

今回は〇な所が多めです。

嫌いな方がいたらすみません。

それでは、お楽しみ下さいませ!

ティアに纏わりつかれながら厨房へと向かっている。


【人族は楽しみがあって良いわよね。】


【ティアさんや、いきなりは止めてくれないかな?】


【ダーリンはもっと私に気を使うべきよね。】


【何か足りなかったかな?】


【帝国に来るのなら真っ先に私の所に、恋人の元へ来るはずよね?】


【それは悪かったと思うけど、今回はノモスと話をしたら帰るつもりだったんだよ?】


【私に挨拶もせずに帰るつもりだったの!?】


【そんな事は無いけれどさ、っと、それで何を作るか、だね。】


【食べた事の無い物が良いわね。】


【じゃあ、ティアとの再会だから振舞いましょうかね。】


【ふふっ、楽しみにしているわ。】


ティアはそう言うとキスをして来る。


【ティアさんや、口付けは嬉しいんだけど、これだと作れないよ?】


【ダーリン、先に私を満足させてよね。】


【満足って、何を・・・ああ、でも作らないといけないよね?】


【ダーリンは私と料理のどちらが大切なの?】


【それはもちろん、ティアだけどね。】


【それなら何も問題はないわね。】


【じゃあ、先に気持ち良いをしちゃおうかな。】


【そうして頂戴。】


厨房でするのか。

しかも親友の家の厨房で・・・。

バレたらどうしようか?

でも、この女の子の身体を好きに出来るんだぞ?


くふふふ、たまらんな!


【ティア、口付けしながら行くよ?】


【も、もちろんよ。さあ、やって頂戴!】


キスをする。

嬉しそうに答えてくれる。

そして胸を触る。

着ている服の胸の部分を脱がし直接その果実を味わう。


【んあっ!?っふぁ!?】


【ティア、声を我慢できるかな?】


【い、意地悪ね、ダーリン。自然と出てしまうわ。】


【じゃあ、御仕置だね。】


【御仕置なの?】


【そう、こうやって口をふさぐよ?】


【んっ!】


まずは柔らかい双丘だ。

胸を完全に出し直接口で、舌で味わう。


【はっ!?んあっ!?】


女の子の身体って甘く感じる。

うーん、変態っぽいなぁ。

でも、こんな物では満足しないだろうな。

キスをしながら、更に先端をいじめる。


【!?!?!?】


あれ?

何か雫が・・・?

下を見る。

ありゃ、大洪水だ。


【ティア、嬉しいよ。俺でこんなに感じてくれてるの?】


【ダ、ダーリンが触るとこうなるの、どうしたら治まるのかしら?んあっ!?】


【治まるには、俺の事を思いながら、ここを触ると良いよ?】


そして右手は秘密の場所へと動く。

指を這わせ、入り口に優しく指を入れる。


【んあぁっーーーー!!!】


しまった、キスを忘れていた。

慌てて口をふさぐ。


【んっーーーーーー!?】


そしてゆっくりと出し入れする。

ティアの身体が凄く暴れるが、構わずに出し入れを続ける。

するたびにティアはビクビクしてくれる。

ああ、俺のティア。


もっと可愛い所を見せてくれ!


【んあっーーー!?】


それは、ティアが失神するまで続いた。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


かつ丼とミルクレープを作り終えると皆が待っている応接室へと戻る。


ティアは痙攣していたのでメイドさんに言ってベッドへと運ばせてもらった。


「待っていたぞ、アーサー。珍しく遅かったじゃないか。」


【いやいや、ティア様を満足させるのが大変だったんだよ。】


「ん?」


【ああ、バウマンさん。これが『かつ丼』のレシピです。まずはお試し下さいね。】


「アーサー殿、感謝を。」


「では、いただくとするか。」


【いただきます!】


カパッ


皆が蓋を取ると良い香りが辺りを包む。


「これは美味そうだな!」


【前にレシピを渡した『かつ』を卵とじにして完成させているんだよ。】


「ガッツガツ・・・甘じょっぱいが、美味いな。これは・・・また、食べたくなる味だな。」


「ええ、会頭。甘じょっぱい、かつの卵とじで米をかき込むと、とても美味いですな。」


「これは、美味しいですね・・・かつだけでも美味しかったのにこれは・・・。」


「美味い、かつで完成系かと思ったが、こんな物が出来るとはな。」


【これは美味しいわね。まだまだ色々な物があるのね?】


皆は、どうやら満足してくれたらしい。


【さって、俺も食べようかな。】


うん、美味しいね。

衣がサックサクでお肉からジューシーな肉汁が。

甘じょっぱい味とマッチしていて美味い。

個人的に玉ねぎ多めが好き。


と味わっているとレヴィアさんが囁いて来た。


『ねえ、アバリティアに何をしたの?』


『最近はティアも勉強しているんだよ。』


『あの子のあんな姿、初めて見たわよ!?』


『やっぱり覗いてたんだね。レヴィアさんだって昨日見てるよね?』


『き、昨日より凄かったじゃないの!?』


『ティアが俺の事が好きだって言ってくれたから、張り切っちゃったんだよ。』


『あの子を怒らせないで頂戴ね、御機嫌を損ねると大変なんだから!』


囁いているとノモスが話しかけて来た。


「アーサー、まだ研究中だが、カリュプディスの素材の解明の出来た部分が上がって来た。」


【ほう、どんなものが上がっているんだい?】


「まずは背骨に当たる筋だな。ドラゴンの皮の筋よりも頑丈らしい。」


【へー、じゃあ少し貰おうかな。アンナさんの弓矢の強化に良いかもね。】


「そうだな、本数に限りがあるらしいから少数に当てるのが良いと思う。」


アンナの弓の強化が出来るのなら色々と試してみたい事があるんだよね。


「それと、あの甲殻だ。なんと鋲打スタッドよりも軽くそして硬く、更に元々あるカリュプディスの魔法耐性が含まれているらしい。」


【それだと、鎧にぴったりだね。】


「ああ、滅多に出回らないからな、それで鎧にするのならば貰って来るぞ?」


【済まないけれど、帰りまでにもらえるかな?】


「バウマン、頼む。それと巨大なエネルギー属性の魔石が採れたらしい。魔石は消耗する事が無いのでこれは今後の研究次第だな。」


【エネルギーの魔石か、アイディアはあるからまとめておくよ。】


「ほう、期待しておこう。」


【期待されましょう。】


そんな事を喋っていると俺の影からティアが出て来た。


【ダーリン、おはよう。】


【御目覚めですか、ティア御嬢様?】


【ダーリン、激しかったわ。でも、もっと欲しいの。】


そう言うとキスをして来た。

かつ丼味だった。


【ねえ、早くしてよ、お願いだから。】


ティアが催促して来るなんてね。


【仕方ないな、ノモス。部屋を貸してくれる?】


「アーサー、まさかとは思うが・・・。」


【ティアを慰めないといけないんだ。】


「はぁ、アーサー。程々にな・・・。」


【感謝する、ノモス。レヴィアさんもおいで。】


【え、ええ、分かったわ。】


食器の片付けをノモス家のメイドさんに任せると、ティアを御姫様抱っこする。

ちょっとした食休みを取る。

休憩後からまた話し合う予定だからね。


ノモスがベルを鳴らすとメイドさんが二人入って来た。


「「御呼びですか、旦那様?」」


「アーサーと彼女達に部屋を、それと陛下の予定を確認して面会の予定を聞いてくれ。出来れば夕食後が良い。」


「「かしこまりました。」」


「アーサー様達はこちらへ。」


そう言うメイドさんの後を着いて行く。

部屋を出て進んで行くと、ティアとレヴィアさんが後を着いて来た。


【アバリティアをそんなにさせるなんて、貴方、一体何をしたの!?】


【男女のまぐわいを教えている所なんだ。】


【そ、そうなのね・・・。】


【レヴィアさんも興味が出て来たの?】


【こ、今後の為に見たいと思っただけよ?】


その割には着いて来るし興味津々なんだよね・・・。

そんなレヴィアさんに囁く


『レヴィアさんも参加しましょうか。』


『わ、私もっ!?・・・し、仕方ないわね。でも、先にアバリティアの様子を見させてもらうわよ?』


『レヴィア御嬢様の良いように。』


【レヴィアタン、貴方には分かるのかしら、この心地良さの正体が?】


【は、話しだけは聞いているわ。男女のまぐわいと言う物よ。】


【これが人族の男女のまぐわい・・・。】


【そうよ、気持ちの良い物なんですって。好きな人とすると快感が凄いらしいわよ?】


【そう・・・だから、ダーリンにされると意識がなくなるのね?】


【愛しいティア、そんなに気に入ってくれたのかい?】


【ダーリン、早くして、私が我慢は嫌いなのは知っているわよね?】


【部屋に着いたら、もっと気持ち良いをしてあげよう。】


【これが気持ち良いなのね・・・ダーリンとするから気持ち良いのね。】


【アバリティアの後は、わ、私の番なのよね?】


【レヴィアさんにも教えてあげるよ。】


【お、お手柔らかにね。】


メイドさんが止まる。


「アーサー様、こちらの部屋をお使い下さい。」


おっと、ここがそうらしい。

部屋に入ると豪華な部屋だった。

中央にベッドがある。

そのベッドの南側にソファーとテーブルがある。


メイドさんが出て行くとティアが待ちきれないと言う様にキスをして来る。


【さあ、ダーリン。すぐにこの鼓動を沈めて頂戴!】


ティアをベッドに落ち着かせると早速服を脱がせていく。


【綺麗だよ、ティア。『気持ち良い』をしてあげよう。】


【早く、早くして!】


【ふふっ、ティア。期待しているんだね、大洪水だ。】


【ダ、ダーリンだからなの!好きな人だからなの!ああ、コアが・・・コアが跳ね上がるわ!?】


そのままゆっくりとベッドに上がりまずはキスをする。

そして啄む様に乳房の先にある果実を堪能する。


【んあっ!?】


【ティア、気持ち良い?】


【コアが!コアが跳ね上がる!!!】


【ティア、俺の可愛いティア。今日は俺がいない時でも出来るように教えてあげる。】


【ダーリン!気持ち良いをもっと私に頂戴!】


【あのアバリティアが・・・こんな・・・。】


【次はレヴィアさんの番だからね?】


【は、はい・・・ヘファイストス様。】


【ティア、君がとても魅力的だから、今回は俺も我慢しないよ?】


【ダーリン、教えて頂戴!】


【分かった、指で慰めるんだ。】


【ダーリン、早く!早くして!!!】


【ティア、手を貸してくれる?】


【ねえ、我慢出来ないの!コアが飛び出そうなの!】


【分かった、じゃあするね?】


そしてその潤った蜜壷の入り口に指をあてる。

ティアの身体がビクンビクンするがそのまま続行する。

レヴィアさんがじっと見ている。


【早く!早く教えて!もう・・・もたないのよ!?】


そう言うティアの女の子の部分に優しく指を這わせる。

それを見ているレヴィアさんから唾を飲む音が聞こえる。


【ゴクリッ。】


ティアの中へ指を一本入れる。


【はあっ!?!?!?】


ティアが跳ねる。

構わずにその部分に激しく指を出し入れする。


【ああぁぁっ!?!?!?】


【ティア、寂しくなったらこうやって慰めるんだよ?】


【ねえ、教えて!教えて頂戴!】


【もっと激しくするね?】


【んあああぁぁぁーーー!?】


【ああ、アバリティア・・・羨ましい・・・嫉妬する程に綺麗よ?】


【あああぁぁぁ!白くなるっ!真っ白になるっ!?】


【もっと可愛い所を見せて、俺のティア。】


こうしてティアは何度も絶頂を味わう事になった。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


ヒクヒクと痙攣しているティアを味わった俺はレヴィアさんに声を掛ける。


【おいで、レヴィア。同じように可愛がってあげるよ。】


【き、昨日の夜のまぐわいは本気ではなかったのかしら?】


【本気だったよ?でもティアは特別なんだ。レヴィアも特別にしてあげる。】


【そ、その、私も泣き叫ぶのかしら・・・?】


【レヴィアが満足するまで徹底的にやってあげるよ。】


【・・・い、いいわ、ヘファイストス様に任せるわ。】


そう言うとレヴィアは裸になりベッドへと上がる。


愛撫しようとすると大洪水だった。


【レヴィア、格好つけていたようだけれど、ここは正直だね?】


【・・・恥ずかしいから言わないで頂戴!】


【これだけ準備が出来ていれば良いよね?】


【覚悟は出来ているの・・・。】


【それじゃあ、行くね?】


【ええ、来て頂戴。】


口で胸の果実を味わう。

もちろん先端もだ。


【っくはぁ!?これを、これがまぐわい?】


【いや、一歩手前だよ。でもレヴィアは奉仕の事を知っているようだから俺が喜ぶことを教えてあげる。】


ゆっくりと、蜜壷を味わう様に侵略して行く。


【んあっ!?】


【大丈夫?】


【大丈夫よ、続けて・・・。】


【激しく行くね?】


【ふあああぁぁぁっ!?】


【指を擦り付けるだけでいったの?】


【知らない!こんな事は知らない!?】


【俺は我慢しないからね?レヴィアもティアみたいにしてあげるよ!】


【ああっ!?駄目!コアがっ!コアがあぁ!?】


【激しくしてあげるよ。】


【ああぁっ!?こ、壊れる!?】


こうして二人との時間が過ぎて行く。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


レヴィアを満足させると気が付いたティアが俺のマイサンを見つめてくる。


【ダーリン、これはなあに?】


【これはね、ティア達、女の子を満足させる為の物なんだ。】


【これをどうする気なのかしら?】


【ティアが悪いんだよ?】


【私が?どこが悪かったのかしら?】


【初めて会った時からかな、何時かこうしたいと思っていたんだ。】


【それは姉妹達にもそう思ったのかしら?】


【アセディアには妹みたいな感情があるんだよ。】


【ねえ、ダーリン。】


【何だい、ティア?】


【もっと色々教えて頂戴、ダーリンをもっと『気持ち良い』にしてあげるわ。】


【うん、そのうちに、ティアの全てを味わいたいな。】


【ダーリン、もっと気持ち良いを教えて・・・?】


こうしてティアに導いてもらった。


【ふふ、可愛いティア。これからも可愛がってあげるよ。】


【うん、もっとしてね、ダーリン。】


【ただ、ティアにもレヴィアにも無理をさせたくないんだ。】


【これ以上があるの?】


【それは・・・今度教えてあげる。】


【ダーリン、必ずよ?必ず教えてね?】


【レヴィアが起きたら話の続きをしよう。ティアも手伝ってくれる?】


【ええ、良いわよ?】


レヴィアが目を覚ますと身だしなみを整えて応接室へと向かう。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


二人を連れて応接室にへと戻る。

ティアはまだいつも・・・いやいや。

前よりも密着するようになった。

そしてレヴィアも仲良く引っ付いて来るんだけれどさ。


【レヴィアタン、帝国では私が優先なのよ?】


【だから控えめにしているわ。】


【二人共、話が出来ないんだけれど?】


【ほら、レヴィアタン、ダーリンがそう言っているから離れなさい。】


【ふ、二人共、仲良くね?】


【分かっているわ。ダーリンが姉妹喧嘩が嫌いなのを知っているの、でも、そろそろ離れなさい、レヴィアタン。】


ティアの額に青筋が立っている。

二人共笑顔が怖い。


【私も彼の事を愛しているのよ、少しは譲ってくれてもいいのではないかしら?】


【ふ、二人共話し合いをしたいから、少し落ち着こうか?】


「アーサー、お前と言う奴は・・・。」


「アーサー殿、相手は選ぶべきですぞ・・・。」


「はぁ、これだから男って・・・。」


「・・・流石にやりすぎだろう。」


うう、皆の視線が痛い。


【さ、さあ、気を取り直して話し合おうじゃないか!】


【そうね、ダーリン。】


【左様ですわね、ヘファイストス様。】


「・・・はぁ、続けるぞ?」


【気にせずに進めてくれるとありがたいです。】


「それで、話は戻るが魔王が復活しているのならば君達は消滅しているはずだな?」


【そうね、ノモス様。アバリティアは何か覚えている事は無いのかしら?】


【特には無いわね。ちなみに私は勇者に倒されたわ。】


【そうね、私の記憶とも一致しているわ。】


「ううん、アーサーの話や報告を聞いている限りソロでは七大悪魔にすら勝てないと思ったが、勇者とはどれ程の力を持っているのか・・・?」


【ただ、分かっている事はあるのよ、レヴィアなら気が付いているのではなくって?】


【真なる聖剣の事ね。前回の勇者達の武装は各自の、その聖別された武器において私達を消滅させる事が出来たのよ。】


【それに私達のコアを傷付けないようにしていたし・・・まあ一か所でもそろわなければあの鎧の強さは無くなるし・・・。】


「ちょ、ちょっと待ってくれ!?」


【何かあるのかしら、ノモス様?】


「まさかとは思うが、魔王の力の源が君達のコアなのかね?」


【力の源、原動力、そうなるわね。それを勇者達が集めていた。】


【勇者って言うのも大変だね。でも、何でそんな事を?】


【それ以上の事は分からないの、何せ私は魔王に取り込まれていたから。】


「そうなのか、では記憶には残って・・・ん?ちょっと待ってくれ。」


【どうしたのさ、ノモス?】


「・・・ファリス、俺の耳が聞いた事の確認だ。今レヴィア嬢はこう言ったな?勇者『達』と!」


「はい・・・確かに。私の記憶にもそう残っております。」


「待って下さい。御嬢様方、勇者とは、一人ではないのですか?」


【そう、これが文献に出来ない理由だと思うわ。この地にある文献は改竄された物しかないはずよ。】


【・・・俺も疑問に思っていた事があるんだが、聖剣のあり方だ。この大陸に聖剣が七振りも必要なのは何でかってさ。】


「複数の聖剣、つまり、勇者は七人、いや、七人以上いたと言う事か!?」


「勇者の定義が不明なのですが、そうとしか考えられないですわね。」


「おいおい、それは事実なのか、アバリティア嬢、レヴィア嬢?」


【そう、私の記憶だと魔王と戦っている勇者は十人いたわ。それぞれ素質のある人達が選ばれ勇者になる為に努力をしていた。】


「その当時の勇者になりえた人物が十名もいるのですか・・・。」


「ボス、その魔王ってのはレヴィア嬢達の七体分のコアを、つまりは全員のコアを持っていたって事なら相当な力があったんだろうな。」


「グレイの言う通りだ、実際に現場にいた訳では無いがな・・・そう言えばアセディア嬢が王国の王都を消し飛ばした程の攻撃力を持っているらしいな、アーサー?」


【そうだ、前にも言ったが無詠唱の10thを使っている。アセディア並みの悪魔族が七体・・・それに鎧と剣と盾の魔王・・・考えたくないね。】


「ですが、彼女らの情報を手に入れた今、ある程度の対策が立てられるのでは?」


「そうだな、バウマン。実際にアセディア嬢の力を目の前で見てどう判断できるんだ、アーサー?」


【アセディアの魔法を見た後では軍隊のような大人数での七大悪魔の討伐は無理だ。そのアセディア達より強いと言われる魔王・・・絶望感しかないね。】


「その剣の魔王と盾の魔王、そして鎧の魔王。それに立ち向かった勇者達がたった十人以上。よくもまあ、俺達の世界は滅んでいないな。」


【ただね、私の記憶の中に、勇者一行の中に天使のような存在があったのよ。あれは何だったのかしら・・・?】


「レヴィア嬢、天使ですと?」


【そうよ、バウマンさん・・・天使・・・駄目ね。思い出せないわ。】


「レヴィア嬢、何でも良い。思い出したら相談してくれ。」


【分かったわ、ノモス様。】


「頭の中を整理する時間が欲しいですね。」


「ファリスの言う通りだ、今回はここまでにしておこう。感謝するぞ、アバリティア嬢にレヴィア嬢。」


【ダーリンの役に立ったのなら構わないわ。】


【ええ、役に立てたのなら結構ですわ。】


「また話を聞く事があるかもしれない、その時はよろしく頼む。」


【ええ、分かりました。】


【話す時は帝国でして頂けるかしら?】


「分かった、帝国で、このメンバーで行おう。」


【ふう、頭の中がゴチャゴチャだよ。】


「アーサー、先程の話の中の復活しそうなやつがヘルシャーにいるんだな?」


【後、四十日、これが期限だ。】


「皇帝陛下には俺から伝えておくぞ?」


【頼むね、ノモス。】


「任せてくれ、アーサー。」


【では、戻るのかしら?】


【ダーリン、帰る前に気持ち良いをさせなさい。】


そう言うとティアが口を塞いでくる。


【ティア、また近いうちに来るからその時にね?】


【次は一番よ?早く来て頂戴ね・・・。】


【分かった、一番に行けるように努力するよ。】


【必ずだから!必ず来るのよ!】


そう言うとティアは名残惜しそうに、俺の影の中にスルリと消えた。


【終わったのかしら?】


【はい、御嬢様。エスコートさせて頂いても?】


跪いて右手を差し出す。


【ええ、よろしくてよ。】


その手を取り立ち上がる。

振り返りノモス達に挨拶をする。


【またね、ノモス!三人も!】


【失礼致しますわ、ノモス様、皆様方。】


「アーサー、近いうちに王国で会おう!」


「御疲れ様でした、御二人共。」


「またね、アーサー様!レヴィア様!」


「お疲れさん、アーサー殿、レヴィア嬢。」


そしてゲートを出し、二人で王国へと戻った。

ここまで読んで頂き、誠にありがとうございます!

それでは、いつものから!

総合評価が、3916ポイント!

評価者数が、260!

そしてブックマークが895!

これも読んで頂いている皆様のおかげ!

感謝しかございません!

それでは、次話 秋にも服って必要なの?(仮 で、お会い致しましょう!

御疲れ様でした!

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