挨拶をしておきたい!
いつも読んで下さり、誠にありがとうございます!
UP致します!
楽しんで頂ければ何よりです。
【さてと、何処にいるかな?】
忙しくて直前まで気が付かなかったのだが、まずはこちらからね。
前に来た時の、記憶にある道を進んで行く。
たしか、この家だったはず・・・。
コンコン
「はい、どちら様で?」
【失礼致します。ここはエカテリーナ様のお住まいで間違いないでしょうか?】
ドアが開き、何か作業をしていた母親が出てくれた。
「様って・・・うちの娘のエナなら小麦畑だよ・・・って、あれ?若旦那様じゃないか!?」
土下座しようとしてたから慌てて止めた。
「きょ、今日は、何の御用でしょうか!?」
【えっと、そろそろ国に帰るので挨拶に来たんですよ。】
「わざわざ、こんな田舎に!?」
【穏やかで、良い所じゃないですか。】
「ありがたいねぇ、申し訳ないが、夫は隣のパッセル村へ行っておりまして・・・。」
【俺が来た事を伝えて頂ければ、大丈夫ですよ。】
「そ、それで、エナですね。すぐに呼んで来ますのでお待ち頂けますか?」
【呼びに行くのでしたら着いて行きますよ。今回は挨拶だけですので、長居するつもりはありません。】
「わざわざ、よろしいのですか?」
【構いませんよ。】
「では、案内致します。」
なんか緊張しているようだ。
うーん、こういうのが嫌なので貴族関係は馴染めないというか・・・。
黙って着いて行くと拡張した麦畑で作業をしている人達が目に入った。
皆さんのおかげで美味しいパンを頂いています。
ありがとうございます。
作業している人達に感謝を込めて御辞儀をする。
「ああ、ちょっと待って下さいね、『エナー』いるかーい!」
「何よー!そんな大声上げなくても・・・ああっ!ダーリンじゃない!」
さあ、覚悟を決めようかね。
「やだ!迎えに来てくれたの!?」
「この馬鹿エナ!」
ゴチン!
見事な拳骨が落ちた。
「っつー!ダーリンの前で何て事すんのよ!」
「馬鹿ったれ!わざわざ挨拶に来てくれたのに!」
「ああ、ついに結婚の挨拶に!待っていたわよ、ダー」
「この馬鹿ったれがっ!」
ゴチーン!
「おおおぉぉぉ・・・。」
【お母様、そのぐらいで。】
「エナ!恩人に失礼な事を言ったら拳骨だからね!」
「うう、ダーリンとの結婚が遠ざかったわ・・・。」
【エナ、今日来たのはそろそろ国に帰るので、お別れの挨拶に来たんですよ。】
「そうなのね、でも、連れて行ってくれるのね!」
【エナさんには大切なお仕事があるのではありませんか?】
「大切な仕事なのよ!でも、ダーリンが着いて来いって言えば、仕事なんて放りだしてすぐにでも着いて行くわ!」
【これこれ、お仕事を放り出しちゃ駄目でしょう?】
「ああん、これでダーリンと結婚できるのね?式はど」
ゴチーン!
「いったーい!何するのよ、母ちゃん!」
「お前ごときが、貴族の若旦那と結婚できる訳ないだろう!」
「むう、じゃあダーリンは何しに来たのよー?」
相変わらず人の話を聞かねえなー。
【そろそろ国に帰るんで挨拶に来たんですよ。】
「!!!」
フラフラと歩くと地面にしゃがみこんだぞ?
「ああ、二人は国と言う物に引き裂かれるのね、でも負けないわっ!」
始まってしまった・・・。
「そう、あの聳立つ、ガリファリア山脈が邪魔をしようとも!」
【えーっと・・・?】
「そう、ダーリンはいつか迎えに来てくれるのよ!それが今っ!」
【迎えに来れないから、お別れを言いに来たんだがね?】
「ふふ、式は派手にするのよ!村中から祝福されるわっ!」
【あー。エナさんや、俺の話を聞いてくれるかな?】
「そう、前も言ったけれど子供は三人は欲しいわね!」
【・・・。】
「ああん、初夜がまだだなんて言わないで、覚悟は出来ているのよ、でも優しくしてね?」
【と言う訳で、お母様。これは御家族で食べて下さい。新作のスイーツです。】
「まあまあ、こんな物を頂いちまって・・・ありがとうございますねぇ。エナ!お礼はどうしたんだい!」
「ああん、こんなに素晴らしい嫁をありがとうだなんて!良いのよダーリン、妻とは尽くす物なのだから!」
「こんな子だけれど、来れる時に様子を見に来てやって下さいね。えー・・・。」
【尊爵となりました、ヘファイストスです。】
改めて自己紹介する。
「そ、そ、そ、尊爵様!?は、ははぁー!」
【お母様、土下座はしなくて良いのですよ?】
慌てて立ち上がらせる。
「で、ですが・・・。」
【俺は変わり者なのでしなくて大丈夫なんですよ。】
「はぁ、変わった貴族様だねぇ。ここを統治してる伯爵様なんか、来たら土下座で迎えないといけないんだよ?」
【色々な人間がいるように、色々な貴族がいるんです。ただ、なり立てですから、貴族のマナーを知りませんがね。】
「アハハハ!面白い貴族様だねえ、こういう人が領主様だったらいいんだけどねえ。」
【残念ながら、私は領地を持てませんので・・・お?終わったようですね。】
「・・・と、言う事なのよ、分かってくれたかしら、ダーリン?」
【エナ。】
演説らしき物が終わったのでエナを抱き寄せる。
「ダ、ダーリン!?こんな昼間からなの!?しかもお母ちゃんがいるわよ!?」
【君と出会えて楽しかった、これからも、今まで通り元気にするんだよ?】
「ねえ・・・本当にお別れなのかな、ヘファイストス様。」
【何か困った事があったら手紙を頂戴。すぐに駆け付けるからね。】
「分かったわ、でも・・・寂しいな・・・うぅ・・・。」
【大丈夫だよ、君はそれを乗り越えられる心の強さがある。】
「でも・・・忘れないでね、こんな田舎の村娘の事を。」
【忘れないさ、それに君の結婚式には参加する予定だからね。】
「その時は村を上げて歓迎するわ。」
【楽しみだ。】
「楽しみにしてて頂戴。」
【じゃあ・・・君と出会えてよかったよ。とても楽しかった。】
「こんな良い女を・・・うぅ、振るんだから・・・幸せになりなさいね、ヘファイストス様。」
【ああ、俺は大丈夫だよ。今までありがとう。】
そう言うとエナを放す。
【笑顔で見送ってくれるかな、エカテリーナ。】
「うん・・・また会いましょうね・・・うっ・・・ヘファイストス様。」
エナは涙を流しながらも笑顔になる。
そんな娘を見てお母さんも涙を流している。
【お母様も、体には気を付けて!】
「若旦那・・・尊爵様も体には気を付けるんだよ?」
【はい、では、二人共・・・お元気で!】
二人が手を振ってくれる。
【4th リターン!】
呪文を唱えると俺の姿はかき消えた。
「・・・行っちゃった。うっ・・・あっ・・・・うわあああぁぁぁん!」
「エナ・・・泣かないでおくれ。」
「ううっ・・・うう・・・う・・・。」
「初恋だったんだろう、今日の晩御飯は奮発してやるからね。それとこれを頂いているから後で食べようかね。」
「うん・・・。」
もちろん、ヘファイストス様のスイーツは最高に美味しかったわ。
・・・私は、エカテリーナ。
ヘファイストス様と言う凄い方に身分違いの恋をした、ただの村娘。
別れは辛かったけれど、次の恋を見つけるの。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
【ティアー?ティアさんやーい?】
・・・おや?
石棺の陰にいた。
隠れているつもりだろうか?
【ティア、隠れてないで顔を見せてよ?】
【・・・。】
近付いて行く。
なんか拗ねているみたいだ。
【ティア?】
【ダーリン、行ってしまうのね?】
【うん、アセディアも心配だからね。そろそろ王国に帰るよ。】
【・・・胸の所がもやもやするの。】
【・・・。】
【どうしてなのかしら?】
【ティア、前に分体をエナから外してくれた時みたいな気持ち?】
【そう!それよ!この気持ちは・・・嫌だわ。】
【そっか、寂しいと、悲しいと思ってくれるんだね?】
【・・・それが嫌なのよ!】
【ティア、また、こうやって会いに来るよ。】
【でも、近くにいないじゃない!いて欲しい時にいないじゃない!】
【今までだってずっとそうして来たじゃないか。】
【違うの!私の結界内にいなければ、あの女がダーリンに何をしても分からないの!】
【あの女って、『アリステリア様』の事?】
【そうよ!あの女が何かをすると思うと・・・ダーリンの事が気になるのよ!】
【心配してくれているんだね、でも大丈夫だよ。】
【心配?】
【その気持ちだね、不安とか色々あるけれど大丈夫だよ。】
【・・・心配に不安ね?】
【そう、でもさ、アセディアだっていてくれるし、何かあったらティアを頼りにしてるんだからね?】
【そ、そうよ、もっと頼りなさいよね!】
その健気で泣きそうになっている女の子を抱きしめる。
【ごめんね、でも大丈夫だよ。ティアとアセディアを信じてるからね。】
【・・・少しだけ、もやもやが取れた気がするわ。】
【そう、君がちょっと、少しでも認めた男を信じなさい。】
【ダーリン、気持ち良いをして・・・激しい方よ。】
【ティア・・・。】
キスをする。
ティアは応えてくれた。
身体に手が回る。
もう離さないようにと。
そう言っているようだった。
離れると声をかける。
【ティア、良い子にしているんだよ?】
【・・・ダーリンがいないと自信がないわ。】
【大丈夫だよ、今までだって出来ていたじゃない?】
【ダーリンの顔を見ないと、ここがすっきりしないの。】
【ここって?】
【ここよ。】
そう言って胸を指さす。
おお、たわわな果実が・・・。
【あの、ティアさんや?それは意中の男以外にやっちゃ駄目だよ?】
【意中?】
【えーっと、この場合は好きとかっていう意味かな。】
【・・・私はダーリンの事が好きなの?】
【そうだと・・・とっても嬉しいな。】
【ねえ、ダーリン。】
【何かな?】
【コアが・・・ドクンドクンするの。これは何かしら!?】
【ドクンドクン?】
【そう・・・ダーリンの顔を見ると、ドクンドクンするわ。】
【ティアさんや、それは・・・。】
腕から放そうとすると更にギュっと抱きついてくる。
【駄目!離れないで!そばにいて!】
【ティアがそれでいいなら。】
抱きしめる。
大切な物が壊れないように優しく。
【・・・っく、うあっ!?駄目、ダーリン!コアが壊れそう・・・!?】
【大丈夫、ティア!?】
【駄目!こんな事は初めて、駄目!駄目!破裂する!どうしたら良いの!?】
ティアの顔は上気していた。
そう、女の顔をしていた。
【ティア、触っても良い?】
【これが!これが治まるなら良いわ!ダーリン、何とかして頂戴!】
【じゃあ触るね。】
そう言ってティアを御姫様抱っこすると石棺のちょうど良い所に腰をかける。
【触るよ、ティア?】
【早くして!止まらない、止まらないの!】
そして優しく胸を触る。
【ふあっ!?】
ティアの身体がビクッっとはねる。
構わずその柔らかい果実を味わう。
【あっ!?何!?知らない、知らない!こんなの、は!はうっ!?】
【ティア、どんな気持ち?】
【分からないわ!?でも、もっとして!何かが、何かが来そうなの!】
【うん、優しくしてあげるからね。】
優しく揉む。
そう、大切な物を触るように、優しく。
【ふあっ!?んっ!?嫌!?ダーリン、そこにいるの!?】
【ティアを抱いているんだからそばにいるよ?】
【目が霞む!?駄目、駄目、駄目、何か来るの!?助けて、ダーリン!】
【・・・。】
【くあっ!?】
ティアの身体がビクビクと跳ねる。
どうやら果てたようだ。
【あ・・・あぅ・・・はっ・・・ぅ・・・・。】
ティアを落ち着かせる為にそのまま抱きしめる。
【ティア、初めてだったんだね。】
【あぅ・・・ダーリ・・・ど、こ・・・?】
【安心して、ここにいるよ、愛しいティア。】
【あぅ・・・っは・・・ぅ・・・。】
ティアの身体から力が抜けて行く。
どうやら気絶したようだ。
・・・あれ?
悪魔族って眠ったりしないんじゃなかったっけ?
ティアの顔を綺麗にしてあげる。
涙とか色々と・・・このままにはしておけないでしょう!
そう言うのは女の子の名誉の為に言わないでおくのが男ってもんでしょう!?
起きそうにないので髪の毛をいじってみる。
なんか良いな・・・こう言うのも、悪くない。
しばらくそうやっているとティアが目を覚ました。
ボーっとしていて視線が定まらない。
【ティア、気分はどう?】
【ダー・・・リン・・・気分は・・・分からないわ・・・。】
【・・・気持ち良かった?】
【あれは・・・気持ち良いと・・・言うの・・・?】
【俺は女の子じゃないから分からないけれど、そう思えたんだ。】
【コアが破裂するかと思った・・・うっ・・・!?】
ティアと目が合うとその顔がみるみる赤くなって行った。
【どうしたの、ティア?】
【ダ、ダーリンは、ちょっと横を見ていて頂戴!】
【了解しました、ティア御嬢様。】
そう言って天井に空いている穴から外を見る。
あー・・・時間、結構経ってるなぁ。
ルイス達は大丈夫だろうか?
【ねえ、ダーリン。】
【何かな、ティアさんや?】
【あのね、また・・・今のをまたやってくれるかしら?】
【今度で良いかな?】
【何故、今ではないの?】
【ティアに無理をさせたくない。】
【こ、今度、また・・・絶対よ!?・・・でも、優しく・・・お願いね。】
【うん、それじゃあ・・・そろそろ行くね。】
【また来てくれるのよね?】
【うん、来るよ。】
【楽しみだわ・・・。】
【お土産のミルクレープを置いておくから後で食べてね?】
【ふふ、必ず食べるわ。】
ティアを石棺の近くに座らせるとキスをする。
【ダーリン、また、また来るのよ!?】
【必ず来るよ、ティア、またね。】
そう言うとリターンを唱える。
【4th リターン!】
ティアの前からかき消える。
【ダーリン・・・また来るのよ。絶対だから・・・。】
その呟きは俺には届いていなかった。
でも、近いうちに会いに行くよ、愛しいティア。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「「「・・・。」」」
【本当にすみません!】
皆の前で土下座タイム。
「・・・それで、挨拶は出来たのね?」
【はい、ルイス御嬢様!】
「あー、エナさんの所に行ったならしょうがないですよね。」
【ありがとうございます、サーラ御嬢様!】
「うむ、あの御仁の所に行ったのならば目をつむろう。」
【ははー、セリス御嬢様。御恩情に深く感謝を!】
「主君、そのエナと言う御仁とティアと言う御仁については、詳しく伺いたいところなのだが?」
【はっ!後程説明をさせて頂きます、クレア御嬢様!】
「坊ちゃん、ウチにはええからなぁ?」
【フェイ御嬢様、有難く!】
「まあ、アイツが相手ならしょうがねえな。」
【ディアナ御嬢様。優しい御言葉有難くっ!】
「坊主は挨拶を済ませたんじゃな?」
【ウッス、師匠。】
「嫁達と対応が違うのお。」
【お師匠様、ありがとうございました!】
「最初からやっておけば可愛げもあろうにな・・・。」
【すんません。】
「じゃあ、戻りましょうか。」
ルイスが言うと皆が良い返事をしてくれる。
「「「はい!」」」
「帝国にも長くいた気がするわね。」
「そうですねー、ルイスさんは自分の物は買わなかったんですか?」
「ええ、服とかはあの人が作って下さるから、欲しい物は無かったのよ。」
「そうですかー・・・でも、ヘファイストス様の服を着るのは楽しみですからね。」
「そうなのよね、もうちょっと露出を考えてくれると嬉しいのだけれど・・・。」
「そこがいいんじゃないですか!」
「そういう物なの?」
「そう言う物なんです!」
「・・・。」
「セリス、故郷を離れるのは寂しいのですか?」
「いや、私は帝国から出た事があまり無いからな。」
「そうか、私は奴隷の時に各国を回ったらしいから・・・。」
「これから向かう王国、私は馴染んで行かなければならないのだ。」
「大丈夫だと思うよ、セリス。その為に皆がいるのだ。頼れば良いと思うぞ?」
「そうか、そうだな。私にも頼もしい味方がいっぱいいるのだったな。」
「そうさ、安心したまえよ。」
「剣聖様は王国に来た事はあるんですかぁ?」
「少し前にちょっとな。」
「聞かないでおきましょうかねぇ。」
「助かるのぉ。」
「ふふっ・・・ジュウベイ様。坊ちゃんの事をお願い致します。」
「・・・お主、気付いておったのか?」
「少し前ですが、こればかりはジュウベイ様に頼るしか・・・。」
「これ、頭を上げよ。皆にバレるぞ?」
「お願い致します。」
「分かっておるよ。わしの出来る限りの事はしよう。」
「肩の荷が下りた気持ですぇ、感謝致します。」
「なあに、いつもの酌の礼ぐらいはするでのぉ。」
「ふふ、今夜もお付き合い致しますぇ?」
「美女からの誘いは断らないようにしておるのよ。」
ルイスやサーラは、帝国に来るのが今回が最後かもしれないとの事でのんびりと景色を見ながら歩いてフェアリー・ゲートに向かう事にした。
その荘厳な城門を潜り俺が身分証を見せる。
「これは、ヘファイストス様!・・・ついに御旅立ちですか?」
【そうなんだよ、故郷に戻るんだ。】
その兵士さんは上官さんや他の兵士も呼んでくれた。
「ヘファイストス様、こちらの方々はお連れ様ですか?」
【そう、嫁さん達と師匠だ。】
「・・・他の方々もかまわん、御通ししろ。」
「「っはっ!」」
「ヘファイストス様、またのお帰りをお待ちしております!」
【帝国は第二の故郷だからね、必ず戻るよ。】
「総員整列!尊爵様に最敬礼!!!」
ザッ!
二十名程の門衛さん達の見送りを受けて無事に通過する事ができた。
さあ、いつもの宿に帰りますか!
しばらく麦の茂る整備された街道を皆で歩く。
そしてフェアリー・ゲートに着くと順番に潜る。
俺は最後にゲートを潜る時に、振り返る。
【色々な経験をありがとう、クヴァール帝国。】
そう言ってゲートを潜る。
さあ、帰ろう。
いつもの日常へ。
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それでは、次話 戻って来たけど?(仮 で、お会い致しましょう!
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