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トレーニングウェア

いつも読んで下さり、誠にありがとうございます!

執筆が終わりました。

お楽しみ頂ければ幸いです。

翌日の帝国、控えの間。


朝早くだったのだがセリスのおかげで皇帝陛下と面会する事が出来た。

早速その部屋に向かう。

もちろん、クレアさんとクーデリカもいる。

俺から正式に結婚の話をすると物凄く喜んでくれた。


「でかした、セリスよ!で、式はいつなのだ!?」


「ま、まだ、日取りは決めておりませぬ。」


「ヘファイストス!早く孫の顔を見せてくれ!」


【そ、それは先に結婚していらっしゃる、トゥリトス義兄上あにうえにお任せしておりますので。】


「初耳だぞ、義弟おとうとよ?」


っく、でも考えると不思議なんだよね?

毎日のように彼女らと交わっているのに子供が出来ないんだよね。

・・・今世の俺は種なしか?

いやいや、ちゃんと出るしな。

医者にこの手の話をしてもこの世界では無駄だろうしなぁ。


【それで、陛下。騎士クレア、それとクーデリカの事をお任せ願いたい。】


「ふむ、クレアよ。よくぞ戻った、死亡扱いで、二年経っているのなら軍も戦死扱いになって除隊されているであろう・・・復帰を望むか?」


「陛下、帝国兵であるクレアは死にました。ここは快く送り出しては頂けませんか?」


「そなたの言もっともである。ただな、帝国でのそなたの活躍を見たかったぞ?」


「その件は申し訳なく。それと、この身は主君に捧げました。どうか、笑って送り出して下さいませ。」


「意志は固いようじゃな。分かった、両名の戸籍を新しくし、ヘファイストスの庇護下に入った物とする。トゥリトス、そのように手配せよ。」


「かしこまりました、皇帝陛下。」


「あ、ありがとうござい、ます、陛下!」


クーデリカが返事をする。

嬉しかったのかニコニコしている。


【それと、陛下。六人会議の事をセリスから聞きましたが四日後とか?】


「そうだ、一般の参加者から、相応しそうな人物を十名を選考した。申し込みは後を絶たなかったので時間はかかったが・・・何とかなりそうだ。」


そう言えば参加者が千名を超えてたんだったか?


【選考御疲れ様です、陛下。では、四日後の十時で間違いはありませんね?】


「そうだ、その予定で間違いはない。」


【かしこまりました、準備をしておきます。】


やっと四日後に決まった。

皆を待たせてるからね。


「ヘファイストス、その二人の事とセリスの事は任せた。・・・式には必ず呼べ!」


【もちろんです、陛下。いえ、義父上。】


「楽しみが増えおったわっ!」


【陛下、それでは失礼致しますね。】


「孫の顔を早くな!」


【ははは、では、失礼致します。】


「「「失礼致します!」」」


「トゥリトスよ、めでたいな!今日は久しぶりに酒を飲もうではないか!」


「お付き合い致しますよ、陛下。」


後ろからそんな声が聞こえて来た。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


師匠を迎えに行き、皆で観光目的で帝国にやって来た。


「皆さん、改めまして!帝国へようこそ!」


セリスさんのテンションが高いのですが・・・。


「広いわね、しかも大きいわ!」


「大きい・・・でも、移動が・・・大変・・・。」


「大きいですね、走ってみましたが絨毯が凄いです!」


「でかいのですー、首が痛いのですー。」


「アリスちゃん、下を向こうね?」


「大きいですね、皆さんはこんな所にいたんですねー。」


「私達は慣れてしまったわね。」


「そうですね、ルイスさん。」


「まあ、でかいわなぁ。」


「改めて見ると『エド城』より広いのぅ。」


「では、皆様は部屋に到着後、荷物を置いたら、またこのホールへ集まって下さいね。」


「「「はーい!」」」


「それでは部屋に案内致します。付いて来て下さいね。」


セリスの後を皆で付いて行く。

なんか修学旅行を思い出す。

彼女のいない俺にハート石などを見つけさせた良い思い出の無い旅行だった。

くすん、そうだよ!

インドア派のキャラだったからな!

もちろん彼女なんかいなかったんだよ!


でも今は違う!


見ろよ!

嫁さんが六人もいるんだぜ?

さすが異世界!

素晴らしいね!


「本日は部屋割りをした後に名所の観光地を巡る予定です。十二時に集まって皆で御飯を食べましょうね。」


「「「はーい!!!」」」


「こちらの六人部屋にルイス殿、リズ殿、ベス殿、マオ殿、アリス殿、クーデリカ殿。」


「「「はーい!」」」


「一番乗りね!」


「ずるいです、リズ姉!」


「慌てても・・・良い事は・・・ないわよ・・・?」


「一番はアリスなのですー!」


「アリスちゃん、待ってー!」


「行ってるわね、貴方。」


呼ばれると六人は部屋に行ってしまった。


「隣の部屋には、ナナリー殿、サーラ殿、フェイ殿、クレア、ディアナ、それと私です。」


「立派そうな部屋ですねー。」


「いじられない、幸せがここにっ!」


「サーラ殿?」


「ええんや、セリス。自由を満喫させたってや。」


「ふふふ、主君がいないとはね。ああ、そうか!夜這いに来てくれるんだね?」


クレアの要望には応えたいところだが・・・。


【夜這いに関しては、検討させて頂きます。】


「ふふふ、待っているよ、主君。」


「兄貴、後で鍛錬を頼むぜ?」


それぞれ言いたい事を言うと部屋に入って行く。

さて、俺と師匠の部屋は、っと?


「最後になりますが旦那様とジュウベイ様の御部屋になります。」


【ここは二人部屋とかなんでしょう?】


「四人部屋になりますね。自由にお使い下さい。」


「ふむ、では行くか、坊主。」


【はい、師匠。】


部屋に入ると早速支度をする。


いつもの冒険者スタイルに着替え終えると赤いフードマントを被る。


【では、師匠。鍛錬に行って来ますね。】


「わしは適当にぶらついておるでのぉ。」


【俺達は鍛錬後に今日は王宮の施設の見物です。】


「ほう、ならば、わしも行くかな?」


【是非、それでは後程、広間で会いましょう。】


「そのようにな。」


【行ってらっしゃい、師匠。】


そう言うと師匠は出かけて行った。

いつもの練兵場に着くとセリスとディアナがストレッチしていた。

ストレッチが終わると確認して来る。


「旦那様、本日もよろしくお願い致します・・・掴むのですわね?」


【そうです、外周を二周して来て下さい。】


「分かりました、行きますわよ、ディアナ?」


「応とも!」


二人の気合は十分だ!


【では二周です・・・始め!】


パンッ!


ダッ


ドッ!


二人がランニングの為に走って行った。

それを見送る。

うーん、そろそろ運動量を増やそうかな。

砂浜での鍛錬が実を結んだのだろうか。

二人の走る速度が格段に増したようだ。


レシピを考えていると、二人が戻って来た。


「はぁ・・・はぁ・・・たいぶ、なれて、きた・・・ようだぞ!?」


「ぜぇ・・・ぜぇ・・・本当だな、喋れる余裕があるからな・・・ふぅ!」


二人に、いつものスポドリもどきを渡し朝食を取る。


【さあ、ディアナさん、今日は一人で形をして頂きますよ。】


「オッス!」


【セリスも槍術の鍛錬に致しましょう。】


「はい、旦那様。」


【セリスは剣も行けましたね・・・。】


「はい、旦那様、リーフ・ブレイドは斬る事も出来ますので、その為に剣術も磨いております。」


壁に立てかけてあった木製の訓練で使う槍を二本取って来る。


【セリス、こちらを使って下さい。】


「はい、っく、木製なのに金属製のような重みが・・・。」


「・・・鉄芯を入れてありますからね。」


「それで、何を行うのですか、旦那様?」


【まずは戦闘時の引き出しを増やしましょう。その為に模擬戦を行います。セリスの槍の実力なら良い所まで行くと思いますよ?】


「・・・言ったな、後悔させてやろう!」


「いいなー、模擬戦。アタイもやりてえよー。」


【ディアナさん集中!】


「ハ、ハイッス!」


【ディアナさんは、ただでさえ課題が山のようにあるのですよ?】


「仕方ねえ、セリス。アタイの代わりにやっちまえ!」


「ええ、旦那様、手加減はいりません。旦那様も自身の実力を改めてみる機会ではありませんか?」


【煽り返す元気はあるようですね。では、真面目にやりましょうか。】


「望む所です!」


フォンフォン!


木槍を軽く回して構えを取る。


ッス


【さあ、いつでもどうぞ!】


「今度こそ・・・一本取って見せますわ!」


【良い気概です、かかって来なさい。】


「ハッ!セイッ・・・やぁっ!」


中段、胸を狙った攻撃から素早く足へと下段突き。


カッ、コン・・・コッ!


全て払う。


【この程度ではないでしょう?】


「そうでなくてはな!」


ザッ、スッ、サッ・・・ッス!


踏み込むと同時に足を狙った二連攻撃から頭へ。


ッサ、ッサ・・・ッフ。


今度は全てかわす。


【素直な良い攻撃です。ですが、狙いが見え見えですよ、セリス。】


「ならばこれはどうだ!『トリプルスピア』!」


カッ!カッ!カンッ!


「これも受けますか!」


【技の練度が違いますね。手本を見せましょう・・・「トリプルスピア」!】


カカカッ!


「なっ!?一瞬で三撃だと!?」


【熟練者は師匠のように基本技が強いのですよ。技が強いのだとは思わないように!】


「は、はい!」


【セリス、貴女にも課題を差し上げましょう。「五段突フィフストラストき」!】


カカカカカッ!


カンッ・・・カンカコッカラッ・・・


セリスの腕から木槍が飛んで行った。


「一瞬で!?一体いくつの槍撃を入れたのですか!?」


【五撃ですよ、最大はいくついけるのかな。】


「っく、まだこのような差があるのか。」


【セリス、課題だと言ったでしょう。槍を拾いなさい。】


「まだ、他にも技があるのですか!?」


セリスが素直に槍を拾い上げる。


【全ての技は基本に、基礎に忠実なんですよ?それを分からない貴女ではないでしょう?】


「基本と言うと突きですか?」


【槍術だけならばそれで良いでしょう。ですが貴女は剣術との複合スキルをも使える。代表にするのならばアーマー・イグノアやワールウィンドウ・アタック等ですね。】


「ふむ、イグノアはオーガの牙のダン殿の代表的な技ですね。」


【ダンさんは、ああ見えてもジャスティンさんと同じで、努力の塊のような人なんですよ?】


「成程、それであの強さか、合点がいった。ならば私も基本に忠実になろう。」


【セリス、そこで課題です。先程の五段突きを自分の物にしなさい。】


「分かりました、旦那様。なれば、まずは五段突きを、突きを極めて見せましょう!」


【セリス、技に頼りすぎるのは頂けません。ですが、基本を熟練した事で自信につながります。まずはこの「五段突き」を出せるようになりなさい。】


「はい、旦那様!」


【では、鍛錬の方法です。・・・少し待って下さいね。】


そう言うと側に合った木にスルスルと木を昇って行く。

水袋を取り出し枝に仕掛けをする。


【よっし。】


降りて説明をして実践する。


【セリス、一滴ずつ雫が落ちるようにしてあります。この雫を槍で突きなさい。】


「水滴をですか?」


【そうです、いつ落ちて来るか分からない雫。これも集中力が養えます。】


まずはやって見せる。


【集中・・・。】


スゥ・・・


自分の世界から音がなくなる。


・・・


・・・今っ!


ヒュッ!


パンッ!


雫がはじける!


「おお!見事です、旦那様。私も早速やってみます!」


【精進しなさい。】


「かしこまりました!」


技の精度を上げれば出来るようになるだろう。

セリスになら出来るはずだ。

頑張るんだよ。

さて、ディアナは?


「ハイッ!」


右足を前に自然立ち、右上段追い突き!


「ッセイ!」


右を向き、左足を運びながら、自然立ち、上げ受け。


【ディアナさん、キレが悪いですよ。】


「ウッス!」


【腋は締めるように!】


「ハァッ!」


うん、形は覚えてきましたね。

もう少しキレがほしいが、今の考えながらやっている段階で言う事では無いな。


【形を十回、追加です。】


「オッス!」


【ディアナさん、次に何をやるのかを考えては駄目です。それでは集中出来ていません。考えずに身体を動かしなさい!】


「はい!」


ふむ、何だろうか。

ディアナもセリスも、今一つ集中しきれていないようだ。

そこを乗り越えくれないと先に進めないのだが。

あれ?

ギャラリーがいる・・・ちょっと待て!?


それを気付くのに遅れてしまった。


そう、体操着とブルマだ!

ここは一般兵もいる練兵場。

訓練内容を見に来ている兵士さん達もいるのである。

二人ともこれが恥ずかしかったんじゃないだろうか?


【少々、用が出来ましたので鍛錬を怠らないように!】


「だ、旦那様!?」


「あ、兄貴!?」


・・・鍛錬の時はなるべく露出の少ない物にしてあげよう。


俺は転移前の世界で言うトレーニングウェアを作りに裁縫部屋へ向かう。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


裁縫スキルでトレーニングウェアを作る。


二人のサイズ表を見ながら。

いくら適していると言っても石油から作られているナイロンやポリエステルなんかは作り方が分からない。

そっち方面は完全にお手上げだ。


まずは絹の生地から二人に合ったトップスを作る。

更にボトムスも作る。

インナーとアンダーウェアに関しても絹生地から作る。

足のサイズから五本指ソックスを作る。

吸水性は綿より絹の方が良いはずだ。


問題はシューズだ。


この世界の高級靴は靴底が硬い木のような物で出来ているのだ。

もちろんだが、硬い皮で出来ている高級品もある。

今のところ『ゴム』が見つからず、代わりになる物が無いからだ。

男性用の高級靴は固い革底の物が主流だが、硬すぎて履き心地が悪い。


一般的な物だと布で作った厚底の靴だ。

それに、皮はあるのだが密閉性が高すぎるのだ。

それでは汗をかくトレーニングの靴には使えない。

あの病気が流行ってしまう。


ゴム・・・。

見つからないかなぁ?

でも、見つかったとして加工の方法が分からん。

思い出せるかなぁ?

まあいい、見つかったら考えればいいんだ。


そこで代用として考えたのが綿の靴で底がコルクの物だ。

所謂、コルク底のスニーカーのような物を考えた。

ノモスに頼んでコルクを手に入れよう。


リターンでノモスの屋敷に飛ぶ。


ついでに海で御世話になった例をする。

話も半ばに紹介されたコルクを扱っている店に来た。

迷わなかったのは『アリステリア様』の導きがあったからに違いない。


必要な硬めのコルクを厚めの板で五十枚買っておく。


これで材料はそろった。

急いでリターンで戻り二人の所へ行く。

コルクを足の形に削る為に微調整が必要だったからだ。


【お待たせ、二人とも。】


「旦那様!」


「兄貴!」


【ごめんごめん、格好が気になってるよね。その姿は俺の前だけでしてくれるかな?】


「これの代わりになる物があるのですか?」


【うん、作ってる途中だから、二人とも来てくれる?】


「わ、分かった!・・・これで衆目に晒されずに済む。」


「期待するなよ、セリス。兄貴の作る女物の服だぜ?」


「っぐ、そこを言われると痛いが、今よりまともになるのであれば良い!」


「まあ、期待しようじゃねえか。」


女性用の更衣室に行く。

幸いにも他の女性はいないようだ。


【まず、足の裏を見せてくれるかな?】


「旦那様・・・?」


「兄貴、何かに目覚めちまったのかい?」


【違う!足の裏を見てコルクを削るんだよ!】


「「・・・。」」


「何だ、他の事かと思って慌てたぞ?」


「兄貴、驚かせるのは止めろよな?」


【普段、君達が俺の事をどう思ってるのが分かりましたがね!】


「そ、そんな事は無いぞ?」


「そうだぜ、兄貴!」


【良いから、早速作るよ?】


まずはセリスから。

足のサイズでコルクを型取して少し大きめに切り取る。

足の裏を見ながらコルクを鑢で削る。


コリコリコリ・・・


【・・・このぐらいでどうかな?】


「凄いぞ旦那様、足の裏に張り付く様だ!」


【この靴下を履いてくれるかな?」


「この・・・足の形をした足布をか?」


【吸水性や速乾性などを考えて作ってあるんだ、まずは試してみてよ。】


「旦那様がそこまで言うのならば、靴下とやらを履こうではないか。」


履いた所で靴底を合わせる。


【どうかな?】


「うむ・・・靴下は邪魔になっている感じは無いな。逆に各指が感じられていい感じです。靴の出来上がりが楽しみだ。」


【じゃあ反対側も作るね。】


「お願い致します、旦那様。」


セリスに、一度靴を脱がせるとインナーから着けさせる。

そしてアンダーウェア、ボトムス、トップスと着けてもらう。

髪の毛が邪魔そうだったのでポニーテールにしてリボンでまとめてもらう。

へそが出ているのは俺の最後の抵抗です。


そして最後にこの世界には無い「スニーカー」を作り上げる。

靴の裏、硬いコルクの部分に溝を掘って出来上がった。


【セリス、履いてみてくれるかな?】


「ん・・・この紐はどうするのですか?」


【紐で結んでちょうど良い所に固定するのです。結び方は水着の時の蝶結びです。】


「成程、靴下の指の部分が分かれているのはこの履き心地にする為ですね!」


【そうです、革製品とは違い通気性と速乾性が向上しております。】


「素晴らしい。それで、これは何と言う服なのですか?」


【『トレーニングウェア』ですね。】


「とれーにんぐうぇあ・・・素晴らしい。」


セリスは色々と動いてその着心地を試している。


「露出がましになった・・・これで衆目を気にせず、集中して鍛錬が出来るな。ありがとう、旦那様。」


【早く気付いてあげられなくて、済まなかったね、二人共。】


さて、次はディアナだ。

同じ工程で靴を作り上げる。

出来上がると着替えてくれる。


「兄貴、この格好の方が気にならないぜ!」


っく、ブルマと体操着は不評か?

時代の流れを先取りしすぎたようだ。

ディアナが靴を履くと軽く運動をしだす。


二人とも問題はなさそうだ。


【それでは、お披露目しましょうか!】


「「はい!」」


練兵場のいつもの所に行くと何人かの兵士がいて、俺達を遠巻きに見ていた。


「あれ、さっきの格好じゃないぞ?」


「でもよぉ、これはこれで良いかもな。」


「白薔薇様は、胸がああでなかったらな。」


「さっきのもすごかったけど、今度のも尻の形が分かるぞ?」


パンパン!


手を叩き注意をする。


【はいはい、貴方達も訓練中でしょう?サボってないで行く!】


「「「失礼致しました、ヘファイストス教官!!!」」」


そう言うと皆が訓練に戻って行った。

これで集中出来るだろう。


【さあ、二人とも続きを行いましょう。時間がありませんよ!】


「「はい!」」



「ッフ!・・・ッハ!」


【セリス、雫が一つずつ落ちて来るとは限りませんよ!集中!】


「ハイ!」


【ディアナさん、先程よりキレが出てきました。もっと力強くしましょう!】


「ハイッ!」


うん、良い感じだね。


こうして無事に集中して鍛錬が出来るようになりましたとさ。

ここまで読んで下さり、誠にありがとうございます!

まずは、いつものから!

評価、イイネ、ブックマーク等々。

大変に励みになります!

皆様方に感謝を!

それでは 次話 帝都観光(仮 で、お会い致しましょう。

御疲れ様でした! 

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