表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
247/315

セリスとクレア

いつも読んで下さって、誠にありがとうございます。

執筆終わりました。

楽しんで頂ければ幸いです。

【セリス、伯爵様はお帰りに、って!皆ちょっと待とうか!?】


クレアさんが皆の玩具になっている。


【ちょ、待とうかみんな!セリス、ナナリーさん。クレアさんをお風呂に入れてあげて!】


「「「ええー、御話したいよ!!!」」」


【君達は眠る時間だ!良いかな、眠る時間だからね?】


「仕方ねー、ちびっこどもー、行くぞー?」


「「「はい、ディアナねーちゃん!」」」


雰囲気で何かを悟ったディアナが未成年組を引っ張って行く。


「ヘファ兄ちゃん、家族って言ってくれてありがとう・・・。」


そう言い残すとクーデリカは部屋に向かっていった。

うん、良い子だ。

さてと・・・。


クレアさんの為にフリーサイズのローブを作る。

サイズは・・・今後に期待だ!

下心じゃないからね?

本当だよ?

・・・真面目な時もあるんだよ。


そんな馬鹿な事を考えているとフェイが声をかけて来る。


「坊ちゃんも好きやねぇ・・・けど、そこがええんやけどなぁ。」


「そ、そうですよ、フェイさん。それでヘファイストス様、あの女性どうするつもりですか?」


「セリスの好きなようにさせてあげたい。まずは診療して腹ごしらえだろうか?」


「そうね、御飯は大事よね!」


「何か作って来るよ。」


そう言うと厨房へと移る。

伯爵邸で碌な物を食べさせてもらってなかったらと思うと形のある物は出せない。

やはり、おかゆになるだろうか?

中華がゆを作ろうかな。

鍋に米を入れる。

・・・良かったね、セリス。


いや、これからが大変か・・・。


コトコトと米を煮込みながらそんな事を考えていた。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


「「・・・。」」


「っく、このような・・・このような事を・・・。」


「セリスさん、目をそらせてはいけませんよ?」


「だが、ナナリー殿!」


「聞いただけですが、蜘蛛人族に戦場で捕らえられてこの状態であった事に『アリステリア様』に感謝しなければ・・・。」


「う・・・うぅ・・・。」


「泣いていないでしっかりと洗ってあげて下さい。それで、ヘファ君は治せると言ったんですよね?」


「はい、ですが・・・それは目の事で・・・。」


「セリスさん、貴女の旦那様を信じなさい!」


「は、はい・・・。」


「予想はつくが・・・そんなにも酷いのか、私の身体は・・・。」


「大丈夫です、ヘファ君は出来ない事は言わない子です!」


「ナナリー殿・・・。」


「良いですか、クレアさん。治ります、いえ、必ず治してくれますから・・・。」


「ナ、ナナリー殿?」


「ヘファ君が何で私にお願いしたのかが分かりました。」


「うう・・・うっ・・・。」


「セリスさん、しっかりなさい!貴女の大切な人なのでしょう!」


「は、はい!」


「しみませんか?」


「ナナリー殿と言ったか?感覚が無いのですよ。しみる事はありません。」


「そうですか・・・。」


「私は・・・希望を持っても・・・いいのだろうか・・・。」


「希望を持って下さい!彼は、私達の良い人は、出来ない事は言わないのですから!」


「そうか・・・そこまで酷いのか・・・。」


「希望を捨てては駄目です!」


「気休めはよせ、ナナリー殿。貴女の動揺がそれを伝えてくれる。絶望的なのだな?」


「そ、そんな事はっ!」


「クレア・・・。」


ヘファ君、治してあげられるのですね?

本当に・・・?

駄目だ、こんな考えでは、彼はあの状況の私すら助けたのだ!

絶望を希望に変えてくれたのだ!

だから自信をもって言うの、ナナリー!


「大丈夫です、必ず元のように治ります!」


「ナナリー殿・・・そなたに感謝を。」


「クレア・・・っく・・・感覚は無いのだな?」


「ええ、セリス姫殿下。連れて来られる時も先程の矯正具を歩行の補助具として付けていましたからね。」


「「・・・。」」


「セリス姫殿下はあれから御立派になられたようだ。噂だけは聞いている。」


「クレア・・・そなたのおかげだ!」


「そうですか、これで思い残す事は無いな。」


「諦めては駄目です!」


「諦めるな!クレア、これはめいではない、心からの願いだぞ!」


「必ず助けてくれます、ヘファ君なら!」


「・・・この目から涙は流れぬが、私は希望にすがっても良いのだろうか?」


「もちろんです!必ず、必ず治してくれます!」


「そうだ、治して下さる!」


「ふふっ、治して頂けたのならばその方に忠節を・・・。」


「私が許す!だから希望は捨てるな!」


「それでは、すがるとしましょう。神を降臨させたというヘファイストス殿に・・・。」


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


【よし、後は煮込めば完成。】


ナナリーさん、きつい事を頼んでごめんね。

でもセリス一人だと彼女に希望を与えてあげられないんだよ。

あの奇跡を体験した貴女なら分かってくれますよね。

俺の、ナナリー。


確かにエリクサーで回復は出来るだろう。

だが、クレアさんが望んでいるのはそれだけでは無いはずだ。

・・・やるんだ。

ここまで来て臆病になるな。

お前には力があるのだろう?

人を助ける力が!


「貴方?」


「ヘファイストス様?」


「坊ちゃん?」


足が自然と外に向かう。


ジャリッ・・・ジャリッ・・・


「ほ、坊主。どうした?」


【師匠、伝説の立会人になって下さいよ。】


「・・・秘薬、錬金か?」


【ええ、皆が集めてくれた八種類の魔法の秘薬と霊媒魔法で使う五種類の秘薬、それと神秘魔法で使う五種類の秘薬、更に織成呪文で使う五種類の秘薬を高純度の魔力水と合わせる!】


「ぼ、坊主!?」


【『アリステリア様』彼女を助けられるように、彼女にも慈悲を!】


ゴリゴリゴリッ・・・


「ほほう・・・これは見事じゃ、空に七色のカーテンじゃと・・・この老骨にはもったい光景よな。」



「ルイスさん、フェイさん、大変です空が!」


「もう、また何かをしているのね・・・。」


「坊ちゃん?・・・ルイス!サーラ!『アリステリア様』に祈れ!」


「フェイ姉、いきなりどうしたの?」


「何でもええから祈れ!」


「「「『創造神アリステリア様』あの人に加護を!」」」


ビキッ


っち、擂鉢が持たないか?

持ってくれ!


シュコオオオォォォー・・・。


その秘薬は生まれた事を祝福するように空に七色の光を放ち完成した。


【出来た・・・。】


「坊主、ポーションでは無いな、何を作ったんじゃ?」


【『ハイ・エリクサー』です。】


「エリクサーは聞いた事があるが・・・ハイ・エリクサーじゃと?」


【ええ、エリクサーは確かに万能の回復薬です。ただ一つだけ問題があります。】


「問題じゃと?」


【ええ、六の月以上の古傷は元に戻らない。ですが、こちらには期限はありません、今回の傷ならばこれで十分すぎるでしょう。】


「その言い方だとまだ上がありそうじゃのう?」


【ええ、ありますよ?ただ、それ以上だと、更に御伽噺の世界の話になっちゃいますよ?】


「・・・その薬、いや、未練じゃな。」


【例のタケゾウ君のお父さんですか?】


「うむ、裏を抜けるには相当の危険が伴う。せめて体が完全であったらと思うてな。」


【必要なら作りますよ。いつでも言って下さい。】


「その時が来たのなら頼むぞ・・・坊主。」


【薬を持って行きますね、師匠も程々に。】


「カハハハ!まだまだ序の口じゃよ!」


元気でいて下さいよ、師匠?

急いで厨房に戻る。


鍋をかけっぱなしだった!


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


二人に手伝われて運ばれてきたクレアさん。


タオルにくるまれた姿は何でも無かった。

それの様子を見たフェイが焦る。


「クレアさん、お茶です。よく冷えているんです。」


「【ルイス!】」


「やだ、びっくりするじゃないの、貴方、フェイ姉。」


【それ以上、側によっちゃ駄目だよ?】


「ルイス、サーラ、部屋に行くで!」


「え、これから」


「ええからこい!サーラもや、はよう!」


「え、ええ。どうしたの、フェイ姉?」


「フェイさん、どうしたんですか?」


「ええから、早う来い!坊ちゃん、済んだら言っておくれ・・・。」


【済まないね、フェイ。】


「今度から、先に言っておいてなぁ?」


フェイはそう言うとルイスとサーラを連れて部屋に戻って行った。

そうだ、フェイだけにでも先に言っておけばよかった。

俺も動揺していっぱいいっぱいなのか?

しっかりしろ!


パンパンッ!


気合を入れるように自分の頬を叩く。

よし、行くぞ!


【それでは、クレアさん。これからあなたの傷を診ます。】


「ヘファ君・・・。」


「旦那様・・・。」


脇で抱えている青い顔をして、不安そうな二人に笑顔を見せてから声をかける。


【それでは、部屋を移しましょう。】


そう言ってクレアさんを抱きかかえると二階の二人部屋へ。

ナナリーさんとセリスが付いて来る。


部屋に付き、ベッドに寝かせると治療スキルを使う。

・・・とある器官が無い。

しかも強制的に切り取られている。

生きているのが不思議なぐらいだ。

この人の精神力なのだろうか?


『アリステリア様』、これも縁ですかね?


【説明しますね・・・女性に必要である臓器がありません。取られた時の傷跡が酷い。このままだと・・・確実に死にます。】


「「え!?」」


「やはり・・・そうか。」


「旦那様、クレアはこんなにも元気ではありませんか!それでは、あまりにも・・・。」


「セリスさん、落ち着きなさい。ヘファ君、それを言うという事は助けられるのですね?」


【はい、助けられます。そこで、貴女に飲んで頂くのは「ハイ・エリクサー」です。】


「ハイ・エリクサー・・・ですか?」


【そうです、ナナリー。済まなかったですね、優しい貴女だから頼らせて頂きました。】


「応えられたのなら良かったです、でもヘファ君。いきなりは困ります。」


【済みません、ナナリー。】


震えているその肩に手を置くとキスをする。

そのまま額に額を当てて言う。


【こんな事を頼めるのはナナリーかフェイだけだったんだよ、今回は頼っちゃった。ありがとう、ナナリーさん。】


「先程も言いましたが、応えられたのならば良かったです。ふぅ、次からは何か言って下さいねー。」


コツンとおでこを叩かれた。

ありがとう、ナナリーさん。


【セリス、辛かったでしょう。ですが貴女には現実を知っておいてもらいたかった。戦場に出る貴女には・・・。】


「旦那様・・・。」


【さて、覚悟は良いですか、クレアさん。】


「・・・はい。」


「旦那様、覚悟と言うのは何ですか!?」


【失われた臓器や欠損箇所があるとハイ・エリクサーの効果がその臓器などを作り直してくれます。ただし、痛みを伴うかもしれません。】


「覚悟は出来ております。ですがよろしいですか?」


【何か心配事が?】


「はい、貴方の献身に払える対価がありません。私の財産はこの体しかありません。」


【ええ、それなので、セリスに返して頂きます。】


「それで良い、旦那様。」


「それはいけません!私の治療の対価をセリス皇女殿下に求められても困ります。対価は私の身体と・・・魂でお願い致します。」


「クレア!?」


「よろしいのです、貴女様の選んだ男。その男に魂より仕えるのですから問題はありません。」


【俺はそんな事は望んでないんだけれどね・・・。】


「いえ、対価も無しには受けれません。貴方様もそうやって私を解放したではありませんか。」


【・・・ならば、その覚悟を頂きましょう。騎士、クレア。】


「今はそれで結構。」


【それでは、これから貴女に飲んで頂く「ハイ・エリクサー」です。何かあった時の為に俺が隣にいます。辛かったら言って下さいね。】


「旦那様、私も御側において下さいませ!」


セリスが頭を下げて来た。


【セリスには厳しい所を見せました。ナナリーさんと一緒に休んでいて下さい。人や怪我の具合によって違うと思いますがそんなに時間はかからないでしょう。】


「なればこそ、この目でクレアを!」


強い願いだ。

その目は真剣そのものだった。


【セリス、それならばベッドのわきにいて下さい。ナナリーさん・・・も見届ける気ですね?】


「もちろんですよ。それに助けがいる時は言って下さいねー。」


【助かります、それでは、クレアさん。・・・薬を。】


「構いません、飲ませて下さい。」


体を起こし、ハイ・エリクサーをその口に流し込む。


コクッ・・・コクッ・・・。


飲み込んだ。

すると青い光がクレアさんの身体を包み込む。


「こ、これ・・・っぐ・・・ああっ!?」


クレアさんが、お腹の辺りに手を当て悶える。


「クレア!」


セリスが側に来て手を握る。


【青い光が全身を・・・落ち着いてくれると良いのですが。】


皆の見守る中その青い光が体を治しているのだろう。


「「【『アリステリア様』、御加護を!】」」


ナナリーさんもセリスも祈ってくれる。

クレアさんの顔には患部の目が見えないように前掛けのような物がされているのでその様子は分からない。


「くぅっ!あぁっ!?」


「クレア、私が側にいるぞ?ここにいるからな。」


「っは!?はうっ!?」


【光が収まりそうにないですね。】


「うあっ!?っく!」


「痛みなどに負けるでない、クレア!」


更に三十分程が過ぎて・・・


「くあっ!うぅっ!?」


「クレア、汗を拭うぞ?」


「あっぐっ!はぁっ!?」


【・・・これは。】


「どうしました、ヘファ君ー?」


【クレアさんの体力が・・・心配です。】


「ふぎっ!・・・ぐぁ!?」


セリスが、かいがいしくスポドリもどきを飲ませる。


更に三十分が過ぎて・・・


「ふぅ・・・あふっ・・・。」


「クレア、クレア!?」


「うっ・・・はぐっ・・・。」


いくら死病とはいえ、体力を整えてから行うべきだった。

だが、いつ体に力が入らなくなってしまっても不思議ではない状況だったのだ。

このまま決行するしか無かった。

今の俺達に出来るのは・・・。


【くそっ!】


「旦那様!?」


【・・・クレアさんの体力を信じよう。】


「はい!」


セリスは頑張ってドリンクを飲ませている。


更に一時間程が過ぎて・・・


「う・・・くっ・・・。」


「セリスさん、代わりの水桶をここに置いておきますねー。」


「旦那様、光が薄くなってきました!」


【このまま収まってくれれば・・・。】


「っく・・・はっ・・・。」


体力が無くなっているようだった。

問題はこの状態でスタミナポーションを飲んでくれるかどうかだ。

だが、やらないよりました!


【セリス、スタミナポーションです。ゆっくりと飲ませて差し上げて下さい。】


「はい、旦那様!クレア、ポーションです、飲めますか?」


「ごくっ・・・ぐぴ・・・ぐぷ・・・。」


「飲んでくれた、これで!」


「ぐっ・・・あっ・・・。」


「クレア、もう少しだぞ。頑張れ!」


更に一時間程が過ぎて・・・


「旦那様、青い光が無くなって・・・。」


「っく・・・。」


良かった、落ち着いて来た。


「うっ・・・見える。」


「「【!?】」」


「見え・・・るぞ!?光とは・・・こんなにも暖かい物だったのだな。」


「クレア!」


クレアさんが手を使って顔の前掛けのようなものを外す。

セリスを見て一言。


「・・・大人になられましたな、セリス皇女殿下。」


「クレア!?」


セリスが抱き着く。

さて、回復できたのかな?


【感動の再会中に申し訳ない。クレアさん、失礼しますね。】


治療スキルを使って様子を見る。


【・・・。】


「旦那様?」


どうやら・・・心配だった事も杞憂に終わった。


【貴女の女性としての部分も完全に元に戻っている。『アリステリア様』に感謝を!】


「良かったです、『アリステリア様』に感謝をー。」


「『創造神 アリステリア』よ、加護を感謝する!」


「ほう、これがセリス皇女が惚れた男か、それにそちらが、ナナリー殿ですね。そなた達に感謝を。」


「いえいえ、クレアさんが頑張ったからですよー。」


「そうだ、かゆを作っているんだ。食べて下さいよ。」


「麦がゆか、そうだね、腹が減ったね・・・。」


「すぐに持ってきますね!」


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


「ふう、この「ちゅうかがゆ」という物は美味いね。もう一杯頂けるかな?」


「どうぞ、気に入って頂けましたか?」


「うん、これが全てを捧げると誓った男の手料理だからね、なおさらだ。」


「クレア!?」


「仕方がなく・・・ではないのだよ、セリス皇女殿下。気に入ったのです。言った通りヘファイストス殿にすべてを捧げよう。」


「クレアさん、ようこそですー。」


「ナナリー殿まで!」


【ちょっとルイス達を見て来るよ。】


「お願いしますねー。」


「クレア、事には順序という物があってだな!?」


「何番目だろうと、構わないよ?」


「そうでは無くてだな!」


パタン


良かった。

元気になって。

しかも傷も治ったらしい。

ハイ・エリクサーだから後遺症の心配もないだろう。


三階の部屋に移る。

ルイス達に見せたくなかったから追い出すようにしてしまった。

・・・怒っていたらどうしよう。


コンコン


「坊ちゃんならどうぞー。」


俺ならどうぞ?

・・・怒られるのだろうか?


ガチャ


【フェイ・・・どうしたの、その恰好?】


乱れ乱れて・・・キャッ!


「酒でも飲ませんと眠らなかったんや。ルイスなんか「私にも秘密なんですね!」とか言ってやさぐれたからな。明日、機嫌を取るんやで?」


【フェイ、ありがとう。無事に済んだよ。】


「そうかぁ、挨拶・・・明日でええか?」


【うん、今日はそうやって寝ててくれ。】


「堪忍やで、坊ちゃん。」


【今日はナナリーさんと一緒にいるよ。なんか興奮して眠れないからね!】


「優しくしたってなぁ。」


【じゃあ、お休み・・・ありがとう、フェイ。】


その夜、セリスはクレアさんと二人で眠った。

思い出話にでも花を咲かせているのだろうか?

ナナリーさんは俺と激しいバトル!

二人きりは久々で燃えたね!


思い思いの夜が過ぎて行った。

ここまで読んで頂き、誠にありがとうございます!

まずは、いつものから!

評価、イイネ、ブックマーク等々。

大変に励みになります!

皆様に感謝を!

それでは 次話 新しい家族(仮 で、お会い致しましょう!

御疲れ様でしたー!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ