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ゲームで伝説の鍛冶師だった、元アラフォーおっさんの異世界転移奮闘記  作者: Maya
第三幕 第四章:蜘蛛人族の脅威
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家族旅行、計画編

いつも読んで下さって、ありがとうございます!

改変終了致しました。

形にはなったと思うので出してみました!

楽しんで頂ければ何よりです!

朝、目が覚める。


ルイスの温もりがあった。

頭の後ろの巨大な質量はナナリーさんだな?


「んん・・・っ。」


ナナリーさんだった。

昨日のバトルも激しかったぜ。

だが乗り越えた!

そして今日からは平常運転だ。


皆を起こし、朝の日課をする。


「「「【『アリステリア様』、本日も加護を与えたまえ。】」」」


「商業の神エンボーリオ様、本日も良い物が作れますように!」


「戦神ポレモスよ!我に加護を与えたまえ!」


「「「・・・」」」


「皆でやるとこんな感じなのね?」


「うふふ、お姉さんは嬉しいのですよー。」


「ヘファイストス様、いつものようにノール工房へ行きますね。」


「旦那様、私は運動の後に軍務です。」


「坊ちゃん、サーラと一緒に行って来るわぁ。」


「分かりました、セリス。軍務の前に相談したい事があるのですが、時間はよろしいですか?」


「旦那様の頼みとあれば、相談させて頂きましょう!」


「サーラとフェイも頼みます。では行きましょうか!」


「「「はい!」」」


ルイスとナナリーさんは練兵場に付いてくるようだ。

サーラとフェイは鍛冶の準備をする為に部屋に残った。


未成年組はぐっすりとお休み中だったので、手紙を置いてそのまま出て行った。

手紙には朝御飯を一緒に食べよう、部屋で良い子にしている事と書いておいた。


ルイスとナナリーさん、セリスはいつもの練兵場へ。


「おはようー!兄貴ー!、あれ、御二人も?」


「ディアナ、一人増えますわよ?」


「ふっふっふ、セリスよぉ、説明してねえんだろうな?」


「ふっふっふ、もちろんですわ、ディアナ。」


「「それでは、ナナリーさんも一緒にやりましょう!」」


「何をするのですかー?」


「「「運動よ!」」」


「は、はいー?」


「旦那様、当然持って来ておるのだろうな?」


【っふ、抜かりなく。】


「では、ナナリー殿。この服に着替えられよ!」


「着替え方が分からなければ聞いて下さいっす!」


「運動は苦手なんですよ、大丈夫でしょうかー?」


「ストレッチだけですから、私とやりましょう。」


「すと?分かりましたー、ルイスさん。」


皆が着替え終わる・・・。


「「「・・・。」」」


ぐっはっ!

むっちむちの破壊力が!


「ディアナ、旦那様には絶大な効果のようだぞ!」


「セリスよ、あの体は反則だろう!」


「あのー、これでよろしいのですかー?」


「ナナリーさん、大丈夫よ。」


っく、ナナリーさんの破壊力スゲエ。

あの双丘と御尻は反則だろう?

ぶるんぶるん・・・。

いかんいかん、そろそろ真面目にね?

そして教えながらストレッチ。


「んーぁ、この運動、身体が伸びるんですよ。」


「んーぅ、気持ち良いですねー。」


「んーっ、旦那様はこれからどうするのだ?」


「んーぉ、兄貴、たまには組手がしてえよ。」


【御飯が終われば、皆には一度帰ってもらいますからね。それまではゆっくりさせて頂きましょう。その後でよろしければ。】


「やったぜ、久々の組手だ!」


「・・・そうか、ナナリー殿は帰ってしまうのだな。」


【そうだ、ナナリーさん。ディアナの事はしばらく面倒を見ますので了承しておいて下さいね。】


「かしこまりましたー。」


ぶるんぶるん・・・。



「では、走ってまいりますわね。」


「行って来るぜ。」


「腕と腿は上げるんですよ?」


ザッザッザッ・・・


「ヘファ君はいつも、こんな事をしているのですねー。」


【そうですね、ここのところ毎日です。平和になりましたよ。】


「そうね、平和ね。」


「それで、六人会議はいつなんですかー?」


【まだ、正確な予定を聞けていないんですよね。】


「そうですかー。」


【そうだ、ナナリーさん、先に女将さんに伝えておいてもらえますか?】


「何でしょうかー?」


【ナナリー、リズ、ベス、マオ、アリスの五人をしばらくの間、帝国こちらで預かります。】


「えー!?よ、よろしいのですか?」


「ふふっ、やっぱりそうするのね?」


【ナナリーさえよければね。・・・駄目かな?】


「ヘファ君の、貴方の言う通りに致しますねー。」


【それなら良かった。】


「うふふ、嬉しいですー。」


【帝国の最南端の町、タラサに行くと海水浴が出来るらしいので、皆の水着を何とかしましょう。】


「海水浴ですかー!?」


【ええ、俺好みの水着を作りますので、覚悟して下さいね!】


「ふふ、お姉さんは構いませんよー?」


「私も良いわよ?」


【えへへ・・・。】


「ちょっと、やらしいのは駄目よ?」


【大丈夫、大丈夫。『ビキニ』って言うのを作る予定だから。】


この世界にも海水浴の文化はある。

そしてこの世界の水着は大正~昭和初期の「あの」水着だ。

俺は革命を起こすぜ!


「ふふ、ルイスさん。あの顔はー・・・。」


「ええ、いやらしい事を考えている時の顔ね。」


【おいおい、俺がそんな顔をするはずが。】


「「キャー!」」


セリスとディアナが帰って来る。

二人がクールダウンのストレッチを行う。

ディアナにも付き合ってもらい話に加わってもらう。

もちろん着替えてからだ。


部屋に戻り支度をするサーラとフェイを伴って皆を呼びに行く。


「お兄さん、皆さんおはよう!」


「おはよう・・・ございます・・・。」


「ヘファさん、皆さん、おはようです!」


「ヘファさん、皆の人、おはようなのです!」


皆は元気だねぇ。

御飯は朝からだけれど鰻です。


「嬉しいわ!結婚してお兄さん!」


それは考えていないぞ、リズ。


「ヘファさん・・・鰻は加点です・・・。」


加点ありがとう、ベス。


「ヘファさん、朝から良いのですか!?」


うん、いっぱい食べるんだよ、マオ。


「鰻なのですー!嬉しいのですー!」


良く噛んで食べるんだよ、アリスさん。


「セリス、これは夢じゃないよな?」


「夢ではありませんわ?」


「ヘファイストス様、ありがとうございます!」


「へぇー、坊ちゃんのウナギ料理かぁ。楽しみやわぁ。」


「皆、嬉しそうね。」


「鰻は久しぶりですね、美味しそうですー。」


皆のこの笑顔を見る為ならば!

それに昨日絞られた分補給しないと!


「では、いただいて下さい!」


「「「いただきます!」」」


「美味しいわ、来年は結婚ね!」


「美味しいです・・・鰻・・・。」


「相変わらず美味しいですね!」


「美味しいのですー!もごもご・・・。」


「アリス、取らないからゆっくり食べなさい。」


「ふふっ、アリスちゃん、良く噛むんですよー?」


「ふぁい!もごもご・・・。」


「うめぇー!さすがだぜ兄貴!」


「旦那様の料理は美味しい。」


「朝からこんな物を、幸せですね、フェイさん。」


「待って、今味わうんで忙しい。」


皆に喜んでもらえたようで良かった。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


片付け後・・・。


【問題はアセディアをどうするかなんだよねー。】


「そうです、空けても三の日が限度でしょうねー。」


「今はね。アセディアさんはナナリー姉と一緒に寝てるのよ。」


「胸を抱き枕にされてますー。」


そんなイベントが?

確認しないと!


【まあ、何とかしましょう。でなければ家族旅行なんて出来ませんからね。】


「何とかしてね、お兄さん!」


「そうですね・・・。」


「何とかしましょう!」


「何とかするのです?」


【うーん俺だけなら様子を見に行く事が出来るからね。そこはあんまり問題じゃない。】


「そうなの、貴方?」


【どっちかって言うと問題は女将さんかなー。】


「あー・・・部屋をあけるのを嫌がりますからねー。」


【そうなんですよ、ナナリーさん。かと言ってリゾート地の夜はイベント盛りだくさんなはず!】


「「「りぞーとち?」」」


【うむ、観光地って言う事だ。】


「観光地って言うのはですねー・・・。」


ナナリーさんが未成年組に説明してくれている。


【ディアナの面倒を見るから連れて行くのは決定だし、セリスも軍務だらけだったから連れて行きたい。】


「すんません、御邪魔します!」


「いいんですよ、ディアナさん。」


「お心遣い、ありがとうございます、旦那様。必ずや休暇を取って見せます!」


「でも貴方、六人会議の期間もまだ分からないのよね?」


【そうなんだよね。いつになったら分かる事やら。未だに連絡がないからね。セリス、何とかならない?】


「皇帝陛下には伺っておるのですが、良い時期を見定めるとの返答しか・・・。」


「ヘファ君もこのままでは駄目なのではありませんかー?」


【そうですね、今後は王国の復興がありますからね。】


「そうよね、お兄さんがいないとドリュカス様が可哀そうよね。」


「そうですね・・・最近は・・・貴族屋敷に・・・毎日のように・・・夜中まで明かりが・・・。」


「アセディアさんも手伝って下さるそうですしー。」


【それは心強いですね、重い物とかを運んだりをお願い出来そうですね。】


「多少ならアタイも手伝えそうだしね!」


「アセディアさんも頑張る気ですよ!」


「アリスも頑張るのです!」


【うん、アリスさんには期待している。】


力こぶを作ってそう言ってくれているアリスに返事をする。

頭を撫でるとアリス様は御満悦のようだ。

アセディアがどのように手伝ってくれるのかは不明だが、心強い事には変わりない。


【そこでだ、海水浴を三日間にしていつもの宿屋に戻る。次の日に帝国に来て帝都見物をする。帝都で三日たったら王国に戻る。現状はこの予定でやってみよう。】


「皆さん、それでやってみましょう。」


「妥当な所やねぇ?」


「連絡があるまでどうなるかは分かりませんがそれでやってみましょう。」


「そうですね、現状はそれで行くしかないかとー。」


「「「はーい!!!」」」


物騒な事は片付いたからね。

・・・これ以上物騒な事は無いよね?


ゲートの魔法で皆で帝国を後にする。

出た所はいつもの宿屋だ。


「魔法って便利ねー。私も覚えようかしら?」


「リズ姉・・・私・・・頑張る・・・。」


「ヘファさん、最近は露店やらないのかって冒険者さんに言われました!」


露店もどうにかしないとなぁ。


「だいひょうこうなのです!」


アリスさん、大好評ではないのかな?


【じゃあ、ナナリーさん。また、少しの間お願いしますね。】


「分かりましたー!」


別れ際にキスをする。

ナナリー、頼むね。


「ルイス姉も、サーラさん、セリスさんもフェイ姉も、またね!」


「ルイス姉・・・皆さん・・・またね・・・。」


「ルイス姉、サーラさん、セリスさん、フェイさん、またです!」


「ルイスちゃん、サーラちゃん、セリスちゃん、フェイちゃん、またなのです!」


「皆も体には気を付けるのよ?」


「「「はーい!」」」


【それじゃあ、皆、帰ろうか。】


「はい、貴方。」


「わっかりましたー!」


「かしこまりました、旦那様。」


「お任せやぇ、坊ちゃん。」


家族旅行か・・・。


皆、スケジュールが合えば良いね。

ここまで読んで下さって、誠にありがとうございます!

まずは、いつものから!

評価、イイネ、ブックマーク、等々。

大変に励みになります!

皆様に感謝を!

それでは 次話 ファムの正体(仮 で、お会い致しましょう!

楽しみにして下さっている方々にはお詫びです。

次話は早ければ一時間ぐらいで纏めます!

頑張ります!

では、御疲れ様でした!


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